中国外交の大失敗 来るべき「第二ラウンド」に日本は備えよ

中国外交の大失敗 来るべき「第二ラウンド」に日本は備えよ

730円 (税込)

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4.5

習近平政権誕生後、領空・領海侵犯を繰り返す中国に対し、わが国はジリジリ追い詰められている、という印象をもっていた日本人は少なくないだろう。だからこそ、2014年11月に行なわれた日中首脳会談での習氏の物頂面はみなを驚かせた。「あの瞬間、世界は日本が勝利し、中国が敗れ去ったことを認識した」。そう著者は語る。なぜ力にモノをいわせて傲慢に振る舞った中国は、いつの間にか窮地に陥って敗北したのか。そうした傍若無人な習近平外交に、安倍外交はいかなる手段で臨んだのか。日々のニュースを表層的にみるだけでは、その本質はつかめない。両国間の緊張を一気に高めたレーダー照射事件、防空識別圏の設定から中韓首脳会談、日中首脳会談にいたる流れを緻密に分析しながら、本書はそのなかで日本外交の「戦訓」を見出していく。ならば、「第一ラウンド」に完敗した中国が次にしかけてくるだろう「第二ラウンド」とは何か。そこで知っておくべきは、戦中から戦後にかけて連綿と続き、日本人を「骨抜き」にしてきた恐るべき「対日工作」の歴史である。著者はいう。真に安定的な日中関係を築くためには、もはや憲法第9条の改正には一刻の猶予もない――。一触即発の東アジア情勢下で日本が「一極として立つ」ために必要な戦略を、当代随一の外交評論家があますところなく描き出した一書。

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中国外交の大失敗 来るべき「第二ラウンド」に日本は備えよ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年03月27日

    中国が国連憲章における敵国条項を翳すという見立ては面白い。その発想の根幹には、中国こそが全世界No. 1のインテリジェンス国家であるという考えがある。この根幹が正しく、歴史を辿りながら説明していく著述には、やはり説得力がある。久々に面白い本に出会った。

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    Posted by ブクログ 2016年01月17日

    野田政権の尖閣諸島の国有化に始まった近年の日中関係をまとめた一冊。安部政権の外交について、事実を整理した上で評価を加えており参考になった。

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