島田荘司のレビュー一覧

  • アルカトラズ幻想(上)

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    やはり島田荘司さんの作品は安心して読めますね
    上巻の後半で語られる恐竜の件は、とても興味深いですね
    下巻のどのような伏線になるのか楽しみです

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    2022年04月25日
  • UFO大通り

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    御手洗ものとしては、たいしたことないのかなあ。
    しかしやっぱり面白いから、さすがの御手洗もの。

    島田荘司という人は、物語をあり得ない方向にぶん投げてしまう。
    読み手は、どうするんだよと呆れるわけだが、異世界に飛ばされた謎は、きれいな弧を描き、無事に現実へと戻ってくる。
    そんなブーメランの名手なのだ。
    その技法に、見事なトリックが組み合わさった時、占星術、斜め屋敷、奇想天動などという傑作が生まれるのだ。
    この作品のように、トリックとしては無理を感じるものでは、その技法のみで読者を引き込む力が一層際立ってくる。

    本格であり、社会派であり、ロマンチシズム溢れる御手洗ものは特に、このブーメランの技法により、これでもかと心地よく翻弄されるのだ。
    まだまだ数十年数百年、永遠に続いてほしいし、読み続けたいと願ってしまうシリーズなのだ。

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    2022年04月02日
  • 改訂完全版 火刑都市

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    昭和が懐かしく感じる本でした。50代がギリギリ理解できるでしょうね。
    徹底して一人だった、、、この結びがこの本の全てを現しています。

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    2022年03月24日
  • 夏、19歳の肖像

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    初恋への行動と経験
    世間知らずの青年19歳、相手は21歳の謎の美女、儚い恋はと手の届かない、人妻的存在だった。一目惚れで恋心を抱いた相手は歳も、住んでいる環境も全く違った世界の人だったのだ。 青春の一コマのような小説。興味持ったことには好奇心を持ってとことん追求、前に出てみることだ。そうすることで新たに何かを発見でき、長い人生での良い経験となる。 やらないよりやって方がいいと言うことだ。

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    2022年03月02日
  • 御手洗潔のダンス

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    御手洗シリーズ5作目の短編集。空飛ぶ死体、神が下した殺人、深夜に踊り狂う老人となかなかハードな三編(笑)に御手洗ファン必見の御手洗潔の日常を描く番外編。御手洗、カッコいいよなー。変人さがたまらん。振り回される石岡のツッコミも良き。

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    2022年02月26日
  • Pの密室

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    鈴蘭では家族の冷たさ、
    Pでは、家族の暖かみ、を感じる一冊だった。

    幼稚園の御手洗にはついていける気がするが小2の御手洗は遠く届かないところまで行ってしまったなぁ

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    2022年02月17日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    江戸時代わずか10ヶ月した活動しなかった謎の絵師写楽の正体をめぐるミステリー。
    徐々におもしろくなってきた。
    後半がきになる。

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    2022年02月16日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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     二回目。それを承知で読み始めたがすっかり忘れていた。途中で思い出した。
     初めて読んだときは興奮した。でも二回目で思い出すと写楽の正体はわかっている。興味は半減。面白味も半減。となると小説部分の粗が目立つ。子供の死亡事故なんて何の関係もないやん。現代のドラマは収束もせずお粗末。江戸時代のドラマはまあ面白いが台詞が鬱陶しい。洒落本を研究しているのはわかるけど、そんな話し方はせんやろ。洒落本風に書いたのかもしれないが、知識のひけらかしにしか感じられない。

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    2022年02月06日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    「糸を使って外から鍵を閉めて密室を作る」というネタのミステリ集。同じテーマで全員がそれぞれ違った内容の作品ってのが面白い。
    個人的に1番好きなのは芦沢央さんの「薄着の女」。最後のオチがすごくいい!彩瀬まるさんの作品は初めて読んだけど、大学生らしさの雰囲気とストーリーのほんわかする感じが良かった。

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    2022年01月28日
  • 透明人間の納屋

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    「透明人間の存在」を作り上げた工作員の技は小さな窓からでも自由に出入りでき、そこにあった「蜘蛛の巣」は証拠を隠滅するに十分だった。蜘蛛の巣は「1時間もあれば1年も前からそこにあるような厚いものになる」という事実を警察は見逃していた。蜘蛛の巣の習性を知る、知らないでこの事件は大きく動いたのだ。

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    2022年01月27日
  • Pの密室

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    ネタバレ

    正直云って、島田荘司氏は迷走してます。皆が云うように島田信望者に祭り上げられて浮かれていたんではないだろうか?そう思わざるを得ない今回の作品集。
    なんせ御手洗潔が幼稚園児のときと小学2年生に既に刑事事件を解決していたというお話である。特に御手洗潔が幼稚園児のときの話「鈴蘭事件」では、幼稚園児にして明察な頭脳と観察力を持っていたという設定で、もはや小説中の人物でしかありえないスーパーマンぶりにがっかりした(なんせ幼稚園児の時点でモーツァルトを弾き、因数分解をしていたというから驚きだ)。
    もう何でもいいや、何が来ても驚かないぞという感じがした。

    里美の大学に幼少時代の御手洗の写真と彼を語った文章が記された資料があるとの知らせから始まる「鈴蘭事件」は当時御手洗を好いていた女の子、鈴木えり子の父親が事故死した寸前、彼女の家のお店であるバーの透明グラスのみがことごとく割られているという事件を扱っている。

