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Posted by ブクログ
重すぎる小説の連続、積読本のうちライト小説を選択・堪能。ロシア・ロマノフ王朝のダイアモンドの長靴、それを巡る少女誘拐、宝さがし、少女と名探偵・御手洗(みたらい)の対峙、それぞれが結びつく。少女が誘拐され、少女の親がダイアモンドの長靴を繁華街の花壇に埋め、犯人にそれを渡そうとするが、犯人は受け取れず。そこには多くの思惑があった。さらに御手洗の名推理によりミステリーが一気に解決する。エピローグで女帝・エカチェリーナ2世の豪快な行動には驚愕した。また女帝に会うことを許された大黒屋光太夫の話しも興味深かった。④
Posted by ブクログ
御手洗ものにしては地味な印象ではあるんだけど、じんわり暖かい読後感で、名作だと思う。
御手洗の人間性、弱いもの、子どもへのあたたかさ、美紀ちゃんへの「もし自分が父親だったら〜してあげる」という独白、全部好ましい。ヒーローだなって思う。
ところでダウジングって迷信的な、こっくりさんとかそういうものの仲間だと思ってたんだけど、水道管の関係では結構最近まで現役だった技術らしいことを、今回調べて知って驚いた。
シヴァルヴィ館のクリスマスは、私がまだシリーズを読み進めていないので、御手洗が突然どこか外国らしきところで知らない外国の人とお喋りしてて驚いたりした。面白かったけどね。御手洗、親いないんだね。いなくて良かったって言ってるのは、らしすぎて面白かったけど