島田荘司のレビュー一覧

  • 天国からの銃弾

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    粒揃いの中編が3つ。どれも平均以上に面白いが、表題作『天国からの銃弾』は出色の出来栄え。 高度経済成長期の魔都"東京"で蔓延る虚飾・天下り・利権・薬物・風俗を題材にここまでミステリーとして面白くするのは流石としか言いようがない。島田荘司の小説家としての最盛期はこのあたり?

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    2025年09月28日
  • 御手洗潔のダンス

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    ネタバレ

    地上20メートルの電線上で黒い背広姿、両腕を広げたポーズ死体となった幻想画家。現場付近には正気を失った被害者の妻。「山高帽のイカロス」 「山高帽のイカロス」「舞踏病」が良いな。御手洗と石岡君のコンビが好きだな〜。

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    2025年09月22日
  • 御手洗潔の挨拶

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    ネタバレ

    マンションの11階から消えた男が全力疾走でも間に合わない距離の電車に飛び込んで死ぬ。首には絞殺の痕。「疾走する死者」。

    この頃の御手洗と石岡君がやっばり好き。「数字鍵」の切ない感じや「紫電改研究保存会」の事件の面白さに御手洗の奇人ぶりとか面白くて好き。

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    2025年09月22日
  • 伊根の龍神

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    ネタバレ

    日本海の小さな入り江で目撃された龍神。知り合いの女子大生に連れ出され現場に赴いた石岡和巳。伊根周辺は自衛隊により封鎖されるなか、石岡らが泊まる宿の女将が消え、洞窟で女性の死体が…。

    久々の御手洗潔シリーズ。とりあえず時代が2020年…。御手洗も石岡君もかなり年に…。読みやすく面白いとは思うけど、正直こっち方面に戻って欲しくないな〜って気持ちが。
    最初、麗羅が里美かと思ってしまった。

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    2025年09月21日
  • 盲剣楼奇譚

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    900ページ越えのミステリ、と言うかむしろ剣豪物語^^
    作中作が半分以上を占めてるのには笑う。
    しかもそれがまた面白いという、さすが島田荘司だと思った。
    普段からあんまりトリックに興味がない自分にはむしろこの方が面白い(爆)

    とは言え、久々に吉敷シリーズを読めて通子さんにも会えて懐かしかった。こういう所シリーズものの楽しみだよね。

    久しく作者の作品を読んでなかったのだけどまた追ってみようかな。

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    2025年08月25日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

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    これまでの御手洗シリーズとは一味違う感じで読み易く面白かった。
    トリックや内容については作中から約30年後の現代では私自身の仕事と関連もあり、あり得ない中身なので想像にも及ばなかったがその頃ならあり得るのかなぁどうなんだろうと思わせる感じだった。

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    2025年08月20日
  • Pの密室

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    御手洗潔シリーズ。幼少期のキヨシちゃんが大活躍です。表題含む二作の中篇かな。
    どちらも流石の御手洗潔でした。そしてお気に入りの犬坊里美さんが出てきました。
    楽しく読めました。

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    2025年08月19日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    推理小説によく出てくる密室トリックを使う縛りのアンソロジーというのが面白いなと思って読みました。
    友井羊さんと島田庄司さんのものが私は好きでした。島田庄司さんのものは長編小説の1部と書いてあったのでその長編小説の方も読んでみたいなと思いました。

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    2025年08月03日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

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    ネタバレ

    今後の創作の参考資料として読んだ。大変読みやすい。人間関係(登場人物)は広げすぎず、真相に至る為のヒント・伏線などはしっかりと確立している。しかして探偵役の推理は一見突飛に思えるが、物語が進むにつれ、頷きざるを得ない不思議がある。登場人物の末路を予言しつつ、それを繰り返したり下手に防いだりせずひとつの診断結果として、また伏線として残しておくのがお洒落だ。

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    2025年08月02日
  • 龍臥亭事件(下)

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    今作は石岡さんが大活躍でした。御手洗潔はアドバイス程度の登場です。それでもとても面白かった。
    有名な史実を織り交ぜて、その真実を明らかにする。
    とても複雑なトリックでしたが、興味深く楽しめました。

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    2025年07月30日
  • 龍臥亭事件(上)

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    御手洗潔シリーズ。今回も御手洗は中々出てきません。石岡さんが頑張ってます。
    犬坊里美と言う魅力的なキャラが登場しました。彼女の動向が気になります。
    事件は次々と起こります。起こり続けます。
    下巻も楽しみ。

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    2025年07月25日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    トリックは金田一の漫画で知っていたけど楽しく読めました。冒頭部分は黒死館みたいで雰囲気ある!昔の殺人事件を解いていく、だと新しい殺人が起こらないのが一番のネックですけどそこまで気にならない。ただ鏖殺ということでもう少しグロいのを期待してたかも…。動機ももっとねちねち湿っぽくあーそりゃ殺しても仕方ないわって感じだと個人的にありがたかったかも!

