島田荘司のレビュー一覧

  • 秋好英明事件

    Posted by ブクログ

    小説のようなノンフィクション。
    もっと、小説っぽいのを想像していた。
    でも、ただ淡々と、生い立ちから事件~裁判などが書き連ねてあるものだった。

    「殺人鬼フジコの・・・」を読んだときも思ったけれど、どうしても負スパイラルっているのはあるんだなぁ。
    思考の問題なのかもしれない。

    0
    2013年04月04日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

    Posted by ブクログ

    東洲斎写楽は誰だったのか、に迫る歴史ミステリー。話の本筋にはあまり関係ないのだが、主人公の妻とその父の金持ち我儘な振る舞いを書いているシーンがあるのだが、金持ちの醜悪さってこういうとこだよな〜と、なんとなく現実味を感じてしまった。本論は下巻に期待。はおやあのや

    0
    2014年02月04日
  • 最後の一球

    Posted by ブクログ

    別に、御手洗シリーズとしなくても‥と思うけど。救いの神のような御手洗石岡が必要だったのかな、とも思う。よく野球を知ってる作者さんなんだなーと思いつつ。横浜の球団の二軍が多摩川かー!w

    0
    2013年03月21日
  • ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1)

    Posted by ブクログ

    御手洗潔の世界観としては悪くはないな…と思うのだけれど、御手洗らしさは今ひとつ感じられないようにも思う。
    まだ1巻なので、様子見な感じなんでしょうか?

    0
    2013年02月16日
  • 夏、19歳の肖像

    Posted by ブクログ

    島田さんの本を読んでいると、どうも島田さんの言うことに「そ、そうか」という気になってしまう。
    とにかく熱いのである。「~だから~なのだ」と言われたら、「そ、そうですか」と思い、「なんということだ!」と言われたら、「うむ、大変だ!」と思ってしまう(笑)。

    けど、私はなんだかその熱さが憎めないのだ。その勢いに、その激情に、純粋に飲まれたくなるのである。
    島田さんの作品は、ミステリーとしても物語としてもかなり強引でトンデモなところがあるけれど、そこを私は疑いながら読みたくないのだ。彼の熱さ、彼の勢いに、できることなら付いていきたいと思う。つまりは、そう思わせてくれるだけの魅力を、私が島田さんに感じ

    1
    2013年02月06日
  • 透明人間の納屋

    Posted by ブクログ

    小学生のヨウちゃんは、近所で印刷会社を経営する真鍋といろいろな話をするのが唯一の楽しみ。真鍋はヨウちゃんにさまざまなことを教えていく中で、「透明人間は存在する」と言いきります。そんななか、ヨウちゃんと真鍋の住むF市で殺人事件が起きます。殺害時の状況は、被害者が透明人間になったとしか思えないものでした。事件から少し経つと、真鍋はF市から去ります。
    犯人は誰なのか?透明人間は本当に存在するのか?

    この文庫版に限ったことかもしれませんが、挿絵の抽象画がとにかく恐怖をあおります。

    途中まで、透明人間になる薬は本当に存在するのではないかと疑ってしまうような上手い書き方がされていて、引き込まれました。

    0
    2013年02月03日
  • ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1)

    Posted by ブクログ

    モーニング連載の御手洗シリーズのコミカライズ1巻。
    「糸ノコとジグザグ」と「傘を折る女」の二話を収録。
    石岡君が唐突に登場しすぎとかタイトルにミタライと付けておきながら記念すべき第一巻の表紙に御手洗いないってどういうこととか色々と思うところはあるんですが、とりあえず御手洗のマツゲが濃すぎる。どうしてこうなった。しかし原点火さんの描いたレオナはゴージャスそうなのでぜひ見てみたいと思いました。

    0
    2016年03月08日
  • 見えない女

    Posted by ブクログ

    表題作は中編と中編にはさまれた短編。インドネシア・フランス・ドイツを舞台にしたトラベルミステリ3編。風情はありました。

    0
    2012年11月17日
  • ら抜き言葉殺人事件~吉敷竹史シリーズ13~

    Posted by ブクログ

    事件の根底にある様々な思惑・環境には興味深いものがありますが、吉敷の行動があまりに突飛すぎてどうにものめり込めませんでした。

    0
    2012年11月14日
  • 魔神の遊戯

    Posted by ブクログ

    ハウダニットの本格物かと思ったらメインは実は叙述トリックとの併せ技だったという御手洗シリーズでは初めて?のパターン。読み物としては面白く読めましたがミステリとしては色々な要素が入っている分どこか中途半端な感が。

