宮内悠介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「旅」をテーマに、気鋭の作家陣が短編を寄稿したアンソロジー。とはいえ旅の解釈はそれぞれであり、SFだったりミステリーだったり、各人の特徴が出ている内容となっている。
個人的な好みは藤井太洋さんの「月の高さ」。ご本人の経験を踏まえた舞台芸術の置かれた現状、地方巡業のドタバタ感、枯れたおじさんと若い女性の緩い連帯といった内容が小気味よくロードムービー的に展開されていて面白かった。
一方で石川宗生さんの「シャカシャカ」については正直よく理解できなかった。地表がシャッフルされるという話のメタ構造として、各章の順番もシャッフルされていく流れなのだけど、いきなり話と場所が飛んでしまうためについていけな -
Posted by ブクログ
吉川英治文学新人賞の短編集。僕個人の価値観としてこれがミステリーなのかSFなのかは判断出来ない
全て疑似科学、超常現象が主題なのだが決着はいわゆる、「普通」ではないものをテーマにすることで人間とは何かを考えさせてくれる短編集だった
この語り手もまた、各短編にて読む側と同じ立場を担っていて、そもそもジャンルを決定させないで読む人の捉え方を楽しませる本なのではと感じた
なんというか、1編で考えてみても膨らませたら全然長編になりそうな気もするのに、実にあっさり塩味な描き方に評価が分かれる気がする
(絶対ワザとだが)
表題作は読後感といい、タイトルといい◎でした
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Posted by ブクログ
これが最後の仕事になる、の共通センテンスからスタートするショートアンソロジー。
ショートで色んな作家さんがかく中でインパクトを、となるとどうしてもドキッとするような内容に寄る。
そのなかで違う角度で楽しませてくれたのは
・半分では足りない/呉勝浩
→うぉぉーーー読み直したよ!
・闇バイト/柿原朋哉
→タイトルと違ってちょっとほっこり
・天岩戸の真実/高田崇史
→この作者さんテイスト満載
あとストーリー好きだったのは
・悪魔との契約/須藤古都離
→オチ!良き!
・魔法少女ミラクルミルキー/一穂ミチ
→ヒーローも魔法少女も辛い仕事。。。
・時効/米澤穂信
→この長さで収まる起承転結具合が秀逸! -
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Posted by ブクログ
著者あとがきにもあるように ヘイル・ブルー・ドット が最も読みやすく、あとは難解。手クロノロジー(主にブロックチェーン)とそれに関わる思想が全面にあり、ストーリーは後回しの感あり。
暗号の子:新たな共同体の試みとその蹉跌だそうな。自閉症(ASD)のウェブコミュニティーが世間に敵視され、それを守ろうと主人公が奮闘する物語
偽の過去、偽の未来:暗号通貨を資源配分に結び付ける?
ローパスフィルター:SNSの過激な投稿をフィルターするアプリの顛末。フランクフルト学派・啓蒙は野蛮を発生させるらしい
明晰夢:作者うつ病時に書いたとのこと。薬物依存者更生用アプリの顛末
すべての記憶を燃やせ:98.