【感想・ネタバレ】上高地の切り裂きジャックのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年09月08日

『上高地の切り裂きジャック』
蓮見刑事から持ち込まれた相談。女優の細川みどりの殺害事件。暴行を受けた上に腹裂かれた痛い。事件現場である上高地で撮影を行っていた細川みどり。細川みどりに好意を寄せていた医大生・牧原真吾の精液。みどり屍姦したことを自白する牧原。屍姦した現場は牧原の父親の経営する病院の近く...続きを読むに森との証言。スウェーデンの御手洗に協力を求める石岡。みどりの体に湧いた蛆。

『山手の幽霊』
正木幸一の自宅の地下にあるシェルターから発見された大岡修平の遺体。死因は餓死。正木幸一に家を売った大岡修平。大岡の娘と婚約していたが病気にかかった娘を捨てた正木幸一。娘の自殺以後転落する大岡の人生。正木幸一の家の下のトンネルを通る最終列車の運転手・内海がみた怪奇現象。光るトンネル。列車の窓に張り付いた女の遺体。

0

Posted by ブクログ 2010年11月17日

表題作と「山手の幽霊」が入った本作。私は話的には山手~のほうが好き。御手洗さんが日本に居るし、ね。あまりにも切なすぎる、動機。こんなヤツ大嫌いだー。と思うけど、矢張り殺してはいけないよ。だから切なかった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月14日

今回もかなり、それとそれどうやって結びつくの?!って感じの事件でしたが御手洗さん見事に解決。
面白かったけど、山手の方のラストの独白がちょっとしんどかった。。。

0

Posted by ブクログ 2009年10月04日

御手洗シリーズ。「山手の幽霊」はなんだかんだと石岡は心配していたけれども読者側から見れば安心して読めた。小難しいこともなくさらっと。

0

Posted by ブクログ 2009年10月04日

アリバイトリックの崩し方は、正直言って普通の人間にはわからんだろう、と思った。もちろん事件の新奇さと解決の手際は素晴らしいけど。
併録の「山手の幽霊」の方が楽しめたかな。なんとなく、地に足のついた展開、という感じで。まあそれが島田荘司の良さと重なるかどうかは別として。

0

Posted by ブクログ 2009年10月04日

グロい。痛々しい。同じく収録されている「山手の幽霊」はそれほど面白くない。探偵御手洗さんは最近よくあるタイプの探偵だけど、不遜なところが何ともホームズっぽくないこともない。

0

Posted by ブクログ 2009年10月04日

御手洗シリーズもの。表題作と『山手の幽霊』の2編。『上高地の切り裂きジャック』の方は、陰惨なものを予想させるタイトルのワリには、あっさり。わざとそうなのかな。/「山手の幽霊」の方は、季刊・島田荘司で既読。実は構造が頭の中に浮かべられない(^^; ‘過去’の話なのが淋しいけど、やっぱり前面に御手洗さん...続きを読むが出てる方が好きだ。2編に同じ病院が出てくるのは、何か意味があるんだろうか。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年03月26日

本作は「上高地の切り裂きジャック」と「山手の幽霊」の2つの中編で構成された作品集。

まず本作は「上高地の切り裂きジャック」と「山手の幽霊」の2つの中編で構成された作品集。
まず「上高地の切り裂きジャック」は2000年の頃に石岡が解き明かした事件の話。

次の「山手の幽霊」はまだ御手洗が日本にいた1...続きを読む990年の頃の話。

この二つの怪奇譚に御手洗の推理が冴える。

「上高地の~」はスピンオフ作品「ハリウッド~」の創作中に生まれた副産物のような感じだ(あれほどグロテスクではないが)。
題名の「切り裂きジャック」から連想される残酷なイメージとは違って事件は単発、しかもどちらかといえば死亡推定時刻に関する話が多く、陰惨さの味わいは薄れている。

またこの頃、島田氏が力を入れていた冤罪事件への取り組みの色合いもあり、ここでは容疑者とされていた牧原信吾の無罪をどうにか証明しようという方向でストーリーは進む。これは金川一事件というのがモチーフになっているらしい。

しかし『最後のディナー』や『Pの密室』の頃に比べるとだいぶん石岡も以前のペースを取り戻しているようだが、犬坊里美の携帯電話の留守電組の話を聞いてショックを受ける件は50を間近に控えた男の台詞か?と思った。
蓮見刑事に嫉妬するところもちょっとなぁと思うのだが。

翻って「山手の幽霊」は、『~挨拶』や『~ダンス』の頃を髣髴とさせる御手洗の活躍ぶりが堪能できた。関係のないと思われた二つの事件がまたも大胆な設定で結びつく。これこそ御手洗ファンが読みたかった作品だろう。

しかし両作とも共通するのは御手洗潔の超人的な推理力。いきなり真相が見えているように動き回る様、人に命令を下す様は確かに面白いが、超人的すぎて、少々辟易した。これと比べるとやはり私は吉敷シリーズの方が地味ながらも堅実で面白いのである。

オレも歳を取ったかなぁ。

0

Posted by ブクログ 2020年01月17日

冒険推理小説っぽいいい意味での現実離れした事件だった。
御手洗はいいキャラだけど現実に近くにいたらちょっとイラッとするんだろうなと思った。
ふたつの同じくらいの長さの物語があってどちらもテンポ良く読むことが出来た。
多少コメディタッチなところもあったが「山手の幽霊」の
最後の大岡の手記はなんとも言え...続きを読むないやりきれなさが残った。

