ら抜き言葉殺人事件~吉敷竹史シリーズ13~

ら抜き言葉殺人事件~吉敷竹史シリーズ13~

495円 (税込)

2pt

3.0

ピアノと日本語を教えている笹森恭子が、自宅のベランダで首吊り自殺をした。部屋には、ある作家に誤りを指摘した手紙に対する返信が残されていた。警視庁捜査一課の吉敷竹史は、現場に不審を抱き、殺人説を唱える。そんな時、またもや自殺者が。しかも、恭子に来ていたのと同じ作家からの葉書が……。本格推理の鬼才が、現代の世相を鋭く抉った異色の長編力作。

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ら抜き言葉殺人事件~吉敷竹史シリーズ13~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まずタイトルを見て、「何だこりゃ!?」と面食らった。『幽体離脱殺人事件』と1,2を争う変なタイトルである。
    しかし、内容は吉敷シリーズで結構渋く、扱っているテーマも歪んだ学校教育という社会問題を挙げ、手堅く纏まっている。
    この頃の島田荘司氏はこの動機付けのエピソードが面白く、謎解き部分が逆に添え物に

    0
    2020年01月29日

    Posted by ブクログ

    吉敷シリーズは初めて。女はヒステリーになりやすい、女は思い込みが、女は…ととかくテンプレ。
    わかりやすいストーリーと、真相に近づく感じ、最後に明かされる犯人と、ミステリとしては良かったんだけど、女性をテンプレにはめて考える思想が微妙に古い。1991年平成の小説なのにと思ったものの、よく考えたら30年

    0
    2019年07月20日

    Posted by ブクログ

    全体として小粒で、
    ミステリーとして見るべきところが
    多いと言えない中編作品。

    ただ、島田氏がいろんなところで言及してる
    警察や教師など権威を持つモノへの厳しい目線、
    外国人労働者など弱きもの達への温かな視線が
    作品全体にしっかりと根を張っている作品で
    ある種の社会派モノとしての面白さはある。

    0
    2017年09月17日

    Posted by ブクログ

    こじんまりとした長編の中に日本語問題、教育問題、男女差別問題、外国人就労者問題などの社会派テーマが含まれおり色々と考えさせられます。
    「ら抜き言葉」という題材はとても魅力的ですが、笹森恭子をここまで「ら抜き言葉」に執着するものが何なのかという点に少し説得力が足りないような気がしました。
    ラストはそれ

    0
    2020年01月29日

    Posted by ブクログ

    島田荘司さんの作品は始めて読みました。社会派ミステリーと捉えれば良かったのでしょうか。
    ストーリーより、因幡沼耕作の手紙やエッセイの方が読み応えがありました。
    作者の価値観もある程度含まれているのだと思います。

    推理小説として読むなら、吉敷竹史が探偵役にあたると思いますが、こういった類の小説でここ

    0
    2013年04月28日

    Posted by ブクログ

    事件の根底にある様々な思惑・環境には興味深いものがありますが、吉敷の行動があまりに突飛すぎてどうにものめり込めませんでした。

    0
    2012年11月14日

    Posted by ブクログ

    作品全体としては理解し難い文もなく会話文が多いことも手伝って読みやすかったので軽く読むには持ってこいの一冊ではないでしょうか。
    作家殺しの不可解な動機の特異性を除けば他の島田作品と比べると淡々とストーリーが展開していきます。
    個人的にはもっと長い作品の方が楽しめ、またどんでん返しも大きいほうが好まれ

    0
    2012年03月19日

    Posted by ブクログ

    吉敷シリーズ。ははあ。なるほどね〜確かに言葉によってはら抜きは言われてみれば気になるけど会話としては別にそこまで気にならないなあ。そのまま事件は終わらずなるほど!てな感じでした。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    我孫子武丸→綾辻行人→島田荘司という流れでこの人にたどり着きました。
    普通逆だろ……。

    島田荘司の作品には傑作が多くありますが(駄作も多いけど、要するによいものを書ける作家だから見劣りするのものを書いた場合目立つのだと思います)、いちばん印象に残っているのはこれ。
    完成度も物語的にもそれほどよいも

    0
    2009年10月04日

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