島田荘司のレビュー一覧

  • 魔神の遊戯

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    違和感を感じながら読んでいたけど、原因は語り手が違うから御手洗さんもあまり登場しないのかと思っていたら、最後にそういうことか!とびっくりした。ダイイングメッセージとか額のYとかなんかちゃちい感じだし、犯人の動機もいまいちピンとこなかった。やっぱり語り手は石岡くんのほうがいいな。

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    2015年10月03日
  • アルカトラズ幻想(上)

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    前半は海外ミステリーのようなタッチで好きな文章。が途中から話があやしくなる。論文の辺りから読み飛ばし。

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    2015年09月21日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

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    京都大学近くの老舗喫茶店「進々堂」で若き日の御手洗潔が、戦争や差別など、なくそうとしてもなくすことができない人類の悪事について語る異色の短篇連作。
    今当たり前のことが事始めのときはミステリーである。殺人事件ばかりがミステリーではない。人はなぜ無意識に差別をするのか。人類の歴史は戦争史なのか。御手洗の言葉の中に答えがある。個人的には、ソメイヨシノの話に興味を持った。

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    2015年09月11日
  • アルカトラズ幻想(下)

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    よく、こんな小説を書くな、という、なんとも言えない読後感。あとがきにも書かれているが、ネジ式ザゼツキーに近い印象。
    上巻のミステリータッチから一変、アクションものになり、まさかのSFファンタジーか、と思いきやエピローグでまとめられる。

    賛否が分かれそうな小説だが、先が気になり読ませる。不思議な小説。

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    2015年08月23日
  • アルカトラズ幻想(上)

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    島田荘司の小説によくある展開。
    猟奇殺人が恐竜の論文と繋がって・・・
    という展開。

    論文の部分は、読みづらいが、興味深い。

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    2015年08月22日
  • UFO大通り

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    ネタバレ

    御手洗シリーズ。「UFO大通り」と「傘を折る女」の中編2作収録。
    どちらも強引なところが多々ありますが、これはこれで楽しかったです。

    【UFO大通り】密室で異様な姿のまま見つかった男の死体、近所の老女からは戦争する宇宙人を見たというまさかの目撃情報。乱暴な刑事も登場して、かなり派手な事件となっています。
    異様な事ばかりで何が何だか、いきなり思わぬ犯人登場で驚きましたが、真相はなかなかおもしろかったです。
    いろいろと無理矢理な部分もありますが、派手で軽快で、謎解きというよりはエンターテイメント寄りだったので楽しく読めました。


    【傘を折る女】ラジオで聞いたちょっとした謎から、御手洗が安楽椅子

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    2015年08月21日
  • ロシア幽霊軍艦事件―名探偵 御手洗潔―(新潮文庫nex)

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    かなりファンタジー満載な作品。
    ミステリーというより物語。
    でも嫌いじゃない。

    御手洗シリーズにしては夢物語でした。
    単品の話で良いかと。
    ちょっとした恋愛小説に近いかもしれません。

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    2015年08月14日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    謎を解かない御手洗作品。
    色々と考えさせられるが、ミステリーを期待していたので低めの評価に…。
    御手洗の名を冠した(借りた)、島田荘司の、社会問題についての提言、といった作品だった。

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    2015年07月13日
  • ロシア幽霊軍艦事件―名探偵 御手洗潔―(新潮文庫nex)

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    かつて箱根の富士屋ホテルに信じがたい写真が飾られていた。そこには芦ノ湖に浮かぶロシアの軍艦が写っていた。四方を山に囲まれた湖に巨大な軍艦が浮かんでいるのということも謎だか、その軍艦は突如として出現し、一夜にして消滅したという。果たしてそのトリックとは…
    御手洗潔シリーズを読んだこともなければ著者のファンでもない自分が、この本を読んだきっかけは、フィラデルフィア実験として知られるアメリカの駆逐艦エルドリッジの瞬間移動実験をネタ元として書かれたと何かで読んだ記憶があったからだ。


    この真偽のはっきりしない実験に何か新しい見解でも示してくれるかと期待したが、トリックとしてはフィラデルフィア実験とは

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    2017年08月15日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

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    ミステリーテイストの薄い御手洗さんシリーズ。
    人間の運命の数奇さが描かれている。主に戦争と民族の争いに対する、悲惨さや理不尽さが描写されている。

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    2015年06月02日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

