島田荘司のレビュー一覧

  • 龍臥亭事件(上)

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    ネタバレ

    よくない星回りで悩んでる女性から「岡山に行ってでっかい木の下に埋まっている手首を掘り出して供養しなくちゃいけないというお告げで出たのでついてきてください」とかいう謎の依頼を受けた石岡くんの珍道中。

    怖いものが嫌いなのにどんどん不気味な展開が続いてその度に石岡くんがこの依頼主の女性とわあわあ騒いでるのが、まあうざ可愛い。そんな末に辿り着いた閉業中の旅館、「龍臥亭」。

    着いていきなりの火事と殺人のどさくさに紛れてこの旅館に居着くことになったはいいが、隣の寺の鐘がなるたび人がどんどん死ぬ!その上死体が消えて、消えた死体の頭が川から流れてくる!何という狂乱。

    その割に、あんまりパニックになったり

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    2023年02月27日
  • 光る鶴~吉敷竹史シリーズ16~

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    ネタバレ

    本作は2002年に当初『吉敷竹史の肖像』として刊行された短編集からエッセイや対談などを取り除き、純粋に吉敷シリーズの短編集として編み直した物で、文庫化に際して新作の「電車最中」という短編が書き加えられている。

    まず冒頭の「光る鶴」はかつて島田氏が物したノンフィクション大作『秋好事件』をモチーフにした吉敷シリーズの中編だ。

    秋好事件が同じく福岡の飯塚での事件、そして一家惨殺事件である事からかなり類似性が高い。
    題名の「光る鶴」とは事件当時、駅のホームに捨てられていた赤子の悟の胸に置かれていた銀の折鶴に由来する。これが冤罪の証拠となるのは自明の理だが、相変わらずの吉敷の粘りの捜査が描かれている

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    2023年02月13日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    密室と聞いてまず何を思い浮かべますか?それは、鍵と糸です。という感じで最初からトリックが判明している状態で読むという企画型短編集。ちなみに、島田荘司さんの御手洗はドラマを見て存在は知ってましたが、全員初読でした。ちょっと思ってた短編集とは違ったが(どの話も最初の「このトリックの問題点」的な感じなんだろうと勝手に推察してしまった)、それなりに楽しめました。似鳥鶏さんの「このトリックの問題点」と芦沢央さんの「薄着の女」が面白かった。あと、ストーリー面だと友井羊さんの「大叔母のこと」も印象的でした。

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    2023年01月13日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    ネタバレ

    推理そのものよりも、最後の帰国による別れのシーンのここで明かされるメモの答えが素晴らしい。ホームズのバイオリンのシーンも含めて。それだけでも読む価値があるものであった。それに、ワトソン目線と漱石目線で細かく違うのがまたいい。解釈なのか言語によるニュアンスなのか忖度なのか、考えるだけでも楽しい。

    松岡圭祐さんの「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」の時も思ったことだが、ホームズのシリーズも読みたいものだ。60作もあると言うのでなかなか手をつけるのにも躊躇うところだが、また興味が湧いてきた。

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    2022年12月23日
  • 御手洗潔の挨拶

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    『数字錠』で御手洗潔の思いに胸を熱くし、『疾走する死者』ではその大胆なトリックに驚き、読者への挑戦にニヤニヤし、『紫電改研究保存会』ではそのロマン溢れるやり口に心を打たれ、『ギリシャの犬』では、最後までドキドキワクワクの活劇を楽しむ。
    4話それぞれが、それぞれに個性的な短編集でした。
    特に『数字錠』を読んで、御手洗潔の事が大好きに。

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    2022年12月10日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    ティーンズ向け島田荘司!と思って飛びついたけど、かなり重いテーマな4篇。

    京大を目指して予備校に通う、ぼくは珈琲店「進々堂」で京大医学部の御手洗さんと出逢う。
    最初は大学や勉強について相談していたけれど、世界放浪の旅から帰ったばかりの御手洗さんが語る話は興味深くて。

    ぼくが地元の漁師街で体験した大人の女性との切ない思い出
    御手洗が英国で出会った発達障害をもちながら、重量上げの競技に打ち込む青年とその父親の奮闘
    御手洗がLAで出逢った韓国老人の戦中の過酷さと悲願花
    御手洗がシルクロードの西域、カシュガルで出逢った老人の過去と桜

    ぼくのコークハイの思い出以外は、とにかく重くて辛いお話ばかりな

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    2022年10月01日
  • 眩暈

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    母がこの作者が好きで、眩暈のあらすじを母から聞いて、え、面白そう!?と思ってようやく読んでみた。
    正直期待していたほどの衝撃はなかったが、全体的に面白く読めた。
    私の頭ではなかなか腑に落ちない箇所が何箇所かあった。

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    2022年09月10日
  • 光る鶴~吉敷竹史シリーズ16~

