一書作品一覧

  • 年商30億円の限界突破 3つの鉄則 エースで4番社長から監督社長へ
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    組織を強くしたい経営者に必読の一書 企業成長の過程の中で1つの大きな壁となるのが「年商30億円の壁」。年商30億円規模の企業を目指すとなった場合、年商10億円規模までは適していた「エースで4番社長」型の組織構造が阻害になる場合が非常に多い。 いかにしてエースで4番社長から「監督社長」へと変貌を遂げ、年商30億円を目指せる組織をつくるかが最大のポイント。その年商30億円の壁をどのようにして超えていくかを、筆者がこれまで携わってきたコンサルティング経験を基とした「理論」「ノウハウ」「実際に年商30億円を突破した企業事例インタビュー」の3つの構成で具体的に解説した実務書。 【目次】 第1章 年商30億円の「壁」 第2章 鉄則1:理念・ビジョンを浸透させる 第3章 鉄則2:理念・ビジョンに向かって社員が動くシステムをつくる 第4章 鉄則3:組織マネジメント力を強化する 【著者】 佐々木啓治 WITH株式会社 代表取締役 日本で唯一の「企業成長の壁」超えに特化したコンサルタント。これまでサポートしてきた企業の徹底的な分析を行い、売上が数年間停滞している企業がブレイクスルーするためのノウハウを独自開発。 顧客企業の経営者からは「斜陽業界で売上が伸び悩んでいる当社のような会社でも、第二成長期を迎えることができた」「これまで5年間、年商10億円で停滞していたが、お陰様で昨年目標であった年商30億円に到達した」と高い評価を得る。
  • 乳幼児揺さぶられ症候群は、ジャンクサイエンスなのか? 小児医療の現場から
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    乳幼児揺さぶられ症候群(SBS : Shaken Baby Syndrome)は,赤ちゃんを揺さぶることで幼弱な脳に甚大な損傷を与え,ときには命すらも奪ってしまう。 本書は,SBSの実際を理解するうえでの最良の一書であり,「赤ちゃんを揺さぶっても問題はない」「多くの小児科医は,虐待であるとの先入観から誤診を繰り返している(病院に連れていくと虐待扱いされてしまう)」という公衆衛生的に看過できない危険な主張から生まれる新たな悲劇を防ぐことにも繋がりうる一書となるであろう。 第I部では乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)の概要,歴史,病態生理学を説明し,この加害行為がもたらす法的・社会的・感情的影響について概説する。 第II部ではSBSの被害児像・加害者像を事例を用いて検討し,また法廷における論争と被害児・加害者それぞれの家族が被る影響についても述べる。 第III部では,SBSに対する実践を,米国における実際の裁判例や予防戦略,泣いている赤ちゃんをなだめる方法といった視点から紹介する。 巻末には付録として,「訳者によるAHT(Abusive Head Trauma:虐待による頭部外傷)解説」も収録。漫画による解説と医師・法医学者・児童福祉司・報道関係者など各分野の専門家によるコラムを多数掲載し,AHTを取り巻く論争の「今」に迫っていく。

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  • シン日本の神様入門{一書に曰く}
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    かつて、こんな神様本があっただろうか!? 知っているようで知らなかった、 知るほどにどんどん運が良くなる、総勢105柱! 日本の神様本の、シン決定版!!  アマテラス、オオクニヌシ、スサノオ、クニノトコタチ、コノハナノサクヤヒメ……、名前は聞いたことがあっても、よく知らない人が多い日本の神様。  そんな方々に向けて、「基本となる神様の物語」から、「なぜこの神様にはこのご利益があるのか?」「どこの神社で拝むことができるのか」などを、一目でわかるイラストと、覚えやすいキャッチフレーズとともにご紹介。日本の神様のすべてを楽しく学べる一冊です。 【内 容】 第1章:日本人にとっての神様とは? 第2章:神様のとんでも物語 ~一書に曰く~ 第3章:天地開闢からイザナギ夫婦に関係する神様 第4章:アマテラスとスサノオに連なる神様 第5章:地上世界の王者オオクニヌシに関係する神様 第6章:天孫降臨後に登場した神様 第7章:古代の天皇に連なる神様 第8章:古事記・日本書紀以外の神様
  • 妻を看取る 89歳の介護力
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    1巻1,320円 (税込)
    「自宅で最後まで看よう」この判断が正しかったのか……今も答は出ない。医療と介護の温度差、立ちはだかる「制度」という壁、老老介護の限界─実体験から語られる疑問や矛盾。超高齢社会の日本が抱える問題を考える一書。「当時、私自身の気持ちを日々奮い立たせることに精一杯になっていて介護されている妻がどのような気持ちで日々を過ごしていたかには思い及んでいなかったように思う」。
  • みどりとかのこ 今日も元気で!
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    兵庫県在住の作家・脇谷みどりさんが、脳性まひの娘・かのこさんとの40年以上にわたるドラマを綴りました。「かのこさんの介護」を柱に、「両親の介護」「障がいをもつ妹を巡る兄の葛藤」、そしてかのこさん自身が日々成長していくキセキの数々――。信仰を基盤にして、「負けたらあかん!」と多くの苦難を一つずつ勝ち越えてきた著者が、家族や友人知人、さまざまな人々と織りなすヒューマンエッセーです。 著者は呼びかけます。「『ほんまもんの人生』を生きられるんやで 必ず幸せになれるんや!」――読む人に生き抜く勇気と希望を届ける一書です。
  • クリスチャン・アストロロジー 第1書&第2書
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    鏡リュウジ氏推薦! 西洋占星術の超古典 遂に日本語版完訳なる! 本書はイングランドの占星術師ウィリアム・リリーによる 「クリスチャン・アストロロジー」の第1書、 そして第2書を合本したものです。 1647年に著された、西洋占星術における重要古典の1冊です。 プロ・アマ問わず、多くの占星術家が英語版を自力で学んでいました。 研究者は必携の本です! 「クリスチャン・アストロロジー」は3書から成り、 第1書は、天文暦の使用法、天象図の作り方、獣帯の12のサイン、 惑星の性質など、占星術の基本的な概念、定義、用語の解説。 第2書は、ホラリーの伝統的技法の集大成。 最も系統立った方法によって、人に起こりうるあらゆる種類の質問、 すなわち健康、病気、富、結婚、昇進、旅行などをどのように判断し、 答えるかが教示されています。 ※ホラリーとは、質問を受け、その内容を占星術師が理解したときに チャートを作り、 そこから未来予測などを行う占い。 「ホラリーの伝統は米国のジェコブソン 、 英国のアップルビィらによって細々と命脈は保っていたものの、 確かな礎となる教本が失われていた。 そしてその礎とみなされたものこそ、ホラリーの伝統的技法を集大成した 本書の第1書と第2書であり、これが1985年にレグルス版として復刻されたのである。 そのインパクトは大きかった。失われていたホラリーの「ルール」が再浮上、 天体のシンボリズムを連想によって「拡充」させるのではなく、 惑星の働きの強度を見極め、シンボリズムを具体化した上でその動きを追跡し、 「パーフェクション」するか事の成否を見るという 現代占星術とは 全く異なるチャートの見方が姿を現したのである。 」 「ホラリーの技法を学ぶことは重要である。 が、17世紀という近代とそれ以前の世界の境界に生きた、 「最後の占星術師」リリーを読むことは、 単にルールを習得する事以上に、占星術という営みの本質を再考し、 近代以降における占星術の意味を逆照射して明らかにすることでもある。 本書の刊行がホラリー技法の復興とともに 占星術とは何かという議論を喚起することを願ってやまない。」    (鏡リュウジ「ホラリー占星術再興が占星術にもたらすもの」より) 第3書も好評発売中! 第3書では、出生図の判断と、未来予測の技法を扱っています。 出生図を時刻修正する様々な方法、 出生図の一般的な運命を、星々の本質的な影響に従って 天上の12のハウスからどのように判断するか、 ディレクションの技法によって、 個々の年間の出来事をどのように判断するか、 そしてプロフェクション、レボリューション、 トランジットによる正確な時期の測定。 上記の方法による出生図の判断を掲載しています。
  • 私の作家評伝
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    彼らから受け継ぐべきものとは何か―― 近代日本文学の代表的な文豪十六人の作家と人生を、独自の批評精神で辿り直し、彼らが現代に残した文学的遺産の正体をさぐる、異色の評伝集。 本書は、著者の代表的な長篇小説『別れる理由』と同時期に連載(1968~81年)された評伝シリーズの日本文学篇(海外篇はのちに『私の作家遍歴』として刊行された)。 世界文学にも造詣の深い著者が、いかに深く日本文学を読み込み、その達成を受け継いだかを最も示す評論であり、〈その作家自身の内面にもぐりこんで作品を読み直す〉〈特に、男女関係に鋭く着目する〉など、余人に真似のできない、著者ならではの躍動的な批評眼が発揮された著作でもある(連載中に芸術選奨文部大臣賞)。 また完結時には、本作で試みられた〈評伝中の作家自身の内面にもぐりこむ〉〈自分を評伝の登場人物のように外面的に書く〉という往還的な筆法が、のちの後期コジマ・ノブオの特異な作風=メタ私小説の領域を切り拓いたことを自身、語っている(中野好夫との対談「伝記文学の魅力」1975より)。 そうした重要作でありながら、本作は長らく、『別れる理由』などの派手な経歴の陰に隠れ、注目されてこなかった。 本文庫版は、新潮選書版全三巻(1972~75)を合本にした潮文庫版(1985)を底本とし、さらに、書籍初収録となる柄谷行人・山崎正和との貴重な鼎談を巻末に収録。 日本文学における近代の遺産と現代の基礎づけ、そして彼/女ら=我々と世界文学との接点を再考する上で、いまなお重要な観点を豊富に内蔵した一書として復刊する。 【目次】 永遠の弟子(森田草平)/順子の軌跡(徳田秋声)/狂気と羞恥(夏目漱石)/美貌の妻(森鷗外)/女の伊達巻(有島武郎)/東京に移った同族(島崎藤村)/男子一生の事業(二葉亭四迷)/不易の人(岩野泡鳴)/其中に金鈴を振る虫一つ(高浜虚子)/平坦地の詩人(田山花袋)/明治の弟とその妻(徳冨蘆花)/渋民小天地(石川啄木)/闇汁(正岡子規)/多佳女の約束(続夏目漱石)/神をよぶ姿(泉鏡花)/同じ川岸(近松秋江)/ひとおどり(宇野浩二) 〈巻末鼎談〉「漱石と鷗外の志と現代」柄谷行人×山崎正和×小島信夫(1973)
  • 掌編 源氏物語
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    1巻1,239円 (税込)
    2024年、大河ドラマの主人公・紫式部が紡いだ長編物語『源氏物語』 全54帖の華麗にして深遠な世界を一冊に凝縮! わが国最古の長編小説といわれる『源氏物語』。 本書はそんな『源氏物語』全部54帖を円熟の歌人・馬場あき子が、 歌人ならではの深い洞察力と感性から掌編として紡ぎ出し、 『源氏物語』を充分に堪能できる一書! 加えて本書には、香老舗 松栄堂提供による京都画壇で活躍する日本画家54名が、 『源氏物語』各帖をテーマに描き出した美しいカラーの挿絵を配しており、 気品に満ちた文章と華麗なる日本画によって、より一層『源氏物語』の深遠な世界観を 愉しめるものに。 巻末には、文庫化のための著者による「あとがき」も新たに収録。 本書は『源氏物語』に初めてふれる方から、改めて読み直そうという方まで、 あらゆる読者に充分に満足いただけるお薦めの一冊。
  • 明日、ぼくはヘイト本を棚から外せるだろうか
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    1巻2,500円 (税込)
    書店とは何か。ヘイト本をどうするか。40年以上にわたる葛藤の軌跡。書店員という枠を超えた思索の書。 カウンターデモに参加したわけでも、座り込みに参加したわけでもない。書店での、本を媒介しての活動や発信は防御壁に囲まれた「安全地帯」からのものに過ぎなかったのではないか? ここまで自分を追い詰めたとき、ぼくは我に返った。 ――本文より 著者はおよそ10年間、「ヘイト本」という現象をめぐって「書店の役割」を自問自答しつづけてきた。書店は「言論のアリーナである」という帰結を見出したと思えたが、葛藤が消えたわけではない。60冊を超える書物から言葉を引きながら、「ヘイト本」をめぐる自問自答の軌跡を披歴。「書店とは何か」――40年以上にわたる葛藤や決意の収斂。書店員という枠を超えた思索の書。 【目次】 Ⅰ 明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか Ⅱ ただ嘆くだけで、終わってしまったのではないだろうか Ⅲ その本はなぜ、多くの人を惹きつけるのだろうか Ⅳ 「わからない」は、何を意味するのだろうか Ⅴ やはり発端は、「自分探し」ブームだったのだろうか Ⅵ 弱者攻撃の動機は、どこから来るのだろうか Ⅶ ヘイトスピーチ・クライムの厳罰化は、なぜ進まないのだろうか Ⅷ 書店は、「言論のアリーナ」になりうるのだろうか 【著者】 福嶋聡 書店員。1959年、兵庫県に生まれる。京都大学文学部哲学科を卒業後、1982年2月ジュンク堂書店に入社。仙台店店長、池袋本店副店長などを経て難波店に。2022年2月まで難波店店長をつとめる。学生時代は俳優・演出家として演劇活動に没頭した。著書に、『書店人のしごと』『書店人のこころ』(以上、三一書房)、『劇場としての書店』(新評論)、『紙の本は、滅びない』(ポプラ新書)、『書店と民主主義』(以上、人文書院)、共著に『フェイクと憎悪』(大月書店)、『パンデミック下の書店と教室』(新泉社)などがある。
  • 田舎坊主の闘病日記 腰の骨が溶けた!
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    超高齢化社会の日本──。他人事ではない、「闘病のあり方」や「終末期の過ごし方」を考えさせられる一書。あなたは家族の誰かが、あなたの助けを必要としているとき、あなたが病になったら……どうしますか? 「私が病気にならなかったら妻の死もこれほど早くならなかったのではないかとの思いを込めた、妻へのレクイエムでもあります。」(本文より)
  • 学校の役割って何だっけ
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    1巻880円 (税込)
    現代に必要なことは「知的資質」「人的資質」を育てること! 「学校はことさらに人的資質を成長させ、発達させる場として機能するべきなのだが、そのような議論はなく、そのような考えすらないらしい。果たしてそれで良いのであろうか」(本文より)。「知的資質」「人的資質」の欠如から起こる事件・事故を討究し、弛緩した現代社会に対し警鐘を鳴らす一書。
  • 改訂2版 この1冊で合格! 村中一英の第1種衛生管理者 テキスト&問題集
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    【2022年衛生管理者対策売上No1書籍(紀伊国屋書店調べ)が最新法令に対応してアップデート!】 指導実績10年超のトップ講師が最短合格をナビゲート! ★図解が豊富で抜群にわかりやすい★ 衛生管理者対策で著者累計10万部突破の村中講師が合格への鉄板ルートを提示します。 これだけで衛生管理者試験の頻出ポイントがマスターできます。 ●村中講師のここがすごい● 衛生管理者の講師歴は10年以上、社会保険労務士対策講師としても有名なトップ講師です。 親身な指導で受験者からの絶大な支持を得ています。 本書では、人気講義を忠実に再現。ムダなくポイントを押さえた解説で、 忙しい社会人でも最小の努力で合格できます。 ●重要事項は図表で整理、記憶に定着しやすい● 第1種衛生管理者試験は労働安全衛生法・労働基準法を中心とした法律の解説が多く、 文章のみだと苦手意識が生まれやすくなります。 本書は、丁寧に図解を用いて説明することで、初学者でもパッとイメージをつかめます。 モチベーションを下げずに最後まで学べるので挫折しません。 ●模擬試験と一問一答が付いたお得な1冊!● 巻末には本番の試験と同じ44問を収録。頻出問題を収録した模擬試験が付いているので1冊だけで合格できます。 一問一答も豊富に収録しており、安心して学習できます。
  • (理工選書) 入門こころの医学―臨床精神科医への質問―
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    1巻1,430円 (税込)
    【内容紹介】  本書は第1部と第2部の2部構成からなる。第1部は精神医学に対する医学生の素朴な疑問に臨床精神科医が答える問答形式をとり、第2部では「精神医学とは何か」に始まる質問に対し著者の鋭い洞察が述べられる。  大学での「精神医学」の講義を受けた学生は、その後に病院での臨床実習を経験し、実際の患者と向かい合うことになる。その際に患者の示す多様な精神症状を理解するため、折に触れて教科書を見返すことで精神医学を学修していくことになる。  そのような学修過程の中で、学生はさまざまな疑問が湧いてくる。それらをひとつひとつ吟味してみると、かなり漠然とした疑問から具体的に問題点を捉えた質問まで幅広いことが分かる。前者の例は「精神疾患は治るのでしょうか?」などで、後者の例は「向精神薬は副作用があるが服用を続ける利点は何か?」などである。講義の1回分を使って、そのような質問への回答を筆者は示していく。しかし年度を追うごとに質問が増えて多岐にわたり、内容的にも高度な医学研究論文を引用する必要も出てくる。第1部ではこの一連の過程で集められた、臨床精神医学に関する質問141個についての解説が述べられている。したがってこれらは、実際に精神医学を学んでいる医学生からの率直でかつ真摯な問いかけなのである。  この臨床精神医学への疑問に答えるため、筆者は文献検索により可能な限りエビデンスに基づいた回答を作成している。多くは英語圏で出版され、多数の医学論文を網羅した総説を参考にしている。とりわけメタ解析という手法を用いた論文を集めているが、理由はそれが現時点で最も科学的信頼性が高いと考えられているからであろう。一部は国内の医学論文や、各種医学会が作成したガイドラインも参考にしている。加えて政府機関の発表した白書、科学研究費補助金報告書、哲学・倫理学系専門誌、新聞報道なども用いて丁寧に解説している。  第2部では、「精神医学とは何か」という問いかけに対し、それは「人間存在の医学」であると、著者の30年以上にわたる臨床経験からの最も熱い思いが語られる。次いで幾多の変遷を重ねてきた精神医学の歴史についても記述される。   この「入門こころの医学」は、医学生の疑問に臨床精神科医が答える形式をとることで「精神医学」というものの全体像を分かりやすく読み解こうとするチャレンジの書である。医学生だけではなく、メディカルスタッフの方々、また、精神医学に興味のあるなしに拘わらず広く一般の読者の方にも是非とも読んで頂きたい一書である。 【著者略歴】 著: 飯高 哲也(いいだか てつや) 名古屋大学大学院医学系研究科 教授 【目次】 まえがき 第1部 第1章 精神障害一般 第2章 統合失調症 第3章 気分障害 第4章 神経症とストレス関連疾患 第5章 摂食障害 第6章 睡眠・覚醒障害 第7章 加齢・認知症 第8章 薬物依存 第9章 パーソナリティ障害・性同一性障害 第10章 発達障害 第11章 身体疾患関連 第12章 精神科薬物療法 第13章 リハビリテーション・患者対応 第14章 自殺関連問題 第2部 第1章 精神医学とは何か?  1 精神障害と創造性  2 傑出人と創造性  3 文学的才能と精神障害  4 その他の領域における創造性  5 一般人の創造性とは何か? 第2章 精神医学の歴史・でもその前に  1 医学の始まり  2 古代ギリシャ時代の医学  3 ローマ時代の医学  4 中世の医学  5 アラビア医学  6 西洋医学の黎明  7 近世における医学  8 近代医学の発展 第3章 精神医学の歴史・ここから始まる  1 近代精神医学の黎明  2 ルードウィッヒⅡ世  3 向精神薬開発前夜 第4章 日本の医学・医療の歴史  1 古代から平安時代  2 鎌倉から戦国時代  3 近世-江戸時代  4 明治から昭和へ 第5章 日本における精神医療の歴史  1 古代から近世  2 明治時代以降  3 現代の精神医療へ あとがき 付録:主な精神障害の名称 参考文献 人名索引・事項索引
  • 「生きづらさ」を抱えたあなたへ
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    現代人が抱える「生きづらさ」を仏法の視点で考える うつ、産後不調、ひきこもり、大人の発達障がい、LGBTなど、 それぞれの当事者体験とともに、各章で専門家のインタビューを掲載。 いま「生きづらさ」を抱えるあなたと、それを支える周囲に「そのままで生きていいんだ」という思いを届ける一書! 第1章 メンタルヘルス 第2章 ひきこもり 第3章 発達障がい 第4章 性的マイノリティ
  • ルベーグ積分リアル入門 理論構造を追跡する
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    1巻3,520円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「どうか一人でも多くの学生がルベーグ積分の理解をあきらめずに済むように」との願いを込めて執筆された著者渾身の一冊。本書ではこの思いを実現するために、抽象度の高いルベーグ積分の「完成された理論を展開」していくのではなく、理論を「抽象化していく過程を追跡」していくこととした。 つまり具体的なことがらから考えはじめ、それがどのような背景のもとで、どのような目的をもって理論化・抽象化され、ルベーグ積分論にまでいたるのかを読者とともに考え、理解していくことを目標とした。 すべての数学科学生に届けたい一書。
  • 人生にはしあわせの甘さがある アラン『幸福論』を読む
    3.0
    アランによれば、「幸福」とは「人生そのものの味わい」であると言う。つまりイチゴにはイチゴの味、ミカンにはミカンの味があるように、人生には幸福という甘(うま)さがあるのだという。震災後、再び着目された『アラン 幸福論』の珠玉の名言を抽出し、その深い意味を解説とともに味わう一書。

