島田荘司のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
御手洗シリーズなんだけど、御手洗はあんまりでないという。。。。
四つの短編なんだけど、三篇は歴史もの?
ロボトミー、生体実験、遺伝子組み換え、モンゴル。。。。
まだまだ知らないことが多いな。
もっと勉強したい。
仕事に時間取られ過ぎだよ。
四編目の「海と毒薬」も横浜の歴史ものではあるけど、
どちらかというと石岡君ものっていった方がしっくりくる。
御手洗は魅力的なんだけど、やはり石岡君の方が好きなんだよな。
御手洗と石岡君との出会いを描いた「異邦の騎士」がキーなんだけど、
よくよく考えると、自分がミステリの方が文学よりも可能性がありそう
って思ったのも「異邦の騎士」だった気がする。
短 -
Posted by ブクログ
御手洗シリーズはあまり読み込んでないんだけど、御手洗の一人称ってかなり珍しい?
いつもは嫌みな名探偵も、今回は衒学披露も控えめで、突飛な推理展開以外は別人のような大人しさでした^^
横書きと縦書きで童話世界と現実世界を差別化した点、最後の解決章だけは童話世界と書き方を統一した点が構成の妙…何でしょうか。←
解決章がこうなる意図が良く分からなかったのは、やっぱりいつものように読み込みが足りないからなのか…(pд・。)ウウ…
不可解すぎる謎の割に、ネタはかなりシンプル。容疑者もほとんどいないし、フーダニットと言うよりはワイダニットが主眼です。
「何故、殺人犯は被害者の首を切断し、そこにネジ -
Posted by ブクログ
流石大御所、とんでもない風呂敷広げても、しっかり畳んでしまう天晴れな手腕を見せ付けてくれました。
御手洗&石岡コンビも、相変わらずの絶妙なホームズ&ワトソンぶり。
思わせぶりな探偵とちょっとお馬鹿な助手って嫌みにならずに書ききるのは難しいんだな、と最近は辟易する小説ばかり読んでたので、久しぶりの安定感のある2人に大満足(*^v^*)
しかし、御手洗の神がかった推理力…本家もビックリな突飛さは健在ですが、全体的にスケールがこぢんまりとした印象は拭えません。中編だから?
表題作よりも「傘を折る女」の方が、読者にも割と親切で興味深い謎かけだったように思います。「傘を折る」っていう行為から、殺人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『溺れる人魚』
ミュンヘン・オリンピック水泳で4つの金メダルを獲得したアディーノ・シルヴァ。オリンピック後コーチ・ブルーノ・ヴァレと結婚した彼女の転落。性的な興奮を抑えられないアディーノ。麻薬、暴力など問題行動も増え、ロボトミー手術に踏み切るブルーノ。彼女に間違った診断を下しのうのうと生きるコスタ教授。彼のテレビ出演ご自殺したアディーノ。同時刻同じ拳銃で射殺されたコスタ教授。ハインリッヒがたどりついた事件の真相。
『人魚兵器』
御手洗潔シリーズ
ヤン・ユックが持ち込んだ人魚のミイラと言われる置物の正体を解析した御手洗。その過程で聞いたクリミア半島にすむ老人の持つ焼けた人魚の写真の謎の真相に -
Posted by ブクログ
読んだのはこれで二度目。
研究室から一歩も出ずに、一冊の本と一人の記憶とネットのつながったパソコンと、それらをもとにした推理だけで三十年も昔の事件を解決する。御手洗潔は安楽椅子探偵もできるんだな。
結構厚い本だけど、それのほぼ全編が解決編のように思われた。
実際には、過去に殺人事件が起こったと判明するまででページの半分を使っているんだけど、でもそこまでも推理でたどり着いているから。
それから、うんちくが正直長く感じられた。うんちくは嫌いじゃないけど、あれだけこまごまいろいろ挟まっていると、「いいから核心を早く言ってくれ!」っていう気分になる。
そのうんちくも推理には必要なんだけれども…
-
Posted by ブクログ
御手洗シリーズ。
例によって御手洗のところに妙な依頼が持ち込まれ、それがとある事件に発展し、ただ御手洗は何となく釈然としない(でも一応は筋の通っている)解決を示してさっさと謎解きを切り上げる。
その事件の真相は――?
島田的作中作「手記」がこの作品のすべて。よくもわるくも、「ああ島荘」。
っていうかぶっちゃけ、御手洗出す必要ないよね。
御手洗が客寄せパンダすぎて萎える。でも御手洗が喋ってるというだけで読めてしまう。読んでしまう。まんまと踊らされることよ…。
初出時発売日に読んだはずだけど途中まで内容すっかり忘れてた。
物語的にはその程度。 -
Posted by ブクログ
幼稚園児の潔君という設定に驚いた。そして、また順番を飛ばして御手洗シリーズを読んでしまったことに気がついた。やれやれ。これは外伝的なものだからまあ、いいのかなあ。最初の話は、うーんという感じで、ガラス瓶を全部割るかね。と思ってしまった。あと、バーの女とはいえ昔の旦那もちの女性はもっと貞操が固かったのでは、などと思ってしまった。すずらんの毒って私も知っていたけれど、昔はそれほどメジャーではなかったのだろうか?Pの密室も、子どもの絵を赤に塗りたくるのは大変そうだなあ。と思った。グロテスクな感じが必要だったのかな。部屋の面積のトリックをどうしても使いたくて、それに合うような話を作ったのかしら。でも、
-
Posted by ブクログ
うー・・ん・・?
前編、違う話、後編、っていうなかなか斬新な試み
なのですが後編気になりすぎて間の話(ジャングルの虫たち)飛ばして読みました
帝都衛星軌道の話は後ろのあらすじを読んだだけでビリビリミステリ好き魂を刺激されるような謎の話。
たった15万円の息子誘拐の身代金、山手線に乗ることを要求してくる犯人の鮮やかな手口・・。
確かに読んでる時はそれでそれで!!???って思うけど、謎が解かれてしまうと、ああ、そうですか・・・としか言いようがないですね。
私が子供なのか、美代子さんが裁判で夫より姉の言いなりになってしまったところとかがよくわからんかったとです。美代子さんと姉たちの仲は悪かったの