神谷幹夫のレビュー一覧

  • アラン 幸福論

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    哲学者アランの幸福論。「プロポ」と呼ばれる93編のコラムのような形式。何度も読むことで味わいの出る文体である。一貫して、現実的であり楽観主義な思想が、勇気を与えてくれる。私も一メートル先に、幸せを見いだしてみようと思う。【印象的な言葉】①有名な山の頂上まで電車で行った人は、登山家と同じ太陽をおがむことはできない。②ぼくの好きな旅というのは、一度に一メートルか二メートルしか行かないような旅である。③君が現に生きているのだから、今生きているように生きて行くことは可能なのだ。

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    2021年04月24日
  • アラン 幸福論

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    世界3大幸福論と言われるもののひとつ。

    フランス人哲学者であるアランが著したもので、詩的な感じがする本。

    元々、新聞に「プロポ」という形で連載していたものなので、哲学書というよりはエッセイの赴きが強い感じ。

    内容は良いのだが、訳の限界なのかもしれないが、なんとも読みづらくわかりにくいところがあったので☆4つ。

    短編エッセイの塊なので、要約は出来ない。


    いいなと思ったこと

    ・情念を持たない人間などいない。ただ賢人はその魂の中で、幸福な思惟が膨大な拡がりを持っているので、情念はみな全く隅に追いやられていく。

    ・悲しみなんて病気に過ぎないのだから、病気を我慢したらいいのだ。

    ・最初

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    2021年01月24日
  • アラン 幸福論

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    詩的な言葉のなかで人生のリアルな本質が浮かび上がってくる。
    人生で感じること感情の本質を的確に、でも美しい言葉で射抜いていて、自分を苦しめるものの正体を見破ったような気持ちになりました。
    苛立ちや不安ではなく、喜びや楽しみを周りの人に伝染させていくような人になりたいですね。

    また、苦労を求めて行動すること、楽観的であること、幸せになるための勇気やヒントを、93の短編が伝えてくれます。
    幸せになりたい方、幸せってなんだろうと思う方、ぜひアランが示す希望に触れてみて欲しいと思います。

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    2020年06月02日
  • アラン 幸福論

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    常にご機嫌でいることが大事

    アランさんの考え方がよくわかった
    幸せとは捉え方でそれ以上でもそれ以下でもないのね

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    2020年04月04日
  • アラン 定義集

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    普段何気なく使う語句(性格、絶対、勇気etc.)にアラン(本名エミール=シャルティエ)が一語一語考察したもの。
    何気なく使う言葉の意味を一歩立ち止まって考えさせてくれる本、
    さらに、自分がいつもいかに言葉の意味を考えずに喋っているか気付かされ、落胆できる本です。

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    2012年08月25日
  • アラン 定義集

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    人間嫌い、純朴、弁証法、奇蹟、魔法、品位が落ちること…など様々な言葉の定義を述べた哲学書。特に「勇気」の項目が新鮮であった。「勇気とは慎重さと手を組んで怒り無しに見事にやっていく」。慎重さを亡くした勇気は怒気でしかない。

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    2009年10月09日
  • アラン 幸福論

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    例え話や文章がわかりにくくて、頭に入ってこないことが多かった。けど途中途中わかるところがあって、そこはなるほど勉強になった。筆者はポジティブ思考の人なんだろうな。前向きに生きたい。

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    2025年11月17日
  • アラン 幸福論

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    修正なしのプロポらしいので、重複する部分が気にはなるが、より作者が言いたかったことが強調されてて逆にわかりやすいのかな?


