哲学・宗教・心理作品一覧

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  • トラウマ・リカバリー・グループ 実践のための手引き
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    対人暴力によるトラウマで被る主要な痛手は,被害者と社会との関係が崩壊し,被害者が孤立させられることにある。 トラウマ・リカバリー・グループ(TRG)は,複雑性PTSD概念の提唱者として知られるジュディス・L・ハーマンが示す治療モデルのなかでも,被害者が対人的つながりを取り戻すための重要な回復過程に位置づけられる目標指向的・相互支援的なグループ療法である。 本書は,TRGを導くための手引書であり,ハーマンたちの理論と実践の成果も示す,複雑性トラウマ支援のための包括的マニュアルと言える。

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  • 寅さんとイエス【改訂新版】
    -
    現代聖書学については「二十世紀で最も進んでいる学問は原子物理学と聖書学であるといわれるほど発達した」(山本七平)とされる。イエスの実像に迫るには、マルコ・マタイ・ルカ・ヨハネの四つの正典福音書が典拠となる。その分析から導き出されたのは、イエスの風貌とユーモアが、寅さんの世界に類似しているとの意外な発見であった。読者が一気に読破できるように、大きな反響を呼んだロングセラーの表現や論理をより明確化。寅さんとイエスの風貌がより生き生きと見えてくる、待望の改訂新版。
  • 寅さんとハマちゃんに学ぶ助け方・助けられ方の心理学
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 映画『男はつらいよ』を見て、泣いたり笑ったりするうちに、癒やされたことのある人は多い。また『釣りバカ日誌』を見て、悩みながらも人生を楽しもうと考える人も多い。心理学者でありカウンセラーでもある著者が、フーテンの寅さんと釣りバカのハマちゃんから、助け・助けられて生きるヒントを紹介する。
  • トラベルサイコセラピー 「自分」を見つける心理療法
    -
    癒しの効果があるといわれる旅行と心の働きを結びつけた、心理療法『トラベルサイコセラピー』。本来の自分から離れてしまっていることに気づかずに、ストレスを抱え続けていったとしたら……。あるいは気づいたとしても、そのまま放置しておいたとしたら――。『自分じゃない生き方」ではなく、「自分がラクに感じられる生き方」が見つかる!
  • 虎屋 和菓子と歩んだ五百年
    3.6
    室町時代に京都で創業し、五世紀にわたり和菓子の最高級ブランドであり続けてきた虎屋。羊羹で知られる老舗の顧客は、歴代天皇や皇族をはじめ、将軍、大名、財閥や陸海軍、やがては大衆へと広がっていった。それはまさに、時代の中心の変遷でもある。虎屋の菓子を愛した人々と、その菓子を創り守った人々のエピソードを通じて十七代当主が綴る「人と和菓子の日本史」。
  • 「とらわれ」「適応障害」から自由になる本
    4.0
    今の時代、誰もが「適応障害」予備軍! 精神科医として日々、診療を続けている中で、「近年、もっとも身近でもっとも手ごわい心理現象と感じているものは、とらわれだ」と著者はいいます。「またミスをしたらどうしよう」「いつも頭から離れないことがある」など、いつ何が起きるかわからない不安、不透明さが持続的な緊張感をもたらし、意識を心の内側に向かわせます。そして、仕事や家庭のよくあるストレスにとらわれるようになり、適応障害を発症。適応障害は、活動を休止した深田恭子さんや皇太子妃時代の雅子さまの例などで知られる症状です。 著者は企業などでメンタルヘルスの相談を続けてきて、「上司に叱責されて出社がつらい」など誰もが発症する可能性がある身近な疾患(適応障害)として対処する必要があると本書を執筆。本書は「とらわれ」という心のメカニズムを知り、とらわれから抜け出るための信頼できる手引書です。
