島田荘司のレビュー一覧

  • ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(2)

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    癖のあるイケメンって確かにこんな感じなのだろうな、と納得。文字を追うより絵で見る方が情報が整理されやすいのと、犯人が誰かを既に分かっていることもあってもう一度状況を整理しながら読むことができた。
    改めて見ると石岡くんは終始腑に落ちない顔をしていて不憫。実際御手洗のすぐそばで物を見ていたらそうなるのも無理はないとは思うけども(笑)
    占星術殺人事件の冒頭、日記の部分でリタイアした知人にこのマンガを貸してみます。

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    2014年01月15日
  • ネジ式ザゼツキー

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    御手洗。
    私は、眩暈にちょっと似てると思った。

    記憶障害の人物が書いた物語から、真実を推理する話。
    ネジ式の死体とか、いったいどうなるんだと思っていたけど
    はあー、なるほどー‼︎と思った。
    すごい。さすが島田さん。

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    2013年12月13日
  • アトポス

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    御手洗シリーズ。なんか、流れが水晶のピラミッドに似てる。
    1000ページ弱は長かった!
    けど、2日で読み終えてしまった。
    前半はほとんどエリザベート・バートリの話。
    美しさを保つために、若い女性を殺してその血を浴びていた女性。

    後半は、「サロメ」撮影スタッフが死海で経験する
    不可思議な殺人事件の話。
    死海では3人の人間が亡くなり、
    主演女優のレオナがその犯人と目される。
    その頃、LAでは赤子が赤い顔の怪物に連れ去られる事件が頻発していた。

    そんなことがあるのかよっていう解決を
    抵抗を感じることなく受け入れさせられてしまう、というか。
    この強引な感じがやみつきになって、
    やっぱりまた島田さん

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    2013年12月09日
  • 最後のディナー

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    「龍臥亭事件」以来、久々に御手洗シリーズを買ってみた。
    (「Pの密室」も購入済みだが手付かず)

    三編収録だが、どれもミステリーとしては薄口。

    『里美上京』 「龍臥亭事件の後日談」それ以上でもそれ以下でもない。
    『大根奇聞』 「んなアホな?!」という仕掛け。
    『最後のディナー』 最悪の結末は回避されるが、寂しく哀しい作品。

    『最後のディナー』が一番御手洗シリーズらしい匂いを感じた。
    横浜の何気ない風景や生活感の描写は流石としか言いようがない。

    個人的には犬坊里美がどうにも苦手。
    読んでいると頭が痛くなってくる。

    また、彼女に振り回される石岡君の情けなさと言ったら・・・

    もう「異邦の騎

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    2013年11月27日
  • ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1)

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    御手洗シリーズがまさかの漫画化してることに今更気づいて早速買ってきました。

    絵はとても綺麗で表紙の女の人なんかは美人で好きなんですが、御手洗も石岡くんも綺麗すぎるかなぁという印象。
    御手洗のまつ毛が気になるし、石岡くんは私的にはもっと文学青年そうな大人しそうなイメージだったので、それに比べると若干ワイルドな感じがするなぁと感じた。

    話自体は原作より現代風になってるようですが、面白いです。
    続きも読みたいとは思ってます。

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    2013年10月22日
  • ネジ式ザゼツキー

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    なんかなぁ…。
    御手洗潔シリーズはわりと好きなのだけど、今回のは…ん〜…。
    あたしはいまいち…。
    なんていうか、途中の(「エゴン・マーカット」の第二部で言うところのS層の)スケールが大きすぎて、実際の事件の方が色褪せてる感じがする…。
    とくに、最後の章では謎解きをするのが御手洗ではなく、事件の当事者たちが事実を語っていくせいで、よけい、ミステリー風味がそがれて、「…ふ〜ん」って感じ。

    といっても、事件自体の謎がすごくないわけではないのだけれど。
    あたしが、ミステリー小説においては、探偵が犯人や事件について、ズバズバ言い当てていく…という展開を好むせいだと思うのだけど。

    それから、個人的には

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    2013年10月16日
  • 上高地の切り裂きジャック