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  • 日本精神史(上)
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    長くヨーロッパの文化と思想を研究対象としてきた著者は、ここ20年ほど、日本の文化と思想の研究にとりくみ、その流れを歴史的に追跡してきました。その成果がついに一書にまとまったのが、本書です。題して、『日本精神史』。 「精神」とはなにか。 ヘーゲル研究者としてスタートした著者は言う。「あえて定義づければ、人間が自然とともに生き、社会のなかに生きていく、その生きる力と生きるすがたが精神だ」。 テキストとして残された思想はもとより、土器や銅鐸、仏像、建築、絵巻、庭園など、あらゆる文化を渉猟し、縄文時代から江戸時代の終わりまでを、一望のもとに描く、まさに畢生の大作です。 ただし、著者は、難解であることを潔しとしません。ヘーゲルのわかりやすい翻訳で脚光をあびたように、あくまでも流麗な文体で、明解に描いていきます。 思想も絵画も仏像も、ひとしく日本の精神の歴史としてとらえ、あらためて、日本とはなにかを問いかける清新な傑作と言えます。 待望の文庫化! 【目次より】 第一章 三内丸山の巨大建造物 第二章 火炎土器と土偶 第三章 銅鐸 第四章 古墳 第五章 仏教の受容 第六章 『古事記』 第七章 写経 第八章 『万葉集』 第九章 阿修羅像と鑑真和上像 第十章 最澄と空海と『日本霊異記』 第十一章 『古今和歌集』と『伊勢物語』 第十二章 浄土思想の形成 第十三章 『枕草子』と『源氏物語』 第十四章 『今昔物語』と絵巻物 第十五章 東大寺の焼失と再建 第十六章 運慶の新しい造形意識 第十七章 法然と親鸞 第十八章 『正法眼蔵』
  • 悩んでもがいて、作家になった彼女たち イタリア人が語る日本の近現代文学
    4.0
    周囲の厳しい目にも負けず信念を貫き生き抜いた10人の女性作家(与謝野晶子・宇野千代・瀬戸内寂聴・樋口一葉・円地文子・向田邦子・有吉佐和子・林芙美子・森茉莉・幸田文)たち。自らをさらけ出した作品は、今も色褪せることなく現代に生きる私たちの心に訴えかける。日本人以上に日本の文学を愛してやまないイタリア人女性が、日本を代表する近現代の女性作家が紡ぎ出した作品と各人の生きざまをひもとくことで、新たな視点で文学へ誘う一書。
  • Q&A 民法と不動産登記-実体法から登記手続への架け橋-
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    ◆土地や建物をめぐる権利関係と登記手続の双方にまたがる諸問題を取り上げ、民法の体系に沿って整理しています。 ◆弁護士と司法書士が共同して実務上の論点を検討し、適切に理解するためのポイントを解説しています。 ◆不動産をめぐる契約や紛争解決にあたっての和解や調停の条項の作成にも役立つ一書です。
  • 不動智神妙録/太阿記/玲瓏集
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    宮本武蔵の『五輪書』、柳生宗矩の『兵法家伝書』とならぶ三大兵法書の一つ『不動智神妙録』。書いたのは武士の家に生まれながらも得度し、大徳寺住持となった禅僧・沢庵宗彭。剣の修行は心の修行に他ならないという「剣禅一如」が初めて説かれた一書で、戦いのみならず万事に対処できる心と体の動きが解説されている。将軍家剣術指南・柳生宗矩に授けられたことから柳生新陰流の聖典となったが、小野派一刀流など他の流派でも広く読まれ、幕末の剣聖・山岡鉄舟も愛読した。併録した『太阿記』は凡人が凡人のまま剣の達人になる道筋を示したもの。『玲瓏集』はわれわれの視野がいかに分別心によって曇らされているかを説く。
  • 天然由来の可能性が見出された“奇跡の杉”の家――大切な人、そして地域と社会の未来を守るために産官学で歩んだ結論
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    【内容紹介】 全国的に知られる木材ブランドである、奈良県川上村の「吉野杉」を使った家づくりを展開する工務店・イムラ。 「住宅産業は、地場産業である」――地元の木材を使い、地元の職人が、地元の気候風土に合った家をつくる。 イムラは、これをビジネスの信念としながら、奈良県・川上村との協力関係を築き、地元の「吉野杉」の森が存続することに尽力してきた。 そして2016年、新たな取り組みをスタートさせる。 奈良県立医科大学に協力を仰ぎ、「吉野杉」の共同研究に着手。 そして、約6年の研究の結果、川上村産の「吉野杉」には、アレルギーを発症しにくくする物質が含まれていることが示唆される。 さらに、2022年には、「吉野杉についての研究論文」が発表された。 「吉野杉」に、アレルギーケアの可能性が見出されたことでイムラを中心とした地域創生と循環型社会の実現に拍車がかかる。 企業が果たすべき責任とは何か? それを考える一書といえる! 【著者紹介】 [著]井村 義嗣(いむら・よしつぐ) 株式会社イムラ 代表取締役社長。 1976年関西学院大学商学部卒業。卒業後は木材問屋の山五に入社。1981年に材木商の三代目として家業に従事し、1985年に住宅業に転業。川上さぷりと提携し、2000年から「吉野杉の家」を本格的に販売。2015年に「500年の吉野林業を住まいづくりで守る! 川上村との取り組み」、2016年に木製内部建具「GENPEI」、2017年に「代官屋敷の古民家再生」でグッドデザイン賞を3年連続受賞。また、2017年には「吉野杉の床」でキッズデザイン賞とW受賞した。 【目次抜粋】 第1章 奇跡と呼ばれる「吉野杉」とは? 第2章 知恵と技術が結集する「吉野杉の家」 第3章 なぜ、「吉野杉の家」は気持ちがいいのか? 第4章 「吉野の森」を守り続け、サステナブルへ 第5章 いま企業に託された使命とは?
  • ハイデガー入門
    4.0
    「20世紀最大の哲学者」として今なお読み継がれるマルティン・ハイデガー(1889-1976年)。その影響力は、現代思想、解釈学、精神病理学、文学研究に至るまで、あまりにも大きく決定的だった。本書は巨人ハイデガーの思想の全容を1冊で理解できる最良の入門書、待望の文庫化である。『存在と時間』の明快な読解から難解な後期思想の見取り図を掲げ、さらには今日再燃しつつあるナチズム加担問題に大胆に切り込む名著。 「20世紀最大の哲学者」として今なお読み継がれるマルティン・ハイデガー(1889-1976年)。その影響力は、サルトルからフーコー、デリダに至る現代思想、ガダマーに代表される解釈学、ビンスワンガーやミンコフスキーらの精神病理学、そしてバタイユ、ブランショといった文学研究まで、あまりにも大きく決定的だった。本書は、その巨人ハイデガーの思想の全容を1冊で理解できる、と長らく定評を得てきた名著、待望の文庫化である。 著者は、ハイデガーの生涯を概観した上で、「「ある」とは何か」という前代未聞の問いを掲げた『存在と時間』(1927年)を豊富な具体例をまじえながら分かりやすく読解していく。その理解を踏まえて難解で知られる後期思想の世界に分け入り、読者をたじろがせる膨大な著作群に明快な見通しが示される。その上で、20世紀末に突如として勃発した、ハイデガーのナチズムへの加担問題という微妙な話題にも躊躇することなく取り組み、この問題をどのように考えればよいのか、最良のヒントを与えてくれる一書ともなっている。ここにある「学問と政治」の関係という問題は、温暖化問題や原発問題など、今日世界中で次々にクローズアップされてきていることは誰の目にも明らかである。ハイデガーについては、「黒ノート」と呼ばれる草稿の公刊を機に、再び反ユダヤ主義と哲学の関係が取り沙汰されるようになってきている。 このように、今日ますます切迫した問題と深く関わるハイデガーの思想にアクセスするための最良の第一歩として、本書は他に類を見ない価値をもっている。学術文庫版のための書き下ろしをも加えた決定版、ついに登場。
  • Infinium Book 1書 1章
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    1~6巻275~330円 (税込)
    ブライアン・ヴィラは昔、機械いじりが好きな青年であった。彼の人生は決して楽なものではなく、むしろ苦難の連続であったが、ついに大学での恋人と結婚し、幸せな生活を手に入れた。だが…幸せなはずのその生活の中で、いつの頃からか彼は、何とも知れないそこはかとない不満を感じていた。一見順調に見える自分の人生には、何かが足りない気がする。もっと何か…あるのではないか。ある晴れた日、自宅の庭で芝刈りをしながらそんな物思いにふけっていた彼は、突然謎の光に包まれて自分の家から消え失せてしまった。ブライアンが気が付くと、そこは見たこともない荒れ果てた世界。そして彼の周りには、悪夢のような姿をした不気味な生き物たちが集まっていた。訳も分からず突然争いを始めた生き物たちに巻き込まれ、危うく殺されかけたブライアンの頭の中に、突然…不思議な声が聞こえた。その声は彼だけではなく、すべての生き物たちに届いているようだった。その声は、インフィニウムと名乗った。インフィニウムは太古から宇宙に存在する神秘的なエネルギー体であり、全宇宙からある条件に該当した生き物たちをこの世界に連れてきたと言う。その条件とは「自分の存在に対するさらなる欲求」であった。インフィニウムによれば、集められた生き物たちはこれから闘士として互いに戦う事を強いられ、最後に残った生き物とインフィニウムは融合し一つになると言うのだ。争いを好まないブライアンは当然拒絶したが、インフィニウムに強制的に不思議な力を与えられてしまう…否応なしに巻き込まれていくブライアンだが。
  • 「組織マネジメント」実践論――4つの“経営機能”向上で成長をドライブ
    -
    【内容紹介】 躍進する企業経営者の思考と手法に理論を融合し、「組織マネジメント」を効果的に実践するノウハウを実務的に、そして、わかりやすく体系化した一書! 多様な経営課題を抱えながらも、会社を成長させたい経営者は多数いるはず。 本書は、長年にわたる経営現場でのコンサルを通じて筆者が見出した、経営者が持つべき考えとすべき手法を同時に学べる組織マネジメントの必読書である。 【著者紹介】 [著]橋本 竜也(はしもと・たつや) 1999年入社以来、組織人事コンサルタントとして人事制度改革に携わるほか、不採算企業の経営再建にも従事。コンサルティング実績は100社を超える。「よい経営は人を幸せにする、悪い経営は人を不幸にする」を信条に、人事コンサルティング以外に経営顧問など担っている。2013年福岡オフィス長。2017年より株式会社日本経営取締役。著書に『チームパフォーマンスの科学』(2021年幻冬舎)がある。 【株式会社日本経営】 1967年に、菱村和彦が創業した現・日本経営ウィル税理士法人を母体とする日本経営グルー プ内の経営コンサルティング会社。人事コンサルティングのほか、病院経営コンサルティング、 介護事業経営コンサルティングなどを行う。 社員数約190名、本社は、大阪府豊中市で、東京、福岡、札幌、松山、仙台にも拠点を展開。 【目次抜粋】 はじめに 第1章 なぜ、会社が成長しないのか? 第2章 「4つの経営機能」で業績向上へ 第3章 実行力を高める「組織構造」と「人事評価」 第4章 未来につながる、「賃金制度」を構築 第5章 組織パワーで、「実力企業」へ おわりに
  • Branding――本質から学ぶ付加価値の意味
    3.7
    【内容紹介】 この一冊で、新時代のブランド戦略がわかる! ~「ブランド」シリーズ 累計42万部突破~ コロナ禍、環境問題、戦争、円安、資源・エネルギー不足、食料品高騰、……。 いま、時代が大きく変わってきている。 そして、この数年で、正しく、日常生活すべてが激変してきた。 これらの変化は、これからも続くが、それによって、「企業経営」を成功させる方程式も変わってきている。 だからこそ、トップの責任は重大である。 これまでと同じやり方を繰り返しているたけでは、会社は必ず誤った方向に進み、やがて立ちゆかなくなるだろう。 それを回避する武器こそが、「ブランディング」だといえる。 だからこそ、企業を率いる社長は、ブランディングの本質を理解した上で、会社が生き残っていくために、社会に対して、自社の価値を訴求していかなければならない。 しかしながら、それだけでは不十分である。 会社が存続し、そして、さらに成長していくためには、企業としての「付加価値」をつくり上げる必要があるのだ。 これは、社内に対しても、社外に対しても、「なぜ、この社会に必要なのか」ということを知らしめ、それを認知させるということでもある。 本書は、その意味を丁寧に説明しながら、企業を発展させる「付加価値」づくりのブランド戦略を提供する。 まさに、中堅、中小企業経営者にとって、必読の一書といえる。 【著者紹介】 [著]関野 吉記(せきの・よしき) 株式会社イマジナ代表取締役社長。 London International School of Acting卒業後、イマジネコミュニカツオネに入社し、サムソナイトなど多くのコマーシャル、映画製作を手がける。 その後、ビジネスの領域に転換、ステージを舞台や演出から企業へとシフトする。投資部門に出向し、アジア統括マネージャーなどを歴任。経営において企業ブランディングの必要性を痛感し、株式会社イマジナを設立。 映像制作で身に付けたクリエイティブ手法を活かし、アウターとインナーを結びつけたブランドコンサルティングで、すでに2,700社以上の実績を挙げている。 最近では活躍の場を地方自治体や伝統工芸にまで広げ、ジャパンブランドのグローバルブランド化を推し進めている。 【目次抜粋】 Chapter1 社長が変われば、会社も変わる ▼成長を阻害する要因は、社長自身かも? ▼過去の成功体験は、マイナス要因にも ▼従うべきは、新しい時代のやり方に尽きる ▼過去の成功事例に囚われず、先を見る ▼会社の大きさはハンデにならない ▼社長の仕事は、若手が活躍できるステージの用意 ▼変化した働き方に合わせた対応を ▼自社の付加価値を見つけ、ブランディングを Chapter2 “武器”構築で、永続企業へ ▼魅力の提示が、採用を左右する ▼社会貢献性の高い会社へ ▼形だけではない「企業理念」で、人を動かす ▼「企業理念」によって進むブランディング ▼DXの推進は“人”にかかっている! ▼“人”への投資で、企業を変える ▼コミュニケーションの“質”が将来を決める ▼実績ではなく未来像で人を惹きつける ▼新時代のステージで考えるべきことは? ▼カルチャーブックで、企業文化の理解を Chapter3 インナーブランディングで、組織強化を! ▼デジタル化で、時代の最先端へ ▼仮説を立てて、意思決定力を上げる ▼新時代こそ、自社の付加価値を考える ▼未来への投資で、成長企業に進化する ▼人材像の明確化で、会社の付加価値を上げる ▼経営効率を上げる“ミドルマネジャー”育成 ▼会社の未来像を描く、「ビジョンマップ」 Chapter4 付加価値づくりの“ブランド”とは? ▼差別化を図るブランディングの展開 ▼「地域貢献」のSDGsで、求められる企業に! ▼勝ち残るためのブランディングとは? ▼変化への対応力が、今後を生き抜く鍵に ▼「ブランドパーパス」を見つめ直す ▼「未来の組織図」の設計で、筋道を立てる ▼ブランディングによる付加価値づくり
  • 桂離宮―様式の背後を探る
    -
    『風土』『鎖国』等の名著で知られる和辻哲郎による桂離宮の様式について探った一書。 その序文では、問題意識として次のように述べている。 「この建築は日光廟と時を同じくして製作されたものであるが、その日光廟と桂離宮とは、同時代の建築として同じ時代的様式を示してゐるどころか、およそ建築として考へられる限りの最も極端な反對様式を示してゐるやうに見える。日光廟はあらゆる技術を悉く注ぎ込んで装飾に装飾を重ねたもの、言ひかへればこれでもか!といふやうに飽くことなく美を積み重ねることによって妓上の美が作り出せると考へた態度によって作られたものであるが、桂離宮はちやうどその反對に、出來るだけ装飾を捨て、出來るだけ形を簡素にすることによって、反って簸上の美が現はれるとする態度によって作られたものである。從って日光廟を「結榊」とか「美しい」とかと感ずるやうな人々の間から桂離宮のやうなものは生れて來ないであらうし、桂離宮を美しいと感ずるやうな人奇の間では、日光廟のやうなものは到底作る氣持になれなかったであらう。それほどに異なった二つの様式が、同じ時代に、しかも接点がなかったとも思へない人々の間に、出現したといふことは、一体何を意味するのであらうか。」 (※本書は1991/4/1に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)
  • なぜ「弱い」チームがうまくいくのか
    -
    足を引っ張る人が入ってくる? 自分がいると迷惑? 意見の異なる人を活かせる? ――「多様性あるチーム」を不安に思うすべてのひとへ 障がい、病気やケガ、出産・育児、介護……さまざまな経歴やバックボーンの人びとが集まり、いっしょに仕事を進めていくことが急速に増えた昨今。もはや、どんな職場でも多様性を抜きにしたチームづくりはありえない。なのに、その考え方や方法を、学校でも職場でも教えてはくれない。 100万人に1人という身体障がいをもつ著者は、数人から1000人を超える多様な規模のチームでメンバーやリーダーを経験してきた。たどりついた強いチームの条件とは「欲が深くて、自立できなくて、すぐ諦める」こと。その真意とは? 若手からリーダー層まで、これからの仕事論に外せない一書。 「私のほしかった社会の設計図がここに! 」 ――村木厚子(元厚労相事務次官・「若草プロジェクト」代表呼びかけ人) 【目次】 序章 ソーシャルデザインでチームをつくる 弱さと非差別化するデザイン/意図的で作為的な人ができること/チームとハビトゥス/怒りを抱えるのは、悪いこと?/ギルド的チームをつくる [コラム] 正義のミカタでいたがる態度 第1章 チームにいちばん必要なのは弱さ あなたに似た弱い人/「あれこれ」考える人/トークンな人/助けやすい人/すべてをさらけ出さない人/いつも笑っていない人/「ただ、好き」と言える人 [コラム] 疑念と失望からの企て 第2章 つながりすぎずに共に働く 力をあわせる潮目を知る/社会脳が求めた人数/閉じながら開く/秘密を持ち寄る/切れない約束を求めない/1人で自立してはいけない/バラツキのある社会 [コラム] 小さな、理解の届く集団 第3章 綻びが見えたら、どうするか 中心を中空にする/一匹狼は弱い狼/理知分別が許さない/痛みのある人の傍らに立つ/助けたいと思ったら助けたらいい/私とあなたは違います/待つことは、縛られること [コラム] 「食いっぱぐれなく」生きるために 第4章 リーダーにとって大事なこと 何をしでかすかわからない/蛇のように動く/アジャイルなチームをつくる/あなたの意見は私のもの/専門家としての揺らぎ/4番とエースがリーダーとは限らない/ヘッドコーチの条件 [コラム] 脱輪させない仕組み 第5章 リーダーとメンバーが為すべきこと いったん疑ってみる/願いを伝えるだけ/嘘を受けとる/架橋できる人をつくりだす/距離を縮めるスキル/「ただ喜びあう」だけでいい/仮面の組み合わせ/次のベンチまで歩くんだ
  • 北前船が運んだ民謡文化
    -
    港々をつないで広まった日本の民謡のルーツを探る──。江戸時代から明治時代にかけて日本の海運を担い、交易によって繁栄をもたらした北前船。北海道から日本海沿岸各地に寄港しつつ、瀬戸内海から大坂に至る航路上には、さまざまな文化と芸能が花開いた。各寄港地でうたい継がれている唄々の誕生の背景を、詳細な資料と長年の現地調査をもとに、港町を旅する感覚でまとめた一書(著者は、東京国立文化財研究所芸能部長、実践女子大学教授、日本民謡協会理事長などを歴任。広く国内外の伝統芸能の調査研究に従事し、特に伝承学的立場から民俗芸能の研究に努めた)。月刊『第三文明』好評連載の書籍化。
  • 都市と農村
    -
    昭和初期の小作争議が頻発した時代,農政官として出発した柳田は,農村の疲弊と農民の貧困を,農村内部の問題としてではなく,都市との関係でとらえた.田舎から都市への人の流入を歴史的にたどり,文化全体をみつめるなかで,具体的な希望として農民による協同組合運営を提言.現代においても示唆に富む一書.(解説=赤坂憲雄)