  • とらわれない。ゆるがない 人生を豊かにする「菜根譚」の言葉
    4.0
    幸福論、リーダー論、心おだやかに暮らす方法、強い心の持ち方、人間関係を良好にするための作法など、悩み多き人生をしぶとく生き抜くための知恵がつまった「菜根譚」。中国古典の第一人者である著者が、現代人のために、解説をつけて現代語訳した。小さな失敗はとがめない。かくしごとはあばかない。人から受けた恩を忘れるな。人に施した恩は忘れたほうがいい。恩恵を施すときは、最初は少なく、後から手厚く。最高に完成されたものは、平凡そのものである。一歩さがって人に譲れば、道は広くなる……など。400年も前に書かれた不朽の名著が、迷ったとき、悩んだときに答えを示してくれる。この時代を生きるために、とらわれない、ゆるがない自分をつくる――。*『[新訳]菜根譚』(PHP研究所刊)を見出しを変えて再編集。

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  • とらわれの心を解き放つ執着の手放し方10分で読めるシリーズ
    -
    さっと読めるミニ書籍です(文章量8,000文字以上 9,000文字未満(10分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 執着はある人や物、できごとに心がとらわれてしまうことをいいますが、あなたは現在何かに執着して悩んでいたり、手放して楽になりたいと考えていませんか? その何かに執着し続けていることによって、本来やるべきことが手につかなくっているなどよくない影響がでているのならその執着を手放しましょう。 私自身も人や物に執着して、それらに心がとらわれていた過去がありますが、今ではそうしたものに執着することから解放されたことで自分にとって必要なことが見えてきました。 ふと当時のことを思い返しても、あの頃なぜあんなに執着していたのだろう?と感じるまでになったのは執着を手放すことができた証と言えます。 SNSで目にする情報が多くなっている現代では、さまざまなマイナスの執着から自分を守ることも必要です。 そこで今回は「執着」について知っていただくために本書でお伝えします。 その執着のおかげでポジティブ思考になれたり、プラスの影響を与えてくれているのであれば、手放す必要はありません。 もし今あなたの負担になっている執着があるなら、ぜひ本書を手に取ってください! 【目次】 本書の使い方 1部 不安と執着 2部 使わない物 3部 魅力的な人 4部 完璧でいたい 5部 過去の成功と失敗 6部 執着に向き合う 7部 執着を手放すために 【著者紹介】 鬼川桃果(オニカワモモカ) ウェブライターとして活動中。 これまでの人生で得た知識を書籍を通して、読者の方に役に立ててもらうため執筆。 今回は「執着心」をテーマに、執着していることから心を解き放つ術をまとめたものである。

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  • とらわれる生き方 あるがままの生き方
    -
    現代は神経症の時代である。神経症の本態である「とらわれ」の心理とは、どういうものだろう。本書は視線恐怖、不潔恐怖、尖端恐怖、確認癖、自己臭恐怖、対人恐怖、不安恐怖……ほか具体的症例を多数収録し、著者がアドバイス。「思い込み」と「とらわれ」の生き方から脱却したい、無理をせず自然体で生きたい、つまらないこと・くだらないことにとらわれず有意義なことにエネルギーを使いたいと悩んでいる人必読の一冊!
  • トランスクリティーク カントとマルクス
    -
    カントによってマルクスを読み,マルクスによってカントを読む.社会主義の倫理的根源を明らかにし,来るべき社会への実践を構想する本書は,絶えざる「移動」による視差の獲得とそこからなされる批評作業(トランスクリティーク)の見事な実践であり,各界に大きな衝撃を与えた.2003年英語版に基づき改訂.

