平野多恵の作品一覧
「平野多恵」の「国語をめぐる冒険」「明恵 和歌と仏教の相克」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「平野多恵」の「国語をめぐる冒険」「明恵 和歌と仏教の相克」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
偶然にも、同じく、ジュニア新書の『読むという冒険 イギリス児童文学』と同時期に読む。
こちらは五人の著者による共著。ゆえに、やや語りがとっちらかっているが、国語と中高生をつなぐ新書を読んだのは久しぶりなので、新鮮に感じた。
1章…導入にふさわしく、軽くて楽しく読みやすい。
2章…突然の占いの話。和歌占いの世界って、タロットカードなんかと同じですね。
3章…メロスおよび、みんな大好き山月記。著者の隠したいものとは。まさに国語の授業です。
4章…中高生への文を作るテクニック講座。なんの説明もなく、さくらももこのエッセイの一部を読んでからの解説。わかりやすい。読みやすい文、印象に残る文、共感しやすい
Posted by ブクログ
国語の専門家が一章ずつ分担したものだが,それぞれが「冒険」というキーワードで関連付けられている.国語の夢を説く本である.
国語は役に立つ良い学科だというのが全体としての主張であるが,あまりにも国語や小説や文学の「副次的」効果を強調しすぎているように感じた.
心を知るための学問は国語だけではない.心理学もある.
生き方を知るための学問は国語だけではない.哲学もそうだし,物理学や数学でさえ,そういう側面を持っている.
書かれていないことを推測するのは可能であるが,それが正しいという保証はない.
古典の価値を認めたとしても,古文・漢文の価値はそれに劣る.必要な人が学べば良い.全員が必須だというのであ