0

Posted by ブクログ 2015年04月01日

再読。
表紙超気持ち悪い。

事件の内容も、まあ女性に多分に非があるとはいえ、散々な扱いよう。気分悪。
つーか、里美ちゃんの喋り方どうにかなりませんか。
これが若い女性だと思っているなら即刻認識を改めて欲しいわ。
石岡クンもネガティブ過ぎるわウジウジするわ、そりゃあ御手洗サンも見捨てて外国行くよ。な...続きを読むんでこんなキャラにしちゃったんだろう。
「異邦の騎士」あたりの時は、まだ気骨があって清々しいキャラだったのに;

幽霊話のほうは「無理あるだろう!」と思いつつ、面白いからまあいいか、という感じ。
例の場所から出てきた例のアルバムやら雑誌やらを、じーっと眺めているという御手洗サンの姿を想像して笑ってしまいました。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年12月01日

御手洗先生シリーズ2作収録。

「下腹部が何故切り取ってあるのか?」
この出尽くした質問に心から完敗してしまいました。

0

Posted by ブクログ 2013年07月13日

島田荘司なら「切り裂きジャック・百年の孤独」の方が面白かろう…カバーもアレな感じだし。と思いつつ読んでみたら、御手洗モノにしては軽く読めてしまい残念。「山手の幽霊」の方が面白かったかな。御手洗の良さが出てるなあと思います。
「上高地~」は里美の喋り方がいちいちイラッと来る(笑)島田荘司は女性描写があ...続きを読むんまり上手くない気がしているのですが、これは特に…。(余りにも、こんな感じだろう、っていう描き方なんだよなあ…勿体無い!)

0

Posted by ブクログ 2012年05月01日

御手洗シリーズ。中編が二編。
とんでも無いトリックが潜んでいるかと思ったが、どちらもそれほどの驚きはなかった。

0

Posted by ブクログ 2011年12月09日

御手洗シリーズ。「上高地の切り裂きジャック」と「山手の幽霊」の2編。
上高地〜の方は御手洗は電話でのみの登場です。御手洗を引き立てるために登場する無能警察の皆さんですが、さすがにこれは警察の捜査がザルすぎる…さすがにもうちょっと有能だろうと思いたいです。
山手〜の方は馬車道時代の話です。石岡君は読者...続きを読むに愛されてるなぁとしみじみ(笑)

0

Posted by ブクログ 2009年10月04日

島田作品は知ってる割に、読んだ冊数はとても少ないのよね。
2編の短編集。

内臓を抜き取られた女優が不可解な謎を残して、上高地で殺された。
そこで、御手洗さんがい外国から、石岡くんが送ったFAX原稿だけでスパッと快刀乱麻に名推理してくれる!
『添付ファイル』やら『デジカメ』警察署長にある『テレビ電話...続きを読む』やら、最近に近いものが描かれてるなぁと思ってみたら、2005年上梓かぁ。
やっぱり。
御手洗さんもこの時代を生きているのかと思うと、何だか不思議(笑)
この女優さんのお話は、大病院の経営者の息子が憧れの女優さんを死姦してしまうんだけど、殺人は犯していない。
真犯人は、実は父親の方だった!って話ね。
これはすごく面白いってわけじゃない。

2編目の『山手の幽霊』
こちらの方が面白かったな。
山手にある、高大にある、地下シェルターのついた呪われた家のお話。
真っ暗な、小さな箱(核シェルター)に、思いもがけず閉じ込められるというのはとてもつらいでしょう。


想像を絶します。そこで餓死しちゃうなんて・・。
動機も病気の娘を巡ってだし悲しい。
最後が犯人(父親)の手記というところがこの作品をぴりりと締めていて良かった!


ただね、この本の表紙が戴けない。
センスが感じられない。
表題作の話の、内臓を抜き取られて代わりに石が入ってるっていうのを表現したいのはわかるんだけど、
「明らか合成です」ってかんじだし^^;

0

Posted by ブクログ 2009年10月04日

今日の買い物

切り裂きジャックをモチーフにした話といえば『切り裂きジャック・百年の孤独』という作品があるのですが、名作なんですけど。この表題作も面白かったです。

あと、もうひとつ収録されてる短編『山手の幽霊』もあるんですけど、これは探偵小説っていうより、なんだろう、冒険小説っていうか。娘が報われ...続きを読むなくて、どうにもやりきれない感情が芽生えてくるんですけど……。

0

Posted by ブクログ 2010年05月14日

女優は腹を切り裂かれ、内臓を抜き取られ、かわりに石を詰め込まれた惨殺死体で発見された。いったいなぜ、何のために?そして密疑者には鉄壁のアリバイが…。“切り裂きジャック”が日本に甦ったかのような猟奇殺人に、名探偵・御手洗潔が挑む表題作ほか、横浜時代の御手洗が活躍する傑作中篇「山手の幽霊」も収録する。 ...続きを読む

「山手の幽霊」は推理+冒険という展開で昔の推理小説を彷彿させます。それにしても、この作品の御手洗は人間味があり少し丸くなった気がします。

0

Posted by ブクログ 2011年12月06日

新規購入ではなく、積読状態だったもの。
2011/12/5〜12/6
御手洗潔シリーズの中編二編。表題作と「山手の幽霊」。御手洗シリーズならではの奇想天外なトリックが楽しめる。どちらかといえば、後者がより好みか。しかし、よくもまあ、こんなトリック考えつくなあ。

0

「小説」ランキング