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  • トランスジェンダーの原理
    3.0
    差別と偏見について。 性別について。 性的少数者と社会の関わりについて。 近代社会原理の再確認をしながら、1990年代初頭に日本初のトランス系ネットコミュニティ「EON」を創立し、2003年「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」成立に携わった経験から、マジョリティとマイノリティが「対立」ではなく「和解」へと進むことを考察する。
  • トランスジェンダーの心理学
    -
    なぜみずからの性別に違和感をいだくのか?どのようにして、割り当てられた性別とは異なる性同一性を形成していくのか?「ある性別として生きる」とはどういうことなのか考えてみたい、すべての人におくる一冊。
  • トランプ経済革命 ―側近ブレーンたちの証言―
    -
    トランプ大統領が ツイッターで絶賛した『トランポノミクス』の第2弾。 トランプ側近ブレーンたちに、 現地アメリカで最新事情を独占インタビュー。 日本の大手メディアでは報道されない トランプ政権の真実が語られた―― 日本人読者のための完全オリジナル本。 トランプの経済顧問たちから、 「日本を再び偉大な国に」とのメッセージが贈られる。 目次 序 アーサー・ラッファー博士から日本へのメッセージ 第1章 トランポノミクスの輝かしい戦果 第2章 FRB、米中貿易戦争、トランプVSバイデン 第3章 トランプ大統領からの緊急電話 第4章 伝説のラッファー曲線は甦る 第5章 増税は国を滅ぼす 訳者解説 「日本が再び偉大な国に」なるためのヒント
  • トランプ新大統領で世界はこう動く
    5.0
    強いアメリカの復活で、 日本の繁栄も実現する。 日米の信頼関係が、再び “世界のメイン・エンジン”となる! ▽まずアメリカ経済を再建し、  次に外交の主導権を握る ▽ロシアとの関係を改善し、  国際社会の混乱を収束させる ▽中東危機や中国の覇権拡大を  解決する外交戦略とは TPP、IS問題、北朝鮮の核、 そして対中経済戦略――― トランプ新大統領が「正しい選択」である これだけの理由。 【「トランプ勝利」を2016年1月から  見抜いていた著者が、  新大統領誕生の翌日に最新メッセージ!】 暴言王のトランプこそ、じつは最高司令官にふさわしい人物だった――。世界中のマスコミがミスリードしたトランプの本質をいち早く見抜き、かねてより大統領に推奨していた著者が、大統領選の翌日に語った未来図である。まずは米国の経済を再建し、次にオバマによって混乱を招いた世界の再構築に着手。IS問題やロシアとの関係、北の核、中国の軍拡にも打開策を出すという。気になる日米関係については、再び信頼を築き、互いに繁栄する方向へと動きそうだ。 目次 はじめに 1 今年1月の時点で守護霊は「次期大統領」を自称 2 勝因は「戦略勝ち」と「天上界の“神風”」 3 トランプは中東の紛争を終わらせる 4 「知恵と勇気」の大統領 5 対・中国の経済戦略 6 トランプの二側面:「経済的思考」と「世界正義」 7 アメリカよ、再び「世界の警察官」となれ 質疑応答 質問1 選挙で二分されたアメリカをまとめるには 質問2 トランプの減税政策は成功するか 質問3 アメリカとロシアの関係はどう変わるか ※本書は、英語で収録された法話と質疑応答に和訳を付けたものです。
  • トランプは死せず ―復活への信念―
    4.7
