島田荘司のレビュー一覧

  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    糸を使って密室を作る、というテーマで5人の作家が物語を作る。同じテーマなのに全く違った物語が生まれるおもしろさ。

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    2018年11月11日
  • 確率2/2の死~吉敷竹史シリーズ5~

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    う~ん、野球賭博と白いライトバンの後ろが連絡場所と何か関係あるのではないかとは感づいていたのだが、なるほど、誘拐事件が保険として絡んでくるとは読めなかった。

    『眩暈』、『アトポス』、そして『異邦の騎士』と、所謂島田流「本格ミステリ」が御伽噺めいた幻想性を前面に打ち出しているのに対し、この吉敷シリーズは市井の犯罪を描く贅肉を削ぎ落とした「本格推理小説」。
    この軽さがタイミング的に合っていて一服の清涼剤になった。

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    2018年10月29日
  • アルカトラズ幻想(下)

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    ネタバレ

    上巻で示された論文と容疑者。
    下巻では舞台が表題でもあるアルカトラズに飛びます。
    自分としてはいきなりな展開に感じましたが、この段階ではまだついていけました。
    ただ第4章のパンプキン王国となると、突然のファンタジー展開についていけなくなってしまいました。

    確かに文章としては読みやすく引き込まれるのですが
    上巻で息もつかせずに読ませる事件の展開が
    下巻では失速し急に無茶な構成になったように感じてしまいます。
    つまらないわけではなく、面白い部分も勿論あるのですが
    だからこそ継ぎ接ぎ感もありました。
    原爆の話など盛り込み過ぎな感じもしましたし
    描写や筆者の考え方に疑問を覚えた箇所もあります。

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    2018年10月26日
  • 御手洗潔の追憶(新潮文庫nex)

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    最近の御手洗ものは「過去の事件」しかないので現在進行形の話を一応は知れるファンブック的な。
    里見ちゃんの話をあとがきを読むに一応は「これからの事件の構想」はあるんだなあ・・・と。いやもうホントに早くそっちを書いてほしいw
    しかし今の刊行ペースだとここで紹介されているものが全部読めるのはいつになるのだろう・・・

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    2018年10月19日
  • 眩暈

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    「占星術殺人事件」を愛読する青年の戦慄すべき日記。そこには荒涼たる世界の終焉が広がり、切断された男と女が合成され両性具有者となって彼に語りかける。醜悪な現実と蠱惑の幻想世界が今、驚天動地のトリックによって大いなる融合をはたす---------新たなミステリーの空域を雄々しく飛翔する島田庄司の圧倒的傑作!

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    背表紙に書いてあった上記の文章を見たら読まずにいられないでしょう、ヤッパリ。あまりにも突拍子なく強引な推理展開。でも面白かった。細かい部分が結構そそる。

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    2018年10月15日
  • 御手洗潔の追憶(新潮文庫nex)

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    【収録作品】御手洗潔、その時代の幻/天使の名前/石岡先生の執筆メモから/石岡氏への手紙/石岡先生、ロング・ロング・インタヴュー/シアルヴィ/ミタライ・カフェ/あとがきに代えて

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    2018年10月11日
  • Pの密室

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    御手洗幼少期の短編/ これに限らずだけど島田荘司はダメだな/ 日本が嫌いで嫌いで仕方がない/ 後半の刑事は憎き日本人のメタファで無能な害にしかならないオッサンをこれでもかと書いている/ ただの基地外だった御手洗はいまや完璧超人だし/ ただ、後編は感動した/

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    2018年10月08日
  • 御手洗潔のダンス

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    山高帽のイカロス
    空を飛べると信じた画家の死

    ある騎士の物語
    一人の女性を取り巻く男達
    15年前の事件の真相

    舞踏病
    浅草
    大金を払ってでも父親を定食屋の二階に強引に居候させる意図とは

    近況報告
    御手洗潔の趣味嗜好
    犬の嫉妬
    間取り図

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    2018年09月19日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    私には漱石風の文体が漱石風であって、漱石では無いと感じてしまった。でも、漱石とホームズがお好きな方は是非一読されることを勧めたい。

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    2018年08月26日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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    面白くないわけじゃないんだけど、なんとも読みにくいというか、ページをめくる手が進まない本だった。
    島田荘司といえばやっぱり占星術殺人事件の印象が強いけど、こういう本も書いてるんだ!という驚きはありました。

    比べるのも違うかもしれないけど、『永遠の0』なんか(思想は賛否あるけど、)本当に描きたい歴史のエピソードを物語として展開するための”現代パート”の読みやすさ(あれはあれで空っぽすぎるかもだけど)があって、少なくとも読者が読み進めるための推進力を持った小説で。こちらは、その推進力を読者自身が持たないといけないので、よっぽど興味がないとなかなか進めない。そんな印象です。。

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    2018年06月30日
  • 御手洗潔のメロディ

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    御手洗シリーズの番外編的な作品ナリ。
    ミステリなのと、ミステリでは無いのと、混ざってて、レアな作品だなと。
    軽めの内容なので、読みやすいナリ。

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    2018年05月03日
  • 御手洗潔の追憶(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    スェーデンに旅立った御手洗くんのお父さんの話や、レオナ、石岡くんへのインタビュー。
    お父さんの話が良いな。太平洋戦争中の話。
    短編集。