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  • 税理士と共に進める事業承継型M&A<第1巻>―――中小M&Aを成功に導く最適チーム(はじめに、 1章~2章  )
    無料あり
    4.0
    長い経済低迷に加え、コロナ禍で「廃業」を考える中小企業オーナーは多い。それに拍車をかけているのが後継者不足だ。本書は「事業承継」という視点から中小M&Aの推進を掲げ、そのノウハウを解説。中小M&Aは年間4000件と増加しつつあるが、廃業の10分の1以下である。M&Aへの税理士の理解と奮起も促す一書。(はじめに、 1章~2章 )

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  • 渋沢栄一  先見と行動
    -
    旺盛な好奇心、柔軟な思考、鋭い洞察力…渋沢の言葉には先の時代を読み取る要素にあふれている。「青淵百話」より渋沢栄一の驚くべき先見性、先進性を示す講演録、談話集を集めた一書。

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  • ステップファミリーのきほんをまなぶ 離婚・再婚と子どもたち
    4.5
    ステップファミリーの基礎知識から、どうしたらお互いに良好な関係を築くことができるのか?、までを実例を挙げてわかりやすく解説。ステップファミリーが「ふつう」の家族のようになる必要はまったくない。間違った思い込みは本書で解決されるはずである。これからステップファミリーになろうとしている方や、いまステップファミリーで悩んでいる方はもちろん、臨床家や児童相談所職員、司法関係者の方に手にとっていただきたい一書。

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  • しゃべるばかりが能じゃない 落語立川流伝え方の極意
    -
    心をがっちり掴んで離さない伝え方のノウハウが満載! 著者は、落語立川流第1期真打、口も立ち筆も立川談四楼。 「落語もできる作家」を標榜し、人情の機微に通じた小説やエッセイ、話のプロのワザをまとめた実用書など、数多くの著作を発表している。 さらに2013年5月からツイッターを開始。SNSの世界での140字発信にも積極的だ。落語でまず大切なのは、お客様にわかりやすく伝えること。 本書では、「初心者に優しい落語」を演じる著者が、落語家として培ってきた"粋"な話術(場の空気をつくる、リズムと間、構成力なども含む)と、書き手として鍛えてきた文章力をもとに、自分の考えをわかりやすく的確に伝え、相手の心をわし掴みにし、引き込むノウハウを余すところなく紹介。 古典落語の噺やダジャレ、落語界ならではのしきたりなど落語の魅力が満載で、しかも社会風刺をチクリと効かせた一書。
  • 真説・八正道 ―自己変革のすすめ―
    5.0
    ほんとうの自分に出会う。「悟り」という名の幸福をつかむ。 釈尊が説いた「八正道」―― その精髄を明らかにし、悟りの本道である反省法を現代的視点で説き明かした一書。 1989年に発刊され、多くの人びとの人生を好転させてきた悟りの方法論が、待望の新装復刻。 八正道が、あなたの過去を変え、今を変え、未来を拓く 「正見」 自分と他人、環境を正しく見るための判断基準 「正思」 素直さ、自助努力、謙虚さ――大切な3つの姿勢 「正語」 自分の言葉を整える。他人の言葉の受け止め方 「正業」 職業や仕事におけるユートピア価値を高める 「正命」 時間の生かし方とライフスタイル、未来への投資 「正精進」 悟りを維持していくことの難しさと厳しさ 「正念」 念いは実現する――未来を拓くための積極的反省 「正定」 天上界の光を受け、神仏と一体となる方法
  • 日本政策投資銀行 Business Research スマート・ベニューハンドブック―――スタジアム・アリーナ構想を実現するプロセスとポイント
    4.0
    2020年を契機として、スポーツを通じた国内経済・地域活性化への期待が高まっている。その牽引役と位置付けられているのが、スポーツ施設を核とし、公共機能や商業施設を併設した多機能複合型の施設「スマート・べニュー」だ。この構想の提案者でもある日本政策投資銀行が、一書にまとめて世に問う。
  • こんな、季節の味ばなし
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 伝統的な日本人の暮らしの美点を、イラストレーションと文章で表現しつづけてきたイラストレーター・エッセイストの平野恵理子さんによる、四季の食材に込めた思いをまとめた新刊です。 114もの食材・料理に関して、情緒と色彩感あふれるイラストレーションと、軽妙な平野節が冴えるショートエッセイで構成されています。ページを繰るだけで胃袋にうったえる一書です。 雑誌『四季の味』(ニュー・サイエンス社)の連載を再構成して単行本化いたしました。 ◆もくじ はじめに 【春の味ばなし】 山菜/蕗味噌/春キャベツ/独活/わかさぎ/貝/潮干狩り/ひじき/わかめ/ピースごはん/鯛ごはん/ちらしずし/太巻きずし/お赤飯/鯛茶/蛤の潮汁/茹で卵/卵焼き/お麩/春餅/いちご/ポンカン/黄味しぐれ/春の干菓子/桜餅/草餅 【夏の味ばなし】 じゅんさい/空豆/とうもろこし/瓜/枝豆/オクラ/山形の味「だし」/梅とらっきょう/ぬか漬け/かっぱ巻きと紅ショー巻き/茗荷のおすし/トロピカルずし/鰻重/カレーライス/冷や奴/胡麻素麵/まぜまぜ素麵/花巻/味噌びらき/豚バラ肉/茄子の揚げびたし/ガスパチョ/ビール/ライチ/パパイヤヨーグルト/西瓜/枇杷/テングサでテン祭り/かき氷/甘くて冷たい夏の飲み物/白玉/焼き鮎 【秋の味ばなし】 さんま/こはだ/牡蠣/衣かつぎ/さつま芋/もってのほか/新豆づくし/新米のごはん/栗おこわ/きのこごはん/茶巾ずし/山かけそば/天ぬき/松茸の土瓶蒸し/蒸し餃子/牡蠣フライ/コロッケ/鰺天/鯖の味噌煮/ハチャプリ/かぼちゃの丸焼き/栗/柿/りんごのパイ/ナッツ/秋のお菓子/豆・芋・栗茶巾/吹き寄せ 【冬の味ばなし】 生たらこ/小鯛の笹漬け/新海苔/芹/小蕪/京芋/葱焼き/白菜漬け/味噌の寒仕込み/お餅/あずき粥/蒸しずし/おいなりさん/天むす/天茶/鍋焼きうどん/おでん/こんにゃくおでん/たらこのサンドイッチ/シュウマイ/マカロニグラタン/みかん/かき餅/炸麻球/ポップコーン/お汁粉/鯛焼き/冬の干菓子 おわりに
  • 龍神さまに呼ばれる神社参拝 龍神さまとご縁を結ぶ作法を学ぶ
    5.0
    神社や神様、龍神さまが好きな人にとって、神社参拝をより一層楽しむための指針となる必読の一書 龍神さまについて、あなたはどのようなイメージを持っていますか? あなたの願い事を何でも叶えてくれるアラジンの魔法のランプのような存在でしょうか? それとも、あなたの金運や出世運を飛躍的に向上してくれる強力な御守りのような存在でしょうか? 神社参拝や龍神を特集している記事には、ご利益や体験談などが書かれていますが、なぜ、龍神さまが人間の願い事を叶えてくれるのか、その理由について詳しく書いているものは、ほとんどありません。 龍神さまは無条件に人間の願い事を叶えてくれるのでしょうか? 龍神さまにも、きっと何か目的があって、その目的を果たすために人間の願い事を叶えているのではないでしょうか? 龍神さまと人間の関係には長い歴史があり、伝説も多く、アニメやゲームにも数多く登場するため、龍神さまの姿を具体的にイメージできる人も多いでしょうが、実際にその姿を見たという人はほとんどいません。 しかし、龍神さまの姿を目で見ることはできなくても、龍神さまに触れて、龍神さまを感じることは、実は誰にでもできることなのです。どのような感覚で龍神さまに触れることができるのか、その方法や龍神さまとつながるための神社参拝の作法と心構え、筆者が体験した龍神さまとの不思議なエピソード、筆者が考える本当のご利益や、願い事の本質について詳しく解説します。 【著者プロフィール】 著者:市口 哲也 神社ナビゲーター 1973年生、大阪府出身。岡山大学大学院修士課程修了後、メーカーに技術職として勤務。ハードワークで体調を崩し、うつ病と診断されるが、神社参拝をきっかけにマイナス思考から抜け出し、うつ病を克服する。神社で神様のエネルギーである「ご神氣」を感じて、神様の存在を確信。神様や目に見えない世界、心と体の関係性について興味を持ち、神話や古神道、レイキヒーリング、カバラ数秘術などを学ぶ。全国の神社を巡り、神様や龍神のご神氣を感じ、龍神のエネルギーで癒やしを与える「光の龍ヒーリング」を確立。現在は、自ら祝詞を奏上しながら神社を案内し、神様や龍神のご神氣を感じるコツや、目に見えない世界、神様に呼ばれる神社参拝について伝えている。前作「神様に呼ばれる神社参拝」では、基本的な参拝作法や、神様に歓迎されているサインに気づくことの大切さについて解説している。神社参拝ツアーや講座の最新情報については、ブログ(「市口哲也」で検索)をご覧ください。

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  • 夢の断片、悪夢の破片
    -
    1巻770円 (税込)
    過去二十年間に執筆した書評・エッセイ・評論の中からピックアップ、全面的に手を入れて再構成したものです。一書とするにあたっては、いささか偏ってはいますがブックガイドとしても使えるように最低限の配慮をしました。本文は国内文学・海外文学・その他の三部構成になっています。それなりに流れを考えて配列してありますけれども、もちろんどこから読んでいただいてもかまいません。(「あとがき」より)  泉鏡花、江戸川乱歩、久生十蘭、内田百閒、朝山蜻一、中井英夫、ラヴクラフト、R・E・ハワード、ロバート・エイクマン、I・カルヴィーノ、M・シュオブetc.……90以上の作品とその作者について、倉阪鬼一郎は何を感じ、何を考えたか? 怪奇小説家の読書遍歴がわかる作品集。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 答えがないことが、答え
    -
    「もし自分が寝たきりの病気になってしまったら」と考えたことはあるだろうか。本書ではALS(筋萎縮性側索硬化症)を扱っているが、病気そのものの認知度が低いだけでなく、ALSは誰でも罹る病気だと正しく認知している人は極めて少ないのだ。介護を要する病に罹る確立は高いにもかかわらず、その制度がきちんと整っていない、あるいはその制度そのものの限界性も論じていく。この国で介護をするために、今本当に必要なものとは一体何なのか。介護とは何なのか。明日「障害者」になる可能性を誰しもが孕んでいるからこそ、読んでおきたい一書。