    必読! いま、世界が知りたいアメリカ前大統領の本心。 このままでは終わらない。世界の正義は、絶対に守る。 2020年の米大統領選をふり返った感想は? バイデン新大統領への見解とは? そして中国の覇権拡大に対する考えは? フロリダ静養中の現在の心境と再起に向けた熱き本心が、明らかになる守護霊インタビュー。 【コロナの世界拡散に人民解放軍が関与!?】 ◆中国では広がらず米国と欧州に広がるコロナの疑惑 ◆免疫低下の危険性も――バイデンはワクチンの責任を ◆武漢からあっさりと追い返されたWHOの体たらく 【2020年 米大統領選に不正はあったのか!?】 ◆トランプへの言論封殺――米メディアの問題点 ◆正義より利益重視!? 中国マネーが浸透するGAFA ◆一年以内に露呈!? バイデン新大統領の矛盾と限界 【民主党“人権外交”の本質と危険性】 ◆中国の覇権拡大と北の暴走を招いたオバマの「核なき世界」 ◆香港、台湾、尖閣、そしてミャンマー、イラン……バイデン就任からわずか2ヵ月で国際社会に漂う不吉な暗雲 【国家ぐるみで噓をつく中国を許してはならない】 ◆コロナを世界に撒いた政治決定者と実行犯がいた!? ◆バイデンの事なかれ主義をからかう中国の思惑とは ◆脱炭素運動の背後で中国が狙う油田地帯の制圧 【危機にある日本へのメッセージ】 ◆中国がまず狙っているのは台湾の西側「東沙諸島」 ◆尖閣を実効支配されたら日本は奪回できるのか? ◆天安門事件への日本の対応ミスが中国の軍事大国化を招いた ■■ ドナルド・トランプの人物紹介 ■■ 1946年~。アメリカの政治家、実業家。共和党に所属。第四十五代アメリカ合衆国大統領。ニューヨーク市生まれ。 1968年、ペンシルベニア大学卒業後、不動産業を営む父親の会社に入り、1971年、経営権を与えられる。 1983年、「世界一豪華なビル」トランプ・タワーをニューヨーク五番街に建てたのをはじめ、不動産開発やホテル、カジノ経営などで大成功して巨万の富を築き、「不動産王」と呼ばれる。 2017年1月20日、第45代アメリカ合衆国大統領に就任。2020年の大統領選で半数近くの票を取るものの再選を逃す。 ◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇ 「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。 これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。 外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。 つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、 その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
  • 鳥居
    -
    神社に行くと、誰もがくぐる鳥居。それがある意味は? 起源から、古代日本文化における神と鳥と柱の関係、日本全国の風変わりな鳥居まで、神道研究気鋭の学者が考察。
  • トルストイ―人生に贈る言葉
    -
    平和主義が、唯物論・無神論的共産主義に取り込まれたロシア(旧ソ連)の悲劇をふり返る。 日本の反原発運動や平和憲法の危険性が明らかに。人類史をくつがえす衝撃の過去世とは! 「ロシア革命」について想うこと。現代の国際関係を案じる。「愛の概念」の理解について。ドストエフスキーについて語る。トルストイのキリスト教観。ロシアへのメッセージ。
  • 「撮る」マインドフルネス 写真を見ると今の自分がわかる、心がととのう
    5.0
    「写真は心の鏡」そのもの。写真のマインドフルネス効果は、世界の研究で証明されています。スマホで手軽に今日からできる、写真を「撮る→観る→言葉にする」3ステップで、モヤモヤした気持ちが晴れ、ありのままの自分を認める新習慣をはじめてみませんか。
  • トレイルズ 「道」と歩くことの哲学
    4.1
    「実に刺激的な本である。道とは何かという旅を通じて人間とは何か、人類とは何か、そういう場所まで我々を運んでゆく」――夢枕 獏(作家)自分の足元に伸びる道は、どこへ続くのか。歩き、考え、書く──人間という存在への根源的問い。【内容】歩くことを通じて、人間の存在と行動の起源に迫る。米国東部のアパラチア山脈に沿って続くアパラチアン・トレイル。全区間スルーハイクを行った著者は、足元に伸びる道に疑問を抱く。「トレイル=道」はどのようにできたのか?発展する道とすたれてしまう道の違いとは?根源的な疑問への答えを求めて、世界各地をめぐり、はるか昔の化石や動物の行動に関する最新の研究成果を求め、ネイティヴアメリカンの生活と思想、さらに東洋哲学の「道」に至るまでを訪ねる遠い旅に出た。