島田荘司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
御手洗ものとしては、たいしたことないのかなあ。
しかしやっぱり面白いから、さすがの御手洗もの。
島田荘司という人は、物語をあり得ない方向にぶん投げてしまう。
読み手は、どうするんだよと呆れるわけだが、異世界に飛ばされた謎は、きれいな弧を描き、無事に現実へと戻ってくる。
そんなブーメランの名手なのだ。
その技法に、見事なトリックが組み合わさった時、占星術、斜め屋敷、奇想天動などという傑作が生まれるのだ。
この作品のように、トリックとしては無理を感じるものでは、その技法のみで読者を引き込む力が一層際立ってくる。
本格であり、社会派であり、ロマンチシズム溢れる御手洗ものは特に、このブーメランの技 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ正直云って、島田荘司氏は迷走してます。皆が云うように島田信望者に祭り上げられて浮かれていたんではないだろうか?そう思わざるを得ない今回の作品集。
なんせ御手洗潔が幼稚園児のときと小学2年生に既に刑事事件を解決していたというお話である。特に御手洗潔が幼稚園児のときの話「鈴蘭事件」では、幼稚園児にして明察な頭脳と観察力を持っていたという設定で、もはや小説中の人物でしかありえないスーパーマンぶりにがっかりした(なんせ幼稚園児の時点でモーツァルトを弾き、因数分解をしていたというから驚きだ)。
もう何でもいいや、何が来ても驚かないぞという感じがした。
里美の大学に幼少時代の御手洗の写真と彼を語った文章 -