宮内悠介のレビュー一覧

  • 盤上の夜

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    SFに分類されてはいるがなかなか異質な作品。現実と虚構のバランスがよく惹き込まれる。超人的でありながら人間味がある登場人物が魅力的だった。

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    2024年09月16日
  • これが最後の仕事になる

    匿名

    購入済み

    一穂ミチ先生のファンで

    一穂ミチ先生のファンで購入しました。買ってよかったです。初めて読む作家さんもあり、色々な作品が読めてよかったです。個人的には後半の作品が好きでした。

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    2024年08月30日
  • スペース金融道

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    初めての宮内悠介さん。面白かったー! すごく好きなタイプでした。他のも読まなきゃ! それにしても主人公可哀想すぎる笑。

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    2024年07月02日
  • ラウリ・クースクを探して

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    【2024年ー47冊目】

    ラウリ・クースクは何もなさなかった

    そんなラウリ・クースクの伝記を書くために取材を続けるジャーナリストの私の話

    1980年代のペレストロイカ、ソ連崩壊という大きな渦のなかに生きたエストニアのラウリ・クースク自身の話

    この現在《ラウリを探す私》と過去《ラウリ》の2つの視点で物語は進む
    私はなぜラウリを探しているのか?なぜ無名なラウリの伝記を書こうとしているのか?
    何だか不思議な物語だなぁ~と思いながらも、どんどん物語に引き込まれていく!
    そしてある仕掛けに気が付き、びっくりし、納得する
    これだから読書はやめられない!

    この作品の舞台、エストニアといえば…
    元力

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    2024年06月21日
  • スペース金融道

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    宮内悠介、伊藤計劃亡き今SF界のトップランナーなのかな。何となくやけどこれについては楽しんで書いてそう。正直理屈についてはよく分からんけど、まぁ何となくでそれでええような気もする。

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    2024年06月14日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    綾辻さんもいつの間にかもうかなりのベテランっていうのが驚き。今をときめく若手の書き手の対談はとても興味深いし面白い。ホストが綾辻さんだから成り立っている部分が多分にありそう。もっと分量を読みたいし、他の方との対談も読んでみたい。

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    2024年04月06日
  • 国歌を作った男

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    世界の料理のバイキングを食べに行った様な感じのバラエティーに富んだ物語が沢山。

    麻雀の役の話とか、碁の話とかは、何度もおかわりを頼みたい感じでした。

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    2024年04月06日
  • 超動く家にて

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    「盤上の敵」と「ヨハネスブルクの天使たち」を読んだことがあって宮内悠介ってガチSFかと思ってたらこんなんも書いてるのね。何となく昔の清水義範っぽさを感じたり。
    「トランジスタ技術の圧縮」一発目にコレ、そう言う本なのねと言う方向性伝わる。「世にも奇妙な物語」でやったって聞いたけど、コレ映像化したところで小説で読むのに加わるところあるんかな?
    「文学部のこと」変な子が排除されずに何となく受け入れられるとか文学部あるあるかと思って読んでたらどこ行くん?いや、オモロいけど。
    「アニマとエーファ」ロシアなり中国なりっぽい革命史小説にロボット作家、要素盛りだくさん。
    「エターナル・レガシー」「盤上の敵」が

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    2024年03月10日
  • ラウリ・クースクを探して

    匿名

    購入済み

    ヒューマンドラマ

    まっすぐ生きてくれと言ったリホの言葉や、自分のやりたいことをやらなかったことに許せなかったカーティの言葉が刺さるなぁ…
    申し訳なさという殻を被った傲慢さが、誰も幸せにはならないはずなのに、ラウリのことは否定できない、自分でもきっとそう思うだろうなという共感性が持てる。
    自分にも投影できるようなそんな作品だった。

    #深い #共感する

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    2024年01月19日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    ネタバレ

    23/12/23〜24/1/2
    7月に『23春』、8月に『22秋』、10月に『22春』、今回12月に『23秋』。順番が入れ替わったりしたけど、やっと最新作に追いついた。『23春』だけ、あと4人分がまだ読めてないので、次はそれを。
    今回の『23春』は、今まで読んだ3つと比べてとても読み応えがあり、楽しめた。

    12/23〜12/27東川篤哉 ★★★
    『どうして今夜の彼女は魅力的に映るんだろう』
    『謎解きはディナーのあとで』以来。
    おじさん作者らしいめんどくさい感じはあるものの、軽く読めて面白かった。トリックは想像通りだけど、まあ楽しく読めたのでよし。あるマイカの口調が楽しい。

    12/27逸木裕

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    2024年01月03日
  • 盤上の夜

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    面白かったです。おそらく今年読んだ本の中で1番面白い一冊になると思います。
    創元SF文庫は初めて読みましたが、とても楽しめました。6編からなる短編集で、一気に読みたいところです。
    特に2本目は実在する人物が主題の話になっており、虚構と現実の境を曖昧にする仕掛けが秀逸です。5年後にもう一度読み返したい本です。

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    2023年10月24日
  • 遠い他国でひょんと死ぬるや【単行本版】

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    フィリピンでは、かつて戦争の激戦地として、多くの命が失われた。
    日本軍でルソン島で戦死した詩人・竹内浩三。
    彼の詩に感銘を受けたTVディレクターの主人公は、本当の戦争をテーマに番組を作りたい思いを抱いているが、なかなか認めてもらえない。
    仕事をやめ、一人フィリピンに旅に出て、竹内浩三の足跡をたどり始める。
    謎の西洋人男女に襲われたり、山岳民族イフガオの娘に救われたり、
    とんでもない事件に次々見舞われ、挙句に、拉致され、赤ちゃんの世話までするという、冒険に次ぐ冒険。
    フィリピンの歴史、戦争、日本軍、宗教が少し理解できたような。

