島田荘司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった!
これがわたしが生まれたころの小説なんて!!すごい!!!
そして、建築士一級受験を控えた身として、
これは建築可能だろうか、、、
と、思ってしまう。
斜めってだけですでに無理か。
まず、ひとりも酔わないのすごい。
本当。たった数ミリでもめまいで酷くなる人もいるのに、明らかに斜めな家に居続けられる、誰も具合悪くならないってのがもう一番のミステリーだわな。
笑
あとがきに。
綾辻行人が書いており、この本から館シリーズを考えた!っていうのを読んで、
へー!!!
この奇怪な家のミステリーからか!!
ラストのネタバラしを見て、
まぁ殺せるかぁ。
アイスクライマーがそうだしなぁ。
なんて思った。
宗谷岬だし、数分でつららできるしねーきっと。
風も強いし。うん。
わたしが一番びっくりしたのは。
綾辻行人が小野不由美と共作を作ろうとした。っていうあとがきの発言が一番びっくりしたんだけどね。
え!全然作風違う感じするけどなぁ。
小野不由美はホラーか12国記って感じ。
めちゃくちゃ面白くて大好きだけど、
そこつながってたのか!!!!!
っていう、そこに一番びっくりしてました。
ちゃんちゃん。
#斜め屋敷
#実際にあるかと思った
#郵便局員が作った家は本当にあるらしい
#それもすごいよね -
Posted by ブクログ
占星術で御手洗の語り口が気に入って本作も手に取りました。
傾いた屋敷が舞台の密室殺人に御手洗くんが挑みます。
探偵小説なんですが、御手洗くんがものすごく有能で喋り出すと事件が解決してしまうため、回答編でしか登場しないのが残念。もっとくどくど喋る御手洗節を聞きたかったな。
前半から中盤は右往左往する警察達のやりとりをみることになります。
これってほぼ警察小説なのでは。
読者への挑戦状あります。
ぜひ挑戦してみてください。
構造が複雑かつ、傾いている屋形が舞台のため、構造理解するのがめちゃ大変です。
オチに関しては正直いろいろ思うところがあります。
このくだり必要だったかな…とか。
私は御手洗の語り口が好きなので概ね満足しています。
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Posted by ブクログ
ネタバレ壮大な話でしたね。
今回は御手洗は手紙と電報でしか出て来ず、石岡さんの悩みや戸惑いの中で解決の光が見えてくるという、御手洗シリーズでは新たな展開でした。
また、話中に出てくる、「30人殺し事件」や「玉の井バラバラ事件」など事実だと知り、大変驚き、興味を持ちました。
本格推理をベースにしつつも、登場人物の一人一人のストーリーを丁寧に書いていて、不満もなく話に入り込めました。
「水晶ピラミッド」や「アトポス」のように、小説の中にもう一つ小説(都井睦雄の生涯)があり、お腹いっぱいです。
そして、「石岡くんの成長」でしょうか。
自分で悩んで解決しても、御手洗に感謝し、そして神に感謝している所が非常に感動しました。
また、最後に電車の中で涙していたのですが、一つの理由でなく、さまざまな感情により、どれが理由で泣いていたのかわからない点も共感するところでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ御手洗 潔シリーズ②
宗谷岬のはずれの高台にある風変わりな建造物「流氷館」。その西洋館と塔は、最初から北から南の方へ向かって傾けて建てられていた。
通称「斜め屋敷」
招待客の一人が死体となって発見される。そしてまた一人、密室状態の部屋で殺されていた。
殺人事件現場の不可解さに右往左往。
しかも、窓から覗く不気味な顔。バラバラにされて外に散らばる人形の体。雪に立つ2本の棒、、、などなど、もう謎だらけで、疲労困憊
の刑事さんたち。
読んでる私も五里霧中。さっぱり分からない。
招待客たちの目がある。その中に殺人犯がいる。謎は解けない。この状況はとってもストレスフルで同情したくなる。
そんな中、事件解決のためにやって来たのが、自由奔放な御手洗 潔。
言いたい放題。やりたい放題な姿に、ぐったりしたり、イライラしてる刑事さんたちの姿に、同情すると共にニヤニヤしてしまった。
だって、結局、御手洗 潔の鮮やかな謎解きに魅せられるのだから。
もちろん読んでる私も含めて。 -
Posted by ブクログ
読み終わったあと、ホームズと漱石と、そして島田荘司の作品を「他のも読んでみようかしらん」となる作品であると思う。
正直著者の他の作品を読んでいる方であれば、甲冑が出てきた辺りでなんとなくトリックの肝自体は気づけてしまうような気もするが。
ただ最後の別れのシーンの美しさも然ることながら、未来の小説家に向けた特別エッセイは何故かは分からないがとても心に染みた。
「経験から言えることですが、世の中のことがすっかりわかるまで、書くのを待たなくてはならない理由なんてなにもありません。いくつになってもわからないことはあるし、若い頃にはよくわかっていて、次第に失われる世界や知識もあります。また物語というものは生き物で、もしもそれが傑作なら、書くという行為自体がわからない部分をあなたに教えてくれます。読者にとって意味深い物語は、世の中の仕組みを何も知らない頃に書いたものであっても、不思議に矛盾は現れないものです。それは、あなたという純粋な魂を通し、天の誰かが、世の中に対して語っているからです。もしもあなたがこの本を読み、へえこんな世界もあるんだ、面白かったな、と思ってくださったなら、ちょっと書くことも考えてみてください。あなたの内側に、あなた自身も知らない、巨大な書く能力が潜んでいるかもしれません。ぼく自身小学生の頃、自分の内部に物語を書く力が潜んでいるかなんて、考えてもみませんでした。野山を駈けめぐったり、絵を描いたり、野球をやったり、模型を造ったりする力はあると思っていましたけれどね。」