宮内悠介のレビュー一覧

  • Genesis 一万年の午後

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    魅力あふれる6つの異世界。没入した頃に物語が終わるので現実世界に取り残された気持ちになる。
    年1,2回ペースで続刊予定ということで楽しみ。

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    2019年04月27日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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    人工知能学会誌で連載されていたAIショートショート集。AI専門家の解説がついているのが面白い。ロボットや自動運転、AIに心はあるか?といったテーマのなかで、新井素子さんの「お片付けロボット」が好き。お掃除じゃなくてお片付けね。共感。

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    2019年02月05日
  • アメリカ最後の実験(新潮文庫)

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    天才日本人ジャズピアニストがアメリカで活躍、というだけで個人的には垂涎モノなんだけど..そこにネイティブアメリカンなどの歴史の話がかさなってくると、これは面白い。

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    2019年01月28日
  • 彼女がエスパーだったころ

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    初宮内悠介作品。
    とっつきにくい部分もあるが、興味深いテーマが取り上げられた一冊。
    最後の「沸点」はうらぶれたサンクトペテルブルクに希望が灯されて好きなエンディングでした。

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    2019年01月20日
  • エクソダス症候群

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    10棟からなるその病院は、火星の丘の斜面に、カバラの『生命の樹』を模した配置で建てられていた。
    亡くなった父親がかつて勤務した、火星で唯一の精神病院。
    地球の大学病院を追われ、生まれ故郷へ帰ってきた青年医師カズキは、この過酷な開拓地の、薬もベッドもスタッフも不足した病院へ着任する。
    そして彼の帰郷と同時に、隠されていた不穏な歯車が動き出した。
    (あらすじより)

    SFで精神病をメインに取り扱うのって珍しい。
    地球では機械とAIと豊富な薬によって、的確な診断と薬物投与が行えたが、火星では設備も薬も人も足りずに、対話を中心とした全時代的な治療が行われている。

    現在の治療でも(たぶん)行われている

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    2018年11月25日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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    人工知能に関するショートショート集。カテゴリー毎に専門分野の第一人者からの解説が加わる。SFだと思ってた話が現実味を帯びている。楽しみであり、不気味でもある。2018.11.7

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    2018年11月07日
  • ディレイ・エフェクト

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    表題作は芥川賞候補作品。
    太平洋戦争当時の過去が半透明に現れて現在と重なってしまった東京。こちらからは過去の出来事が見えるが、向こうからは感知されない。主人公の家には半透明なまだ幼い祖母とその両親が住んでいる。もうすぐやってくる昭和20年の下町空襲で曾祖母は焼け死んでしまうはずなのだが…
    SF的な設定だがそこは深く突っ込まず、この特殊な状況下での人々の生活や心情を描いた話。中編なのが惜しい気がする。
    他「空蝉」、「阿呆神社」を収録。

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    2018年08月08日
  • アメリカ最後の実験(新潮文庫)

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    本屋で見かけて購入。
    ジャズ専門校の入学試験は結構面白くて好きだなぁ。この方の、世界とか音楽の構成とかを文章で構築する表現方法は好きだな。

    ただ本編は主人公が4人ぐらい居るのでちょっと話が飛ぶ感じがするのと、いつの間にか入試よりもパンドラ、パンドラよりも父親の話と殺人事件に中心が動いてしまってなんか少し物足りない感じ。個人的にはジャズ専門学校という世界観だけの小説でも良かったんじゃないかと思ったりしました。

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    2018年08月06日
  • アメリカ最後の実験(新潮文庫)

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    最近ハマりつつある作家さん。
    こんな話も書くんだなあ、とちょっと意外。
    (一緒に須賀しのぶの文庫新刊も買ったので、てっきり須賀さんのピアノものだと思って読んでいた節もあり、あれ⁈ってなりました。)

    アメリカの難関(かつクレイジーな)音楽学校を受験する脩。
    そこでライバル兼良き仲間と出会い、父の後を追うのだが、というストーリー自体は裏側でありながらも、王道な展開。
    アメリカという国の行き着く先を「仮想実験」するという部分も、面白い。
    ただ、脩にあんまり感情移入が出来なかったからか、(なんだよ、アンリミテッドブレイドワークスの使い手め)と、分かる人には分かるだろうツッコミを入れて終わってしまった

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    2018年08月05日
  • 彼女がエスパーだったころ

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    「わたし」が似非科学と対峙する連作短編だ。
    と言っても、「わたし」は決してその似非科学を暴いてやっつけるようなヒーローではない。
    ただそれを「見る」だけだ。

    SFともミステリーとも言い難い本作。
    スプーン曲げや代替医療など扱う題材は面白い。
    しかしながら、どうにもうまく表現できないが、私にとっては読みにくく、そこまで厚いとは言えない文庫本を読むことにいささか難儀した。
    著者と私との波長が合わない、それが最もぴたりとはまる表現なのだろう。

    シンクロニシティと崇拝、言霊と水質浄化、プラセボと終末医療......。
    どれもこれも弱った心にするりと入り込んで狂信的とも言える信仰を集める。
    それゆえ