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    2023年07月06日
  • 超動く家にて

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    ネタバレ

    表題作のバカミスっぷりが振りきっていて素晴らしかった。好みはトランジスタ技術の圧縮、アニマとエーファ、超動く家にて。どの短編も一度読んだら二度と頭からはなれなくなる濃さで著者の新たな一面が知れてよかった。

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    2023年05月22日
  • 遠い他国でひょんと死ぬるや【単行本版】

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    作者の作品を出来る限り出た順番に読んできて、作者はいろいろなスタイルに挑戦している?試している?好きなもの書いてたら結果こうなっている?みたいに感じてました。この作品、一作の中が、めちゃくちゃな展開で、ハードボイルドなのか、恋愛小説なのか、どストレートの純文学なのか、わからない作品なんですが、不思議に素直に読めて、作者がわのブレとかは全然感じませんでした。一読者の勝手な感想ですが…。これが、宮内悠介スタイルになるのかな、と勝手に期待してます。次は「黄色い夜」かな。こんなスタイルの本書ける人は他にいない!

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    2023年05月16日
  • あとは野となれ大和撫子

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    この本の良さは、文庫版の辻村深月さんの解説に語り尽くされている気がする。以下、恐縮ながら抜粋:
    「架空ーーではあるものの、その設定におけるリアリティの厚みにまずは驚愕する。」
    「中央アジアのシビアな現実の緊張感と、彼女たちの関係性からいずる青春小説さながらの楽しさの緩急に、ページをめくる手が止まらなくなる。そして期待は裏切られない」
    「この軽さが意図的でないはずがない。」
    「…いつ沈むとも砂に呑まれるともわからないギリギリの場所で踏みとどまる彼女たちの歌劇と青春がこんなにも愛おしい。私はこれを、宮内悠介のフィクションの勝利だと思う。著者がフィクションの力を信じていなければ、この物語は絶対生まれ

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    2023年04月27日
  • アメリカ最後の実験(新潮文庫)

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    ネタバレ

    この小説、もっともっと評価されていい。もっともっと売れておかしくない。構想も、筋書きも、キャラクターも素晴らしい。そして、本当に良い意味で、押さえてまとめている。生意気なコメントだけど、作者の技量の進化が見れる気がする。もちろん、恥ずかしいコメントだけど、音楽への愛があるんだろうなあ。こんなハッピーエンドのお話書くんだ、と思いました。読んで良かった。

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    2023年03月24日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    副題が「改変歴史SFアンソロジー」と書かれ、帯には「5人のSF作家が語る偽史」と書かれ、知っている書評家の2人が「大推薦!」としている。5人の作家はいずれも知っている人で、今回は私の嫌いな伴名練もいるが短い作品なので一応読んでみようと思う。しかし、大袈裟に歴史改変SFって言っているが、ちょこちょことタイムスリップさせる程度のレベルじゃないかと思い、あまり肩肘張らずに読み始めた。

    全体を読み終えた感想としては、石川宗生が意外と健闘している、宮内悠介は全く響かなかった、斜線堂有紀は新しい概念で歴史を引き戻し、小川一水はスパイ系の要素を加え、一番驚いたのは伴名練。伴名練、やればできるじゃないか、ダ

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    2022年11月29日
  • 超動く家にて

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    いやー楽しい、面白い。

    読んでる時はどんな感想書こうかなーとか考えてたんだけど、あとがきと解説を読んだらなんか特に自分が書く事もないかなーとか思えてきてしまった(笑

    いやでも本当にあとがきはありがたい。
    『クローム再襲撃』の文体がくどいなと思っていたら春樹パロだったのね、とか。
    『パン屋再襲撃』も『クローム襲撃』も読んだことないので、そういう意味でもやはりあとがきは大助かりでした。

    真面目な作品もあるけれど、ほとんどがおバカな作品。
    その振れ幅があっても違和感なくまとまった作品集として読めるのがこの本のすごい所。
    大満足の一冊です。

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    2022年03月14日
  • 盤上の夜

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    盤上遊戯が、世界を、歴史を、人を変える。見たことない世界を見せてもらった。
    個人的ベストは「人間の王」
    半世紀の間無敗のチェッカー王者、ティンズリーは機械に敗れたとき、そしてチェッカーが滅ぶとき、何を思うのか。
    次いで「象を飛ばした王子」、「千年の虚空」などなど。前作とも素晴らしかった。

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    2022年03月05日
  • Genesis 時間飼ってみた 創元日本SFアンソロジー

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    新進気鋭の作家様によるSF中短編書き下ろしプラス創元SF短編賞受賞作アンソロジー

    自分の裡に形成される「SF固定概念」を毎回アップデートしてくれる最先端を走るシリーズ

    ティプトリーを読み涙していた頃、このような未来型が到来すると露ほども予測せず、また今後どのような作品が紡がれてゆくのか、想像するだけで萌えます

    読みごたえあります!

    『未明のシンビオシス』
    南海トラフ大規模地殻変動が発生、列島の姿すら変わってしまった日本
    荒廃した世界で生き延びる主人公たちの微かな希望を描いた近未来SF

    『いつか明ける夜を』
    光のない闇の世界が、夜と昼に別たれた
    言い伝えの神馬と少女は、世界の救世主にな

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    2021年12月05日