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  • トポロジー入門 奇妙な図形のからくり
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「本書は中学生およびその課程を履修されて、さらにそれ以上の学修をされている方や実社会に活躍する人たちに、トポロジーの内容の基礎を紹介するとともに、子息を持たれる親御さんたちに、マルと三角がなぜ同じか……という、最も基本の問題を解説することに意を用いた」(著者まえがきより)誰もが単語は知っているけれど、多くの人はよくわかっていない「トポロジー」。『四次元の世界』『マックスウェルの悪魔』などブルーバックスで科学啓蒙書の傑作を数多く残してきた都筑卓司先生が、このトポロジーも数式をほとんど使わず楽しく解説してくれた伝説の名著が、ここに新書版として復活!まずは下準備として、片道切符を使ってどのように日本中を迂回しながら旅行するか、という話からはじまり、ジョルダンの定理、一筆書きとオイラー・グラフ、ケーニヒスベルグの橋、といった事例の解説を丹念に重ねた後、トポロジーの意義について解説。続いて日本地図の県ごとの塗り分けから多色問題について触れ、メビウスの輪の理屈を解説し、クラインの壺、カタストロフィー理論にまで到達。旅行ブックのように楽しく読めて、それでも一通りの概念を知ることができる堂々たる入門書として、現代の読者に自信を持っておすすめできる一書です。冒頭に『「%」が分からない大学生』著者の芳沢光雄・桜美林大学教授による解説つき!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 戦略的中期経営計画で会社は変わる!――後継者の経営力向上入門
    -
    【内容紹介】 企業の後継者・若手経営者5130名が受講した「次世代経営塾」のノウハウを初めて開陳! 現在の日本では、中小企業における「事業承継」が大きな問題となっています。 その会社を引き継ぐことになる後継者は、何を考え、どう動くべきなのか? 本書は、著者であるインクグロウ株式会社代表取締役社長である鈴木智博氏が、全国各地の地域金融機関と連携して、企業の後継者や若手経営者の方を対象として開催する「次世代経営塾」での講義を、具体的、また、わかりやすくまとめた一書です。 そのポイントは、「戦略的中期経営計画」のつくり方にあります! この「次世代経営塾」で学ぶ「戦略的中期経営計画」の策定法をマスターすることによって、後継者の経営力は飛躍的に向上し、会社の存続とこれからの成長が臨むことができるようになります。 中小企業経営者が、後継者に渡したい一冊! 【著者紹介】 鈴木 智博(すすぎ・ともひろ) インクグロウ株式会社代表取締役社長 2000年、株式会社ベンチャー・リンク入社。名古屋支店長、事業会社の取締役等を歴任し、2011年MEBO(経営陣と従業員による企業買収)にて独立、副社長を経て2014年より現職に就任。独立時、債務超過であった同社に自己資金を投入し事業再生を手がけ、現在に至るまで最高益を更新中。また、12年前には突然倒れた父親が経営する倒産寸前の零細企業の再生を、父親に代行して果たす。経営者としての泥臭い実務経験と中小企業向けのコンサルティング経験、また修士課程で得た理論をもとにして講師を務める後継者向け「次世代経営塾」の受講生満足率は毎回95%を超える。早大院修了。MBA。 【目次抜粋】 はじめに 第1章 後継者から経営者になるために 第2章 戦略的中期経営計画を作成する①自社の存続・成長を支えるものは何か? 第3章 戦略的中期経営計画を作成する②自社分析と事業ドメインの再定義 第4章 戦略的中期経営計画を作成する③ための差別化戦略 第5章 戦略的中期経営計画を作成する④計画を実行できる組織づくり 第6章 戦略的中期経営計画を作成する⑤経営者の会計思考 第7章 総括 おわりに
  • 生態学と化学物質とリスク評価
    -
    1巻1,980円 (税込)
    我々の生活はリスクに満ちあふれています。日々の暮らしは満ちあふれたリスクを比べて何が良いかを選び出す、意思決定の連続です。直感で考えてしまうことが多いリスクの大きさですが、ちょっと気をつけるだけでちゃんと比べられるようになります。本書はそんなリスク評価の考え方を書いた入門書です。リスク評価の考え方を化学物質の生態リスク評価にどうやって当てはめればいいのかを中心に書いています。現代では生態系保全に反対する人はほとんどいません。けれども、どこまで守ればいいのか、守るために現代生活の利便性をどこまで放棄すべきか、という話になると、意見が分かれます。本書にはその答えは書いていません。本書では、答えに近づくには何をすべきか、どう考えれば良いのかを書きました。考え方の考え方が記された一書です。 本書の楽しみ方は2通りあります。1つは、リスク評価の方法を知る、自分で考えることの大切さを知る、ということです。そしてもう1つは、異分野世界でのサバイバル技術です。砂の穴に放り込まれたある男が、砂の世界にとどまることになった顛末をお楽しみください。
  • ケルトの歴史と文化(上)
    5.0
    1~2巻1,430円 (税込)
    ヨーロッパ文化の基層の一つをなすケルト文化。その古代から現代にいたる広大な流れを、一書にまとめたのが本書である。めざましく進化・進展しているケルト研究の現状をふまえ、旧版から増補・補遺、表記の修正などをほどこしたうえで、増補新版として中公文庫化した。 専門性を意識しながらも、一般読者層にも広く読まれるように、わかりやすい記述を心がけており、図版を比較的多く掲載しているのも本書の特徴となる。ケルト人の歴史と文化を知るうえで、必要な知識と情報を幅広く集めた雄編だといえよう。
  • 天御祖神の降臨
    5.0
    この国に生まれたことを、 心から誇りに思える。 日本という国は、いつ始まったのか。 日本の神々は、どこから来たのか。 『古事記』『日本書記』以前に書かれた 古代文献『ホツマツタヱ』―― そこに記されていた天御祖神が、 ついにその姿を現し、真実を語られる。 〇歴史の定説をくつがえす――  日本文明の始まりは3万年前だった 〇古代神話のツールは宇宙に!?  日本神道の驚くべき秘密とは 〇ホツマ文字やメソポタミア文明の  楔形文字は宇宙語だった 【著作二千五百書目にあたる記念すべき一書!】 ■■ 天御祖神(あめのみおやがみ)の人物紹介 ■■ 『古事記』や『日本書紀』よりも古いとされる古代文献『ホツマツタヱ』に出てくる「祖」に当たる神。幸福の科学では、「イエスが『父』と呼んでいた主と同一霊存在である」と説かれている。
  • お母さんの悩みと不安にこたえる 子育ての知恵・しつけのコツ
    -
    食事をつくっても食べない子、なかなか寝ない子、泣いてダダをこねる子などには、お母さんは悩まされるもの。本書は、0歳から6歳までの乳幼児をもつ親に向けて書かれた、育児のコツ、しつけのポイントを解説した一書である。筆者は、ニュー・マザリングシステム研究会を主宰しており、お母さんの実際の悩みや、不安にこたえる通信講座をおこなっている。本書は、その中から乳幼児のお母さんが抱える代表的な悩みに対する答えや、アドバイスを具体的に平易に解説したものだ。たんに子どものしつけのことだけでなく、お母さん同士のお付き合いの方法や、公園でうまく付き合う法、しつけをぶちこわす祖父母との付き合い方なども網羅しており、現在育児中の母親に「本当に」役に立つ情報を満載している。お母さんだけではなく、乳幼児の子どもをもつ親、おじいちゃんおばあちゃんなど、家族皆に読んでほしい一冊だ。
  • ストレスから子どもを守る本
    -
    引きこもり、家庭内暴力、登校拒否、薬物依存、強迫性障害など、子どもの問題行動の原因は、ストレスにあると富田氏は言う。では、そのストレスを、親や教師など、周りの大人はどう解消させてやればよいのか。また、どのようにすれば「ストレス」をためない子どもに育てられるのか。本書は、実際のカウンセリング活動で体験した豊富な事例をもとに、そのノウハウをわかりやすく解説した一書である。なかでも、 [1]子どもの話しに耳を傾けてあげてください [2]ストレスは分かち合えることを伝えてあげてください、など、ストレスに負けない子どもを育てる処方箋を十項目に整理してあり、これを守ればよいというポイントをまとめてある。そして、巻末付録に「子どものストレス傾向チェックリスト」も載せてあり、読むだけでなく実際に役に立つ一冊に仕上がっている。心を病む少年が増えている現代にあって、子どもの育て方の本質に迫る、親必読の書といえよう。
  • ぼくは風船爆弾
    -
    太平洋戦争末期、日本では女学生たちを動員し、ある兵器の製造が秘密裏に進められていた。 「ほくと号」と名付けられたぼくは、アメリカ本土を攻撃するための「秘密兵器」だった!!! 子ども・親・祖父母、三世代で読める事実をもとに描かれた物語。 戦争末期、有楽町の日劇の中で風船爆弾を作っているという噂を耳にしたことがあります。本書を読んで、全国各地で作られていたこと、そして高橋さんの体験を踏まえているだけに、材料や作り方や装置の描写が実に具体的で、この計画が真剣だったことを知りました。 戦争体験がどんどん風化していく中で、書き残しておきたいという高橋さんの強い一念が伝わってくる一書でした。―――津村節子(作家)
  • 雇用は契約 ──雰囲気に負けない働き方
    -
    雇用契約の終了を突如提示されたり、事情が飲み込めないまま給与額が減ってしまったり。会社を信頼していればOKという時代は終わり、いまや正社員であれ非正社員であれ、自分の身を守るために、雇用は契約という原点を踏まえる必要がある。本書は契約期間を軸に、多様化が進む21世紀日本の雇用の現実を見据え、誰もが納得できる職業人生を歩んでゆくための、望ましい雇用社会のあり方を提言。悔いなき職業人生を送る上でヒントに満ちた一書である。
  • メタサイコロジー論
    -
    『夢解釈』を発表したフロイトは「ドーラ」、「ハンス」、「鼠男」、「狼男」などの症例を経て、改めて精神分析を構築することを志す。1913年に執筆され、『メタサイコロジー序説』という表題の書物にまとめられるはずだった論文は、しかしフロイト自身の手で破棄され、さらなる理論的展開の礎として存在し続けることになった。第一級の分析家による渾身の新訳で「メタサイコロジー論文」を初めて一書の形にまとめた待望の書!
  • 信仰の法
    4.7
    人種、文化、政治、そして宗教―― さまざまな価値観の違いを超えて、 この地球は“ひとつ”になれる。 人類が求めてきた 「永遠の疑問」に対する 「答え」が、この一冊に。 あなたが抱える どんな悩みも苦しみも、 この世界の争いや 憎しみの連鎖さえも。 「信じる力」によって、 超えていける――。 【著作2300書突破!  世界100ヵ国以上  (29言語)に  愛読者を持つ  著者渾身の一書!】 目次 まえがき 第1章 信じる力     ──人生と世界の新しい現実を創り出す 第2章 愛から始まる     ──「人生の問題集」を解き、「人生学のプロ」になる 第3章 未来への扉     ──人生三万日を世界のために使って生きる 第4章 「日本発世界宗教」が地球を救う     ──この星から紛争をなくすための国造りを 第5章 地球神への信仰とは何か     ──新しい地球創世記の時代を生きる 第6章 人類の選択     ──地球神の下に自由と民主主義を掲げよ あとがき
  • 丸山敏雄一日一話 幸せになるための366話
    3.0
    世の中が豊かになってきたにもかかわらず、悲惨な事件が絶えない。こうした世相の背景には、いまの日本人が道徳や倫理といった心の規範を失ったことがあるのではないか。およそ半世紀前、この国の行く末を案じ、日本人の心の拠り所を取り戻そうと立ち上がった男がいた。丸山敏雄氏その人である。氏は日本の伝統文化を注意深く研究する中で、ひとつの生活倫理(人間生活の法則=すじみち)を確立した。それは人間を幸福に導き、平和で真に豊かな社会を築くための基本として、純粋倫理と名づけられた。純粋倫理は、旧い道徳を超える生きた生活法則であり、丸山敏雄が実生活で実験、検証した事実に基づいている。「朝早く起きる」「挨拶をする」「ハイと返事をする」といったシンプルな習慣の中にこそ、実は幸せになる秘訣があると氏は言う。本書はこうした氏の実践哲学を一日一話形式でまとめたもの。ぜひ毎日の実生活の中で生かしたい一書である。
  • 秘伝 算数ができる子になる
    値引きあり
    4.0
    1巻900円 (税込)