【著者】ミドルベリー大学環境ジャーナリズム・フェローシップ受給者で、いくつかのノンフィクション作品に対し受賞歴がある。『Harper’s Magazine』『n+1』『New York Magazine』『GQ』などの雑誌に寄稿している。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州ハーフムーンベイ在住。【訳者】京都大学文学部卒業。書店員などを経て翻訳家に。訳書に『アーセン・ヴェンゲル アーセナルの真実』『もうモノは売らない──「恋をさせる」マーケティングが人を動かす』(いずれも東洋館出版社)など。※本書は、2019年9月2日~2022年9月15日までCLAPより配信していた『トレイルズ 「道」と歩くことの哲学』と同一の内容です。重複購入にご注意ください。

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  • トレルチとその時代 ドイツ近代精神とキリスト教
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 週刊紙や議事録などを駆使して、自由主義神学者トレルチの思想に出会い、彼の思想が、どのような歴史的な背景の中で深められていったかを考察する論文集。彼の著作や発言の深意を時代の中で浮彫りにし、その全体像を初めて描く。 目次 略記号 序論 研究史と本書のねらい 第一部 トレルチの神学的課題 第一章 教授資格請求論文(一八九一) 第二章 自然主義との対決 ヘッケル『世界の謎』(一八九九)を中心に 第三章 近代の歴史的思考と神学 第二部 ヴィルヘルム二世時代の社会・学校・教会とトレルチ 第一章 社会問題(一八九〇─一九〇四) 第二章 学校と教会(一九〇四─七) 第三章 教理論争(一九〇七─一一) 伝統的信条と近代 第三部 トレルチと第一次世界大戦 トラウプとの対比 第一章 「城内平和」と両極化の兆し(一九一四─一六) 第二章 「祖国党」と「自由と祖国のための国民同盟」(一九一七─一八) 第四部 ヴァイマル共和国期のトレルチ 革命と反革命 第一章 プロイセン革命政権の学校令(一九一八)とその波紋 第二章 ドレスデン教会大会(一九一九) 福音主義教会の再編成と保守主義 第三章 「学問の革命」 シュペングラー『西洋の没落』をめぐって(一九一九─二二) 第四章 右翼急進主義(一九二〇─二二) カップ一揆からラーテナウ暗殺事件へ 結び あとがき 註 参考文献 独文概要 独文目次 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐藤 真一 1948年生まれ。西洋史家。国立音大名誉教授。早稲田大学文学部史学科卒業、同大学院史学研究科修了。文学博士。専門は、ドイツ近代史。 著書に、『教養としてのバッハ』(共著)『ヨーロッパ史学史 探究の軌跡』 『トレルチとその時代』などがある。
  • トンデモ神様事典
    4.0
    「神様」という言葉には「威厳があって力強い」というイメージがあるが、中にはとんでもない神様もいる。そんなトンデモ神様ばかりを集めたのが本書である。ヘンな姿から変わったご利益、秘められた経歴まで、さまざまな角度から世界の神々をチェック。とんでもない神様たちが集まった!

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  • トーキング・トゥ・ストレンジャーズ~「よく知らない人」について私たちが知っておくべきこと~
    3.8
    『第1感』『天才!』などの世界的ベストセラーを送り出してきたグラッドウェルが、多様な実例と鋭い洞察力によって、人間の性質の暗い側面に関する定説の誤りを暴き、「他者といかにつきあうか」という人間の根源的な営みに新しい光を当てる。他者と出会う機会がかつてなく多い時代における必読の書!
  • トータル・ヒューマン・チューニング 「王の帰還」ワーク 限定のライフ・プログラムを解除し、本来のあなた自身を取り戻す手引書!
