神谷幹夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世界3大幸福論と言われるもののひとつ。
フランス人哲学者であるアランが著したもので、詩的な感じがする本。
元々、新聞に「プロポ」という形で連載していたものなので、哲学書というよりはエッセイの赴きが強い感じ。
内容は良いのだが、訳の限界なのかもしれないが、なんとも読みづらくわかりにくいところがあったので☆4つ。
短編エッセイの塊なので、要約は出来ない。
いいなと思ったこと
・情念を持たない人間などいない。ただ賢人はその魂の中で、幸福な思惟が膨大な拡がりを持っているので、情念はみな全く隅に追いやられていく。
・悲しみなんて病気に過ぎないのだから、病気を我慢したらいいのだ。
・最初 -
Posted by ブクログ
93のプロポから成っているアランの「幸福論」を以下の5章に分けて「幸福論」の訳者、神谷幹夫氏が分かりやすく解説したもの。
第1章 幸福になるのはむずかしくない
第2章 「頭」を使わず、「からだ」を使う
第3章 「悲しみ」と「怒り」の処方箋
第4章 なぜ「生きる」ことがつらくなるのか
第5章 ときには「哲学する」人になる
第1章に「幸福になるのはむずかしくない」、とありますが、本書を読んでいると幸福になるのは容易くはないなと感じました。結構頑張らないといけない。
神谷幹夫さんの解説はまるでこの人はこの文章をフランス語で考えたあと日本語に訳してるのかな?と思うくらい頭にすっと入ってこなか -
Posted by ブクログ
子供が通っている公文の先生にお借りした本。
アランって誰だろうと思いながら読み進めていく。
定義集という名の通り、AとはBである。という型なのだが、そのBが難しい。意味がわからない。
意味がわからないなりに頑張って頑張って噛み砕けるところまでは噛み砕いて、全然腑に落ちてないけどとりあえず飲み込む、という作業を頑張りました。
たまに意味が分かるのがあるとほっとする。笑
個人的には
○〜質の人シリーズが好き。
なんじゃそりゃとか思いながら読んでたけど、昔の医学での定義だったのね。
○楽しみは外的要因にあるけれど、幸福は内的要因に依存しているという下りが好き。
○眠りも好き。眠りの定義