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    2018年04月28日
  • 御手洗潔のダンス

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    この本を読むのは2回目だが、「舞踏病」以外の他の3編は内容を憶えていた。実はよく考えるとこれは凄い事で、これは如何にこの短編集が自身にとって印象深かった事を須らく証明していることになる、のだが、「今」読み終わった感想としては、いささか荒唐無稽に過ぎる内容だなと認めざるを得なかった。
    しかし、「ある騎士の物語」のセンチメンタリズムは今なお健在だった事、「近況報告」の難解さは久方振りの頭脳労働を楽しめた事を付記しておこう。
    これは偽らざる感想なのだから。

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    2018年04月25日
  • 島田荘司のミステリー教室

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    こんな初歩の初歩の質問に。
    島田センセイどんだけ丁寧で優しいんだ。
    本格ミステリ宣言の口語版でもあり、その部分はよい。
    ・ホームズの魅力→フィリップ・マーロウへ。
    ・文章と都市構造の近似。
    ・本格に必要なのは推理の論理。
    ・日本人論もパズルの延長。
    ・乱歩の江戸趣味。
    ・ミステリのうち、ここではないどこかへ幻想のバリエーション。
    ・科学と幽霊。本格とミステリ。

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    2018年04月21日
  • ロシア幽霊軍艦事件―名探偵 御手洗潔―(新潮文庫nex)

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    アナスタシアの真実の謎を解決する話。アナアンダーソンが本人なのかどうか、推理していくのですが、私には退屈だったようで途中何度も眠くなってしまいました。最後まで読んでも起伏があまりないのと、最後のあたりで真実の残酷さにちょっとつらくなりました。

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    2018年03月01日
  • 名探偵傑作短篇集 御手洗潔篇

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    既読は前半の「数字錠」「ギリシャの犬」「山高帽のイカロス」、未読は後半の「IgE」「SIVAD SELIM」。
    やはり「数字錠」は好き。謎解きというよりは御手洗の人間らしい一面が見られる。センチメンタルな余韻が良い。
    「ギリシャの犬」の冒険のような捕物劇、「山高帽のイカロス」のキテレツな事件の様相も好き。
    「IgE」も「ギリシャの犬」チックなのだけど、御手洗の傲慢さと石岡の振り回され振りが酷い。最後の「SIVAD SELIM」に至ってはやり過ぎ感が半端なくて嵌まれなかった。
    やはりこのシリーズは初期から中期までが好きだな。
    ちなみにP131『婦人』が『婦入』となっている。つまらない間違いだがガ

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    2017年11月29日
  • 最後の一球

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    ミステリだと思って読みはじめたけど実際はヒューマンドラマのような感じだった。

    爽やかで二人の友情はいいものだったし終わり方もいいなとは思ったけど、結末はたぶんこうだろうなぁと早い段階でわかるのであまりのめり込めはしなかったかな。

    最初と最後に少しだけだけど御手洗・石岡コンビの出番あり。

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    2017年11月18日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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    幻の画家写楽の正体が明かされる?下巻。作者の考えは下巻のはじめの方でわかるのだが、作者自身が認めているように、写楽にしろ、片桐教授にしろ謎がたくさん残されたまま終わっており、正直なところ未完。写楽第一期はよいとしても、作者説だと二期以降はどうなるのか。仮に別人が描いたとして、中見でないのはなぜなのか。片桐教授はなぜ佐藤の手助けをするのか。見つかっていた肉筆画と教授の関係は?
    最後まで描ききってほしいけど、難しいのかな。自説を丁寧に説明したいからだろうけど、佐藤の推理→皆で討議→江戸編と、同じような話が繰り返されるのがちょっとしつこいので、そこをコンパクトにして三分冊で最後まで書ききっていれば、

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    2017年11月03日
  • アトポス

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    分厚い分厚い文庫だったけど、読んでしまえばあっという間だった。

    前半のパーツは、物語の現在から始まり、歴史の中の架空の?物語が語られる。とりあえず、血生臭い感じで、吸血鬼の姫の話のあたりは、あれ、この本ってこういうホラーな感じなのね…これがこの分厚さ続くのはちょっと無理かも…とか思いながら読み進めた。
    それが、現在時間のパートになって、ハリウッド映画の撮影の話にがらりと変わる。そっちの方は、読みやすかった。
    御手洗さんのシリーズであることも知らずによんでたので、レオナ嬢がほんまにヤバいヤツだと思ってたけど、シリーズのレギュラーメンバーなのかな?御手洗さんは、颯爽と現れて、あっという間に事件を

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    2017年10月31日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    子どもを回転ドアの事故で失い、そのために家族も名誉も失った元大学講師が、幻の画家写楽の謎を負う。浮世絵には詳しくなく、写楽も名前や代表作くらいしか知らなかったが、何ともミステリアスな画家のようでかなり興味をそそられる。写楽=平賀源内説から、源内北斎隠密説まで出てきて怒濤の展開。これからどう話が展開していくのか、見つかった肉筆画のサインと片桐教授はどう絡んでくるのか?
    写楽の正体を推理しながら読むのも面白い。外国人説なんてどうだろうか。下巻も楽しみ。

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    2017年10月30日