偽りの夜明けを超えてⅠ 「冷戦終焉」という過ち

偽りの夜明けを超えてⅠ 「冷戦終焉」という過ち

1,300円 (税込)

6pt

4.0

米ソ冷戦とその終結は、世界が錯覚したまやかしだった。古典的な戦争の再来といえるロシアのウクライナ侵略が照射した「欧米」対「中ロ」の構図。慌てて安保三文書(「国家安全保障戦略」「国家防衛戦略」「防衛力整備計画」)を改定した岸田政権の抑止力強化は間に合うのか? 表題「偽りの夜明け」(False Dawn)は晴れ渡る朝、輝かしい新時代の到来という希望が無残に砕かれた現状を表す。戦後の平和は幻影にすぎず、日本と世界は「暗黒の淵」か「真の夜明け」かの瀬戸際にある。国際政治学の重鎮が放つ待望の最新評論集。 〈目次〉第一部 「偽りの夜明け」に警鐘を鳴らして――二〇一〇年代 第一章 トランプ時代の日米関係――その危うさ 第二章 中国と日本の百年マラソン 第三章 平成日本衰亡史 第四章 眼前にあった自立への「追い風」 第二部 見え始めた本当の夜明け――「歴史の吊り橋」を渡る二〇二〇年代 第五章 戦後七十五年の日本は合理主義の精神に目覚めるとき 第六章 米国の難局と「責任ある保守」の時代 第七章 インド太平洋に浮かぶ世界新秩序 第八章 価値観を重視する「新しい現実主義」を 第九章 「ポスト・プーチン」の世界秩序

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偽りの夜明けを超えてⅠ 「冷戦終焉」という過ち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    続編が読みたい。
    グローバル化が反転している!え、そうなの。
    戦争の根本原因にワシントン軍縮会議での外交政策の失敗!え、そうだったの。
    平成は産業の空洞化が進み過ぎた時代、呪われた時代!確かにそのとおり。
    アメリカの現実主義は約束反故と背中合わせ!トランプはまさに現実主義だ。
    中国には常に理性で対処

    0
    2025年02月26日

    Posted by ブクログ

    冷戦後から2020年に至るまでの特に日米中ロの情勢の推移がわかる。

    【概要】
    ●2010年代の日米関係、日中関係
    ●日本の衰退、平成の「失われた30年」
    ●2020年代の世界秩序
    ●新しい現実主義

    【感想】
    ●冷戦後の世界秩序についてまとめられている。著者が持つ日本の危機感がよくわかる。
    ●著者

    0
    2023年10月16日

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