    算数が好きになり、難関中に合格するには? あなたのお子さんは算数が好きですか? もし嫌いなら、ぜひともこの本を読んでみてください。 算数嫌いの子どもに魔法をかけ、算数大好きな子どもに大変身させてしまう、秘伝の技がこの本にはギッシリ!詰まっています。 算数オリンピックの金メダリストを育て、灘中トップ合格者をはじめ、最難関中学に多数の教え子を導いたカリスマ講師が、これまで培ってきた“算数学習のノウハウ”を初めて解き明かした一書。 子ども達に「算数は面白い」ことを気付かせ、自ら学ぼうという意欲を引き出す方法を伝授します。 「ママの要望に必死に耐えて勉強してきた子ども」は、「必ず崩れ落ちる」のです。 しかし著者の「算数大好きウイルス」に感染した子どもたちは、どんな難題でも平気で乗り越えてきました。 本書の中には、算数を理解しやすくする仕掛けが随所に埋め込まれています。 また、計算に強くなる技などを具体的な説明でわかりやすく解説しています。 基礎から始まり、エレガントで鮮やかな計算解析法までを紹介。 発想の転換で算数はここまで簡単になる、ということが実感できるはずです。 さらに、中学受験にどう臨めばいいのか、塾の上手な利用の仕方、親の心得、子どもへの接し方など、受験生の親が直面する様々な悩みに一緒になって答えを見いだしていきます。 著者独特の、明るく前向きな語り口は皆さんの救いになるでしょう。 算数は楽しい、と感じていただける一書です。
  • インパール作戦の真実 牟田口廉也司令官の霊言
    5.0
    大東亜戦争最大の秘密に 肉薄した衝撃の一書! メディアが伝えない 歴史の真相と戦争の教訓。 日本軍最悪の敗戦とも いわれる「インパール作戦」 ◇ほんとうに無謀な戦いだったのか? ◇それとも欧米の植民地支配から  アジアを解放するという大義か? ◇戦後プロパガンダによって  歪められた戦史を客観的に分析する 左翼メディアの偏向報道に 一石を投じる、 当時の責任者による証言。 目次 まえがき 1 日本の軍事思想の弱点―インパール作戦を研究する 2 インパール作戦の「大義」とは何だったのか 3 「民主主義は人命を尊ぶ」という戦後プロパガンダ 4 戦争下における虚々実々の情報戦 5 牟田口司令官が語る「旧日本軍指揮の問題点」 6 牟田口司令官は死後、どのような世界に還っているのか 7 覇権戦争における善悪をどう見るか 8 神々の正義はどちらにあったのか 9 マクロな面からのリサーチとなった今回の霊言 あとがき
  • 風が吹いたら時事川柳
    -
    1巻880円 (税込)
    時事川柳専門結社「川柳瓦版の会」同人となってまもなく20年を迎える著者による、時事川柳を中心にテーマ別に分けて収録した一書。著者は時事川柳の魅力を、日々のニュースに加えて、日常の生活において、ちょっとした感動や面白さを詠む、あるいは個人的な心の変化や思いを「人間の社会の今」として17音にまとめることにあると語る。時事川柳のネタは世界中に、たとえニュース性がなくても日常にいくらでも転がっており、「風が吹いただけでも時事川柳は生まれる」とも。著者の感性で掴み取られた時事川柳の幅広い作品群を堪能できる。「一、歳時記の時事川柳」「二、定番の時事川柳」「三、番外の川柳」の3章立て。 新年のたった二文字でリフレッシュ 花マルがたくさん欲しいカレンダー 不景気も地震も火事も秘書のせい 色々な指紋の付いている談話 総選挙祭り好きにはたまらない イチローも打てぬ日がありほっとする タイガースファンを見るのが面白い やせた運ばかり集まるハローワーク ボーナスで笑った師走あったっけ あのドアホどこ行ってんと寂しそう
  • 山田太一、小此木啓吾、「家族」を語る。
    4.0
    新潟少女監禁事件以来、「ひきこもり」の問題に強い関心が集まっている。さらに、アダルト・チルドレン、お受験、幼児虐待、パラサイト・シングル、熟年離婚……「家族」に関する話題がメディアに登場しない日はない。本書は、『モラトリアム人間の時代』『「困った人」たちの精神分析』などの著書を持ち、日本の精神分析の第一人者として今なお活躍中の小此木啓吾氏と、「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」など、数々の名作ドラマを生み出してきた人気脚本家、山田太一氏が、日本の家族の「これから」を存分に語り合った一書である。「“老年期”こそ夫婦は輝く」「いじめを見て見ぬふりするのも、親の『やさしさ』(山田)、「セックスがなくても別れない日本の夫婦」「インターネットで家族ができる!?」(小此木)……家族のことで迷うすべての人へ贈る、暖かいメッセージの数々。心が軽くなる、家族のための「幸福論」。
  • 大人の友達を作ろう。(PHP文庫) 人生が劇的に変わる人脈塾
    3.9
    「すれ違い」と「出会い」の差は、「0.1ミリ動けるかどうか」なのです。その0.1ミリは、気持ちや姿勢で動きます。本書は、出会いのチャンスを呼び込む“運”と、出会いにぶつかっていく“勇気”が身につくヒント集。仕事、恋愛、友人関係にどこか物足りなさを感じている人に、「ココロの距離」を近づける具体的方法を伝授します。「電車、会議室、レストラン、トイレ……いつもと違う席に座ると何かが変わる」「コミュニケーションで大事なのは、長さではなく頻度。1本の長電話より、短い電話を3本かけよう」「日付入りの名刺を渡すと、覚えてもらえる」「相手に言ってほしい言葉を、相手に言おう。だから“ちょっとちょうだい”ではなく“ちょっとあげるね”」「相手を笑わせるには、まず自分が笑うこと」など、あなたと、あなたの人間関係に変化を起こす“大人の友達の作り方”を厳選して紹介します。今までの人脈作りを見直したい人にオススメの一書!
  • どんぶく先生の涙―ある児童館での体験から
    -
    どんぶく、どんぶく、どんぶく先生――。 「こりゃ 許されん。なさけない。/育む基本きえとるぞ。/いばる大人がむれよって/いったいなにをしてるんだ。」 元教師で塾講師、児童厚生員として活躍する著者による、ある小さな町で実際に起こった出来事を絵本化にした一書。 子ども達の幸せ、笑顔を心より願うがゆえの真実の記録。あらゆる苦難に、どんぶく先生は果敢に立ち向かう。 「子ども達と関わる人々が、どうあるべきかを振り返るよい機会になれば」と著者は世に訴える。 ひいふうみい 見ててちょうだい手まりつき 願い事紙のハートにそっと入れ 引き際を心得ている母の愛 どうしてもやさしい顔の鬼の面 ただいまの背中にかかる雨しづく おやくにん二枚舌では足りません ここ一番 仏心の平手打ち 踏んづけた宝は大きい傷のあと 好きでない黒に染まったカメレオン 愛という肥えた大地で人育つ
  • 図解でよくわかる地政学のきほん:新聞・テレビではわからない国際情勢、世界の歴史、グローバリズムがすっきり見えてくる
    3.2
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近年よく耳にするようになった「地政学」とは、地理的な条件が国家の政治・経済・軍事に与える影響を研究する学問のことをいいます。 地政学を学ぶための第一歩は、世界の歴史を知ることです。 今、世界の各地域で起こっている事象を理解するためには、歴史を知ることが不可欠と言えます。 本書は、日本、中国、ロシア、アメリカ、イギリス、ヨーロッパなど国・地域別の歴史を、地図を使ってわかりやすく解説。 「地政学って何?」と思っている中高生や、歴史を苦手に感じている人たちも気軽に読み進めることができる一書となっています。 世界の歴史を知って、新聞やテレビのニュースで伝えられる世界の動きが見えてくるようになりたいと考えている読者におすすめできる「地政学」の入門書です。
  • HEART BOOK
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 何をやってもうまくいかない、自分に自信がもてない、人間関係でつまずいてしまった、がんばりすぎて仕事に疲れてしまった、前向きになれない、新たな一歩を踏み出す勇気がもてない……一生懸命がんばっていても、どんなに努力していても、壁にぶつかって「こころ」がくじけてしまうことがある。そんなとき、私たちの「こころ」を勇気づけ、もう一度前に進む力を与えてくれるのは「言葉」だ。友達の言葉、映画の言葉、本の言葉、好きな曲の歌詞……何気ない言葉たちが生きる力を蘇らせてくれる。本書は、ロングセラーとなっている『こころに水をやり育てるための50のレッスン』『とっておきの気分転換』などの著作があり、10代、20代の女性を中心に多くのファンをもつ著者が、くじけそうになった「こころ」に力をくれる50のメッセージを豊富なイラストとともに綴った一書。デザインも斬新かつ美しく、いつも手元に置いて、折にふれ何度も読み返したくなる本。
  • 世界一の生命哲学を学ぶ
    5.0
    池田華陽会御書30編を収録した、新たな教学研鑽に最適な一書が待望の発刊! 要文100選を収録する。 「人間の究極の偉さは、いかなる法を持ち、いかなる哲学を学び、実践し抜いたかで決まる。『世界一の生命哲学』を持った皆さん方は、『世界一の充実した高貴な青春』を、そして『世界一の価値ある勝利の人生』を歩みゆく方々なのである」 ―――池田名誉会長(「華陽の誓い」より) 【収録内容】―池田華陽会御書30編― 立正安国論/開目抄/観心本尊抄/撰時抄/報恩抄/ 一生成仏抄/如説修行抄/顕仏未来記/種種御振舞御書/ 佐渡御書/可延定業書/転重軽受法門/曾谷殿御返事(成仏用心抄)/ 兄弟抄/経王殿御返事/崇峻天皇御書/聖人御難事/ 四条金吾殿御返事(法華経兵法事)/乙御前御消息/日女御前御返事(御本尊相貌抄)/ 妙一尼御前御消息(冬必為春事)/阿仏房御書/千日尼御前御返事(雷門鼓御書)/ 生死一大事血脈抄/諸法実相抄/異体同心事/減劫御書/上野殿後家尼御返事/ 上野殿御返事(竜門御書)/法華証明抄/
  • 季語別片山由美子句集
    -
    1巻2,310円 (税込)
    ◆季語別句集シリーズ 「雨の歌」「水精」「天弓」の既刊句集、および「天弓」以後平成9年までの作品を季語によって分類して収録。作品理解の上で更に役立ち、実作者にとっては季語を通して俳句を学べる格好の一書。
  • 古川柳の名句を楽しむ―柳多留への遊歩道―
    -
    1巻880円 (税込)
    川柳のバイブルとされる江戸中期に刊行された「誹風柳多留」。現代にも通じる、江戸っ子たちの生きるための知恵と常識、極上のユーモアが詰まった同書の中でも、とくに名句の宝庫と知られる初代・柄井川柳選の初篇から二十四篇より、どこかで一度は耳にしたことのある、これだけは覚えておきたいベスト五六九句を厳選収録。やさしい解説で読み物としても楽しめる一書。 《是小判たった一晩居てくれろ》 《本降りに成て出て行雨やどり》 《子が出来て川の字形りに寝る夫婦》 《役人の子はにぎにぎを能覚》 《なきなきもよい方をとるかたみわけ》 《孝行のしたい時分に親ハなし》
  • 田中角栄 相手の心をつかむ「人たらし」金銭哲学
    4.0
    ここ数年、その実行力や人心掌握術などが再注目されている田中角栄元首相。本書では、「金権政治の権化」などと揶揄される一方で、カネを最大限に活かして、相手の心を掴み、ライバルさえも動かす、「角栄流」金銭哲学にスポットライトを当てる。カネとは切っても切れない縁のビジネスパーソン、誰もが納得する必須教養となる一書。
  • 川柳作家叢書 長崎弘康
    -
    1巻880円 (税込)
    いつだって仕事に趣味に全力投球、世界を舞台にして活躍する著者が、川柳をはじめて十年の節目に刊行した刺激的で遊び心、詩心満載の一書。「天狗はどこだ」「今日から本番」「がらくた趣味」の三章構成。《クリップで留めた二人がさようなら》 《雑念を指に集めて爪を切る》 《置きボトル切れますようと招き猫》 《ポケットに経営理念忍ばせて》 《居酒屋で教育テレビ流れてる》 《ライバルを蹴散らす為の同じ船》 《痛風が如何ですかとお呼びです》 《冷蔵庫自分の物は左側》 《春物をハンガーに掛け待っている》
  • ヤング・ミセス指導集 幸福の太陽
    -
    池田名誉会長がヤング・ミセスに贈った珠玉の随筆、長編詩等を収録。 若き「幸福の太陽」であるヤング・ミセスの友に、さらなる歓喜の波動を広げる一書。 【目次】 ○まえがき ○ヤング・ミセスの友へ  東京・北多摩圏ヤング・ミセス代表者会でのスピーチ 平凡のなかに真実の幸福が  長編詩 広宣流布に走る若きお母様(ヤング・ミセス)に贈る詩 ○希望の詩  随筆「新・人間革命」 世界の太陽・婦人部――笑顔満開!創価の母の大行進  詩 にぎやかに行進するヤング・ミセスに贈る  長編詩 若き母に詩を贈る 幸あれ!強くあれ!  ヤング・ミセスに贈られた和歌、贈言
  • 人間・始皇帝
    3.6
    苛烈な暴君か、有能な君主か。中国最初の皇帝の生涯は謎に満ちている。出生の秘密、即位の背景、暗殺の経緯、帝国統一の実像、焚書坑儒の実態、遺言の真相──。70年代以降に発見された驚くべき新史料群に拠り、『史記』が描く従来の像を離れ、可能な限り同時代の視点から人間・始皇帝の足跡をたどる画期的な一書。

