島田荘司のレビュー一覧

  • 御手洗潔の挨拶

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    『数字錠』で御手洗潔の思いに胸を熱くし、『疾走する死者』ではその大胆なトリックに驚き、読者への挑戦にニヤニヤし、『紫電改研究保存会』ではそのロマン溢れるやり口に心を打たれ、『ギリシャの犬』では、最後までドキドキワクワクの活劇を楽しむ。
    4話それぞれが、それぞれに個性的な短編集でした。
    特に『数字錠』を読んで、御手洗潔の事が大好きに。

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    2022年12月10日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    ティーンズ向け島田荘司!と思って飛びついたけど、かなり重いテーマな4篇。

    京大を目指して予備校に通う、ぼくは珈琲店「進々堂」で京大医学部の御手洗さんと出逢う。
    最初は大学や勉強について相談していたけれど、世界放浪の旅から帰ったばかりの御手洗さんが語る話は興味深くて。

    ぼくが地元の漁師街で体験した大人の女性との切ない思い出
    御手洗が英国で出会った発達障害をもちながら、重量上げの競技に打ち込む青年とその父親の奮闘
    御手洗がLAで出逢った韓国老人の戦中の過酷さと悲願花
    御手洗がシルクロードの西域、カシュガルで出逢った老人の過去と桜

    ぼくのコークハイの思い出以外は、とにかく重くて辛いお話ばかりな

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    2022年10月01日
  • 眩暈

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    母がこの作者が好きで、眩暈のあらすじを母から聞いて、え、面白そう!?と思ってようやく読んでみた。
    正直期待していたほどの衝撃はなかったが、全体的に面白く読めた。
    私の頭ではなかなか腑に落ちない箇所が何箇所かあった。

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    2022年09月10日
  • 光る鶴~吉敷竹史シリーズ16~

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    やっぱり島田荘司は読みやすくて面白い。

    死刑冤罪問題に取り組まれているとは知らなくて、これも実際の事件を基に作られた話だとは驚き。

    サクッと読めて良い感じでした。

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    2022年09月05日
  • 屋上

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    ネタバレ

    そんなトリックで死ぬ?
    偶然が重なっていてコメディで突拍子もないことが繋がっているのが、伊坂幸太郎っぽいなと思った。
    島田荘司にはもっと「探偵小説」っぽいのを期待していたので、3.0。

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    2022年08月02日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    読んだことのない作家さんが多かったのですが、テーマが良いと思い購入。

    友井羊さんの短編が思いのほかよかった。

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    2022年07月26日
  • アルカトラズ幻想(上)

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    下巻まで読んだ上で書いている。
    好き嫌い分かれそう。下巻、ダラダラした流れても意味があるので頑張って読んでほしい。
    衝撃的でした。島田荘司やっぱ凄いなーって。

    島田作品に突如ぶっこまれる、事件に関係あるんだけど、やたら長い作中の長文、本作も健在。
    今回は重力論文という論文の形。とても面白かった。

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    2022年07月18日
  • 水晶のピラミッド

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    スケールの大きな話で、グーニーズやインディ・ジョーンズのような冒険譚が好きな方も楽しめそうなストーリーだった。
    筆者のもつ厳しさがキャラの性格と上手く馴染み、説得力のある主張として伝わってくると同時に、それが一人ひとりの人物の魅力を際立たせているので、小説の登場人物という以上の親しみが湧く。

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    2022年06月28日
  • 改訂完全版 火刑都市

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    ネタバレ

    どなたかが書いてましたけど、確かにちょっとピントのずれた刑事さんでしたね。あまり推理が当たらない私でもちょっとイライラしました。
    東京と江戸の間に存在したという東亰。ちゃんとした都市計画の無いまま開発してきた今の東京を批判する部分は何か分かるような気がしました。読みながら想像した東亰は非常に魅力的な都市に思えました。とはいえ刑事が放火犯を断定する所はホントにそれで良いの?って感じです。結局、名前も間違えてるし。