    自分なりのまとめ(超訳)
    ・イライラしたらウジウジ考えず、筋肉を動かす
    ・楽観主義は努力のなせるわざ。意思によるもの。
    ・幸福を持っていないと、人に幸福は与えられな
     い。でも、一人だけで留めていたらその幸福を忘 れてしまう。だれががつっついてあげなければ、心は麻痺してしまう。




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    2023年10月07日
  • アラン 定義集

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    吝嗇、赦免、節制の項が優れている。節制のアリストテレスのことばが参考になった。
    ただし、これらの定義集を理解するのは難解だ。
    "なぜなら"と理由をつけるが、その理由自体が考えないと入って来ない。

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    2023年06月04日
  • アラン 幸福論

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    全体的に、「考えるな…動け…」って感じなのかな。うじうじし出したらウォーキングなどしてみようと思いました。そのためにはまず、今、自分うじうじしてるぞ!と認識できることが大事ですね。

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    2022年10月15日
  • 人生にはしあわせの甘さがある アラン『幸福論』を読む

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    93のプロポから成っているアランの「幸福論」を以下の5章に分けて「幸福論」の訳者、神谷幹夫氏が分かりやすく解説したもの。

    第1章 幸福になるのはむずかしくない
    第2章 「頭」を使わず、「からだ」を使う
    第3章 「悲しみ」と「怒り」の処方箋
    第4章 なぜ「生きる」ことがつらくなるのか
    第5章 ときには「哲学する」人になる

    第1章に「幸福になるのはむずかしくない」、とありますが、本書を読んでいると幸福になるのは容易くはないなと感じました。結構頑張らないといけない。



    神谷幹夫さんの解説はまるでこの人はこの文章をフランス語で考えたあと日本語に訳してるのかな?と思うくらい頭にすっと入ってこなか

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    2022年02月02日
  • アラン 幸福論

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    100年以上前に書かれたのに、現代にも充分通じる内容。
    しかしながら岩波文庫の字の小ささはなんとかならないのかな。再販時に文字の改良を強く希望する。

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    2021年08月17日
  • アラン 幸福論

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    幸福論とは、どのようなものか気になり読んでみた。書き口としては、3〜4ページで1話の短編のポエムのようになっていて、読みやすさはあった。それもそのはずで、新聞に連載された「プロポ」と呼ばれる哲学断章をまとめたものであるからだ。
    ビジネス書のように、幸せとは〇〇だと書かれるのではなく、ストーリーを通して哲学文学のように語られていた。幸福以外にも、仕事や人間関係についてのプロポがあり、93話あるため自分の琴線に触れるプロポにも出会えると思うので、ゆっくり味わうのがおすすめ。

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    2021年06月05日
  • アラン 幸福論

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    幸福っていうのは結局考え方次第だ、ということをこの本の中で繰り返し言っている。難しくて深掘りして読む時間がなかった…。

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    2020年11月03日
  • アラン 定義集

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    子供が通っている公文の先生にお借りした本。

    アランって誰だろうと思いながら読み進めていく。

    定義集という名の通り、AとはBである。という型なのだが、そのBが難しい。意味がわからない。
    意味がわからないなりに頑張って頑張って噛み砕けるところまでは噛み砕いて、全然腑に落ちてないけどとりあえず飲み込む、という作業を頑張りました。

    たまに意味が分かるのがあるとほっとする。笑

    個人的には

    ○〜質の人シリーズが好き。
    なんじゃそりゃとか思いながら読んでたけど、昔の医学での定義だったのね。

    ○楽しみは外的要因にあるけれど、幸福は内的要因に依存しているという下りが好き。

    ○眠りも好き。眠りの定義

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    2020年08月09日
  • アラン 定義集

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    この本を読んでじゃないが、今一度メディアなど世の中で適当に使われている言葉を再定義したいと思う今日この頃。

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    2011年02月02日
  • アラン 定義集

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    神:これは最高の価値である。ある人は名誉こそ神であるといい、ある人はお金こそ神であるという。
    希望:よりよき未来に対する信仰のようなものであって、そこから正義と善意が生まれるのだろう。
    神学:これは理性が神話を受け入れられるようにするための神話への批判である。

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    2009年10月07日