宮内悠介のレビュー一覧

  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

    Posted by ブクログ

    最近よく聞く改変歴史SFってどんなの?と気になったら読んでみるといいですよと人に薦められる5人の作家さんによる短編集。伴名練氏の「二〇〇〇一周目のジャンヌ」が印象的だか、他の作品もバラエティに富んでいて、さくっと読めて良いです。

    0
    2023年05月17日
  • 盤上の夜

    Posted by ブクログ

    2012年の第33回SF大賞受賞作品ではあるが、内容は一般的なSFとは少し異質な印象。このような作品でもジャンルの作品として受け入れ、評価できるのがSFの強み。

    0
    2023年05月07日
  • 彼女がエスパーだったころ

    Posted by ブクログ

    あってもなくてもいいけれどもオカルトと医療に造詣がある方がすらすらと読める作品。

    信仰による奇蹟と科学の進歩、倫理と道徳の大きくふたつのテーマが禅問答や反証実験のように繰り返されながら進んでいくストーリーに感じた。
    読みながら思ったのが「信仰による奇蹟」はいくら科学が発展したところで無いものにはならない。現存する科学をもってしても、ましてや「科学の進歩」を底上げしても、信仰による奇蹟は完全にはうち消せない。
    ましてや天秤の両端に信仰と科学をのせたところでどちらとも言えない現象は存在するので、科学と信仰の中間を線引することもできない。

    この作品に関して著者は読み手に好きなように取ってもらえる

    0
    2023年05月02日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    SFは普段全く読まないジャンルだが、斜線堂有紀さんの『1162年のlovin life』が面白そうだったので購入。
    帥は本当に死んだのだろうか?それともタイムトラベラー的な何かなのか?なと面白く読めた。改変歴史と謳ってるが、私の教養が足らず元の歴史を調べながら読んだりしたが、最初の二篇はスラスラとは読み進めることができなかった。

    0
    2023年04月17日
  • 月と太陽の盤~碁盤師・吉井利仙の事件簿~

    Posted by ブクログ

     表題作含む6編収録の短編集。
     碁盤というややコアな内容を扱う異色のミステリー。ネットの普及によって、将棋や囲碁を行う人でも、今では盤を持っている人が少なくなってきている。そんな中で、あえて碁盤に目をつけ、碁盤師がそれぞれの盤に纏わる謎を解き明かしていく構成は真新しささえ感じる。それだけに「あぁ、なるほどな」と思うことも多く、碁盤や碁石について知らないことが多いということを気付かされる。

    0
    2023年04月11日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

    Posted by ブクログ

    綾辻行人と10人の後輩作家との対談集。

    対談相手は、詠坂雄二、宮内悠介、初野晴、一肇、葉真中顕、前川裕、白井智之、織守きょうや、道尾秀介、辻村深月。

    ほぼ全員が綾辻さんを前にして揃いも揃って緊張している様子が微笑ましい。

    フレンドリーで気さくな空気を醸し出している綾辻さんだけど大御所感が凄い。

    「こんな年寄で、申し訳ありません」と挨拶される前川さんに笑ったり、綾辻さんに「文章にうるさい」と言われる道尾さんの拘りに感心したり、高校生の頃から綾辻ファンだった辻村さんの熱い想いに驚いたり、様々なシークレットを楽しめた。

    0
    2023年02月16日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

    H

    購入済み

    歴史改変の6つの物語です。私は、最後の
    ジャンヌ・ダルクが楽しく読めましたが、残念ながらその他は少しもの足りませんでした。

    0
    2023年02月02日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

    Posted by ブクログ

     そうそうたる執筆陣なので期待したが、今一つ物足りない。内容が軽いのだ。ラノベ系文庫のレーベルから出版されているし、表紙カバーのイラストもそれっぽい。

     そんな中でも、 小川一水氏の「大江戸石廓突破仕留(おおえどいしのくるわをつきやぶりしとめる)」は、お薦めできるかな。

    0
    2023年01月10日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

    Posted by ブクログ

    それぞれの作品は面白かったですし,確かに全作品"改変歴史SF"です.ただ,ちょっとまとまりが無い感じが気になりました.

    0
    2022年12月19日
  • ヨハネスブルグの天使たち

    Posted by ブクログ

    日本製ホビーロボット・DX9と世界各国の巨大建築物を主軸とした短編集。物語の舞台は南アフリカ、アフガニスタン、イエメン、NY、そして日本と多岐に渡るが、全て戦争(民族紛争やテロ)を題材とする。当初の目的をとうに見失い、終わりの見えなくなった勝者無き争いの戦火を生きる登場人物たちの虚無感が重くのしかかってくるが、それでもしぶとく生き抜こうとする彼らの意志に胸を打たれる。SFではあるが、あくまで味付け程度に留められ、文学作品に限りなく近い質感の作品。直ぐに答えは出せずとも、人は歩み続けることが出来るのだから。