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    ネタバレ

    御手洗先生シリーズ2作収録。

    「下腹部が何故切り取ってあるのか?」
    この出尽くした質問に心から完敗してしまいました。

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    2013年12月01日
  • 切り裂きジャック・百年の孤独

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    ネタバレ

    服部まゆみさんの「一八八八切り裂きジャック」がかなり面白くて、続けて切り裂きジャックモノが読みたくなりここは大御所に!と島田さんの切り裂きジャックを読ませて頂きました。

    流石は島田さんだけあって、物語の完成度と説得力は素晴らしかったです。小説家の想像力はすごいなぁ、と感心しました。
    が、やっぱりボリュームのせいか、ちょっと薄かったかな…。
    綺麗にまとまりすぎてた感じでした。
    というか、御手洗シリーズと読み終わって知りました。笑
    それでやたら日本云々言ってたのですね。
    一緒に居た東洋人は誰なんでしょうか。石岡君では無いだろうし…。
    それを知ってから後半を読み返すとちょっとニヤリとしてしまいます

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    2013年10月07日
  • 天に昇った男

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    ネタバレ

    冤罪を扱った作品です。
    読み出したら止まらなくて、一日で読んでしまいました。
    島田荘司の冤罪についてのメッセージがとても良く伝わってきました。

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    2013年10月02日
  • 犬坊里美の冒険

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    司法試験に合格し、晴れて司法修習生となった里美。

    お祭りの最中、境内に突如現れ消えた死体。
    その近くにいて容疑者として逮捕された藤井の弁護を担当することになった里美。
    死体消失の謎がわからないまま、黙秘を続ける藤井との関係もうまくいかない。
    が、藤井の態度や尾登の情報から、冤罪であると確信し真実を知るために奮闘する。

    悩んで、落ち込んで、頼って、助けられて
    一生懸命がんばる里美。
    ていうか、石岡のことが好きだったのか!とびっくり。
    けど、尾登ともいい感じで、里美の恋も気になる(笑)

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    2013年09月30日
  • 龍臥亭幻想(下)

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    ネタバレ

    櫂が行方不明のまま
    続いて、日照の死体が発見される。
    旧日本軍の研究所で行われていたという肉体縫合の手記。
    さらには、森孝魔王が鎧姿で蘇り、
    石岡らの目の前で菊川を殺して消えた。

    吉敷竹史シリーズは全く読んだことがなくて
    この話で初めて吉敷さんを拝見。
    今回は石岡君じゃなくて、電話の御手洗と最後に現場に現れた吉敷が
    解決した感じ。

    あ、でも最後まで残った森孝魔王の謎は
    石岡宛に届いた手紙によって真相が解明される。

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    2013年09月30日
  • 龍臥亭幻想(上)

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    今回の主人公も石岡和己。

    前回の事件から8年ぶりに集まった事件関係者のみんな。
    新メンバーが、日照和尚、斎藤櫂、黒田研一、菊川神主、伊勢光嘉。

    今回は、明治初期の森孝伯爵が起こした殺人事件から話がスタート。
    森孝魔王の伝説(鎧がひとりでに動いて成敗を下す)に話が続く。

    3ヶ月ほど前から行方不明になっている巫女、行き倒れの死体。
    睦雄がかいたという事件を暗示するような絵。
    地震が起こり、厚いセメントの下から現れた巫女の死体。

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    2013年09月30日
  • 龍臥亭事件(下)

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    ネタバレ

    「御手洗が去った後に鬱々としていた石岡君が、一念発起して依頼人と二人旅か~やるじゃん石岡君(*^ω^*)」
    と、旅行の目的(悪霊祓い…)は置いといてほのぼのしていた序盤から一転。イッちゃってる同行者(女)に導かれるままに、一路西へと向かう二人。もちろんロマンスのロの字もなく、ひたすら真っ暗闇の行程にビビる石岡君がおかしい(笑)。

    曰く有りげな元旅館に二人が転がり込んでからは、展開がまあ早い早い。
    【密室状況に次々と転がる銃殺体のオンパレード!】
    からの、
    【悍ましい死体装飾】(*_*)ひいいい

