作品一覧

  • 国語をめぐる冒険
    3.6
    「国語は冒険だ」と言われたら,驚きませんか? 国語には,未知の世界や存在が溢れています.危険を恐れず踏み出せば,新しい自分,他者,言葉との出会い,そして成長への機会が待ち受けています.学ぶ意味や楽しさだけでなく,国語を使ってどう生きるかを,「冒険」をモチーフに語ります.

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  • 明恵 和歌と仏教の相克
    -
    1巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世仏教を代表する僧の一人である、明恵(1173‐1232)の和歌を丹念に読み解きながら、和歌と仏教のかかわりを明らかにする。思想、文学、美術等、分野ごとに細分化しがちな明恵の研究を俯瞰し、これまで十分に解明されてこなかった、文学表現と仏教思想・信仰の連関を初めて本格的に究明。伝記や説話に関する基礎資料も整備した、明恵の総体的研究の礎となる一書。

ユーザーレビュー

  • 国語をめぐる冒険

    Posted by ブクログ

    面白かった。二章の歌占の話や、三章の物語の裏を読む読み方が、正当な読みの際ぎりぎりを攻めるテクスト論の限界って感じ。歌占はむしろ自分に引きつける点でアウトかもしれないけれど、テクストを自分のものとしてあそぶのは面白い。

    0
    2022年05月04日
  • 国語をめぐる冒険

    Posted by ブクログ

    山月記、走れメロス、
    そんなふうにも読めるのか!
    普段の授業では、オモテの読み方しかしないから、
    ウラの読み方、新鮮だったなあ。
    しかも、有難かったのは、
    授業でやるオモテの読み方も尊重してくれているところ。

    文学を受験で扱うのは難しい。
    でも、文学を授業で扱うのは、やっぱり意義があると私も思います。

    0
    2022年02月04日
  • 国語をめぐる冒険

    Posted by ブクログ

    国語に関する本は多くの数があるが、この本は出版が2021年8月とあり、その中でも新しい本である。英語を学ぶべき、という風潮は日本の社会に、とりわけ若手の社会ではとても力のあるものとなっている。そんな「当たり前」を打破するにはもってこいの本。

    0
    2021年11月19日
  • 国語をめぐる冒険

    Posted by ブクログ

    偶然にも、同じく、ジュニア新書の『読むという冒険 イギリス児童文学』と同時期に読む。
    こちらは五人の著者による共著。ゆえに、やや語りがとっちらかっているが、国語と中高生をつなぐ新書を読んだのは久しぶりなので、新鮮に感じた。
    1章…導入にふさわしく、軽くて楽しく読みやすい。
    2章…突然の占いの話。和歌占いの世界って、タロットカードなんかと同じですね。
    3章…メロスおよび、みんな大好き山月記。著者の隠したいものとは。まさに国語の授業です。
    4章…中高生への文を作るテクニック講座。なんの説明もなく、さくらももこのエッセイの一部を読んでからの解説。わかりやすい。読みやすい文、印象に残る文、共感しやすい

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    2022年08月31日
  • 国語をめぐる冒険

    Posted by ブクログ

    国語の専門家が一章ずつ分担したものだが,それぞれが「冒険」というキーワードで関連付けられている.国語の夢を説く本である.
    国語は役に立つ良い学科だというのが全体としての主張であるが,あまりにも国語や小説や文学の「副次的」効果を強調しすぎているように感じた.
    心を知るための学問は国語だけではない.心理学もある.
    生き方を知るための学問は国語だけではない.哲学もそうだし,物理学や数学でさえ,そういう側面を持っている.
    書かれていないことを推測するのは可能であるが,それが正しいという保証はない.
    古典の価値を認めたとしても,古文・漢文の価値はそれに劣る.必要な人が学べば良い.全員が必須だというのであ

    0
    2021年08月30日

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