島田荘司のレビュー一覧
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「占星術殺人事件」を愛読する青年の日記から始まる物語。
私たちが今読んでいるこれは夢が現か。読み進めるほどに目の前が揺れてぐらぐらしてくる、まさに眩暈を起こしそうな御手洗潔シリーズ長編6作目。
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冒頭のインパクトがすごい!
占星術殺人事件も冒頭がとにかく入りにくかったんだけど、今作もしっかり冒頭で選別されている感じある(笑)
でも、二章で御手洗たちが出てくるので、まだ読みやすい……いや、御手洗と教授の会話もまぁまぁわからんな……。
石岡くんが活躍?する三章あたりからは→
グイグイ読める。ホラー味もあるし、夏にピッタリ(ほんまに?)
トリックは今回もすごい。毎回ダイナミックな力技!島田先生と -
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密室にまつわる5編の作品が載っている。
第一話は「このトリックの問題点」。密室事件にまつわる白玖の推理と俺(真中)の、麦ちゃんをめぐる突飛な行動が面白い。
第二話は「大叔母のこと」。すでに亡くなっている天才ケーキ職人だった大叔母が残したもの(遺産)を主人公である女性とその彼氏の二人で、密室での盗難事件を解いていく。
第三話は「神秘の彼女」。突然枕元に現れた盧遮那仏像の話。現実と夢が交錯する。同室の玄馬先輩の仮想の彼女と工学部の美人女子大生鴻巣の意外な関わりが面白い。
第四話は「薄着の女」。女優として少しずつ仕事が増えていく中で、過去の繫がりが引き起こした殺人事件。どう逃げ切るか。
第五話は「世 -
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ほんタメで紹介されてたので、気になって読んでみました。
不自然な日本語が気になって翻訳物はあまり読まないのですが、島田荘司訳だからなのか、不自然な文章はないように思いました。とても読みやすく面白かったです。
高い知能を持ち進化した動物と人間との冷戦状態を打開すべく、動物城に来た人間の大使殺人事件が起こり、ロバの探偵が事件を追うという話です。
動物の種類がたくさん出てくるので、この名前は何の動物だっけ?となりがちでした。
人間との諍いがしんどいですが、話が面白くて旅行の移動中に読んでました。
結末はスッキリで、着想が面白かったです。あと、本の装丁が不穏で好きです。読み終わってからまじま -
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ネタバレ宇宙人だったりの超常現象が出てくるミステリを違和感なく落とし込むのは難しく見える。Aが理由で宇宙人だと勘違いしてました!ってのはなんか興醒めだし
本作はそこを上手いことやりくりしてて、なかな面白かった
強いて言えば、最後の突入シーンであの脳筋刑事さんを活躍させて欲しかったかなあ
ただ馬鹿で前時代的なだけで、憎めないキャラにして欲しかった
後半はストーリーがあちこちに飛んでいって、書きながらプロットを考えたのかなあと感じた
血って洗えば完璧に落ちるもの?
傘でぶん殴ってきた女がハムスターのアナフィラキシーショックで死ぬ話はもう少しなんかやりようなかったのかな、、、
描写が重々しくて、読んでい -
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島田荘司の長編、久しぶりだった。
吉敷刑事のパート、伝説の剣客の物語、
吉敷刑事の解決パートの構成。
戦後間もない、渾沌とした時代に石川県
の芸妓を抱える盲剣楼に、押し込み同様
の暴漢がやって来て、女を手篭めにして
助けが来ないのに乗じて好き放題。
そこに、語り継がれた盲剣様があっとい
うまに軍刀を構えた男どもを斬り捨てて
しまう。
これは、現実の話?
幼少期に、盲剣様の剣捌きを目撃したと
いう女画伯。
吉敷が、その画伯と知り合いになり、あ
る事件の解決を任されてしまう。
挿話は、江戸時代の剣が不用となった
世の中に起きた剣客鮎乃進と紅葉村の
千代との物語である。
長い文章だったが、鮎乃進