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    2022年06月24日
  • 眩暈

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    やはり島田荘司は面白い。しかし謎の文章が序盤に長々と続くパターンは少々辛いとこだけどね。島田荘司には良くある気がするが、、、、御手洗と石岡くん、いつ出るのーってなる。
    それでもとても楽しめた一冊だ。
    怪奇な文章がちゃんと説明つくとか、爽快。

    小説って書かれた時代によっては差別的な表現が罷り通るところがあるけど、
    その中でも御手洗自身は偏見による発言をすることはなく常にフェアで気持ちがいい。
    そんな所も作者の先進的な思考がみえる。

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    2022年06月18日
  • 龍臥亭事件(上)

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    御手洗が出てこないので、面白くなるのかなと不安だったが、おぞましい連続殺人、密室、謎の男、深まる闇で興味を掻き立てられた。てんこ盛りでかなり分厚い本だが、読み終えることができた。

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    2022年06月15日
  • アルカトラズ幻想(下)

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    ネタバレになりそうなので詳しいことはかけませんが、原爆の投下場所って…

    あとは、ご自身でお読みください
    堪能しました

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    2022年04月25日
  • アルカトラズ幻想(上)

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    やはり島田荘司さんの作品は安心して読めますね
    上巻の後半で語られる恐竜の件は、とても興味深いですね
    下巻のどのような伏線になるのか楽しみです

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    2022年04月25日
  • UFO大通り

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    御手洗ものとしては、たいしたことないのかなあ。
    しかしやっぱり面白いから、さすがの御手洗もの。

    島田荘司という人は、物語をあり得ない方向にぶん投げてしまう。
    読み手は、どうするんだよと呆れるわけだが、異世界に飛ばされた謎は、きれいな弧を描き、無事に現実へと戻ってくる。
    そんなブーメランの名手なのだ。
    その技法に、見事なトリックが組み合わさった時、占星術、斜め屋敷、奇想天動などという傑作が生まれるのだ。
    この作品のように、トリックとしては無理を感じるものでは、その技法のみで読者を引き込む力が一層際立ってくる。

    本格であり、社会派であり、ロマンチシズム溢れる御手洗ものは特に、このブーメランの技

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    2022年04月02日
  • 改訂完全版 火刑都市

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    昭和が懐かしく感じる本でした。50代がギリギリ理解できるでしょうね。
    徹底して一人だった、、、この結びがこの本の全てを現しています。

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    2022年03月24日
  • 御手洗潔の挨拶

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    各話にリンクのない短編集。でも、御手洗清という人間を理解するためには必要な話しも入ってて読み応えあり。自分は御手洗探偵が好きなんだなあと思う。

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    2022年03月04日
  • 夏、19歳の肖像

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    初恋への行動と経験
    世間知らずの青年19歳、相手は21歳の謎の美女、儚い恋はと手の届かない、人妻的存在だった。一目惚れで恋心を抱いた相手は歳も、住んでいる環境も全く違った世界の人だったのだ。 青春の一コマのような小説。興味持ったことには好奇心を持ってとことん追求、前に出てみることだ。そうすることで新たに何かを発見でき、長い人生での良い経験となる。 やらないよりやって方がいいと言うことだ。

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    2022年03月02日
  • 御手洗潔のダンス

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    御手洗シリーズ5作目の短編集。空飛ぶ死体、神が下した殺人、深夜に踊り狂う老人となかなかハードな三編(笑)に御手洗ファン必見の御手洗潔の日常を描く番外編。御手洗、カッコいいよなー。変人さがたまらん。振り回される石岡のツッコミも良き。

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    2022年02月26日
  • Pの密室

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    鈴蘭では家族の冷たさ、
    Pでは、家族の暖かみ、を感じる一冊だった。

    幼稚園の御手洗にはついていける気がするが小2の御手洗は遠く届かないところまで行ってしまったなぁ

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    2022年02月17日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    江戸時代わずか10ヶ月した活動しなかった謎の絵師写楽の正体をめぐるミステリー。
    徐々におもしろくなってきた。
    後半がきになる。

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    2022年02月16日