島田荘司のレビュー一覧

  • アトポス

    Posted by ブクログ

    分厚い分厚い文庫だったけど、読んでしまえばあっという間だった。

    前半のパーツは、物語の現在から始まり、歴史の中の架空の?物語が語られる。とりあえず、血生臭い感じで、吸血鬼の姫の話のあたりは、あれ、この本ってこういうホラーな感じなのね…これがこの分厚さ続くのはちょっと無理かも…とか思いながら読み進めた。
    それが、現在時間のパートになって、ハリウッド映画の撮影の話にがらりと変わる。そっちの方は、読みやすかった。
    御手洗さんのシリーズであることも知らずによんでたので、レオナ嬢がほんまにヤバいヤツだと思ってたけど、シリーズのレギュラーメンバーなのかな?御手洗さんは、颯爽と現れて、あっという間に事件を解決して、そりゃあ格好いい。

    御手洗さんの他のシリーズも読んでみたくなった。

    0
    2017年10月31日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子どもを回転ドアの事故で失い、そのために家族も名誉も失った元大学講師が、幻の画家写楽の謎を負う。浮世絵には詳しくなく、写楽も名前や代表作くらいしか知らなかったが、何ともミステリアスな画家のようでかなり興味をそそられる。写楽=平賀源内説から、源内北斎隠密説まで出てきて怒濤の展開。これからどう話が展開していくのか、見つかった肉筆画のサインと片桐教授はどう絡んでくるのか?
    写楽の正体を推理しながら読むのも面白い。外国人説なんてどうだろうか。下巻も楽しみ。

    0
    2017年10月30日
  • 星籠の海(下)

    Posted by ブクログ

    久々に島田荘司作品を読んだ気がする。こんなに読みやすい文体だっけ???
    分量の割には結構さくさく読めた。内容についてはネタバレしそうなんで割愛で。

    0
    2017年10月24日
  • 幻肢

    Posted by ブクログ

    鬱病の最新治療法TMSが起こした悲劇と奇跡。島田荘司ミステリー初の映画化作品。
    事故や病気で手足を失った患者が、存在しない手足を依然としてそこに在るように感じる現象を幻肢というらしい。同じように、家族や恋人も自らの分身のような存在であれば、この奇跡も分からなくもない。ただ、本作の登場人物にそこまでの想いが感じとれないのが残念である。

    0
    2017年10月01日
  • 御手洗潔の追憶(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    御手洗潔シリーズの番外短編集であり、
    ファンブックなので、
    御手洗、もしくは石岡くんのファンが
    ニヤニヤしながら読むというのを楽しむ感じ。

    ファンからの質問へのインタビュー回答という形式だったり
    近況報告的な内容が多く
    ミステリー短編集ですらないので。

    0
    2017年09月24日
  • 名探偵傑作短篇集 御手洗潔篇

    Posted by ブクログ

    3冊同時に出た名探偵傑作短篇集の、これは御手洗潔篇。巻頭の『数字錠』辺りはまだ純粋なフーダニットだが、その後の3作は島田氏らしい奇想のオンパレード。良くこんな事を考えるなあと感心するばかりだった。全て再読だったが面白かった。

    0
    2017年09月25日
  • 幽体離脱殺人事件~吉敷竹史シリーズ10~

    Posted by ブクログ

    正直、見るべきところの少ない作品。

    女性2人のドロドロとしたやり取りが大半で
    吉敷さんの登場はホント少ない。

    ただ、中盤の二見浦での不可思議な幻想性は
    本作品の数少ない見せ場(読ませる箇所)かなと思う。

    事件やトリックなどミステリーとしての面白さというより
    作者の女性観や社会観の吐露を味わう作品かもしれない。

    0
    2017年09月17日
  • ら抜き言葉殺人事件~吉敷竹史シリーズ13~

    Posted by ブクログ

    全体として小粒で、
    ミステリーとして見るべきところが
    多いと言えない中編作品。

    ただ、島田氏がいろんなところで言及してる
    警察や教師など権威を持つモノへの厳しい目線、
    外国人労働者など弱きもの達への温かな視線が
    作品全体にしっかりと根を張っている作品で
    ある種の社会派モノとしての面白さはある。

    島田氏自身がこういった読者からの手紙を
    もらったところから着想したのかも。

    0
    2017年09月17日
  • 幻肢

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    評価が低い理由が分かった

    個人的に登場女性陣などイライラしぱなし
    最後に反省させるための芝居でしたああ
    なんじゃそりゃ!

