島田荘司のレビュー一覧
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かつて箱根の富士屋ホテルに信じがたい写真が飾られていた。そこには芦ノ湖に浮かぶロシアの軍艦が写っていた。四方を山に囲まれた湖に巨大な軍艦が浮かんでいるのということも謎だか、その軍艦は突如として出現し、一夜にして消滅したという。果たしてそのトリックとは…
御手洗潔シリーズを読んだこともなければ著者のファンでもない自分が、この本を読んだきっかけは、フィラデルフィア実験として知られるアメリカの駆逐艦エルドリッジの瞬間移動実験をネタ元として書かれたと何かで読んだ記憶があったからだ。
この真偽のはっきりしない実験に何か新しい見解でも示してくれるかと期待したが、トリックとしてはフィラデルフィア実験とは -
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再読。
表紙超気持ち悪い。
事件の内容も、まあ女性に多分に非があるとはいえ、散々な扱いよう。気分悪。
つーか、里美ちゃんの喋り方どうにかなりませんか。
これが若い女性だと思っているなら即刻認識を改めて欲しいわ。
石岡クンもネガティブ過ぎるわウジウジするわ、そりゃあ御手洗サンも見捨てて外国行くよ。なんでこんなキャラにしちゃったんだろう。
「異邦の騎士」あたりの時は、まだ気骨があって清々しいキャラだったのに;
幽霊話のほうは「無理あるだろう!」と思いつつ、面白いからまあいいか、という感じ。
例の場所から出てきた例のアルバムやら雑誌やらを、じーっと眺めているという御手洗サンの姿を想像して笑ってし -
Posted by ブクログ
ネタバレ東洲斎写楽の正体に迫った歴史ミステリー。
鎖国であった当時の江戸文化の様子、歌麿や京伝、そんな絵師などを取り仕切る蔦屋重三郎たちの交流の様子がとても良く伝わって来る。
そして描き出される写楽の正体。
「閉じた国の幻」まさのこの副題の通り、閉じられかつ規制された不満が高まっていた時代に、蔦重を中心に国内外関わった全ての者たちが紡ぎ出した幻こそが写楽だったのだろう。
と面白かったのはこの作中にある「江戸編」まで。
正直「現代編」はいらない、江戸編の合間に解説があるだけで良かった。
説明を兼ねているが物語にしてしまったために冗長過ぎてわかりずらい。
回転ドア事件も風化させてはいけないと -
Posted by ブクログ
御手洗潔シリーズ、9作目。
今作も大長編。しかも、挿話の部分が相当長く、御手洗が出てくるのは何と1000ページ近くある文章の中で最後の200ページほど。しかしながら、前半の挿話部分の大半を占めるエリザベート・バートリィーの話は興味深く読めてしまう。相当にエグい話なのであるが、妙な魅力に惹きつけられてしまうのも事実。「水晶の~」といい、挿話部分がなかなか読み応えのある作品。その余韻に引き摺られてか、現代で起きた数々の残虐事件が尽くレオナの手によってなされたように見える展開が続き、もしかして本当に?なんてハラハラしっぱなし。漸く御手洗が出てきたときには正直ホッとした。雰囲気もガラッと変わり、解決