宮内悠介のレビュー一覧

  • ディレイ・エフェクト

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    同じ景色なのに2つの時代の風景がシンクロして見える。現代から過去へのメッセージ?それとも過去から現代への何かの警鐘?

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    2018年09月16日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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    神経科学のカテゴリだけ読んだ。ショートショートなので1時間もあれば読み切れる。
    脳をバックアップするのは現実的に研究も進んでいるらしい。使い道は色々ありそう

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    2018年08月22日
  • ヨハネスブルグの天使たち

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    解説が素晴らしすぎて感想を書くのが恥ずかしいというか、何を書いても、うん、解説にそう書いてあったよね!ってなる(笑)
    それにしても嘘みたいな事実と、事実よりもありそうな嘘が混じり合った世界観に脳が騙されてく感じがたまらなく快感。SFの論理性って科学的に正しいかどうかじゃなくて、ありえるって思えるかどうかなのかもと力づくで納得させてくる感じ、好きです。

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    2018年08月19日
  • 彼女がエスパーだったころ

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    非常に魅力的なタイトルの本作ですが、連載時は「疑似科学シリーズ」と銘打たれていたそうです。はて「疑似科学」とは何ぞや?と思ってWikipediaを見ると、日本語の意味としては「科学性をうたっているが実際には非科学的であるもの」を、本来の意味としては「うわべだけの科学や、誤った科学のこと」を指しているようです。
    本作では放火猿、共時性、スプーン曲げ等の非科学的な題材が扱われますが、それらに対する科学的真贋についてはほとんど触れられていません。一方で、非科学的な事象をもとに起こる様々な事件については論理的な解が導かれるようになっており、言い換えるとミステリを読む際に構えるであろう「論理性」およびそれと対をなすであろう「非科学」がともに齟齬をきたさないよう、うまくバランスをとった描かれ方がされています。SFミステリ作品ではよく使われる手法ですが、それを「疑似科学」という観点でアプローチしているところがユニークであり特徴的であるように感じました。
    色々と読みどころはあると思いますが、個人的にはライターを生業としている主人公が、傍観者の立場から徐々に疑似科学の世界の側へ堕ちていってしまう様が読んでいて面白かったです。一方で、作品全体を通した印象はクールというか低体温というか、ここは気合をいれて盛り上げるところだろうという箇所が意外にさらっと書き流されていたりして、やや物語への感情移入が難しい面があったようにも思えました。
    とはいえ、日本を舞台にしていることもあるのでしょうが、過去作と比べるとかなり読みやすく、文庫の帯にあるように著者の入門書としては最適な一冊ではないかと思います。

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    2018年06月17日
  • ディレイ・エフェクト

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    ある日突然太平洋戦争時代の風景が現代に重なるなんてSF的な設定が、自分の家だったらといった想像力を刺激する。物語はその過去の風景がメインではなくエッセンスとして主人公の夫婦生活や日常の出来事に添えてある。少しミステリ的な部分もあり楽しめる。
    他2作品があるが、どちらも過去を振り返る事で今を解決している。

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    2018年06月12日
  • 彼女がエスパーだったころ

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    世界観がすごい。疑似科学なんだけど、淡々とした、突き放したような、感情を排除した語り口に、まるで真実が語られているような気にさせられてしまう。認知が歪む、不思議な感覚がある。
    だからと言って面白いかっていうとまた別問題なんだけど、私は好きです。

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    2018年04月27日
  • ディレイ・エフェクト

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    ミステリではなく、文学でもない。これがSFかぁ、と感心した。面白かったね。芥川賞の候補にもなったそうな。三篇が収められていた。どの話も良かった。表題作はディレイというSF的な現象を扱っているんだけど、読後感はむしろ家族とか夫婦間の心の交流が残ったと思う。俺としては。真ん中の『空蝉』が一番ひきこまれたかな。しばらく小説の熱心な読者ではなく、新しい作家さんって手に取っていなかった。伊坂幸太郎や恩田陸といった、学生時代から読んでいる作家さんは今でも好きだけど、こういう今まで読んでいなかった作家さんにも、もっと触れるべきだと思った。この人の本はまた読みたいね。