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    そこそこ。進々堂というキーワードだけで読んでみたわりには、面白いと思えた。
    語る人物がどういう立ち位置なのかとか、これ一冊だけでどういう話なのかはよく分からなかった。本編に強く依存したスピンオフなのかな。
    外国の雰囲気の描写が、真に迫っているのかは分からないけれど、違和感がなくて読み心地が良かった。
    こういう話をもっと読んだら、多分海外に行きたい気持ちは強くなるのだと思う。
    150520

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    2015年05月23日
  • 毒を売る女

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    毒を売る女が
    いちばんおもしろかった。。
    下世話な感じがすきだなあ、自分。。

    でも加害者の子供のことを考えると
    胸が痛みます・・・。

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    2015年04月16日
  • アルカトラズ幻想(上)

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    ネタバレ

    子宮にこだわった殺人事件。

    恐竜絶滅についての論文。
    地球重力の変化による淘汰。→人間の内臓落下。

    レビューは下巻に。
    うーむ、どう結び付くんだー!?

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    2015年04月13日
  • Pの密室

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    ネタバレ

    『鈴蘭事件』幼稚園児の探偵。バー・ベルの店主が死んだ日、店の床いっぱいにグラスの破片。店の娘が調達していたすずらんは消えた。頭が回りすぎる御手洗少年の、幼すぎることへのもどかしさが苦しい。
    『Pの密室』小学生の探偵。絵画コンクール審査員の死、140点から136点に減った募集数、血塗られた絵画、ピタゴラスの定理。視点を回しながらの語りは作品に必要な要素だったのかもしらんけど、冗長さが否めなかったかなあ。あと被害者の人柄の不愉快さ、加害者の境遇の悲惨さも相まってあまりいい気分にならないはなし。

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    2015年04月06日
  • 上高地の切り裂きジャック

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    再読。
    表紙超気持ち悪い。

    事件の内容も、まあ女性に多分に非があるとはいえ、散々な扱いよう。気分悪。
    つーか、里美ちゃんの喋り方どうにかなりませんか。
    これが若い女性だと思っているなら即刻認識を改めて欲しいわ。
    石岡クンもネガティブ過ぎるわウジウジするわ、そりゃあ御手洗サンも見捨てて外国行くよ。なんでこんなキャラにしちゃったんだろう。
    「異邦の騎士」あたりの時は、まだ気骨があって清々しいキャラだったのに;

    幽霊話のほうは「無理あるだろう!」と思いつつ、面白いからまあいいか、という感じ。
    例の場所から出てきた例のアルバムやら雑誌やらを、じーっと眺めているという御手洗サンの姿を想像して笑ってし

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    2015年04月01日
  • ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1)

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    玉木宏主演のドラマを見ました。
    (DVD版がないので、コミックでの登録)
    原作はコミックと小説があったんですね。
    小説、読んでみようかな・・・

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    2021年06月24日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

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    若き御手洗の物語。ミステリではないが、あの口調とテンポは居心地の良さを感じる。もっともこんな学生が近くにいたらどう感じただろう。

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    2015年03月07日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

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    御手洗の語る旅先の思い出はどうにも素直に信じられなくて。でも、「追憶のカシュガル」だけは別だった。

    人間の欲望の涯にある究極のものは、宗教と戦争ではないだろうか。

    この物語だけは、息を止め思考をやめて、一気に読み通した。アキヤマへの追慕、老人への憐憫と敬意、アジアが背負った歴史への悲痛な嘆きと怒り。そんな純粋なものだけに満たされた濃密な時間だった。

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    2015年02月22日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    進々堂ブレンド1974
    シェルフィールドの奇跡
    戻り橋と悲願花
    追憶のカシュガル

    の4篇。すべて「ぼく」に御手洗さんが語る形式。
    ふたりが眼にしたくさぐさが御手洗に海外放浪の日々、出逢った人々を思い出させる。
    もはやミステリでも何でもないが、御手洗の正義(弱者への「公平な」視点)(初期の奇矯さとは離れて)にぐっとくる。
    これは作者の筆力。

    そういう意味では「SIVAD SALIM」に近いのかも。
    「数字錠」も思い出したりして。

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    2015年02月21日
  • ロシア幽霊軍艦事件―名探偵 御手洗潔―(新潮文庫nex)

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    ロシア最後のプリンセス、アナスタシア。
    自分はアナスタシアだと名乗る一人の女性の物語。

    日本の芦ノ湖に現れ一夜で消えてしまったロシアの軍艦の写真。
    レオナのもとに届いた手紙と、この写真から
    御手洗が自称アナスタシアの女性の謎を解き明かしていく。

    殺人とかあるわけではなく、歴史ミステリーって感じ
    なんだけど、とても面白かった。
    というか、こういう女性が実在していたことすら知らなかったので、びっくりした。

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    2015年02月12日