    面白は面白いけど主人公も周囲も
    こういう人が医者?そして医者の卵・・・
    主人公がファントムとして見る彼の方がカッコイイ
    出てきた本物の方がどうしようもなくダメ臭がする

    0
    2017年09月10日
  • ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1)

    Posted by ブクログ

    短編ミステリ作品。(漫画)
    どれもそれなりに面白かったナリ。
    (原作者のファンなんで。。)

    ただ”すごく面白かった”と言う程では無い。

    0
    2017年09月02日
  • 御手洗潔の追憶(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    御手洗潔シリーズの番外編をまとめたファンブック。時系列的には「星龍の海」事件後となり、御手洗や石岡へのインタビュー形式作品もあり、ファンにとってはたまらない一冊。
    インタビューや手紙形式、超短編などいろんな作品があるなか、御手洗の父親が主人公の「天使の名前」が特筆。原子爆弾が投下された広島で、外務省の役人だった彼が見た現実と希望。天才・御手洗のルーツがここにある。

    0
    2017年08月24日
  • 星籠の海(下)

    Posted by ブクログ

    下巻。上巻の風呂敷のたたみ方がかなり美しく、この辺は筆者のミステリ作家としての実力が垣間見え、すごいな、という感じ。星籠の正体はストーリーをきちんと読んでいくと読めてくるので意外性が薄いのが少し残念。"和製シャーロック・ホームズ"御手洗潔の活躍は、他のシリーズ本も読んでぜひ堪能していきたい。

    0
    2017年08月17日
  • 幻肢

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ラマチャンドランの『脳の中の幽霊』が好きなので面白かった。ドッペルケンガーのくだりが思わせぶりな割に空ぶったとこは拍子抜けでしたが・・・
    主人公は酷いけど周りは天使やんと思ってたけど、よく考えたら個人的な恨み(ではなくなったけど)でこんな事やっちゃうような医大生のほうがメンヘラより嫌だ・・・

    0
    2017年09月19日
  • 透明人間の納屋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    伊坂先生がタイトルをあげていたので、興味を覚えて読んでみました。

    元々は講談社が2003年から2016年にかけて発行していた書籍レーベル『ミステリーランド』の第一回配本。
    かつて子どもだったあなたと少年少女のためというのがコンセプトだそうで、元は箱入りクロス装丁だったのだとか。
    確かに内容は大人用な感じはしますが子供でも読めて、
    そして衝撃を受け、かつ大人になって読み返すとまた違った感想が得られそうです。

    島田先生の作品は読み始めたばかりでそんなに多くはまだ読めていませんが
    ファンタジックなところから一転して現実に引き戻されて
    収束されていく落差が面白いなと思います。

    真鍋さんとヨウイチの交流の描写から始まり
    心温まるはずのシーンなのにどこか仄暗く、
    石塚桜子さんの挿し絵の効果も相俟って
    不穏な空気が纏わり付いてくる感じがして、続きが気になって
    一気に読んでしまいました。

    個人的には、ホテルから消えたという部分と、部屋にいた女の種明かしは期待とは違ったなという感じでした。
    昭和の時代でDNAが捜査に使われ始めたばかりの頃とは言え、
    窓の埃の有無や蜘蛛の巣がどれぐらいで張られるかぐらいは
    一般常識の範疇ではないかと思ってしまいましたし、
    目撃者がいないのではなく聞き込みを徹底していなかっただけで
    警察の怠慢のように感じました。
    ただ、種が明かされるまでの、透明人間がホテルから出て部屋にやってきたのでは、と感じるじわじわくる恐ろしさが良かったです。

    自分が子供の頃住んでいた家も、天井が安い木材だったので
    節がたくさんあり、模様を眺めて物語を作っていました。
    その模様のせいで面白い夢を見たり、悪夢を見たりしたことを思い出しました。

    読み終えて、著者のコメントの意味もわかるわけですが、
    タイトルについても興味深いものがあります。
    単純に印象に残るタイトルではありますが、
    本文を読んでから考えてみると、タイトルからは様々な意味が読み取れるように思います。
    姿が見えなくなるということには、肉体が透明になることだけでなく
    そこに居るのに気に留められないということや、ここには居ないという
    意味合いも考えられるでしょう。

    英文のタイトルである『The Invisible Man's Virus』もまた、
    本文でのウイルスの話や宇宙人の話なども関係してくる他、
    Virusにはウイルスの他に道徳・精神上の害毒という意味もあることが
    非常に興味深く思われました。

    0
    2017年07月27日
  • 御手洗潔の追憶(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    御手洗潔が横浜を離れてから10年間ぐらいの間の御手洗や、石岡さんやレオナ、里美たちのちょっとした身辺紹介の短編集。
    手紙やインタヴューなんかもあって、御手洗モノのいわゆるメタ構造的なお話は、ある意味読者サービスの読み物だね。

    そんな中、初めて潔の父親が登場する太平洋戦勝開始前後の物語は、思わず引き込まれてしまう迫力があった。
    そうか、こういう人生を送った人だったんだ。
    物語的には御手洗潔の天才性や神秘性を増す要素もあるわけだけど、それよりもやはりここは、父親が戦争回避のために努力して努力して、けれど報われなかったその人生がとても重く感じる。
    そんな彼にとって潔はまさに天使の生まれ変わりだったのだろうね。

    個人的には里美と石岡さんのお話をまた読みたい。

    0
    2017年07月14日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    石岡君と出会う前の御手洗の話。もっとエキセントリックな人物の印象だったが、久しぶりにシリーズを読んだためか、それともヤング御手洗のためか。