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    2018年04月14日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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    いまちょうど盛り上がっている人工知能に関するショートショート。これが、人工知能学会誌に掲載されていたとはちょっと驚きです。
    収録されているショートショートもさることながら、解説が興味深いです。勉強になります。

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    2018年04月07日
  • ディレイ・エフェクト

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    表題作は「午後の恐竜」を思わせながら、SFに音楽と技術と寂寥と哀悼で味付けをする作者らしさ。
    「空蝉」栗本薫を思わせる破滅的青春群像。
    「阿呆神社」大塚を舞台にしたノベルゲー「街」のような。

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    2018年03月18日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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     人工知能学会の学会誌「人工知能」に掲載された、人工知能をテーマにしたショートショートを1冊にまとめたもの。
     もちろん学会誌はまじめなものだが、そこにフィクションを載せていたというアイディアが面白い。また、人工知能の使われ方や技術で分類し、その専門家が解説しているのも面白い。
     そして当たり前だけれど、載せられている作家陣も豪華なら、作品も面白い。普段ショートショートを見ない作家さんがこんな作品を書くのかってにやにやする。面白い。

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    2018年03月13日
  • ディレイ・エフェクト

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    純文の香り漂う三つの短編集。
    宮内悠介が純文学だなぁ~と感じるのは、中高時代の三学期に駆け足で名称だけ学び、読んでみなきゃ判らんじゃないかと思った安倍公房とかと似た感想を持ったから。
    シュールな純文はSFやオカルト好きでも楽しめちゃうし、文学の分野の垣根なんて低いもんだ

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    2018年02月13日
  • ヨハネスブルグの天使たち

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    短編集であるが、DX9という歌うロボットが共通なガジェットとして登場する。DX9は日本が開発した楽器扱いの玩具ロボットである。本来の目的は人を楽しませるものだが、この作品では、高性能であるがゆえに、兵器として使われたりする。さらに、DX9は高所から落とされることを運命つけられたように扱われる。この落ちるDX9をどう解釈するか、どう共感するのか、読み手は自由である。ただし、明るい結論は出てこない気がする。本作は直木賞候補だったようだ。ただし、人を楽しませるエンタテインメントではなく、読者に考えさせるエンタテインメントである。純文学に近いかもしれない。

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    2017年12月13日
  • エクソダス症候群

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    評価が難しいけれど、後につなぐために星四つになった。終始淡々と話が進んでいくのだけれど、読み継ぐことをやめられず。読み始めから、なんとも言えない第三者感のようなものを感じていたのだけれど、カズキの真実を知った今は、むしろわざとそのように書いていたのかもしれないという気になった。
    171116

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    2017年11月17日
  • ヨハネスブルグの天使たち

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    素晴らしい。何でもっと早く読まなかったんだ、あたし。
    今生きている世界について自分が何も知らないってことを教えてくれた。

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    2017年08月28日
  • エクソダス症候群

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    火星に人類が移住した近未来を舞台とした作品です。今回のテーマは精神疾患。
    と、その設定だけみるとバリバリのハードSFで、最初は随分敷居が高そうに思えたのですが、実際読んでみるとそんなことはなくて、前2作よりずっと分かりやすくなっていました。
    その一方で『ヨハネスブルグの天使たち』でみられた不穏さというか、ある種とんがった感じの魅力が減じられたような印象も受けました。
    まあ、前作は戦場に初音ミクが落ちてくる話でしたからね。比べるのもどうかという気もしますが。
    読む人の好みにもよるでしょうし。

    それにしてもよく考えて作られた作品だと思います。
    何度か読み返しましたが、決定的な矛盾や不整合は見つかりませんでした。
    プログラムの暗号に関しては若干強引な気もしましたが・・・
    精神医学の歴史と舞台となる病院の歴史がリンクしている点、およびカズキの出生の秘密を解明していく過程が読んでいて面白かったです。