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    やっぱり島田荘司は読みやすくて面白い。

    死刑冤罪問題に取り組まれているとは知らなくて、これも実際の事件を基に作られた話だとは驚き。

    サクッと読めて良い感じでした。

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    2022年09月05日
  • 屋上

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    ネタバレ

    そんなトリックで死ぬ?
    偶然が重なっていてコメディで突拍子もないことが繋がっているのが、伊坂幸太郎っぽいなと思った。
    島田荘司にはもっと「探偵小説」っぽいのを期待していたので、3.0。

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    2022年08月02日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    読んだことのない作家さんが多かったのですが、テーマが良いと思い購入。

    友井羊さんの短編が思いのほかよかった。

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    2022年07月26日
  • アルカトラズ幻想(上)

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    下巻まで読んだ上で書いている。
    好き嫌い分かれそう。下巻、ダラダラした流れても意味があるので頑張って読んでほしい。
    衝撃的でした。島田荘司やっぱ凄いなーって。

    島田作品に突如ぶっこまれる、事件に関係あるんだけど、やたら長い作中の長文、本作も健在。
    今回は重力論文という論文の形。とても面白かった。

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    2022年07月18日
  • 水晶のピラミッド

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    スケールの大きな話で、グーニーズやインディ・ジョーンズのような冒険譚が好きな方も楽しめそうなストーリーだった。
    筆者のもつ厳しさがキャラの性格と上手く馴染み、説得力のある主張として伝わってくると同時に、それが一人ひとりの人物の魅力を際立たせているので、小説の登場人物という以上の親しみが湧く。

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    2022年06月28日
  • 改訂完全版 火刑都市

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    ネタバレ

    どなたかが書いてましたけど、確かにちょっとピントのずれた刑事さんでしたね。あまり推理が当たらない私でもちょっとイライラしました。
    東京と江戸の間に存在したという東亰。ちゃんとした都市計画の無いまま開発してきた今の東京を批判する部分は何か分かるような気がしました。読みながら想像した東亰は非常に魅力的な都市に思えました。とはいえ刑事が放火犯を断定する所はホントにそれで良いの?って感じです。結局、名前も間違えてるし。

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    2022年06月24日
  • 眩暈

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    やはり島田荘司は面白い。しかし謎の文章が序盤に長々と続くパターンは少々辛いとこだけどね。島田荘司には良くある気がするが、、、、御手洗と石岡くん、いつ出るのーってなる。
    それでもとても楽しめた一冊だ。
    怪奇な文章がちゃんと説明つくとか、爽快。

    小説って書かれた時代によっては差別的な表現が罷り通るところがあるけど、
    その中でも御手洗自身は偏見による発言をすることはなく常にフェアで気持ちがいい。
    そんな所も作者の先進的な思考がみえる。

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    2022年06月18日
  • 龍臥亭事件(上)

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    御手洗が出てこないので、面白くなるのかなと不安だったが、おぞましい連続殺人、密室、謎の男、深まる闇で興味を掻き立てられた。てんこ盛りでかなり分厚い本だが、読み終えることができた。

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    2022年06月15日
  • アルカトラズ幻想(下)

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    ネタバレになりそうなので詳しいことはかけませんが、原爆の投下場所って…

    あとは、ご自身でお読みください
    堪能しました

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    2022年04月25日
  • アルカトラズ幻想(上)

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    やはり島田荘司さんの作品は安心して読めますね
    上巻の後半で語られる恐竜の件は、とても興味深いですね
    下巻のどのような伏線になるのか楽しみです

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    2022年04月25日
  • UFO大通り

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    御手洗ものとしては、たいしたことないのかなあ。
    しかしやっぱり面白いから、さすがの御手洗もの。

    島田荘司という人は、物語をあり得ない方向にぶん投げてしまう。
    読み手は、どうするんだよと呆れるわけだが、異世界に飛ばされた謎は、きれいな弧を描き、無事に現実へと戻ってくる。
    そんなブーメランの名手なのだ。
    その技法に、見事なトリックが組み合わさった時、占星術、斜め屋敷、奇想天動などという傑作が生まれるのだ。
    この作品のように、トリックとしては無理を感じるものでは、その技法のみで読者を引き込む力が一層際立ってくる。

    本格であり、社会派であり、ロマンチシズム溢れる御手洗ものは特に、このブーメランの技

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    2022年04月02日
  • 改訂完全版 火刑都市

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    昭和が懐かしく感じる本でした。50代がギリギリ理解できるでしょうね。
    徹底して一人だった、、、この結びがこの本の全てを現しています。

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    2022年03月24日
  • 御手洗潔の挨拶

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    各話にリンクのない短編集。でも、御手洗清という人間を理解するためには必要な話しも入ってて読み応えあり。自分は御手洗探偵が好きなんだなあと思う。

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    2022年03月04日