宮内悠介のレビュー一覧

  • 宮辻薬東宮

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    宮部みゆきの書き下ろし短編を読んだ上で、辻村深月が短編を書き下ろし、以後、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介と計5人の人気作家がバトンを繋いて仕上げた豪華なリレーミステリーアンソロジー。
    前の作品から何が繋がってるのかは読んでのお楽しみだが、テーマはちょっと恐いホラーかな。
    しかし何れも短編の名手。思わず唸る作品。楽しめました。

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    2020年03月01日
  • 宮辻薬東宮

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    再読。ホラー・ミステリーのアンソロジー。前の作者の作品を読んで、そのテーマをつないでいく。
    かなり怖いです。

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    2020年02月01日
  • カブールの園

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    マイノリティの辛さが伝わってきました
    日本というほぼ単一民族国家に住んでいては中々考えることがないテーマかと思います
    読みやすいし、テーマもはっきりしていてよいです

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    2020年01月18日
  • 遠い他国でひょんと死ぬるや【単行本版】

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    ネタバレ

    塚本監督の野火のイメージもありつつだったんで、
    東南アジアの暗いイメージが漂うストーリーなのかなと思っていたら、
    チェイスあり、不思議コンビあり、恋愛あり、荒唐無稽アクションありと、意外にハリウッド的なエンタメ小説になっていた。
    ただ、ラストはちゃんとテーマの伏線を回収していた。
    荒唐無稽で訳わからんと言う人もいるかもだけど、
    個人的には重いテーマをシリアスに扱わなかったのは良いと思った。本当にこういう詩人がいたんだなと。引用の詩は泣ける。

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    2020年01月04日
  • 宮辻薬東宮

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    宮部→辻村→薬丸→東山→宮内

    リレーミステリーアンソロジー。それぞれの味があって恐ろしく面白く読みました。

    記念写真は撮られたのでしょうか?

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    2019年12月31日
  • 宮辻薬東宮

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    不思議なアンソロジー。
    微妙な繋がりで前作を受けて話が展開する。
    個別に読んでも面白い。
    普段はめっに読まないホラー系でした。

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    2019年12月26日
  • ヨハネスブルグの天使たち

    購入済み

    得意分野かな

    著者の得意分野の本である。
    表題作は。
    淡々とした語り口であるが、戦場と埃とゴミの臭いがする部隊をうまく表現している。
    その舞台の中の人形との対比が見事である。
    そのほかの作品も各々個性はあるが同じ基調を持っている。

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    2019年11月26日
  • Genesis 一万年の午後

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    SF。短編集。エッセイもあり。
    これは良い企画。5年、10年と続いてほしい。

    久永実木彦「一万年の午後」
    人類絶滅後のロボットたち。綺麗な文章が印象的。

    高山羽根子「ビースト・ストランディング」
    怪獣を持ち上げるスポーツ。相変わらず奇妙な設定が持ち味。好き。

    宮内悠介「ホテル・アースポート」
    SF設定でのミステリ。ミステリとしては小粒だと思うが、上手くまとまってる。舞台設定が良い。

    秋永真琴「ブラッド・ナイト・ノワール」
    吸血鬼&マフィアもの。ラノベやマンガぽさが強い。成田良悟『バッカーノ!』風な印象。好き。

    松崎有理「イヴの末裔たちの明日」
    近未来の技術的失業。リアルなテー

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    2019年11月17日
  • 盤上の夜

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    すごいものを読んだ、と思う。
    いったいどこに連れていかれるのか全く予測できない、短編とは思えない密度の濃いお話ばかり。

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    2019年10月31日
  • 月と太陽の盤~碁盤師・吉井利仙の事件簿~

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    通して、面白かった。
    古典的なミステリーはあまり好きではないんだけど、
    全編通して一つの物語になっていて、ラストはちょっと切ない。

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    2019年10月02日
  • アメリカ最後の実験(新潮文庫)

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    「大幅な改稿」とあるのでちゃんと読んだ。

    ( ゚д゚)ハッ!
    他の作家の本でもそういうのがあったかも?
    ハードカーバーで読んでて、まだ覚えているからと本棚に直行させた文庫本たちをチェックしなきゃねー

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    2019年09月09日
  • ヨハネスブルグの天使たち