    精神医学に関してはど素人ですが、精神疾患は社会のあり様による、というのはその通りだと思います。
    一方で、人間だれしも狂気を持っており、それを抑圧して適応させるのは社会の必要悪であるというのも一面の真実であると考えます。
    もちろん程度はあります。前者を突き詰めるとチャーリーになってしまうし、後者を突き詰めるとナチスになってしまう。
    結局何が健常で何が異常か、みたいな話になってしまいますが、私たちが最後に依るべきなのは、人間としてのバランス感覚なのではないでしょうか。
    ・・・といったあたりを考えさせてくれただけでも読む価値はあったと思いました。


    以下は物語の本筋とは全く関係ないのですが・・・
    第四章でノブヤのプログラムコードに混入したループ変数について、「i」が違和感がある、自分なら「iLoopCnt」と書く、とノブヤが語るくだりがありますが、私は逆で、「iLoopCnt」のほうに違和感を持ちました。
    というのも、エンジニアの駆け出しのころ私も似たような変数名を使って、レビューでダメ出しをされたことがあるんですよね。「iLoopCnt」の「i」は「Integer」「index」のどちらかだと思うのですが、前者であればハンガリアン記法なのでダメ、後者であれば省略せずに「indexLoopCounter」って書かないとダメ、みたいに当時言われました。逆にただの「i」はFORTRANに由来したループカウンタ変数なのでOKなんだとか。
    そんな昔の話を思い出しました。
    ホントどうでもいい話・・・

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    2017年08月06日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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    ネタバレ

    若木先生のブログでショート・ショートを書かれたと知り手に取りました。
    どのショート・ショートも非常に面白かったです。

    このショート・ショートは人工知能学会の学会誌「人工知能」に掲載されたもので、日本SF作家クラブ協力の元ショートショートを依頼したのだそうです。
    そうした背景かつ掲載誌なので、人工知能に関するSFショート・ショートばかりでとても読み応えがあります。
    ショート・ショート部分のみでなく、テーマごとに分類されそのテーマのショート・ショートが終わると解説文が挟んであるのですが
    これがまた面白い。
    普段AIといってもなんとなくの理解しかしていない分野なので
    大変勉強になりました。

    人間は死にたいとか、泣きたいとか口にすることがありますが
    大抵本気ではなくて泣き言であったり、
    「この状況が変わらないなら」死にたい、
    「泣いて解決するものなら」泣きたい
    のような条件付きであったりします。
    言葉通りではないのが人間の複雑さで、確かに人工知能にとっては解釈が難しいところなのだと思います。
    こうした感情の部分だけでなく、部屋のお片付けなどにも同じことがいえますが
    一昔前に流行った『ファジー』が人間の求めるところであり
    難しいところでもあります。

    プログラミングには基本的には条件としてのデータが必要で、
    単純にそれだけでも膨大になるのに、曖昧さを鑑みてもらうためには
    更に膨大な量になるでしょう。
    しかも、それでも人工知能にとっては、判断基準として不十分なのではないでしょうか。

    対話システムは、こうした質問がきたらこう返事をする
    というプログラムを組むこと自体は
    かなり以前から技術的にできることでも、そのために必要な対話データを用意することが難しくなります。
    こうしたことを考えると、人の脳というのは本当に不思議です。

    人工脳の技術が進めば軍事転用の問題も出てきます。
    新しいツールが出てきたとき、使用者のモラルなどの問題によって発生するトラブルはつきものです。
    問題を考えるには脳科学・人工知能の研究者だけでなく、
    倫理学・法律・社会学などさまざまな専門家が
    人工脳の倫理について議論を進める必要があるという記述が印象に残りました。
    何かひとつの問題を解決するためにはその分野の専門家だけではひとつの側面しか見えてこず
    様々な分野のエキスパートが集まって議論することこそ
    正解に近づけるのだと思います。

    ツールは使う側の使い方によって、良い物にも悪い物にもなります。
    折角の良いものを、良いものとして使用できるよう尽くすのが
    ツールを生み出した人間の務めのように思います。