    0
    2012年11月04日
  • 眩暈

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <ネタバレ有り>
       


    ++++++++++++++++++++++++++++++++



    御手洗シリーズ。以前ハードカバー版で読んだものを文庫版で再読。
    眩暈。まさに眩暈。やっぱり読んでてくらくらきました。
    古井教授の難解な講義の後の石岡君の「聞いていて意味が十分の一も解らなかった」という一文によってもたらされる安心感がすごい。
    初読時どうしても理解できなかった部分があって、今回はその辺りをじっくりと読んだつもりなのですが、やっぱりわからない部分もありました。香織お母さんの胸が小さい云々のくだりは文庫化にあたって最後に加筆されていたので理解しましたが、結局未亡人を襲った両性具有者は

    0
    2015年03月28日
  • 最後の一球

    Posted by ブクログ

    島田さん、御手洗潔の作品が一度読んでみたくて、初めて手に取った作品。
    残念ならがら御手洗潔の活躍場面はこの作品ではなかったけど、彼の有能さはよく分かった。
    会話のテンポが面白い。
    御手洗シリーズの中では何が一番オススメなんだろう…?

    0
    2012年10月31日
  • 透明人間の納屋

    Posted by ブクログ

    う~ん…
    ストーリーは島田荘司ワールド全開なのですが、この謎解きはいま一つ…いかんでしょう…
    設定もいかにも陳腐では…?

    あ、そうか、この作品、もとは「かつて子どもだったあなたと少年少女のため」というコンセプトの講談社「ミステリーランド」向けの書下ろしなのでしたね。子ども向け。
    …でも、子ども向けでこのストーリーはちょっと…では?(^^;;

    0
    2012年10月07日
  • 最後のディナー

    Posted by ブクログ

    石岡先生、普通の人加減がたまらなく好きだな。相変わらず御手洗は化け物だけど、文章がハンパない。久しぶりに龍が亭、読み返したくなりました。

    0
    2012年10月04日
  • 毒を売る女

    Posted by ブクログ

    この本に収録されている「糸ノコとジグザグ」は有栖川の「ジャバウォッキー」を読んだときからずっと気になっていて、随分前に読もうと思って購入してたのになぜかずっと積読になってました。さらには御手洗のコミカライズ第一弾でなぜかこれがチョイスされて、読もう読もうと思ってたものをやっと読みました!
    いつものミステリの他ショートショートのようなものもあり、楽しめました。
    お気に入りはやっぱり「糸ノコとジグザグ」、漫画で読んだときは御手洗のマツゲの濃さばかりが気になって内容ほとんど読んでなかったことが発覚しました。もったいない!読んでよかった!
    糸ノコ以外では「渇いた都市」の皮肉な結末が好きです。そこに繋が

    0
    2016年01月19日
  • 溺れる人魚

    Posted by ブクログ

    文章の大部分がうんちくに割かれている。その点で、好き嫌いが別れる。御手洗の登場シーンも少ない。

    それなりに面白いとは思うけど、心に残るほどのインパクトは無かった。

    0
    2012年08月30日
  • 確率2/2の死~吉敷竹史シリーズ5~

    Posted by ブクログ

    島田さんの提示する謎は、いつもとても派手で魅力的である。しかし、それだけに「トンデモ解決にならないかな・・・?」と心配してしまう気持ちも毎回ある(^^;)。

    今回の謎はあまり派手さはなかったものの、とても不可解で魅力的だった。綿密に練られた誘拐計画、しかし犯人は身代金を受け取らずに、あっさり誘拐した子供を解放してしまったのだ。

    解決にはなるほどね、と思ったものの、問題→解決までの調子があまりにあっさりしていたので、もったいない、と感じた。これだけの謎と解決を考えたにしては、なんだか中途半端だなと思ったのである。もうちょっと膨らませるか、あるいはぎゅっと濃縮して、キレのいい短編にした方がよか

    0
    2012年08月29日
  • 透明人間の納屋

    Posted by ブクログ

    読み始めは「ファンタジー系」かと思いきや
    しっかりとしたミステリーでした。中盤、眞鍋氏が語る「外国」。
    やはり、あの国でしたか。
    少しばかり切なくなる読後感。

    0
    2012年08月24日
  • 切り裂きジャック・百年の孤独

    Posted by ブクログ

    1ネタで押し切った印象。
    御手洗ものにしては「人生の悲哀」といった面があまり語られず、ちょっと残念。

    0
    2012年07月31日
  • 龍臥亭幻想(上)

    Posted by ブクログ

    龍臥亭にてまた新たな事件に巻き込まれる石岡さん。上巻はまだ序章。ホームレスの凍死体と、アスファルトの下から死体が見つかる。

    会話をメインに軽快にストーリーは進む。
    シリーズを通して思うのが、里見の話し方がバカっぽく見えて、どうしても好きになれない。

    0
    2012年07月06日