作品一覧 2023/10/20更新 アラン 幸福論 試し読み フォロー アラン 定義集 試し読み フォロー 人生にはしあわせの甘さがある アラン『幸福論』を読む 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 神谷幹夫の作品をすべて見る
ユーザーレビュー アラン 幸福論 アラン / 神谷幹夫 【ネガティブ感情との付き合い方】 ・恐怖や不安には必ず原因がある。それが分からなければ怯えるしかできないから、まずはその原因を見つけよう。 ・情念(理性では抑えきれない、想像力を掻き立てる感情)に囚われるな。落ち着け。情念を支配するために、まず行動しろ。例えば、運動会前の緊張は走り始めれば抜ける。不...続きを読む安の9割は実現しない。 ・また、行動だけではなく、態度、仕草、表情によっても情念は支配できる。 【仕事】 ・自由に働くことは最も楽しいが、奴隷のように働くことは最も辛い。 自由に働くとは、労働者自身が、知識と経験に基づき、調整し、試行錯誤できる仕事をすることだ。 ・他人の畑を耕すな、自分の畑を耕せ。 【生活】 ・幸福になるためには、「傍観者」をやめろ。聞くだけ、見るだけといった人から貰える幸福はすぐ消える。自分が人生の主役となり、幸福を作り出せ。 【人間関係】 ・自分の敵は自分自身のみだ。 判断を誤ったり、無駄な心配をしたり、絶望したり、気持ちが沈むような言葉をかけるのは、全て自分。 ・人に同情することや哀れむことは絶対にやってはならない。なぜなら、それは互いに情念を強め合うことに他ならないからだ。例えば病状に臥した友には、同情するのではなく、明るい希望を与えたり友情を見せるべきだ。 ・1番大切なことは、「自分自身が幸せでいること」だ。泳げない人は溺れている人を救えないように、幸せでない人は他人を幸せにできない。幸せになることは、誓うべき義務だ。 【処世術】 ・「礼節」と「礼儀」は最強である。 これらは、ゴマをするという意味ではなく、自然と身についた物腰、ゆとり、余裕のことである。 これは、ビジネスにおいては守りだけではなく、攻めの構えにもなる。そして何度も言うが、これらは情念を支配することに繋がる。 Posted by ブクログ アラン 幸福論 アラン / 神谷幹夫 どうしても 無人島に1冊しか本を持っていけないなら この本を持っていきます。 高校時代に初めて読んでから 何度も何度も読み直しては読み直すたびに 新しい発見や気付きがあります。 Posted by ブクログ アラン 幸福論 アラン / 神谷幹夫 タイトルから幸福であるにはかくあるべしみたいなのを勝手に思っていてこれまで敬遠していたが、池田某の紹介で、こんなに簡明に哲学をしているこのひとの哲学は自分のスタイルとよく似ているといっていて、読んでみることに 原題は論というよりかは断章を意味しているようで、アランというひとがひとり哲学するその残滓の...続きを読むようである。しかし、彼もまた「わたし」とはなんだ、「善い」があってしまうという哲学に魅入られた考えるひとで、まるで生きているかのような文体がそこにはある。 生きること死ぬことというのは本当に普遍的なもので、二度の戦争の最中というのをひょっとすると忘れてしまいそうなほど今も変わらない、考えるひとの流れの中にある。 哲学は誰かがこう考えたをたどるものではなく、自分という唯一無二の最大の謎が、生きて死ぬというこれまた最大の不条理を表現していくことだと思う。 Posted by ブクログ アラン 幸福論 アラン / 神谷幹夫 本作は93のプロポと呼ばれる短い文章で出来ている。 1つのプロポはそこまで長くないので、寝る前に少し本が読みたい時に丁度よい。 自分は不幸だとやたらと嘆いてしまうような気分の時にこの本を読むと、無駄に凝り固まった考えを優しくほぐしてくれるような本だと思う。 何度も繰り返し読んでいるほどお気に入りの一...続きを読む冊。 Posted by ブクログ アラン 幸福論 アラン / 神谷幹夫 再読。初読時よりも沁みる。人生を「自分のものとする」ヒントに溢れた一冊だなと思う。 他人のせいにしないこと、流されないこと、体を動かすこと、上機嫌でいること、礼儀正しくあること…要旨をかいつまんでしまえばどれも子供にも伝えられるような基本的なメッセージだが、共通して、自らのあり方を自らが規定するとい...続きを読むう、強く輝く意志と弛まぬ行動力が背骨として一本通っている。それが一番難しいことを、大人は皆知っている。 自分への発破をこめて、以下引用する。 幸福になるのは、いつだってむずかしいことなのだ。多くの出来事を乗り越えねばならない。大勢の敵と戦わねばはらない。(略)しかし力いっぱい戦ったあとでなければ負けたと言うな。(略)幸福になろうと欲しなければ、絶対幸福になれない。(略)したがって、自分の幸福を欲しなければならない。自分の幸福をつくり出さねばならない。 Posted by ブクログ 神谷幹夫のレビューをもっと見る