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    SFは現在と地続きなんだと実感させられる作品。紛争地帯、テロの現場、そして斜陽の北東京の団地が描かれます。そう遠い未来ではないですが、実感を持って迫ってくる。

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    2019年07月18日
  • ヨハネスブルグの天使たち

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    DX9という日本製の歌唱ロボットが落下するという共通設定を持った、主に世界の紛争地帯を舞台にした短篇集。
    解説にもあるように本書はこの主役ともいうべきロボットについての描写(容貌・落下状態など)が割愛されており、それ以外の世界描写が緻密な分だけ妙に幻想的。

    「ヨハネスブルグの天使たち」4
    「ロワーサイドの幽霊たち」3
    「ジャララバードの兵士たち」3
    「ハドラマウトの道化たち」4
    「北東京の子供たち」4

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    2019年07月08日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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    ネタバレ

    ショートショート27篇。もちろん各々オチがあるのだが、最後まで読んで小気味よく忘却の棚に片付けるでにショートコースとは言え途中の景色、結末への推測憶測妄想が小説の構成要素である。
    8つのテーマに分けられ、各々のテーマについて解説が入る。
    【ゲーム】では、人間とは異質のアプローチで〈棋力〉を獲得するに至った将棋や囲碁のA I の手が人間プロ棋士の参考になる事例から、将来の創造的分野での協働を予測する。

    人工知能は〈自己保存〉を〈本能〉として組み込まれれば、その究極の理想社会ではホモサピエンスを奴隷にして機械のボディをメインテナンスさせ、AI 同士でゲームなど嗜むだろうか。、文明を持った知性とし

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    2019年07月01日
  • 彼女がエスパーだったころ

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    ネタバレ

    一人の記者を語り部に、事件の当事者のインタビューで構成されたモキュメンタリー風味の連作短編集。起こる事件はどれも超能力や不思議な水、代替医療など、ニセ科学のオンパレードで、一見すると荒唐無稽なものばかりだが、それを支える設定や仮に現実に起こった場合の驚異的な予見力、大衆の反応などは実にリアルで、現実と虚構の境目が曖昧になっているかのような感覚を覚えてしまった。

    火の使い方を覚えた猿の話である「百匹目の火神」は「猿の惑星、征服」のようで、世間の右往左往とする感じや遅々として進まない対策、政治家の失言によるバッシングなどがスラップスティックで実に面白かった。

    表題作「彼女がエスパーだったころ」

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    2019年05月30日
  • ヨハネスブルグの天使たち

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    難しいし重いし暗いが、発想の面白さと奇抜さが良い意味でとっぽくて抜き出ている。
    解説を読むと、自分の見たものや趣味を反映させているようだが、それもまた非常にディック的でヤバくて良い。

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    2020年12月04日
  • ディレイ・エフェクト

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    短い文章で、ここまで読ませるのは素晴らしい。
    世にも奇妙な物語みたいと言ってしまえばそれまでだが、プロット以上に語るものがある。
    ちょっと泣かせるというか、哀愁漂う一冊。

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    2019年05月15日
  • アメリカ最後の実験(新潮文庫)

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    うーむ。面白い。
    ジャズとかそれに付随する物語や音楽のちょっとしたルールごとを知っている人ならかなりハマる。
    けど、そういった事を知らずとも理解はできる内容ではないか。
    活劇、青春ものとも呼べそうな、闊達な展開が読ませる。

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    2019年05月10日
  • エクソダス症候群

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    初宮内。たぶんカバラの“生命の樹”で手に取ったんだと思うが、当たりの作家でした^^ 精神医療史をテーマに、父親で精神科医・イツキの病院内で起きた(起こした?)過去から主人公・カズキの出生の秘密へ——そこから病院最古の患者兼○○のチャーリー、度々カズキの前に現れる失語症のハルカ…などのキャラクタも相まって、SFでありミステリィチックも感じつつ、とても良かった!参考文献も多く、一つのジャンルに囚われない作家という印象。他作品も読みたくなりました^^ 星四つ半。

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    2019年04月02日
  • Genesis 一万年の午後

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    新しいSFのアンソロジーシリーズ
    堀晃が読める!ってのを期待しちゃった分だけ、日記の様な小品にガッカリ…

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    2019年02月16日