    幾らなんでも過剰過ぎるんじゃないですかううう…(泣)とページの端を摘まみながら読み進めていくと、

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    2013年09月29日
  • 龍臥亭事件(上)

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    上下巻一気に読んだので、感想は下巻にまとめまっす\(^o^)/

    しかし相変わらず、死体の損壊具合が異常に怖い…(u_u)


    朋友・御手洗が日本を去って一年。ひょんなことからうら若き女性に岡山県まで随行することになった石岡は、辿り着いた奇っ怪な旅館で恐るべき連続猟奇殺人に遭遇した。
    密室の中での銃殺、損壊され弄ばれる遺体、そして戦前に村で発生したという、史上空前の「三十人殺し」との関連…そして遂に、石岡の目の前にも殺人鬼の亡霊が姿を現す!

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    2013年09月29日
  • 龍臥亭事件(下)

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    ネタバレ

    下巻では半分くらいが睦雄の話。
    睦雄の大量殺人事件というよりは、
    偏見、差別について考えさせられる話。

    額に書かれた7の数字。
    1度盗まれ、装飾されて再び現れる死体。

    阿部定事件から、徐々に謎に迫って行く石岡。
    本当に狙われている人物を知り、彼女達を守るために奮闘する。
    意外な犯人と、幽霊の正体。

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    2013年09月22日
  • 龍臥亭事件(上)

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    主人公は石岡君。
    君、とか言ってるけど石岡君は45歳(たぶん)

    龍がとぐろを巻いている形の元旅館・龍臥亭で起こる連続殺人事件。
    突然訪ねてきた女性に付き添いを頼まれ岡山までやってきた石岡が
    この事件に巻き込まれる。

    村にはかつて、30人を一晩で殺したという都井睦雄という人物がおり、
    現在でもたびたび目にされる睦雄の幽霊。
    皆が口にする”因縁”とは。

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    2013年09月22日
  • 龍臥亭幻想(上)

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    石岡和己が主人公。犬坊里美も注目。御手洗が電話出演。加納通子も出演したため吉敷の登場もある、ファンサービス作品。

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    2013年09月18日
  • 御手洗潔のメロディ

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    御手洗 短編集。
    ミステリ2つに日常2つ。

    IgE:壊されつづける便器と声楽家の前に現れ、消えた美女。
    チェーンレストランと切り倒された杉の木。

    SIVAD SELIM:高校生ボランティアのクリスマス・コンサート。
    これに御手洗を出演させようとする石岡君と、先約があると断る御手洗のケンカ(笑)
    あ、この話は一応、謎あるかも。

    ボストン幽霊絵画事件:御手洗大学生(アメリカ)の事件。
    看板の一文字の一部分だけが撃たれたことを発端として、
    開校直前の絵画教室のオーナーが殺されていると推理。

    さらば遠い輝き:ストックホルムの大学で脳研究を御手洗と一緒に行っているハインリッヒと、レオナが御手洗に

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    2013年09月10日
  • 水晶のピラミッド

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    ネタバレ

    御手洗潔 長編

    前半は、タイタニック号船上の話と古代エジプトの話が
    代わるがわる出てくる。

    後半は、アメリカにあるエジプト島とよばれる島で起こった
    殺人事件を追う話。
    レオナ主演の映画撮影現場(の近くの塔)で起こった密室の事件。
    愛犬を亡くして鬱状態の御手洗に、レオナが事件解決を依頼。

    御手洗の全員集めての事件解釈の後に、
    もう一度、本当の解決がある。

    水中にある地下居住施設とか、冒険が多くて楽しかった。

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    2013年08月27日
  • 水晶のピラミッド

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    『大富豪によって作られたピラミッド、それに寄り添い建てられた塔。地上30mの塔の最上階で、密室の中発見された死体。その死因はなんと溺死であった…』


    島田作品を読むときは、「細けえことはいいんだよ!」を心がけて読んでるが(むしろそう読まざるをえない?)、それを逆手にとられるという、複雑な気分。
    おもしろいんだけどね。

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    2013年08月21日