    些事ではありますが、本で調べたものは覚えるが
    ネットで検索しても覚えないというショート・ショートのエピソードには疑問を覚えました。
    これも使う者の心得次第だと思います。
    たとえ辞書で調べても、調べて「へぇー」で終わってしまえばそこまで。
    ネットで検索してもそれをきちんと書き留めて反芻すれば覚えるでしょう。
    苦労しなければ覚えないというのは違うのではないかと思っています。

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    2017年07月26日
  • ヨハネスブルグの天使たち

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    文章が詩的過ぎるな、というのが気にかかっていたが、それは自分がSFとして期待をしていたからであって、意図していたのはSFチックな設定を借りた文学だったのだろうなと、読み終える段になって気付く。

    DX9に仮託されているものは明記されないが、いずれの短編でも死後の永遠性と、肉体と現実を超越した普遍的な「意識」の世界の象徴として描かれている。宮内が描きたかったのは911以後の血生臭い世界において、脱臭された世界を目指す人々の思いと、それを実現し得る技術の存在であり、ここで数々描かれるその他ガジェットや設定は、そのための装置でしか無いように感じる。

    そしてDX9を経て人々が得るものは、そのモデルたる「初音ミク」によって、ここ10年の日本音楽界が経た過程と酷似する。だからこの物語が夢想であるとも、浮足立ったSFだとも思えず、ただ愚直にこの世界線の先にある未来として、心の通わせられる文学の世界として読み取ることができた。傑作と呼んで良いのではないか。

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    2017年03月19日
  • ヨハネスブルグの天使たち

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    前作『盤上の夜』以上にハードなSFであった。ストライクゾーンはものすごく狭いけど、好きな人にはたまらない作品になっていると思う。

    テロ・紛争・格差などの今日的な問題を想起させる世界各地の建物から、少女の外見をして甘ったるい声で歌う初音ミクをモチーフにしたような日本製ロボット・DX9の雨が降ってくるお話が5編続く。9.11の再現と思われる「ロワーサイドの幽霊たち」を筆頭に、よくもまあこんなアクロバティックな作品を描いたなあというのが率直な印象。

    一話一話はそれほど長くないけど、結構大事なことがさらりと書いてあったりするので、惰性で読んでいると物語についていけなくなる。細心の注意を払って読む必要がある、読み手の読解力が試される作品だと思う。そういう自分にとっても結構難しかったのだけど。

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    2015年10月31日
  • ヨハネスブルグの天使たち

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    近未来、ディストピア、軍隊、久々にSFを読んだ人間からすると、伊藤計劃以降のSFって似過ぎてる気がする。まぁ別に伊藤計劃が発端ってワケやなくて、攻殻機動隊とかブレードランナーとかからつながってるんやろうけど。
    初宮内悠介、最初の感想はそれ。似てるからアカンいうことはなくて、おもしろかったりカッコよかったりすればそれはそれでええわけで、アフガン→イエメンの連作とかなかなか良い。ヨハネスブルグと北東京、降ってくる少女型ロボットを見ている少年少女、というほぼ相似のシチュエーションからどうなるのかと思ったら、それほど虚をつかれた感じはしない。もう少し大風呂敷でもええんちゃう?という印象。どうも頭の中のSFが小松左京だの筒井康隆だの星新一だので止まってるおっさんからすると、誠実かつ繊細過ぎる。もっとええ加減でええのにもったいない。

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    2015年09月30日
  • ヨハネスブルグの天使たち

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    ≪本の感想ではありません≫
    東西冷戦が指導者・思想家に引っ張られた対立なら
    昨今の紛争は人々の民族、宗教の意識に姿を変えて
    湧き上がり、制御不能になった状態なのかと。
    そこに米国中心の指導者たちの思想に動かされる
    人々、国々と民族の意識がが互いに異なる地平で
    ぶつかり、決して交わることない視点で争う。
    で、日本はというと機械、技術の面で世界にかかわり、
    思想や意識とは距離を置きながら、なんとなく
    世界に組み込まれ、覇者側に染まる、と。
    いや、この短編とは直接関係がないのだけど、
    この本を読んで、場を支配する空気というか、
    なんとなく、現代の世界と安倍以前の日本の
    立ち位置がそんなかんじだったかと。

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    2015年09月30日