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    2026年02月03日
  • 伊根の龍神

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    ミステリーというか、トリックというか、そこに重点を置けばいささか荒唐無稽な感は否めない。龍神に纏わる描写やエピソードもかなり恣意的なもので、さすがにやりすぎな感はある。わざとなのか無意識なのか、石岡氏と麗羅2人の行程はあまりにだらだらと書きすぎな気もする。
    だがしかし、島田さんの確かな構成力と独特のロマンチシズムに溢れ、何よりここに及んで新しい御手洗物が読める喜びが勝ってしまった。
    怪獣伝説で終わるはずがないとわかってはいたものの、徐々にあまりに思いがけない方向へ話が進み、読後には人生や時代への皮肉と悲哀と追憶を感じさせられた。石岡氏の独り語りからのこの流れは「異邦の騎士」を思い出した。
    感傷

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    2025年06月10日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    占星術殺人事件に続き島田荘司2作品目。占星術よりこっちの方が好き。

    奇怪な間取りの洋館で起こる連続殺人、密室、謎の人形、窓に映る人の顔と、ミステリーっぽい要素がふんだんに詰め込まれている。

    話や全体的な雰囲気は面白いし、トリックの理屈もわかるんだけど、他人にお勧めするほどではないかな。
    めっちゃ評価されてるのがよくわからないのは多分私のセンスが悪いんだろう。

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    2025年05月31日
  • 眩暈

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    フェアではないが文章の構成は非常に技巧的で、読み終わってすぐには理解しきれなかったが、時間が経ってこの作品中最大の秘密が明らかになっていたことがわかって非常に驚いた。SFチックな内容をしっかり現実的に解いていて面白かった。

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    2025年05月23日
  • 眩暈

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    ネタバレ

    なんとなんと。
    中盤の御手洗潔の推理を読みながら、こりゃメチャクチャな設定だ〜、トンデモ本だ〜と思いながら読んでた。
    鎌倉とインドネシア、玄関ロビーに土俵、盲目の医者(のような人)、これは後半だけど未開の4階などなどなど。
    。。。
    でも、それが御手洗潔シリーズですよね。
    とんでもないけど、読み進む。
    よくあるうんざりするような文が少なく(自分にとっては)、とはいえ、情緒を感じる表現もところどころにある。
    石岡先生、流石です。

    マンションが他の国に同じ形で存在したことは、綾辻先生の黒猫館の殺人を思い出しました。
    眩暈が先かな?
    ディテールは異なるけどね。

    読み終えても残る疑問が2つばかり。

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    2025年05月17日
  • 伊根の龍神

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    ある意味社会派というか、現在進行形の世界を取り入れつつ島田荘司らしい派手なことをしてるって甘めだけど、面白かった。

    2899冊
    今年127冊目

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    2025年05月05日
  • 星籠の海(下)

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    下巻からは怒涛の如く断片が繋がって行きます。懸命に皆生きているけど、運命の容赦の無さが淡々と書かれるのも小説ならではかもしれない。また、かの総理暗殺事件が起きた時のこと、大地震、子供の時に繰り返しワイドショーで流れていた結婚式のシーン、この40年ほどの日本で起きていた出来事も頭に蘇り、読み合わせて行くと背筋が凍る思いもして。最後、とある人物の行動により結末するところで救いもある。小説の醍醐味を味わいました。
    最後まで読み終えたところで、感想戦として、気になるところに戻ってまた読み込むのも島田作品ならではのお楽しみ。端から端まで金太郎飴的に堪能しましたです。

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    2025年05月02日
  • 星籠の海(上)

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    文庫版が出てすぐ購入していたものの、永らく積読しておりました。GWのまとまった時間に読書したくなり、ふと思い出した本書。ただ、以前買った本は手元になく、物置きの奥にありそうだと思った矢先、偶然立ち寄った本屋で文庫版が上下揃っていて、その場で購入してしまいました。
    それを後悔させない、序盤から引き込まれる文体。上巻の中盤までは合間を縫って読んでいたが、その後は下巻の最後まで一気読みしちゃいました。
    島田作品、途中からほとんど読んでおらず、作品の時系列も無視して読んでるところですが、このお話もいいなあ。好きです。
    確かに、島田作品は途中からこんなテイストになったかもしれないが、複数のストーリーと犯

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    2025年05月02日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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    ネタバレ

    佐藤と出版社の常世田たちが、写楽は誰かの考察を進める中、オランダ商人の記録の写しをオランダで入手した片桐教授のお陰で、写楽は外国人という説が一気に可能性を帯びてくる。

    一方、江戸編にて当時の状況長崎に滞在していたオランダ商人が参府した際の蔦屋重三郎とのやりとりが描かれ、ぐんぐん引き込まれてしまった。
    写楽は誰かという議論や当時の江戸文化など、興味深い内容満載で、特に江戸編が面白かった。

    大河ドラマの"べらぼう"をフォローしていなかったが、今更ながら、少し興味が湧いてきた。(笑)

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    2025年04月30日