島田荘司のレビュー一覧

  • 飛鳥のガラスの靴~吉敷竹史シリーズ14~

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    あらすじを見た限りでは自分好みの猟奇的事件のようなかんじでした。しかし実際は大きな事件自体はそのひとつだけで後は何故その殺人事件が起きたか、事の真相を吉敷刑事が一人ローラー作戦で真相に近づいていくというもの。大まかな流れは同氏の作品“眩暈”の現実ではあり得ない日記と現実とを結び付けていくそれに近いものがあります。
    物語の途中では寓話シンデレラや昔の自分の遊び場を思い出せるようなシーンがあったりと感傷的になれるところもありました。
    ただ推理小説としてはいまいちかな・・・。
    ネタバレがあるので細かくは書けませんが大和田の伝聞での人柄と実際。またとんでもない誤字・・・。
    これは真相にはたどりつけっこ

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    2012年03月19日
  • ら抜き言葉殺人事件~吉敷竹史シリーズ13~

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    作品全体としては理解し難い文もなく会話文が多いことも手伝って読みやすかったので軽く読むには持ってこいの一冊ではないでしょうか。
    作家殺しの不可解な動機の特異性を除けば他の島田作品と比べると淡々とストーリーが展開していきます。
    個人的にはもっと長い作品の方が楽しめ、またどんでん返しも大きいほうが好まれます。
    ところどころに社会に対しての島田氏の考えが顔をのぞかせます。

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    2012年03月19日
  • 魔神の遊戯

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    凄惨な事件が描かれている。事件の謎が非常に魅力的だったが、解決してみると思ったほどの意外性ではなく、期待しすぎた感はある。
    しかし、なんともいえない暗い雰囲気やミステリー好きが喜びそうな描写は飽きさせない。

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    2012年02月11日
  • 最後のディナー

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    御手洗が電話一本でちょちょいと謎を解明する安楽椅子探偵もの、と見せかけて、実は石岡くんの相変わらずな駄目っぷりがいっそ清々しいくらいにたっぷり描かれた短編集です(*^^*)

    「だって〜」とか「〜だもん」とか、五十路前の男が使うってどうなのよとか思いつつ、石岡くんなら違和感ないなとも思える不思議…。
    英語が話せなくて外国人講師の前で冷や汗タラタラな描写が読んでて居た堪れなくなるようなリアリティがありました(・・;)
    クラス分けの部分は思わず笑ってしまうような、情けないけどほのぼのさせる、石岡和巳、本領発揮!という感じ(*^^*)これは、石岡くんファンには堪らんのではないでしょうか(笑)。

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    2012年01月21日
  • 切り裂きジャック・百年の孤独

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    ネタバレ

    19世紀末、ロンドンを震撼させた切り裂きジャック事件。
    百年後のベルリンで、同様の手口による娼婦連続猟奇殺人が起こる。
    切り裂きジャック事件が百年の時を経て蘇り、そして完全解明される! 

    事件の百年後にまた同じような事件が起きたという設定で、独自の新解釈によって真相に迫る、という趣向の作品。
    アクロバティックな推理にはびっくりでしたが、意外な動機が妙に納得できました。
    案外、これが本当といわれても信じてしまうかもしれない。

    血腥い陰惨な描写が多いのでちょっと辟易しましたが、それ以外は楽しんで読みました。

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    2012年01月16日
  • 切り裂きジャック・百年の孤独

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    ネタバレ

    切り裂きジャック事件をモチーフにした作品。というか、切り裂きジャックとはだれかを推理している作品かな。しかし、動機がね。なんだかスケールが小さいというか、「そんなことで?」と思ってしまった。島田作品の中では短めですぐに読めるが、まあまあ。

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    2012年01月16日
  • Pの密室

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    御手洗少年、頭良すぎナリ。
    短編といっても2編なので、"物足りなさ"は無いナリ。
    (普段は短編は読み応えが無いと思ってるナリ。)

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    2012年01月09日
  • 飛鳥のガラスの靴~吉敷竹史シリーズ14~

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    まず古い!! 文章も島田先生のむか〜しの、って感じだけど、内容にしても流れにしてもなにしろ古い…なんでそもそも私は今までこれを読んでなかったんだろう。
    でも内容は安心の島田ワールド。昔話あり、女の戦いあり、上司(強者)のイヤミあり、土地名の読み間違いあり、あるはずのない現象の謎解きあり、「いやいやいやそれはない」強引な殺し方ありで、大変楽しめました。当時読んでりゃなあ…

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    2012年01月17日
  • 踊る手なが猿

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    ミステリー作家として有名な島田荘司の短編集。最初の二編は島田荘司らしいが、後二編はイメージと違いました。特に最後は江戸時代の悲恋モノと言えそう。

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    2011年12月19日
  • 上高地の切り裂きジャック

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    御手洗シリーズ。「上高地の切り裂きジャック」と「山手の幽霊」の2編。
    上高地〜の方は御手洗は電話でのみの登場です。御手洗を引き立てるために登場する無能警察の皆さんですが、さすがにこれは警察の捜査がザルすぎる…さすがにもうちょっと有能だろうと思いたいです。
    山手〜の方は馬車道時代の話です。石岡君は読者に愛されてるなぁとしみじみ(笑)