    ここでは事件に御手洗の伯母が関わっていたという衝撃の事実が明かされ、御手洗の孤高ぶりが既に幼稚園時代で確立されているというエピソードが語られている。この事件でトリックとして扱われる鈴蘭に毒が含まれているという真相は先の「IgE」にも似ており、この頃は化学的なトリックに凝っていたのかもしれない。

    御手洗潔小学2年生の時の事件は表題作「Pの密室」。
    横浜市長賞という小・中学生を対象に毎年開かれる絵のコンクールの審査員をしている画家、土田富太郎が自宅で殺されるという事件が起きた。しかも現場は密室で愛人と噂されていた弟子の天城恭子とともにめった刺しにされ、絶命していたという。しかも奇妙な事に室内にはびっしりとコンクールの応募作が敷き詰められ、それら全てが真っ赤に染められていたというのだった。

    小学2年生の時点で御手洗潔が事件の全容を最初から掴んで、刑事達を煙に巻いている、しかも刑事の中には協力的なものもいる、この現実性の無さというか、ご都合主義に呆れた。
    もしこれが「鈴蘭事件」同様のただの本格推理小説ならば、今回は2ツ星だったろう。しかし、またしても島田氏のストーリー・テラーの才能にやられた。犯人である被害者の妻と息子の境遇にガツンと打ちのめされたのだ。
    土田少年が大きな模造紙でカブトを折るその理由にショックを受け、最後の結末に涙がにじんだ。これがあるから島田氏は見捨てられないのだ。
    題名の「Pの密室」の意味はパズラー純度100%だが、犯人の事情はまたしても私の心に残るだろう。よって+1ツ星の3ツ星としよう。

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    2022年01月25日
  • 島田荘司選 日華ミステリーアンソロジー

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    日本と台湾の作家たちによるミステリーアンソロジー。
    (ミステリーなのか微妙な気もする作品もあるけど)

    七色のネコが1番面白かったかな。

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    2022年01月23日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    人種と視点が違うとこうも違うのか。ふふっとなる所も沢山。
    御手洗シリーズとはまた違って気楽に読めた。この時代の頃の日本人が留学してて事件を解決するものは服部まゆみの
    一八八八切り裂きジャックが好きでちょっと星は少なめになっちゃう。

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    2022年01月19日
  • 幽体離脱殺人事件~吉敷竹史シリーズ10~

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      一人称と三人称が混ざっていて、実に読みにくい。島田荘司は、この作品に限ったことではないけれど、どうしてもとっ散らかったような印象を受けるし、物語の質を損ねているように思う。
    しかも今作では、吉敷はほとんど推理していない。(背景で推理してはいるけれど、その描写はない)
    吉敷の頭脳からトリックを説かれたい私としては、非常に物足りなさを覚える。

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    2026年01月22日
  • 涙流れるままに(下)~吉敷竹史シリーズ15~

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    苦痛を伴う 元々は御手洗シリーズを順に読んでいて、「龍臥邸事件」で登場したミチさんが吉敷シリーズの吉敷刑事の奥さんらしいと知って、それで吉敷シリーズも最初から読むことになった。長い道のりだった。
    吉敷はともかく、我々読者までこんなに通子の「女性の性」について知らなければならなかったのだろうか。それが通子という女性(人間ではなく)を知るためだとはいえ、私にとって彼女はさほど興味深い人物ではないので、苦痛を伴う読書だった。もうこの先の吉敷シリーズに通子のことでウダウダと悩む吉敷は登場しないだろうから、それだけが救いだ。

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    2026年01月22日
  • 星籠の海(下)

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    ネタバレ

    上巻で小坂井くんのエピソードにページを費やしていたので、後半のあっさりな出演にちょっと拍子抜けな気もする。千早の部分が衝撃的だったから、最期まで読んだ時に、事件と何も関係ないんかーい!
    とちょっとがっくりしてしまった(笑)

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    2021年10月24日
  • 水晶のピラミッド

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    御手洗シリーズ7作目。
    古い一族の話。
    名家は大変だ。
    今回は説明が多かった。
    後半はバーっといけたが、前半はだれてしまった。
    レオナ...

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    2021年10月15日
  • 龍臥亭事件(下)

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    ネタバレ

    龍臥亭事件というよりは都井睦雄の真実。
    この都井睦雄の真実が本編(?)より遥かに面白かった。

    石岡さんが謎を解いたというよりは、
    謎は勝手に解けていった感じ。

    そりゃ御手洗潔が出てこないはずだなと思ったり。
    いわゆる真犯人も唐突且つ不自然に退場した彼女で、まあ、そりゃそうだよなって感じ。

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    2021年10月11日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

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    事件は起こらない 京都時代の在りし日の御手洗と、彼に憧れる浪人生とのやり取り。
    途中からほとんど流し読み。

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    2026年01月22日
  • Yの構図~吉敷竹史シリーズ6~

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    相変わらず謎は派手だが、トリック自体は驚くほどではない。

    が、それによって本作の評価が落ちることはないだろう。
    この作品の主題は子どもたちの間での「いじめ」であり、そしてそれに対して吉敷竹史がどう向き合っていくかという一人の刑事の物語でもある。

    しばらく島田荘司作品を読んでいなかったが、読む度に島田さんの"読ませる力"を思い知らされる。

    ふと御手洗潔が恋しくなった。あまりしたことがないのだが、再読しようかなぁ...

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    2021年09月10日