    0
    2022年12月04日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

    Posted by ブクログ

    竹を加えた御三家以外の出版社から「SF」と銘打ったアンソロジーが出版されるなど、一昔前なら珍事の類いだった。この慶事をまずは言祝ぎたい。その上で、このメンツの中ではプロパーのSF作家と呼ばれるべき小川・伴名両氏の作が、出来においても、お題(改変歴史)に対する正面からの向き合い方においても、まずは一枚上と見なせること(まあ、好みもあるけどね)も上々吉と見た。いや、めでたい。

    0
    2022年11月13日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

    Posted by ブクログ

    改変歴史SFに特化した短編集。テーマが一貫しているので、SFアンソロジーの中でも読みやすい部類かと思います。

    中でも印象的なのは、伴名練さんの「20001周目のジャンヌ」。様々な思惑のもとジャンヌダルクの火炙りをシュミレート上で繰り返すという酷い話なのですが、結果としてシュミレーション上の歴史改変に止まらず、実際の歴史にも影響を及ぼすという流れがとても興味深かったです。ラストの展開も綺麗で、印象的な作品でした。

    異常論文に掲載された「解説──最後のレナディアン語通訳」もそうでしたが、こういった作風も描けるところが伴名練さんの大きな魅力ですね。他作品も素晴らしかったですが、この作品を読めただ

    0
    2022年10月25日
  • あとは野となれ大和撫子

    Posted by ブクログ

    架空の国で大統領が暗殺されて、後宮(といっても妻としてではなく教育機関)にいた女性たちが逃げ出した政府上層部たちに変わって政治をする話。
    架空の国ですが、世界情勢や宗教観は現実に沿っていました。(ただ、イスラム圏のいざこざの知識がなくてあんまり理解できてなかったですが)
    「あとは野となれよ」と”ままよ”の精神で切り抜けていくのでわりとあっさりからっとしたトーンで進んでいきました。普通に面白く読めました。

    0
    2022年10月18日
  • 超動く家にて

    Posted by ブクログ

    バカSFというジャンルらしいですね。
    好みが分かれるとこだと思うんですが、「トランジスタ技術の圧縮」とか「なんでやねん」て声に出るくらいには面白かったです。

    0
    2022年10月08日
  • 偶然の聖地

    Posted by ブクログ

    2022-09-04
    自由闊達。シミュレーション仮説を大胆に取り入れた軽やかな本編に、旅にまつわる思い出やプログラマあるあるが挟み込まれた、開かれた物語。意外と読後はさわやか。
    そう言えば、宮内さん紙の本で読むのははじめてだわ。

    0
    2022年09月05日
  • 偶然の聖地

    Posted by ブクログ

    ラジオ番組で紹介されていて、購入して、しばらく放置していたが、ようやく読めた。リチャード パワーズのオーバーストーリーズを想起した。

    0
    2022年08月28日
  • 彼女がエスパーだったころ

    Posted by ブクログ

    普通の情景を読んでいるつもりが、気がつけばビューンととんでもないところに連れていかれている感が。
    あいかわらずすごいな。

    0
    2022年06月12日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

    Posted by ブクログ

    かなり斜め読みしてしまったが、なかなか面白いのもあった。特に宮内氏の、会話だけで読ませるのが、さすが秀逸。世にも奇妙な物語とかでそのまま使われそうな感じだ。AIを姉さんと呼ぶトラック運転手も面白かった。

    0
    2022年04月06日
  • Genesis 一万年の午後

    Posted by ブクログ

    おもしろいシリーズだから愉しみ

     最初に大好きな堀晃作品を読んだ。土地勘あるからスラスラ読める。堀さんの近況報告みたいなものかな。

     最も楽しみにしていた久永作品を最後におき、順番に読む。高山羽根子作品は最初から乗り切れずパス。宮内悠介作品はミステリー感覚て肩透かし。秋永麻琴作品がとても楽しかったぞ。これ別作品も読みたいってことで発見のワクワク感で持ち直す。松崎有理さくひんは少しトーンダウンて、次の生首って作品はさっぱり乗り切れずに少しコーヒータイム。

     リフレッシュ後の宮澤伊織作品は、これまた秋永作品同様にアクションつぽくてとても良かった。これも発見だ。アンソロジーはこれが醍醐味。

    0
    2022年04月02日
  • 月と太陽の盤~碁盤師・吉井利仙の事件簿~

    Posted by ブクログ

    ――

     小学校のとき囲碁将棋クラブだったはずなんだけど囲碁やった覚えがありません。主にセブンブリッジやってた…こういう小さな後悔が積み重なって人生は豊かになっていくんだよねきっと。


     趣味全開の盤上SFから広がって、今回は碁盤師を探偵としたミステリ仕立て。形から入って道具フリークになりがちな私としては、それ専用の道具、それを専門に作る職人、という存在は憧れであり、吉井先生はまさにそのイメージ通りで楽しく読めた。語り手である愼の未熟さもまた良い対比だけれど、語り口に引っ張られると少し雰囲気が崩れるかも。少年棋士を上手くイメージ出来るか、というところ。なんとなくなんらかのギーグが周りに居てる

    0
    2022年02月23日