宮内悠介のレビュー一覧

  • 暗号の子

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    分かるようで分からない本だった。
    文章の雰囲気とか、主観的に語られているところとかは好きだけど、具体的にどこが面白いかと言われると困る。
    全体的には好きな雰囲気です。

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    2025年05月23日
  • 超動く家にて

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    ネタバレ

    ちょっとしたバカバカしさを真面目に。真面目であることが面白さに輪をかける。

    理系というかデジタル的な知識が必要な部分は飛ばし読みだが、「法則」「星間野球」のようなロジックで魅せる面白さも「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のSF的面白さも色々詰まってる。

    うん、スモーク・オン・ザ・ウォーターの設定は痺れたなぁ。長編にして読みたいくらい

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    2025年05月17日
  • 盤上の夜

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    宮内悠介の作品はつまらなくないが、滅茶苦茶面白いという訳でもない。

    あと一歩何かがあれば(違えば)、滅茶苦茶面白くなりそうなのだ。宮内悠介が頭の良い人なんだということは分かるが、阿呆の私には深い所まで読みきれない。この辺りがあと一歩のところなのだと思う。

    滅茶苦茶面白いということは無いことが分かっていても何だか気になって、宮内悠介作品は読んでしまう。

    なんだろう、不思議だ。

    宮内悠介は、小川哲と同じ匂いがするが、断然、小川哲の方が好みだ。

    星は3つ。3.2としたい。

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    2025年05月16日
  • 暗号の子

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    短編集。
    プログラミング等の用語が出てくるので、馴染みのない私としては、少し読みにくかったです。ネットが普及し、見知らぬ相手とも繋がれるようになった社会においての、他者との繋がりや関わり方がこの作品のテーマなのかな?と思いました。

    いくつかの作品に共通して出てくる針生というキャラは、何だったのか気になりました。

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    2025年05月10日
  • 暗号の子

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    近い未来…いや、もう現代かもしれない暗号通貨、SNS、VR、AIなどをテーマにした8編のSF短編集。
    専門用語が多用されており現代の話なのに理解が難しい(汗)SFに強い人に向いている作品。
    「暗号の子」「ペイル・ブルー・ドット」がまだ理解しやすい雰囲気かな?

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    2025年05月04日
  • 暗号の子

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    ※
    プログラミング、システム用語が多数で、
    合わせてSNSやAI、思想的な要素も絡んでいて
    馴染みにくい部分が多く読み進めにくかった。

    この分野が得意な人なら、自分とは違って
    きっともっと面白く読めるはず。

    近未来的な話でありながら、歴史の変遷まで
    組み込んでくるところが奥深くてにくい。

    『暗号の子』からは、近い将来像を見せられた
    気がします。

    ーーーーーーー
    暗号の子
    偽の過去、偽の未来
    ローパス・フィルター
    明晰夢
    すべての記憶を燃やせ
    最後の共有地
    行かなかった旅の記録
    ペイル・ブルー・ドット

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    2025年05月03日
  • 暗号の子

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    短編集8篇
    SNSやAI絡みの物語。表題作の仮想空間の世界と宇宙を夢見る「ペイルブルードット」が面白かった。

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    2025年04月16日
  • 暗号の子

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    著者あとがきにもあるように ヘイル・ブルー・ドット が最も読みやすく、あとは難解。手クロノロジー(主にブロックチェーン)とそれに関わる思想が全面にあり、ストーリーは後回しの感あり。
     暗号の子:新たな共同体の試みとその蹉跌だそうな。自閉症(ASD)のウェブコミュニティーが世間に敵視され、それを守ろうと主人公が奮闘する物語
     偽の過去、偽の未来:暗号通貨を資源配分に結び付ける?
     ローパスフィルター:SNSの過激な投稿をフィルターするアプリの顛末。フランクフルト学派・啓蒙は野蛮を発生させるらしい
     明晰夢:作者うつ病時に書いたとのこと。薬物依存者更生用アプリの顛末
     すべての記憶を燃やせ:98.7 %AIノベリストというアプリが書いたそうな
        これが最も判らなかった
     最後の共有地:暗号通貨の顛末。暗号通貨が複雑な合意形成を仲介するらしいが良く判らない
     行かなかった旅の記録:コロナ時に架空の旅のお題をもらって書いたもの
     ヘイル・ブルー・ドット:キューブ衛星を小学生が製作するのをお手伝いする話
       アメリカの宇宙企業のCEOは能力が足りないと思ったらあっさり人を切る

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    2025年04月12日
  • 暗号の子

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    最初はなんだこれって感じで読み進めていましたが、最後まで読んでみるとなかなか面白い作品かと。内容はデジタル社会に対するある種の警告のような、あるいは達観のような。読み人によって違う感想を抱くのかなと思います。私にとっては昨今のデジタル依存社会に対するアンチテーゼなのかなと感じました

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    2025年04月07日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    2020年。若い作家との対談集in京都。
    「詠坂雄二」未読。メンドくさそうな性格w
    「宮内悠介」未読。
    「初野晴」読んだことある。
    「一肇」未読。
    「葉真中顕」未読。
    「前川裕」未読。
    「白井智之」大好き。
    「織守きょうや」最近名前知った。
    「道尾秀介」もう大御所だったのね。未読。
    「辻村深月」トリはそうだよね。
    後輩を育てたい、という気持ちが伝わってくる。さくっと読めるし、作家の人となりもなんとなく伝わり、対談集よいね。

