島田荘司のレビュー一覧

  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    ネタバレ

    御手洗シリーズ二冊目。これが占星術の続編なのかな?北海道にぽつりと建つ不可思議な斜めの屋敷で起こる密室犯罪。頼りの警察がいる中でも殺人は続き、そしてようやく御手洗自身の登場である。てか御手洗の登場シーンが少なすぎるし、いきなり大口叩いてテンション下がってるしこんなんだったっけ?てなった。殺人の動機はそれでまあいいと思うけど、もうちょい手間のかからない殺し方あったんじゃないかなあって正直に思っちゃった。あれだとリスクが大きすぎてリターンほとんど無いでしょ…。個人的には合わなかった。残念。

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    2025年06月16日
  • 水晶のピラミッド

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    島田荘司の剛腕に脱帽し、ひれ伏すしか無い

    はっきり言うと、万人にお勧めできる作品では無い
    この分厚さにも関わらず、半分以上読み進めないと探偵は出てこないのはおろか、はじめは事件の描写すら無く、何につながるか分からない時代も場所も超えた挿話がかわるがわる描かれる

    しかしそれでも、ピラミッドを中心に据えた謎をたたえた挿話は、不思議とページをめくらせる魅力があるし、
    御手洗潔が出てきてからは旅行小説の趣もありながら、いつもの御手洗節は炸裂するし、アクション映画さながらの大立ち振る舞いさえあり、相変わらずの奇想トリックをもって幕を閉じる

    こんな小説が島田荘司以外に書けるとは思わない
    ゆえに、脱帽

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    2025年06月02日
  • 伊根の龍神

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    御手洗潔シリーズの最新作。内容としては社会派ミステリー。密室トリックものではないけれど、さまざまな謎は終盤に豪快さをもって解かれていく。
    豪快さとは反対に、伊根の情景がとても繊細に描かれていて、とても美しいところなのが伝わります。
    島田荘司さんの新作が読めて感無量。御手洗さんも石岡くんも健在なので次もまた読みたい!

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    2025年05月15日
  • セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴―名探偵 御手洗潔―(新潮文庫nex)

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    クリスマスシーズンにオススメと書いてあったから12月に読んだ。
    子供(良い子)に優しい御手洗。じーんときた。

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    2025年05月14日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

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    ネタバレ

    全体的にはとても面白かったけど、ネタバレしたあと、それまでに腑に落ちなかった部分がすべて回収されず残ってしまったのでそこが残念だった。
    こちらで想像を膨らませて辻褄を合わせることもできるけど、合わせるのではなくて自ずと合って欲しかった。当時は免許証のケースは一種類だったのだろうか?たまたま二人の免許証のケースが同色だったのだろうか?もし色違いなら西尾久と西荻以前の問題になってしまうのと、九広にたどり着いたときに感じた既視感。これはやはり思い込みが見せた産物なのか。

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    2025年05月14日
  • 御手洗潔のメロディ

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    いつもの超長編ではなかなか登場しない御手洗潔が、早々に出てくるのはちょっと違和感。
    でも相変わらずの鋭い推理で解決して行きます。
    最後の話は、石岡さんとの関係性が見てとれてなんか切ないです。

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    2025年05月13日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    トリック縛りがあるので、それ以外の部分で魅せる必要性があるのだけれど、トリックに合わせるせいかあまりパッとしない内容が多かった。日常のプチミステリーくらいがちょうどいいのかな。驚愕はしない。

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    2025年05月03日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

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    ネタバレ

    おもしろかった。序盤からのめり込んで読んだ。
    ある意味島田荘司的容疑者Xの献身みたいな。(話は全然違うけど)
    他に比べてトリックとかミステリー要素低めに思うので-1。

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    2025年05月02日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    元大学講師の佐藤が写楽の作と思われる肉筆画を巡るミステリー。

    前半は佐藤家のギクシャクした家庭内の描写にうんざりしたが、途中から写楽や北斎を巡る諸説が示され、俄然引き込まれていった。

    個人的には、写楽が活躍したのはわずか10ヶ月だったということも知らなかったので、とても刺激的だった。
    続きが気になる。。

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    2025年04月24日
  • 動物城2333

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    ネタバレ

    おすすめにあったので読んでみた。動物たちが人間のように生きている世界で、来訪した人間側の大使が殺されてしまう。探偵役はロバ、助手はカエルという異色の組み合わせ。それだけでもう面白い。翻訳ものにして説明も簡潔なためとても読みやすい。ただミステリとして読むのはおすすめできないかもしれない。推理していくシーンは面白いものの、トリックなんてものは存在しないような感じ。大使の正体が変化球すぎた。ただし人間を含めたあらゆる動物は平和を望んでいる、戦争はない方がいい、という作者の思想はとても良いと思った。

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    2025年04月23日
  • 伊根の龍神

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    ネタバレ

    御手洗……もの。相変わらずちらっと出ていいところをもっていく。
    石岡も相変わらず若い女の子に振り回されていて情けないことこのうえない。そうじゃないと話が始まらないわけだが、それにしても……
    女の子の強引さを始め、ストーリーの運びがいつものごとくの力業だが、御手洗シリーズだから許される……のか。

    政治的社会的な主張については、途中から薄目で読む。
    結局のところ、御手洗の石岡に対する世話焼きがかっこよく、ファンとしてはそれだけで満足。年を取って丸くなったのか、当たりがソフトなのもよい。

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    2025年04月09日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    ネタバレ