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  • 緊急・守護霊インタビュー 台湾新総統 蔡英文の未来戦略
    4.0
    米中同盟を結ばせないために、日台関係の強化が絶対に必要。 予告通り長距離弾道ミサイルを発射した北朝鮮! 中国の「一帯一路」構想からシーレーンをどう守る? 台湾新総統の守護霊メッセージから見えてくる、日本が取るべき外交・防衛戦略とは。 今後の国際政治を分析する上で不可欠な一書! 【台湾を「国家」として認めよ。】 目次 まえがき 1 台湾新総統・蔡英文氏の守護霊を招霊する 2 台湾総統選での勝利をどう見ているか 3 蔡英文氏守護霊が考える「日台関係」 4 戦後、米ソ冷戦下で翻弄された台湾 5 日本と台湾は、中国の覇権主義にどう立ち向かうべきか 6 「日本は台湾を国家として認めるべき」 7 中国の脅威に対抗するには 8 台湾と日本の霊的な関係 9 アジアと世界の平和を実現するために 10 蔡英文氏の守護霊インタビューを終えて あとがき
  • 川柳句集 偲ぶ
    -
    1巻880円 (税込)
    人生の達人が贈る、生きるためのヒントが満載の一書。91歳の現役川柳作家の著者が亡き妻を偲んで編んだ初の川柳句集。10代で満洲に渡り、戦後は旧ソ連に抑留された壮絶な人生を送った著者は、愛する家族そして川柳を通じて「人はどう生きるべきか」を学び心の糧にしたという。「世相」「偲ぶ」「老いの坂」の3章構成。 《駄馬でよし最後に笑う夢がある》 《飲まないと心配顔の妻がいる》 《躓いて拾った石は温かった》 《ありがとう没句に百点くれた妻》 《適量を越えて鼾が唄い出す》 《さよならを決して言わない妻でした》
  • もう一つのソニー自叙伝
    -
    世界的企業に成長した日本を代表するソニーの業績が思わしくない。とりわけ本業のIT関連が不振である。その要因はどこにあるのか。一時期「技術のソニー」を標榜した同社が、目先の利益を求めて、同社発展のけん引役であったテレビ基本デバイスであるディスプレイの開発・研究が軽視されたことがある。さらに同社の歴史のなかには、技術より労務対策が優先された時期もあった。本書は、こうした同社の淵源に迫る注目の一書である。

