宮内悠介のレビュー一覧
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この小説は、ソ連崩壊前後の激動期を背景に、エストニアに生まれた青年・ラウリの人生を描いた作品である。
現在のエストニアは、最先端のIT技術を誇り、世界初の「データ大使館」を持つ国として知られている。
そんなコンピュータプログラムの黎明期にラウリは幼少期からプログラムの才能を開花させる。
ラウリはプログラムにしか興味がもてず、周りの同級生とは心を通じさせる事ができなかった。
しかし、プログラミングを通じて知り合ったイヴァンとカーチャだけは、ラウリの唯一の理解者となる。
ソ連崩壊、エストニアの独立の機運という複雑な環境下で織りなす人間ドラマがとてもリアルに描かれた作品だった。 -
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ネタバレ小川さんの本で紹介されていて購入
読みやすかった
一部ミステリーのようなところもある
語り手が一色覚のイヴァンだとは思わなかった
ソビエト連邦崩壊 エストニアの独立の中に生きた三人の生き方
歴史とともに生きることが許されなかった人間
この国では、頑張って努力さえしたならば、誰だってなんにでもなれる
地面の石ころにも、木々にも精霊はいる。すべてのものに精霊は宿っている
無知は罪だ
生きるってのは人とのかかわりあいだよね。こうやっていろいろな人と出会って、感情が交錯して、だからこそ、この世は水晶みたいにきらめいている
海の匂いがする (何を意味していたのだろう?)
ぼくには -
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作品紹介・あらすじ
最初の1行は全員一緒。
1編6ページ、24種の「最後の仕事」。
早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第三弾。
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24編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第3弾とのこと。第6弾の「それはそれはよく燃えた」をまず読んだので、次はこれということで -
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アンソロジー作品『Jミステリー2023 FALL』を読みました。
全篇書下ろしの短篇を収録した贅沢なアンソロジー作品です。
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ミステリー界の最前線で活躍する作家陣による、全編書き下ろしの超豪華アンソロジー「Jミステリー」。
この秋も誰もがよく知るあの作家たちが競演! 大好評だったあの作家の再登板も……これを読まずして日本ミステリーを語ることなかれ。
『Jミステリー2023』もお見逃しなく。
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2023年(令和5年)に刊行された作品で、以下の6篇が収録されています。
■どうして今夜の彼女は魅力的に映 -
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帯には「最旬の作家たちが旅をテーマに競作したアンソロジー」と書かれている。この最旬の作家たち6人のうち5人が有名なSF作家だった。この様なアンソロジーには必ず読んだことがある作品が紛れ込んでいるもの。しかし、しょうがない。忘れている作品もあるだろうから、復習も兼ねてサラっと読んで行こう。SF作家が「旅」と言えば、時間旅行、宇宙旅行が定番、全くつまらないと言うことはないだろう。まさか、普通の旅行小説なのか?と、ワクワクしながら読むのも一興だ。さあ、個別にコメントしよう。
〇 国境の子/宮内悠介
講談社の短編集「国家を作った男」で既読。何回読んでも心に染み入る作品。主人公が大人しいだけに、その範 -
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第1回創元SF短編賞選考委員特別賞
第147回直木賞候補
第33回日本SF大賞
の、デビュー作(恐ろしい)
囲碁将棋等の6つのテーブルゲームを軸にした短編集
あくまでSFの空気を纏っているだけで、とても読みやすく、思考に溢れ、身近な卓上遊戯を幹にしている分受け入れられやすい作品
とんでもないデビュー作
まあ、こんなに分かりやすくSFを感じると直木賞は新人紹介枠だった気もするが。案の定宮部みゆきさんが推していて大変納得
囲碁がテーマの盤上の夜では幼少時に四肢を失い、囲碁盤を感覚器として機能するようになった女性の話
この1編の最後の2行はとても美しく
この情景をまるですぐ側で見ているように感 -
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戦時中の詩人“竹内浩三”の幻のノートを求めて、中年のバツイチ男が仕事をやめてフィリピンで“自分探しの旅”に出る、そんなイメージで読み始めた。
ところが、案外これが不思議な冒険活劇になっていく。
フィリピンは複雑な歴史をもつ。
もともと複数民族がルソン島とミンダナオ島を中心に多島に散らばって文化圏を形成していた。
そこにイスラム文化が入り続いてスペインがキリスト教とともに入る。
その後独立を約束したアメリカに裏切られ日本に占領される。
あいだで何度も独立宣言するも短期間で消滅し、大戦後ようやく独立を勝ち得た。
そんな複雑な歴史とともに人々の感情も一様とは程遠く渦巻く……そんな印象もちゃんと