    まぁまぁ面白かった。
    島田荘司の御手洗潔シリーズの2作目。
    流氷館で不可解な殺人が起こるという話。
    設定が面白い。斜めに傾けられた屋敷っていうのがまず目を引く。
    屋敷に招かれた客達の人間関係も面白かった。露骨に媚びたり、女同士の醜い争い、裏では陰口、そういう人間の汚いところというか、リアルな感じが描かれていて面白かった。
    個人的にはトリックがイマイチだなって思った。氷柱を滑り台みたいに滑らせて殺すっていうのは現実離れし過ぎて楽しめなかった。あとは推理を披露する場面で幸三郎が自白をするシーンがあるけど個人的には御手洗に完璧に解決して欲しかったなって思った。
    ただ昔の友人との約束を果たすために、人

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    2025年03月23日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

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    島田さんの御手洗シリーズ長編3作目。一般的にここまでの初期3部作が代表的になるだろうか。記憶をなくした男を巡る物語に若き御手洗が絡んでいくという流れ。本格ミステリというよりサスペンス調の作品でどんどんと読める。一般的には「愛の物語」と読めるのだろうが私としては「友情の物語」ととれた。次第に親密になっていく主人公と御手洗の関係性が非常によく、確かに御手洗は変わり者だが全うな人物だと思える。当時は奇抜な設定だったろうが様々な探偵役が表れている今になってはそうでもないと思うね。

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    2025年02月11日
  • 奇想、天を動かす~吉敷竹史シリーズ11~

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    面白かったー、のかな? 謎部分や吉原を舞台にした社会派な部分とかいかにも島田荘子って感じで実に面白いのだが、謎解きがしょうもなくてなー。全然びっくりしないし。えー、そんなんありかー?って感じ。

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    2025年02月06日
  • 改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木

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    ネタバレ

    島田荘司お得意のバカミス。というかあまりにも偶然が多すぎてファンタジーに近い。
    スコットランドの「巨人の上」のトリック(?)は、家自体が土砂崩れにより90度回転していたというもの。犯人の意図したものではないためトリックではないが、発想として面白かった。
    一番の謎だった、屋根の上で心臓麻痺していた男と、大楠に上半身を突っ込んで死んでいた男の謎。振り子の要領で、眠らせた身体が飛んでいきたまたまそうなったという(笑)。一体どう飛んだら台風の中で屋根の上に座る格好で着地するというのか?

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    2025年01月19日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    とある読書会でミステリ好きの人達が勧めてたので読んだ
    でも、とんだ期待外れだったかな

    トリックが成立する可能性の低さ
    偶然性に頼った計画
    そもそも斜め屋敷というギミックありきなわりに、作中でそれが登場する必然性、蓋然性がない
    もっと墓に確実性の高い方法あるでしょ

    そのトリックを成立させるだけなら建物全体がそうでなくとも、一部分がそうなっていても成り立つ
    そのトリックを築かせないカモフラージュとしても不十分に感じる

    そこまでして建築された建物なのに、トリックの成立する確率の低さに納得いかないのが一番引っかかるところ

    御手洗潔シリーズを初読なので、御手洗潔というキャラクターがいまいち掴めな

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    2025年01月14日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    前作の『占星術殺人事件』に衝撃を受けたから 期待して読んでみたら前作に引けを取らないトリックに震えた!犯人は何となくわかると思うけど、冒頭の謎解きから張られた伏線の数々に「島田さん天才!」と思わざるを得なかった

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    2025年01月03日
  • 御手洗潔のメロディ

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    ネタバレ

    女性ファンから人気だという「さらば遠い輝き」をついに読んだ。
    『異邦の騎士』のとき、御手洗はこんなことを考えていたのか…石岡くんの悲惨な様子を見て傷つき、「自分には人を導く使命がある」と考えるようになったのか…だからしばらく探偵業に取り組んでいたんだろうか。
    そして日本を離れたのは、いろんな理由があるだろうけど、石岡くんにもう自分の手は必要ないと感じたのも一つの理由なんだろうな…
    今までの二人の物語を読んでいると、御手洗が石岡くんを振り回しているようだったけれど、事件の捜査に石岡くんを連れ回したのは導くという意図もあったのだろうな。そのやり方が他の人とは違う、御手洗らしい方法すぎて、石岡くんは

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    2024年12月04日
  • 動物城2333

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    ネタバレ

    ほんタメで紹介されていたので読んでみました。
    反戦・反差別が一貫したテーマだと思うけど、今の中国の若者からこの本が生まれたことが興味深い。

    以下ネタバレあり。



    ミステリというよりも普通の物語として読んだら面白いんじゃないかな。

    最後でいきなりカメレオン出てきたの「なんやそれ…」って感じだし、ゾウがジャンプできないのも初耳だし、アンフェアがすぎる。犯人当てができるようには書かれていない。

    大使が人魚というオチには、人狼とかユニコーンとかが存在する世界線っていうあたりで気づいた感じでした。

    それよりも、ツッコミどころが多すぎる。

    純子さんがオスなことはその後何にも触れられないんかー

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    2024年12月02日
  • 御手洗潔の挨拶

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    御手洗潔シリーズの短編集。

    「数字錠」
    切ない真相と人間ドラマでリーダビリティ抜群でした。
    ただトリックは小粒。
    小学生レベルの嘘に大人2人(しかも片方は警察官)が騙されるのはどうかと思ったが。

    「疾走する死者」
    なかなかのバカミス的発想ですき。
    けれど、どうやら同作者の別作品のトリックを使い回してるらしい。
    なんの作品か知らんけど。
    トリックのサンプリング?リマスター?

    「紫電改研究保存会」
    コナン・ドイルの「赤毛連盟」的なお話。
    あちらよりも更に捻くれた展開で良かった。


    「ギリシャの犬」
    スピーディで緊迫感のある誘拐劇と、後半の息も付かせぬ大捕物が面白かった。
    話の途中で「水晶の

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    2024年11月24日