宮内悠介のレビュー一覧
-
-
-
Posted by ブクログ
[こんな人におすすめ]
*「エストニアってバルト三国のひとつだよね」以外の情報を持っていない人
エストニアについて私と同じくらいの感想しか出てこない人、さらに言えばソ連崩壊についても若干記憶があいまいな、というかそもそも生まれてない人に是非おすすめします。最近はロシアやウクライナに関するニュースを見ることが多いですが、この本を読み終わった後にはさらに西の国々についての情報が目に入るようになり、見える世界が広がります。
*ライフスタイルが変わったことで昔なじみに会う機会が減った大人たち
仕事が忙しそうだから、お子さんが小さいからなどの理由でLINEを送ることすらためらう人たちがこの本を読む -
-
Posted by ブクログ
1977年、現在のエストニアにあたる地に生まれたラウリ・クースクは幼い頃にコンピュータと出会い、プログラミングに熱中するようになった。
学校の授業でもその才能を認められたラウリは、村の外にある学校へと編入する。
その先で仲良くなったイヴァン、カーテャとともにプログラミングに明け暮れながら、楽しい学校生活を送っていた。
そんな中エストニア独立に向けて革命の動きが起こり、その影響はラウリたち3人の人生にも広がっていく。
記者がラウリ・クースクの伝記を書こうとしているところから始まり、彼の軌跡を辿っていく形式で物語が進んでいく作品。
ソ連やエストニアのことについて全然知らず、プログラミングについて -
-
-
Posted by ブクログ
第147回直木賞候補、第33回日本SF大賞受賞作品。
囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋をテーマに、そのプレイヤーたちにとってゲームとは何かを一人のジャーナリスト目線で描く連作短編6篇。
表題作の主人公灰原由宇の凄みに引き込まれ、そのラストシーンの美しさにやられた。
そして彼女は最後の短編「原爆の局」にも再登場し、成長した姿を見せる。
原爆投下の後も対局を続けたという本因坊戦のエピソーと、「棋士は、いつも内なる火と闘っている。外の火など、いかほどでもない」という相田の言葉に、昨年の名人戦で震度4の揺れをものともせず、集中を切らさなかった藤井名人の姿を思い出した。
闘う者たちの姿を側 -
-