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    2011年12月09日
  • リベルタスの寓話

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    民族紛争を経験したことがない日本に住んでいると、本作の重要なテーマである「民族浄化」という問題がピンと来ない。殺人の動機が読めないといったところか。
    但し、島田氏の壮大な奇想トリックメーカーぶりは期待どおりで、寓話のリベルタスの奇跡の話も面白い。

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    2011年12月08日
  • アトポス

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    ネタバレ

    なにか求心力のある、大抵はグロテスクでエロチックな歴史上のエピソードを持ってきてなぞったり、今回は「サロメ」「ハリウッド」などの別の要素を組み合わせたりで複雑雑多、でも一本の筋を貫くことで決して飽きさせなくこの長い長い話、重い重い本を出張の鞄に同梱する苦を厭わなくさせる力量は、京極や他のフォロワーからは大きく異なるところなのではないかな。
    でもボスである島田はじめ、この一派どうしても好きになれない。人間が下品なような気がする。偏見か?

    (以降モロネタバレ)

    最後に気がついたのだが、アトピー患者を「怪物」ってしちゃってるんだよな。これちょっとひどくないか?

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    2011年11月29日
  • 龍臥亭事件(下)

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    長かったなー
    読んでる間に間延びしてしまった。
    本格は長すぎると謎に対する情熱が薄れていくと感じた。

    半分は、津山事件のノンフィクション。犯人の名前とか、事件の経過は事実だと途中で気付いた。

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    2011年10月19日
  • リベルタスの寓話

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    ネタバレ

    うーん、御手洗が登場する作品としてはイマイチだった作品。

    著者が後書きで解説しているように、

    ・ユーゴスラビア紛争という民族紛争が生んだ悲劇
    ・医学的知識に基づいた血液型トリック
    ・日本のオンラインゲームで取引されるRMT
    ・ドゥブロブニクという自治都市を舞台に展開される「リベルタス」という寓話

    これらの要素が複雑に絡み合いながら
    物語が展開していくわけだけど、
    それに成功しているとは言い難く、
    物語として引き込まれないまま終わってしまった。

    セルビア人の民兵組織が、活動資金を稼ぐために
    日本のRMTで荒稼ぎしているという設定も
    リアリティにかけるし
    (韓国人組織とか中国の華僑とかだっ

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    2012年12月13日
  • 飛鳥のガラスの靴~吉敷竹史シリーズ14~

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    吉敷シリーズ。トリックうんぬんより吉敷の刑事としての気持ちのお話かな、と。奥さんとの馴れ初めや別れなどの事件の話を読んでいないので、いまいち夫婦の問題が分からず消化不良な気が。他のも読むしかないか…。

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    2011年10月11日
  • リベルタスの寓話

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    久しぶりに読んだ御手洗潔シリーズ。
    著者らしい話の展開が懐かしくも面白かった。
    ただ、ミステリーに絡めてある題材がリアルすぎて、単純なエンターテイメント作品として読むと重いかもしれない・・・。

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    2011年10月09日
  • UFO大通り

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    「傘を折る女」の心理描写がとにかく秀逸。
    序盤でどういう展開になるのか何となく分かってしまった気になったけど、中盤以降の予想外な謎の出現と話の展開には、最後までワクワクドキドキさせられっぱなしでした。

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    2011年10月07日
  • リベルタスの寓話

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    ネタバレ

    さすが島田荘司!
    巧みなストーリー構成で怪奇事件の謎解きにとどまらず、
    事件が起きた根深い背景を歴史嫌いな私にもじわーっとわからせてくれる。
    舞台は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで起きた怪奇事件。前編、後編の間(中編)では、日本で起きた怪奇事件を御手洗潔がさらっと解きます。
    どちらも民族紛争を題材にしている。

    1980年代までユーゴスラビアは、模範的な社会主義国と言われていた。しかし、社会主義国崩壊後に起きた内戦で、正教徒のセルビア人、カトリックのクロアチア人、イスラム教徒のモスリム人のスラブ系民族同士が三つ巴の殺し合いが行われた。
    強烈な印象に残ったのは「民族浄化」。「穢れた血を薄める」。人

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    2011年10月04日
  • リベルタスの寓話

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    島田荘司さん作品初です。
    綾辻さんの館シリーズかなり好きだから、いつか読んでみようと思ってたけど。
    生々しいっす。

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    2011年09月16日
  • リベルタスの寓話

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    民族紛争という主題そのものが、平和ボケした島国に暮らす日本人にはどうしても理解が難しいなあ、ていうことが第一印象。知識としてすら知らないことが多いからなあ…。

    表題作に関しては、創作寓話と絡めたトリックが相変わらず島田荘司らしい説得力で読ませます。その状況にどう現実味持たせるのよ?!てとこに見事に現実感をこじつける手腕が絶品。まさか臓器を抜いたのが××××ことを隠す為とは…。難を挙げれば、RPGを絡めたせいでページの割りに詰め込みすぎた感があることでしょうか。どうせならもう少し軽い扱い方でも良かった気がしますが、島田先生はこの世界が書きたかったんでしょう。仕方ない…。

    「クロアチア人の手」

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    2016年12月13日