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    2025年04月05日
  • 暗号の子

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    こてんぱんにやられた感。
    難解ではない。でもどの話もむずかしく、自分にはついていけない。特に感情面が追いつかない。なぜかどんどん暗い気持ちになっていく。
    そんななかでもタイトルの『暗号の子』はわりとすんなり読めた。
    AIによる執筆の『すべての記憶を燃やせ』が興味深かった。

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    2025年03月22日
  • 暗号の子

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    毎度の事ながら、テクノロジーに関する細かいところは私には点で分からないのだけれど、今回読んでて感じたのは、そういうよく分からないものに支えられた世界や社会に自分が生きているんだなという不思議な感覚だった。あるいは不安に似ているかもしれない。「ローパス・フィルター」、次いで表題作「暗号の子」が面白かった。どちらも暗い部分があって、テクノロジーとそういう要素の組み合わせが私は好きなのだと思う(あとがきから引用すればバラード派に惹かれる側なんだろうか)。「暗号の子」は長篇で読んでみたいとも思った。

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    2025年03月18日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    SFアンソロジー?
    最初の三人のそれはSFではなかったですね…最初の三人の作品はつまらなかった。
    小川さんと伴名さんのは面白かった。これをSFって言うんだよね…
    後半の二作だけでよかったなぁ

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    2025年02月16日
  • 国歌を作った男

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    短編集。SFやミステリ、純文学と、ジャンルも長さもごちゃまぜでおもしろかったです。筆致も読みやすく好きです。料理魔とゲーム音楽の話と囲碁の話がとくに好きでした。

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    2025年02月09日
  • 国歌を作った男

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    短編集、数ページで終わるものもあれば いわゆる短編(より短め)のものもあり。
    個人的には、PS41、パニック-一九六五年のSNS、国境の子がよかった。

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    2025年02月01日
  • 盤上の夜

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    第147回直木賞候補、第33回日本SF大賞受賞作品。

    囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋をテーマに、そのプレイヤーたちにとってゲームとは何かを一人のジャーナリスト目線で描く連作短編6篇。

    表題作の主人公灰原由宇の凄みに引き込まれ、そのラストシーンの美しさにやられた。
    そして彼女は最後の短編「原爆の局」にも再登場し、成長した姿を見せる。
    原爆投下の後も対局を続けたという本因坊戦のエピソーと、「棋士は、いつも内なる火と闘っている。外の火など、いかほどでもない」という相田の言葉に、昨年の名人戦で震度4の揺れをものともせず、集中を切らさなかった藤井名人の姿を思い出した。

    闘う者たちの姿を側から客観的に見つめるジャーナリストの「わたし」の位置付け。冲方丁の解説を読んでなるほどと感じ入った。
    そして、闘うものの傍で一人負い目や孤独感を味わう「わたし」に対し、自らの万年筆を与えた相田の優しさ。

    今まで好んで読んできた将棋小説とは異なり、なかなか哲学的な表現もあって難しくもあったけど、読後はとても良かった。

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    2025年01月12日
  • 盤上の夜

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    あまりハマらず
    それぞれのゲームに打ち込んでいれば、読み方は違ったかもしれない
    麻雀の回はおもしろかった

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    2024年12月31日
  • 彼女がエスパーだったころ

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    短編集でした。
    後半になってようやく主人公が同じだったことに気づきました。
    淡々とした語り口。
    しかも、登場人物が重ねて出てきていた。
    悪くはない。

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    2024年12月18日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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    SF。短編集。
    AIが題材のショート・ショート集。
    各テーマごとの解説はスルー。
    神経科学のテーマが面白かった。
    脳のバージョンダウンという発想が面白い、図子慧「ダウンサイジング」と、スマートな侵略もの、田中啓文「みんな俺であれ」が良い。
    題材を絞った短編集は、異形コレクションを代表にかなり好みなので、どんどん増えてほしい。

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    2024年12月16日
  • 彼女がエスパーだったころ

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    過去にテレビでスプーンを自由自在に曲げ、エスパーとして名を馳せた千晴。結婚した夫はマンションから転落死してからは、外との交流を遮断して、愛犬のテルミンと暮らしていた。その千晴がインタビューに応じるという…。

    サルの習性、超能力(スプーン曲げ)、ロボトミー手術、『水からの伝言』問題、ホメオパシー、洗脳といった、現代ネットで受けそうな話題を題材に、最大限の皮肉を交えながら描くSF短編集。

    最後の作品を除いて、ほとんどが雑誌の記事のような俯瞰した視点で描かれ、テーマがテーマなだけに、現象も読者も突き放すような、ニヒルと言うよりはスノッブと言うか冷笑が似合うスタイルである。

    そのせいか、誰かがどうにかするのだろうと1作目を読みかけて、つらつらと(作品内の)事実を垂れ流しているという印象を受けてしまい、どこに視点を置くかが分かりづらくて、最初はかなり読みにくい。

    『水からの伝言』あたりから、人が見え始めてわかりやすくなってきたものの、のめり込んでしまう前に終る印象だな。最後の作は、人に視点を置かれてしまって逆に読みにくかった。

    実際にあった事件や問題をうまく絡めており、いろんな資料に当たって書かれており、それらが作品中で単なる引き写しにならずに血肉になっているところは素晴らしい。

    ただ、のめりこめない。なぜか。
    おそらく、どの現象も信用できないという作者のスタンスにあるのではないかと思われる。批判なら批判側に徹底的に感情移入させるように書かれていればよいのだが、そういう書き方もされないので、単にバカげた現象を第三者として紹介するような小説になってしまった。

    単品としてはそれぞれ読むところがあるが、その冷笑をまとめて読むと、まあ胸焼けするのである。

    この人は、長編を読んでみるべきかな。

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    2024年12月10日