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  • 自衛隊の転機 政治と軍事の矛盾を問う
    4.0
    現場から、渾身の提言! 憲法第9条の下、専守防衛の軍として戦後、一発も実戦で撃たなかった自衛隊。集団的自衛権行使と国連PKOでの武器使用拡大路線で、自衛隊の役割はどう変わるのか。日米同盟と憲法のはざまで、悩みながら海外派兵の実務を仕切ってきた元防衛官僚が、発足以来60年の矛盾に向き合い、拙速な法改正に異を唱える。どんな大義のために殺し殺されるリスクを負わせるのか、国民の覚悟を問う一書。 [内容] 第一章 自衛隊を取り巻く矛盾  1 自衛隊と「国民」をつなぐ  2 変わりゆく時代のなかで  3 矛盾の限界 第二章 鼎談・前線からの問題提起  1 政治の論理と現場の乖離  2 好戦的に変わったPKOと、自衛隊員のリスク  3 憲法と集団的自衛権  4 誰が責任をとるのか  5 日本はどう貢献するのか 第三章 いまこそ自衛隊から平和を問い直す  1 国民の期待と自衛隊内の不満  2 リスクを理解しているか  3 日米同盟を考え直す  4 イラク派遣の成果  5 海外派遣の課題  6 政治と自衛隊、憲法の論点
  • 課題別秀句集 川柳歳事記
    -
    俳句の歳時記に存在にあたる「川柳歳事記」は川柳人必携の一書。本書はその第一弾。 川柳総合雑誌「川柳マガジン」が全国の川柳句会・大会の上位入選作品を厳選し、課題別に編集した川柳版の歳事記。収録句数6045句、課題数2015題。 入門書より手軽で実践的で即戦力に。これ一冊で全国川柳界の作品の傾向と対策が学べる。
  • 乱歩の軌跡
    -
    平井太郎はいかにして江戸川乱歩となりしか──。乱歩手製の自伝『貼雑年譜』を読み解きながら、職業と住居の大遍歴を経て徐々に完成されていく探偵小説界の巨人・乱歩の実像に迫る。1978~79年刊行の『江戸川乱歩全集』月報に連載された「乱歩の軌跡 父の貼雑帖から」全25回の文章に、『貼雑年譜』の該当頁や往時の写真等を配した一書。最も身近に接した家族にして社会学者である著者が辿る“乱歩の軌跡”とは。/巻頭エッセイ=戸川安宣、解説=浜田雄介
  • 新・所得倍増論 こうすれば実現する好況スパイラル
    -
    1950年代後半から1974年までの日本の輝ける時代、それが高度成長時代である。年率2桁の経済成長が日本人の所得を文字通り倍以上にさせ、生活は格段に豊かになった。下村治という天才エコノミストをブレーンに「所得倍増計画」を打ち立て、実現した池田内閣は、当時の日本の経済メカニズムを正確に理解し、予見したといえる。では、その経済メカニズムとは何か。それがイノベーションと需要の創造である。当時の日本は、イノベーションが3Cといわれる新製品を生み、それが需要を喚起し、それがまたイノベーションを促すという好循環を起こした。著者の石黒氏は経済産業省でマクロ経済政策を担当する現役官僚。氏はこのイノベーションと需要の好循環を再び喚起する潜在能力を現代日本は持っており、3%の成長は十分可能だと主張する。精緻なデータを元に、日本人に希望と自信を与えてくれる一書。
  • 寂聴 美の宴
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 文学、音楽、絵画、彫刻、陶芸、演劇もオペラにも心惹かれ、酔いしれる寂聴さん。そして、何にもまして美しい日本の自然への憧憬。匠たちの奇蹟ともいえる手業をいとおしむこころ。著者が40年間にわたって書き貯めてきた珠玉のエッセイ60編。縁ある人や物との出会い、その感動体験を通し日本人本来の生き方や物の見方が伝わってくる。まさに寂聴さんとともに日本の文化の風姿を楽しむ一書。風のように軽々と世界各地へ赴く。インドの聖地巡礼、スッベロの花祭りが、読者の旅情をかきたててくれる。寂聴さんの豊かな食卓へのご招待。
  • ヤマケイ文庫 山をたのしむ
    5.0
    生態学者・文化人類学者であり、探検家である梅棹忠夫氏の登山と探検を振り返った著作。 晩年になって想いを新たにした随想、対談などをまとめたもので、氏の最後の著作になった。 また著作集をはじめ多数の著作のなかで、唯一の山と探検をテーマにした単行本である。利便性のみを追求しがちな現代にあって、山とは、探検とはなにかを問いかけた、貴重な一書である。 内容は、京都の青春時代の回想、学問とフィールドワークについて、今西錦司、中尾佐助、安江安宣、平井一正などとの山をめぐる交友録、探検をめぐる発言集など。 かつて登山、探検を志向したことのある人には待望の内容になっている。 なお、山と溪谷社も共催している「梅棹忠夫・山と探検文学賞」も今年4回目を迎え、異色の文学賞として定着しつつある。
  • 決断の作法
    -
    これからの時代のリーダーに最も必要な“決断力” ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなど、数々の外資系企業で20年以上にわたって社長、副社長を務め「伝説の外資トップ」と呼ばれる著者が、経営者にもっとも必要な“決断力”の本質を語る。 これまで多くの経営者や評論家、学者たちが、決断力の重要性を説いてきた。 しかし現実には、決断力を正しく発揮できずに悩むリーダーが星の数ほど存在している、 ・なぜ的確に決断力を行使できないのか ・決断を阻むものは何か? それにどうやって対処すればいいのか? 本書では、正しく決断力を発揮するために必要な能力、考え方について、様々な実例、著者の体験を引きながら語った一書である。
  • 源氏物語原文分解分類法 心の宇宙の物語 千年の時を超えて
    -
    1巻1,496円 (税込)
    源氏物語を原文で読むことは、日本人であっても至難の業だ。源氏物語原文54帖の量は膨大で、複雑で慣れない古語は外国語にさえ思える。著者は、源氏物語原文を、18の項目に分解し読み進めていく独自の手法を編み出した。この手法で読み進めると、源氏物語54帖の全体を俯瞰して見ることができ、紫式部がこの壮大な物語に込めた思いを感じとることができる。これまで源氏物語といえば、主人公光源氏の美しい外見や、女性たちとの華やかな恋愛ばかりがクローズアップされがちだったが、紫式部が読む者に問うているのは「人間は目に見える外見と、目に見えない内心の2つをあわせもって生きている。その違いを見極め、人間の本質(真実)を追求することの大切さ」である。源氏物語の新境地を開いた、注目の一書。

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  • 日本語の考古学
    3.0
    『源氏物語』を書いたのは誰と聞かれたら、多くの人は迷わず「紫式部」と答えるだろう。しかし現代の我々の常識は、必ずしも過去にはそのまま当てはまらない。残された写本や文献をつぶさに観察してみると、そこにはどんな日本語の姿がよみがえるだろうか。微かな痕跡からさまざまに推理する、刺激的な一書。

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  • 沖縄の子どもたち─小児科医のカルテより─
    -
    沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第1弾。 沖縄県本土復帰10年(1982年)に誕生した、県内では周知の本シリーズを初の全国発売。本書の著者は現在沖縄県教育委員会委員長でもある。 時を経て新たに著者本人によるあとがきを加えた電子復刻版。 「著者は沖縄の医療界の第一線で活躍してきた気鋭の小児科医である。本書に登場する子どもたちは、実に生き生きと自らを語る。その表情はまぎれもなく沖縄の母親と子どものそれである。著者の暖かい眼に映る子どもたちは、様々な困難を背おいながらも不思議に明るい。このような医者にめぐり会えた子どもたちは幸せというべきであろう。若い母親にぜひ勧めたい一書である。(当時の作品紹介文より)」
  • 中国・琉球交流史
    -
    沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ 「ここ十年来の沖縄と中国・福建省の学術交流はめざましい成果を挙げてきた。双方の研究者の間で、情報交換・討論もしばしば行われるようになっており、新しい動きが活発となった。こうした学術交流における中国側の中心的な担い手が、本書の著者である。 早い時期から琉球との交流史に関心を持ち、数多くの優れた論文を発表している。とくに、福建省に存在する琉球人墓群の調査・研究に関する著者の仕事は、沖縄側にとって大きな刺激となった。本書は、中国人研究者の優れた成果を翻訳し、広く県民に提供する初の試みである、今後の沖縄と中国の交流にとって画期となる出版といえよう。-1991年作品紹介文―」 著者は福州市出身の徐恭生氏。本書は徐恭生氏が1980年代に著した中国と琉球の交流史に関する論文を日本語に翻訳し一書に構成したものである。翻訳にあたっては引用の漢文史料はすべて読み下し文にし、写真や表などを多く掲載してできる限り読みやすい文体にしている。翻訳者は共に琉球大学名誉教授である西里喜行氏と上里賢一氏。約20数年の時を経て大幅に加筆・修正を施した電子復刻版。
  • 近代沖縄の糖業
    -
    沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第4弾。 沖縄大学・琉球大学の非常勤講師を務めた著者・金城功氏は、生まれも育ちも生粋の沖縄人。幅広い分野に精通し活躍する著者が24年前にまとめた、近代沖縄糖業の入門書の電子復刻版。  沖縄の原風景として現代人が想像する景色には、必ずと言って良いほどサトウキビ畑が登場するだろう。風に揺れるサトウキビ畑は、青い海へと続いていく…。風景として捉えるとのどかなイメージのサトウキビ畑だが、沖縄の人々と共に歩んできた道は、決して平坦ではなかった。  糖業は、琉球王国から日本となり、明治・大正・昭和という激動の時代を、沖縄の主たる産業として人々の生活を支え続けてきた。国の政策に翻弄されながら、それでも糖業と生き続けてきた沖縄の農民たちの姿を、本書から知ることができるだろう。貴重なデータを収集し、様々な文献を照らし合わせて丁寧な説明を繰り返してくれる本書は、発行から24年経った現在も、決して色あせることのない内容だ。近代沖縄糖業の流れを掴む「基本」の「基」とも言える一冊である。 「沖縄の伝統的な基幹産業である糖業は、四百年近い歴史の中でさまざま変遷を重ねながら現在に至っている。糖業がたどった歴史は、沖縄の人びととその社会の足跡を語る重要な「顔」である。本書は二十年にわたって沖縄糖業史を研究してきた著者が、とくに、明治・大正・昭和の糖業をめぐる状況について解説したものである。近代沖縄糖業史の入門書として、同時にまた、今後の沖縄糖業の在り方を考える参考書として、必読の一書といえよう。(1988年初版発行時の作品紹介文より)」
  • 定本 黒部の山賊
    4.4
    北アルプスの最奥部・黒部原流域のフロンティアとして、長く山小屋(三俣山荘、雲ノ平山荘、水晶小屋、湯俣山荘)の経営に 携わってきた伊藤正一と、遠山富士弥、遠山林平、鬼窪善一郎、倉繁勝太郎ら「山賊」と称された仲間たちによる、 北アルプス登山黎明期、驚天動地の昔話。 また、埋蔵金伝説、山のバケモノ、山岳遭難、山小屋暮らしのあれこれなど、 幅の広い「山の話題」が盛り込まれていて、読む者をして、まるで黒部の奥地にいるような気持ちにさせてくれる 山岳名著の一書です。 1964年に実業之日本社から初版が刊行されたときは、多くの読者からの好評を得ました。 近年は、山小屋でのみ購入できたこの幻の名作が、『定本 黒部の山賊』として、 山と溪谷社から刊行されることになりました。 新規原稿も一話加え、底本未掲載の貴重な写真も盛り込んでいます。 巻末には、高桑信一氏と高橋庄太郎氏による『黒部の山賊』へのオマージュも掲載。 おもな内容 ◎山賊たちとの出合い 山賊の舞台・黒部の源流/ そのころの世相/ 山に山賊がいるという/ 慎重にすすむ/ 自分の小屋に宿料を払う/ 山賊対策会議/ 山賊たちの正体 ◎山賊との奇妙な生活 山賊一味と暮らす/ 山賊事件の真相/ 山賊たちの熊狩り/ 山賊と岩魚/ アルプスのキティ台風 ◎埋蔵金に憑かれた男たち―別派の山賊 星勇九郎の大金鉱/ ほんとうにあるのか山中の埋蔵金 ◎山のバケモノたち 道しるべになった水晶岳の白骨/ カベッケの不思議な呼び声/ バケモノに呼ばれた人たち/ 人を呼ぶ白骨 / 神がくし?/ 洞穴の怪/ 巧みな狸の擬音/ 三本指の足跡/ カッパの正体 ◎山の遭難事件と登山者 薬師岳の遭難/ 不思議な遭難/ 疑われた同行者/ 非情な同行者/ 四晩つづいた遭難信号/ 謎の手紙/ 人事不省一週間の山上の病人 ◎山小屋生活あれこれ 山ぼけ/ どうどうめぐり/ 山小屋の費用/ アルプスへの空輸/ 熊と登山者/ 熊をならす/ 山で育った犬 ◎その後の山賊たち 黒四と山賊たち/ その後の山賊たち ほか、旧版未掲載原稿「遭難者のお礼参り」や、 貴重な写真も新たに加えて再編集。
  • エボラvs人類 終わりなき戦い なぜ二十一世紀には感染症が大流行するのか
    3.0
    2014年、突然起こったエボラ出血熱の大流行に、恐怖を感じなかった人はいないのではないか。リベリアなどアフリカ諸国で猛威を振るったエボラウイルスは、スペイン、アメリカへと先進国にも飛び火し、全世界の人々を混乱に陥れた。しかし、アフリカの一風土病にすぎなかったエボラウイルスが、なぜ海を越えるまでになったのか。そもそもエボラ出血熱とはどのような病気なのか。いま知っておくべきそうした知識が世に問われないことに、著者は不安といらだちを感じたという。エボラだけではない。デング熱から強毒型インフルエンザまで、私たちが生きる21世紀はこれまでには考えられなかったスピードで、感染症が世界に広まる特殊な時代なのだ。その理由を知るためには、私たちは感染症の歴史を学ばなければならない。そうした「感染症の世紀」に人類はどう向かい合うべきなのか。今後もとめどなく起こるだろう新しい感染症を過剰に恐れず、しかし無防備になることもなく、自分で自分の身を護る方法を4パターンのシミュレーションを通じて、本書では明らかにする。いま私たちがエボラ出血熱について、そして感染症について、絶対に知っておくべき知識を凝縮した一書が緊急発刊。

