神谷幹夫のレビュー一覧

  • アラン 幸福論
    【ネガティブ感情との付き合い方】
    ・恐怖や不安には必ず原因がある。それが分からなければ怯えるしかできないから、まずはその原因を見つけよう。
    ・情念(理性では抑えきれない、想像力を掻き立てる感情)に囚われるな。落ち着け。情念を支配するために、まず行動しろ。例えば、運動会前の緊張は走り始めれば抜ける。不...続きを読む
  • アラン 幸福論
    どうしても
    無人島に1冊しか本を持っていけないなら
    この本を持っていきます。
    高校時代に初めて読んでから
    何度も何度も読み直しては読み直すたびに
    新しい発見や気付きがあります。
  • アラン 幸福論
    タイトルから幸福であるにはかくあるべしみたいなのを勝手に思っていてこれまで敬遠していたが、池田某の紹介で、こんなに簡明に哲学をしているこのひとの哲学は自分のスタイルとよく似ているといっていて、読んでみることに
    原題は論というよりかは断章を意味しているようで、アランというひとがひとり哲学するその残滓の...続きを読む
  • アラン 幸福論
    本作は93のプロポと呼ばれる短い文章で出来ている。
    1つのプロポはそこまで長くないので、寝る前に少し本が読みたい時に丁度よい。
    自分は不幸だとやたらと嘆いてしまうような気分の時にこの本を読むと、無駄に凝り固まった考えを優しくほぐしてくれるような本だと思う。
    何度も繰り返し読んでいるほどお気に入りの一...続きを読む
  • アラン 幸福論
    再読。初読時よりも沁みる。人生を「自分のものとする」ヒントに溢れた一冊だなと思う。
    他人のせいにしないこと、流されないこと、体を動かすこと、上機嫌でいること、礼儀正しくあること…要旨をかいつまんでしまえばどれも子供にも伝えられるような基本的なメッセージだが、共通して、自らのあり方を自らが規定するとい...続きを読む
  • アラン 幸福論
    幸福を帰納的に考えるような作品だった。
    様々な方面から幸福について考えていたので具体的な感想をアウトプットするのは難しいが、

    要するに、幸福論になる為にまず情念を排し、理性的に幸福になる為に行動することで人は己の幸福に出会うことができる。言い換えれば、何も考えずにただ本能的に生きるのであれば情念が...続きを読む
  • アラン 幸福論
    この本に出会えて感謝
    幼い頃の心の傷も悪夢も、何度も思い出して苦しむ必要はないんだね。
    これまでに読んだ自己啓発系の本は、私には、どれも内容が浅く感じられたけど、アランの考え方には共感できました。
  • アラン 幸福論
    地方暮らしは楽しいこともいろいろあるとはいえ、コロナ禍もあいまって、大型書店になかなかいけなくなってしまったのは、最近の悩みのひとつ。
    そんな中で、久しぶりにちょっと大きめの書店に行くチャンスがあると、いや〜もう、テンションが爆上がり。
    買いすぎないように気をつけるけど……まあ、買っちゃいますよね。...続きを読む
  • アラン 幸福論
    93の3ページ程の短い文章(プロポ)で構成されている幸福論。一つ一つのプロポは平易で読みやすい。同じような内容の主張が表現を変えて繰り返し語られるため、深く理解できる。

    人は放っておくと悲観的になってしまうため、意識的に楽観主義になる努力をしなければならないというのが印象に残った。
  • アラン 幸福論
    幸福になるのは難しいことで、自分から求めて動かないと幸福をつかむことはできないというのは、そうかもと思った。待っているだけだと何も得られずに悲観的になってしまうから、意思の力で楽観的に動くことが大切だと書いてあり、意識していきたいと思った。散文というかたちで、最初は理解が難しかったが、読み進めていく...続きを読む
  • アラン 幸福論
    人は暇があると憂鬱、悲観に走る。
    不安はただの情念で、腹痛と変わらず、大した事ない。
    気分に任せて生きると悲しみに囚われる。
    不幸は毒であり、害でしかない。
    幸福とは意志と自己克服によるもの。
    幸福になることは他人に対する義務である。
    よって、不幸に浸からず幸福を求めなければならない。

    恐らく、こ...続きを読む
  • アラン 幸福論
    アランの幸福論を2年半ぶりに読んだが良かった。

    1.情念・ネガティブ感情との向き合い方

    名馬・ブケファロスの話。
    荒馬で誰が乗ってもことごとく落馬してしまう

    マケドニアの英雄、アレクサンドロスは荒馬の手綱を握り太陽の方に向けた。
    原因は、自分の影に怯えているだけ
    恐怖や不安には必ず理由があり、...続きを読む
  • アラン 幸福論
    文が詩的で非常に美しい。
    93の話に分かれているので、1日1つ拾っていくだけでもアランの精神を自分自身に刻み込むことができる。

    何か上手くいかないことがある時に立ち返れる一つの場所になるかな〜。
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    想像による仮想敵をつくってはならない。

    運動を伝え...続きを読む
  • アラン 幸福論
    三大幸福論の最後にアラン幸福論を読む。

    これは目次がない。前書きも短い。だからいきなり入っていけるし、どこから読んでもいい。読み方の自由を感じられる。
    さらに、一つひとつの随筆が3~5ページ程度と短いため、時間のない時にも読み切りやすい。
  • アラン 幸福論
    ・いったいだれが、行く道を選んでから出発したか。だれも選んでいない。みんな歩き出している。どんな道もいい道なのだ。思うに、処世術とはなににもましてまず、自分とけんかをしないことである。自分が下した決心や今自分のやっている仕事において、自分とけんかをするのではなく、自分の決心や職業をりっぱにやってのけ...続きを読む
  • アラン 幸福論
    "新聞の日曜語録に掲載されたプロポ(哲学断章)のうち、幸福にかんするものを93集めたのが本書。
    これから先、なんどか読み返したい本の一つになった。
    一つ一つは、ちょっと読むのにちょうどいい長さ。
    この本で印象に残ったものをメモしておく。

    気分
    喜びの達人スピノザが言ったように「からだが暖まったから...続きを読む
  • アラン 幸福論
    著者アランによる93の哲学断章を収めた本。
    その中から印象に残った文章を抜粋。

    ・微笑みたまえ → 気分に逆らうような判断力てはどうにもならない。姿勢を変えて運動を与えることが必要である。ほほ笑むこと、肩をすくめること、運動をすることで不安や焦燥から遠ざけることができる。
    ・苦痛がありのままに想像...続きを読む
  • アラン 幸福論
    「楽観主義は意志である」という言葉を記したアランによる本。幸せは自らの意志でつかみ取ることを示唆した内容が多いと感じました。
  • アラン 幸福論
    幸福は求めるものではなく、なると決めてなるもの


    93の幸福に関する哲学的な考察(プロポ)が並んでいて、気分が落ち込んだ時や何かアイディアないかなぁという時に手に取りたい。また読む時の感情によって見えてくるものも違うんだろう。
  • アラン 幸福論
    幸福とは何か、93のプロボの収められた本。
    自分の心を守るために必要な考え方だと思った。

    似た内容のプロボも多いが、どれもしみじみ味わい、親しみの持てる内容。優しさの伝わる文章で、また読み直したいと思える本。

    【印象に残った箇所】
    22.宿命
    どんな運命もそれを良いものにしようと欲するならば、良...続きを読む