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    2018年07月24日
  • ディレイ・エフェクト

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    3作から成る短編集。
    評価の星を3にしたが、3作通しての評価だ。1作目の「ディレイ・エフェクト」のみだったら、迷わず星5をつけるのに。

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    2018年07月15日
  • ディレイ・エフェクト

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    色々なアイデアのある短編集。表題のディレイ・エフェクトが一番印象に残った。戦時中の過去が現実に同時進行しているという設定が面白い。バンドの話も風変わりで面白いが多少わかりづらい気もした。やっぱり独特な感性の作家さんなのだろうか。

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    2018年06月20日
  • 彼女がエスパーだったころ

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    【疑似科学シリーズ】と銘打たれた超常現象が題材の連作短編集で、フリーライターである主人公の視点を通して事件の顛末がルポタージュ調に語られる展開が何とも新鮮。序盤はライターという立場から事件を俯瞰していた主人公だが、中盤から徐々にその渦中に巻き込まれていく。前半二作品にはブラックユーモアの要素も感じたが、全編通してSFというよりも超常現象を題材にしたミステリーという印象。お気に入りは「ムイシュキンの脳髄」と「水神計画」の二編。エピローグ的扱いの「沸点」は特にそうだが、全体的に哲学的要素の強い作品でもあった。

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    2018年06月20日
  • 彼女がエスパーだったころ

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    平和への切なる願いを抱いた人類は、その自由意志によって
    おのれのエゴイズムを去勢することさえできる
    ところが、エゴを捨てたあとには自由意志すら残らない
    人間らしさを失って、社会に適応できなくなってしまうということだ
    このジレンマ
    これを打開するべく設定されたまやかしの希望こそ
    すなわち宗教であり、物語であろう
    まやかしの希望でも、あらたな人のつながりを生んでくれるなら
    なんの問題もないように思えた
    ところがそれは
    価値観の異なる人間どうしに、あらたな軋轢をも生み出したのだった
    軋轢は、またあらたなエゴと争いを生み
    さらに人々の罪悪感と現実逃避で過激になっていくだろう
    あくまで争いを嫌う人々は、

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    2018年06月14日
  • ディレイ・エフェクト

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    わざとそうしているようですが、話がわかり辛い。結末まで行っても、もやっとする感じです。他にも2つ話がありましたが、バンドの話が好きなのでしょうか。

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    2018年04月15日
  • ディレイ・エフェクト

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    盤上の夜のネタが面白かったので、今回も期待したが、驚愕ネタはディレイエフェクトのみ。。ディレイ・エフェクトは昭和の町が見えるのであれば、戦時よりも復興期を書いてほしかったかな。空蝉は、バンドやってなかったし、それほど共感できず。阿呆神社は結構よかった。人間は自己中心的なようで利己的にすらなれない人が多いのだろう。ちょっと嬉しかった。

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    2018年04月14日
  • エクソダス症候群

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    精神医療が発達し、ほぼ全ての精神疾患がコントロール可能になったかと思われた近未来、突如発生した症状「突発性希死念慮」。恋人の発症と自死を防げず、追われるように地球から火星へとやってきた精神科医カズキ・クロネンバーグは、火星で唯一の精神病院・ゾネンシュタイン病院で働き始める。カバラの「生命の樹」を模した構造を持つこの病院でカズキが直面したのは、スタッフも物資も不足する中でギリギリの医療活動を続けねばならない壮絶な環境、権謀術数に明け暮れる政治手腕に長けた幹部医師たちとの抗争、そして「特殊病棟」に長年入院/拘束され、同時に君臨し続けている謎の男。かつてこの病院で勤務していたカズキの父もまた、カズキ

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    2018年02月07日
  • エクソダス症候群

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    火星の精神病院に赴任された青年医師カズキ・クロネンバーグ。
    はじまりから続く、この不穏感。

    火星という地球を飛び出したSF要素に、精神病院という、人ののぞき見趣味を刺激するような設定で、ワイドショーをみるぐらいの軽い感覚で読み始めた。

    しかし読んでみると、近い将来を予言しているかのようなリアルに感じる世界が構築されており、サスペンス部分もありながら、人間ドラマもしっかり描かれている、きちんとした骨格を持つ作品だった。

    人の善なるものが終始どこかに存在していて、自分自身の病的な部分も治癒されたかのような清涼感ある読後感。

    私にとって初の宮内悠介氏の作品だったが、また別の作品を読んでみたく

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    2018年01月21日
  • 盤上の夜

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    ボードゲーム。SF。
    SFではあるのだろうが、ハッキリとしたSF要素は薄い。人間の隠された能力というか、進化の可能性のようなものは感じた。
    SF要素が強いのは既読の「人間の王」。人工知能。
    一作だけ異様な世界観の「象を飛ばした王子」。
    狂気を感じる「千年の虚空」。
    以上3作が印象的。

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    2024年04月18日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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    いろんなSF作家さんがAIをテーマにしたショート集。
    まぁ好みに合う合わないは色々あれどなかなかいい時間潰しにはなった。

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    2017年09月12日