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  • アジアを救った近代日本史講義 戦前のグローバリズムと拓殖大学
    4.0
    周辺諸国との軋轢が高まるなかで「歴史問題」を耳にしない日はない。しかしこれまで学校で教わってきた「歴史観」はほんとうに正しいのか。その猜疑とともに、日本の近代史をもう一度学び直そうという機運は高まるばかり。その格好のテキストが本書だ。冒頭で著者はいう。「国家の歴史を肯定的に受けとめなければ、私どもが献身すべき対象をみいだすことはできません」。そうした視点で明治維新から敗戦に至る歴史を俯瞰し直したとき、そこにはアジアの発展に尽くし、世界に雄飛した人々がいた。著者が総長を務める拓殖大学は、まさにそうした「戦前のグローバリズム」を担い、生命を賭してアジアに貢献する人材を生み出す大学だったのだ。桂太郎、後藤新平、新渡戸稲造。拓殖大学の草創期を担った稀代の人物たちはいかに「興亜」を志し、行動したのか。同時にその営みを知ることは、そもそも私たちはなんのために「国際化」しなければならないのか、というグローバル化の本質を学ぶことにもなる。「否定の言葉でまみれた過去」を問い直し、日本人としての誇りと自信、そして未来を拓く力を与えてくれる一書。

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  • 日露戦争
    -
    ロシアでは「日本極東戦争」と呼称される日露戦争は、明治37年(1904)2月の開戦から翌年7月に実質的な戦闘が終了するまで、ほぼ500日にわたって満州や日本海周辺で戦闘が繰りひろげられた。だが、日露双方で50万人の兵士が激突した奉天会戦、史上空前の大艦隊同士が砲撃を交えた日本海海戦など、きわめて複雑な戦争経過や、錯綜した戦闘場面をいくら読んでも、その実相は理解できないだろう。本書は、司馬遼太郎の大作「坂の上の雲」を歴史に残る名著と評価し、こよなく愛する著者が、その「副読本」として書いた日露戦争史。司馬文学ファンならずとも必読の一書である。 ※本作品は、紙書籍から表紙画像の一部が異なっております。あらかじめご了承ください。
  • 季節と出合う 俳句七十二候
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 知っておきたい「五日ごとの季節の名前」 「雀が蛤になる」「獺が魚を祀る」…。季節のうつろいを動物や草花で表現した七十二候は、俳句の季語にもつながる、ことばの宝庫である。わかりやすい解説とイラストで楽しく七十二候を知り、季語も身に付けられる、俳句実作者必携の一書。豊富な名句鑑賞と季節の行事カレンダーも収載。 ※タブレットなどの大きめの画面に最適化された、カラー画像を含むコンテンツです。小型の画面やモノクロ端末などでは読みづらい場合があります。 [内容] はじめに ■七十二候と俳句鑑賞 春/知っておきたい立春の三候[初候]はるかぜこおりをとく《東風解凍》/[次候]うぐいすなく/[末候]うおこおりをいずる《魚上氷》 ■七十二候と俳句鑑賞 夏/知っておきたい立夏の三候[初候]かわずはじめてなく/[次候]みみずいずる《蚯蚓出》/[末候]たけのこしょうず《竹笋生》 ■七十二候と俳句鑑賞 秋/知っておきたい立秋の三候[初候]すずかぜいたる《涼風至》/[次候]ひぐらしなく《寒?鳴》/[末候]ふかききりまとう《蒙霧升降》 ■七十二候と俳句鑑賞 冬・新年/知っておきたい立冬の三候[初候]つばきはじめてひらく《山茶始開》/[次候]ちはじめてこおる《地始凍》/[末候]きんせんかさく《金盞香》 ■季語に親しむ 春 ■季語に親しむ 夏 ■季語に親しむ 秋 ■季語に親しむ 冬・新年
  • 中国外交の大失敗 来るべき「第二ラウンド」に日本は備えよ
    4.5
    習近平政権誕生後、領空・領海侵犯を繰り返す中国に対し、わが国はジリジリ追い詰められている、という印象をもっていた日本人は少なくないだろう。だからこそ、2014年11月に行なわれた日中首脳会談での習氏の物頂面はみなを驚かせた。「あの瞬間、世界は日本が勝利し、中国が敗れ去ったことを認識した」。そう著者は語る。なぜ力にモノをいわせて傲慢に振る舞った中国は、いつの間にか窮地に陥って敗北したのか。そうした傍若無人な習近平外交に、安倍外交はいかなる手段で臨んだのか。日々のニュースを表層的にみるだけでは、その本質はつかめない。両国間の緊張を一気に高めたレーダー照射事件、防空識別圏の設定から中韓首脳会談、日中首脳会談にいたる流れを緻密に分析しながら、本書はそのなかで日本外交の「戦訓」を見出していく。ならば、「第一ラウンド」に完敗した中国が次にしかけてくるだろう「第二ラウンド」とは何か。そこで知っておくべきは、戦中から戦後にかけて連綿と続き、日本人を「骨抜き」にしてきた恐るべき「対日工作」の歴史である。著者はいう。真に安定的な日中関係を築くためには、もはや憲法第9条の改正には一刻の猶予もない――。一触即発の東アジア情勢下で日本が「一極として立つ」ために必要な戦略を、当代随一の外交評論家があますところなく描き出した一書。

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  • 面目ないが
    -
    なんといってもお聖さんこと田辺聖子先生のあとがきが白眉である  お聖さんのあとがきはお聖さんの「楽老抄IV」(集英社)にも収載されているので  併せてお読みいただければ幸甚である  「当世のますらおぶり」がそれに当たる  じゃおまえの文章はあかんのかとゆーと  どっこいこれまた素晴らしいのである  でなければNHKの「ラジオ深夜便」で二週間にわたり朗読され  再放送までされたりしないのである  朝日新聞に書いて異例のファンレター殺到となった「私空間」の一連の文章や  俳句も併載されている  俳句を選んだのは当時の新潮社の担当者であった風車の矢七君であるから  わたしの責任ではない  もっといい俳句ならいくらでもあったのである  初の電子書籍化  必読の一書
  • 朝鮮崩壊 米中のシナリオと日本
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    「ベルリンの壁」が崩壊して東西ドイツが統一されて24年が経つ。いずれは北朝鮮と韓国を分断している38度線も崩壊するといわれてきたが、ついにその時がやってくると著者の長谷川先生は大胆に予測した。理由は、中国が経済破綻により「中国が北朝鮮を見捨てる」からだという。これは、北朝鮮にとって「死」を意味する。その兆しがあるのだ。このため北朝鮮の金正恩第一書記は相当、焦っており、この難局を乗り切るために、日本との関係修復に全力で模索し始めている。朝鮮半島は南北統一という大激動期に突入。隣国で起るだろう大変な事態を予測した注目の一冊である。
  • 明恵 和歌と仏教の相克
    -
    1巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世仏教を代表する僧の一人である、明恵(1173‐1232)の和歌を丹念に読み解きながら、和歌と仏教のかかわりを明らかにする。思想、文学、美術等、分野ごとに細分化しがちな明恵の研究を俯瞰し、これまで十分に解明されてこなかった、文学表現と仏教思想・信仰の連関を初めて本格的に究明。伝記や説話に関する基礎資料も整備した、明恵の総体的研究の礎となる一書。
  • 古典的思考
    -
    1巻2,420円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 実証主義=無思想に堕した国文学は、現実を凝視できるか。雑誌『発言者』『表現者』に連載し続けてきた論考に「破局の後で」を加えて一書にした実践の書。
  • 大和物語評釈 上巻
    -
    1~2巻10,450~13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 天暦当時の貴族の間で流行した、和歌にまつわる説話「歌語り」を一書に収録した「大和物語」の評釈。上巻では、一段から百二段までを収める。
  • 竹むきが記研究
    -
    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 政情の混乱から夫を眼前で殺され、それでも生きていく道を選んだ女性による日記「竹むきが記」。文学性が希薄とされてきた中世女流日記の、新たな再評価を目指す意欲的な一書。
  • 後撰和歌集研究
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 後撰和歌集の研究と展望から、諸本の研究、諸本系統、撰集の方法、排列、成立時期等、後撰和歌集に関する問題点をくまなく精査し一書としたもの。
  • 他力信仰について考える
    4.0
    阿弥陀信仰とは、仏の「救済的側面」の現れである。 他力信仰は、釈尊の教えから見て正しいか。 源信、法然、親鸞の生涯と思想を読み解き、仏教の寛容な教えの深遠さを学ぶ―――。 念仏を唱えれば、誰でも救われるのか? 他力信仰の全体像と問題点を明らかにした一書。
  • 「人間学概論」講義
    -
    「人間とは何か」 その問いに答える衝撃の一書。 人間は、何のために存在しているのか。 人間は、何のために社会や国家をつくっているのか。 人間は、動物やロボットと何が違うのか。 現代の哲学や仏教学が忘れ去り、医学や宗教が扱いたがらない「魂」の存在を学問的に論じ、「人間とは何か」を定義する―――。
  • 西田幾多郎の『善の研究』と幸福の科学の基本教学『幸福の原理』を対比する
    5.0
    根源的な思想や学問とは、オリジナルなものである。 「純粋経験」「絶対無」「一即多、多即一」「絶対矛盾的自己同一」西田哲学の本質と、幸福の科学が唱える「幸福の原理」を対比し、その共通点、さらには純粋哲学を超えた“普遍の真理”を体系を説き明かす。 幸福の科学教学の成り立ちの背景と、その学問性を明らかにした画期的な一書。 西田幾多郎の著作からわかることは、「学問性の高さ」とは参考文献からの引用によって“二番煎じ”の論文を構築することではないということ。 禅が基調となっている西田哲学。 唯物論・唯心論を超えた「絶対無」の思想を説き明かす。 あらゆる諸宗教・諸思想・諸学問を包括・統合する 「幸福の原理」とは、「愛の原理」「知の原理」「反省の原理」「発展の原理」の四つの原理からなる。 1986年、著者30歳の時に「幸福の原理」は説かれ、その具体的展開として『太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』の 基本三部作が発刊。そこから“人生の大学院”幸福の科学は始まった。
  • 新版 万葉集 一 現代語訳付き
    5.0
    1~4巻814~880円 (税込)
    全首を歌群ごとに分けて現代語訳を付し、新版として見やすく生まれ変わった伊藤博訳注角川ソフィア文庫版の万葉集が四分冊で装いも新たに登場!まさに故博士の最後の仕事となった渾身の一書。一では巻一~五を収載。
  • ロストジェネレーションの逆襲
    3.5
    「ロストジェネレーション(25~35歳)は政治無関心」というのはウソだ。2007年参院選挙の安倍・自民大敗の原動力になり、つぎの総選挙のカギを握っているのが、なにを隠そう、このロストジェネレーション。朝日新聞の選挙取材チームが調査報道とネット世論調査で裏付けた驚きの事実。格差社会、リストラ、偽装請負、消えた年金……と、びんぼうクジを引き続け追いつめられた彼らはもう黙っていない。ポスト安倍を占う一書。
  • 匂える園
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 馥郁たるエロス、めくるめく悦楽──抱腹の艶笑譚、珍無類な体位論、性器の異名、性医術の数々でおりなす性愛学アラベスク。微に入り細をうがつ、16世紀アラビアが生んだ驚異の古典、中国の『素女経』などと並ぶ世界三大性典の一書。

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