あらすじ
自分の黒歴史、ここまで弔えますか?
一度は滅却したブログ、mixi、日記を掘り起こし、過去の尖りまくった「自分」と出会いなおすことで見えてきたものとは――?
「宮内さん、そんなに見せちゃっていいんですか?!」担当編集も驚愕!
作家・宮内悠介が赤面必至(!?)で挑んだ、著者初にして最高にソウルフルでファニーな自己批評エッセイにして弔いの鎮魂歌!
――もちろん、いま現在も恥ずかしくて間違っていることは疑いない。
作家・宮内悠介が誕生する十年以上前。
誰に向けてでもなく、一人虚空に吼えるように書き連ねた大量の日記、詩、散文の数々。
思想強めに自己を開陳、息を吸うように政治の話をし、プログラマとして働きながら本当に作家になれるのか怯え、終わった恋を引きずり、呪われたアパートに住みながら、深夜に街を徘徊したあの頃――。
ダークサイドに追いやった過去の自分と対峙した先、聞こえてきたのは、どこまでも「純」な生命の息吹だった!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
何だろうか。偶然の聖地の、あの沢山の注釈が入るスタイルが個人的にかなり面白かったので、それの発展形かと思いきや、そうでもなかった。
書かれた当時の、個人的経験あり、政治的意見あり、割と今回は内容は真面目な本だった。
世代的に当時ミクシィは流行ってて、今でいう閉じたSNSみたいにコミュニティ内でやり取りするようなサービスだった。あれを振り返るのは確かに嫌だが、あえて作家として発表してみたのだろう。
自分も過去のブログを個人的に本にまとめた事があったが内容がしょうもなかった…。