    0
    2017年06月22日
  • アトポス

    Posted by ブクログ

    良くも悪くもいかにも島田荘司といった感じ。分厚いわりにそれほど中身はないが、「長い前奏」の吸血鬼の話はそれを主軸に展開してほしいぐらいになかなかおもしろい。ただ、病気を用いるのには少々うんざりである。それからいくら松崎レオナがいるとはいえ、ところどころに日本がどうのこうのといった話題が見受けられるのは、米国人の会話として不自然だろう。

    0
    2017年06月03日
  • 御手洗潔のメロディ

    Posted by ブクログ

    「IgE」と「ボストン幽霊絵画事件」では、御手洗潔の"超人的推理"を味わうことができる。「SIVAD SELIM」と「さらば遠い輝き」はミステリーではなくて、御手洗と石岡に関するエピソード話。

    「IgE」
    有名声楽家のところに現れた謎の美女、彼女の引っ越しをはじめとする謎の行動、レストランSでの度重なる小児用男子便器の盗難、公園の樹木損壊事件など。一見何のつながりもないような事件を結び付けて推理を組み立て、これから起こることを予言する御手洗潔。ここまで飛躍的な推理だと、"超人的推理"と言わざるをえない。
    御手洗は推理の裏付け調査をしているが、その内容が種明かしまで明かされないので、読者には到底推理不可能であり、ただただ、御手洗の"超人的推理"にはひれ伏すしかない。相当の力技だが、ここまできれいにまとめ上げると賞賛に値する。最後に、タイトルの「IgE」の話を持ち出して、文化人類学のテーマに切り込んでいる点も興味深い。

    「SIVAD SELIM」
    外国人身障者のためのコンサートで挨拶をする羽目になった石岡の狼狽ぶりが印象的。自分も上がり症なので、身につまされた。御手洗の来訪者の謎、コンサートの最後の出来事などのサプライズも盛り込まれている。作者の音楽観が垣間見える作品。

    「ボストン幽霊絵画事件」
    御手洗がアメリカ留学中に学生新聞に掲載されていた奇妙な銃撃事件を聞き、飛躍的な推理を紡ぎ出すことで、芸術家失踪事件の真相を暴き出す話。推理の積み重ねによって、意外な事実に突き当たるという点で、「九マイルは遠すぎる」を連想した。銃撃の意図、消防士の証言、被害者の思惑とは裏腹の皮肉な結末など、面白い真相ではあるが、御手洗の推理には無理があると言わざるをえない。

    「さらば遠い輝き」
    ハリウッドのトップ女優のレオナとジャーナリストのハインリッヒのサンタモニカでの印象的な再会を描く中で、御手洗と石岡の過去の関係が示される。愛情の本当の意味、レオナの涙の理由など、考えさせられる内容だった。

    0
    2017年05月29日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

    Posted by ブクログ

    ホームズとその仲間たちのキャラクター、本家を読んだこと無いですし、映像化された映画やドラマなどを少し見たことあるだけですが、これが原作なんじゃないかと思うくらい、”しっくり”きてます。

    夏目漱石の当時の状況などをもっと知っていれば(ちゃんと歴史を勉強していれば)もう一声面白かったかも。

    でもそうじゃなくても十分面白いナリ。

    0
    2017年05月21日
  • 御手洗潔のメロディ

    Posted by ブクログ

    牽強付会なミステリを書かせたら右に出る作家はいないと(私の中で)定評のある、島田先生の御手洗シリーズです。


    が。(前置き)


    本シリーズビギナーの方には!!
    自信を持って!!!
    本作はオススメしません!!!!


    本作にはミステリ一編、探偵礼賛記一編、探偵幼少期メモリアル一編、同人短編一編が収められています(一部誇張有)。

    冒頭のIgEこそ島荘節が炸裂していますが、後半三編は正直微妙です。御手洗潔というキャラクタを愛する人には堪らないかもしれませんが、それほどキャラ萌えしてない人にはキツい。
    ドラマ版の2人にはキュンキュンした私ですが、原作でやられるとね………コレジャナイ感あるんですよね………(謎)。


    シリーズを何冊か読んでから本作を読むことをオススメしますが、シリーズのファンでも、
    御手洗×石岡とか別に興味ないし……
    御手洗のイケメンエピとか要らないし………
    な方は読まなくてもいいんじゃないかな〜←

    ◉IgE…何度修理しても破壊されるレストランの便器と、有名な声楽家が恋い焦がれ探し求める美女。一見なんの関連性も見出せない2つの事件を御手洗潔が知った時、ミッシングリンクは繋がった!

    ◉SIVAD SELIM…外国人身障者の為に音楽会を開くという高校生から、ギターの名手と名高い御手洗に出演依頼が来た。少年の志に胸打たれた石岡は、音楽会当日は大切な用事があると渋る御手洗を説得しようと試みるが……。

    ◉ボストン幽霊絵画事件…若き御手洗少年が、渡米時に出会った奇妙な事件。何故、自動車工場の看板のZだけが集中的に撃たれていたのか?

    ◉さらば遠い輝き…番外編。御手洗に想いを寄せるレオナと、彼女そっちのけでラブラブしてるっぽい御手洗&石岡くん(違

    0
    2017年03月24日