    -
    ◎ 私たちは幸せの記憶喪失なんです! 自分がわからない、地球がなんだかわからない、自分の望み、夢がわからない、愛がなんだかわからない――こんなみすぼらしいイメージをとっとと解いて「王の帰還」を果たしましょう! ◎ 限定のライフ・プログラム解除→新しいプログラムのインプット――これこそが「王の帰還」です! 《これまでにない、これ以上もない》地球サイズのワークをここにお届けします! ◎ ようこそ、この「王の帰還」を引き寄せられました。 ◎ ここにはあなたがこれまで理解できず、解決できずにいた、数々の悩みのパターンの解決の道が示されています! ◎ 未来は大調和しています。素晴らしい喜びの中にあるのです。だけど、今のあなたがそれを味わったら破裂しちゃう。発狂しちゃうかもしれない。そのくらい、とてつもない喜びです。だから今私たちに必要なのは《喜びのリハビリ》です。私たちは幸せを味わうことが本当に下手なんです。 ◎ この世界での存在の成長または結晶化というのは、喜びの時間をどれだけ味わったかだけなのです。あなたがこの世を去るとき、死ぬときに、あなたがどれだけ喜びの質量を持っているか、人生の中でどれだけ喜びを体験したかだけが、あなたに残るエッセンスです。ほかは全部ジャンクです。 ◎ 苦しい、悲しい、辛い、怒っている、迷っている、それは皆さんも知っているように、浄化や瞑想やお掃除をして消さなきゃいけないものです。それは無くすものです。 ◎ 無くなったら何が残るんですか。あなたがどれだけ生きて、喜んで、楽しんで、感謝して、愛したか、その体験だけです。その体験のエッセンスが、あなた自身です。だからこそ、それを乗りこなしていくことがとてつもなく重要なことなのです。 ◎ 森羅万象、全存在の中心核である《あなた》にインプットされた悩みのイメージ&プログラムを完全解除するまさにこれまでにない、これ以上もないワークです!

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  • トーマス・エジソンの未来科学リーディング
    4.0
    この一冊から、新たなる発明が生まれ、未来産業が起こる! 科学の「常識」をくつがえす天才発明家の異次元発想! インスピレーションを引き寄せるコツから、「タイムマシン」「UFO」「ワープ技術」のヒントまで。 日本が取り組むべき「未来産業」へのヒント UFOの飛行技術の研究 「霊界科学」のなかに未来がある 「月の裏側」の秘密
  • トーマス・マンの政治思想 失われた市民を求めて
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 よるべき価値基準が失われた世界で、実存的社会的中心をどこに求めるか。第一次世界大戦からワイマール期を経てナチズムの時代を生きた作家、トーマス・マンの思想的歩みは、この問いとの格闘の軌跡であった。本書は、マンの小説と論説の大部分を同時代の政治状況への応答と捉え、その政治思想を、市民性との関わりを軸に明らかにする。初期作『ブッデンブローク家の人びと』『非政治的人間の考察』において、マンは中世都市を素材に市民的世界の原理を検討し、内面的領域と政治の分離を試みたが、『魔の山』執筆時以降、次第にその主張を放棄し、個人の内面と共同体を結びつける適切な方法を模索するに至る。この思想的変遷を経て、マンは宇宙論と認識論を構築し、教養と人文主義の再興が社会的連帯に寄与すると期待して、それを可能にする政治体制として社会主義に希望を託す。しかし、ナチズムの台頭によりその実現を阻まれ、亡命生活へと入っていく。高まる危機感の中で彼が主張した戦闘的デモクラシーとはどのような政治体制だったのか。天才的芸術家による秩序、「上からのデモクラシー」のもつ意味とは何か。そして晩年、アドルノとの共同作業の末に結実した『ファウストス博士』の音楽論がもたらす帰結とは何かを、作品の精緻な読解を通じて解明する。内外の膨大なマン研究を礎に、政治的作家という側面を浮き彫りにし、政治思想史研究に物語と政治という新たな息吹を吹き込む野心作。 【目次より】 凡例 序章 第一章 芸術家と市民 初期作品にみる市民の諦念から芸術家のイロニーヘの移行 第二章 共感と政治 『非政治的人間の考察』における内面性と政治の分離 第三章 共和国のエートスを求めて 革命期および『魔の山』執筆時における有機体概念の発見 第四章 個人と社会(一) 教養概念と共同性をめぐるドイツ精神史 第五章 個人と社会(二) 『ゲーテとトルストイ』を中心とした一九二〇年代の教養論 第六章 非合理性と真理 「雪」と「黄泉下り」における認識論的探求と物語論 第七章 精神と自然 亡命初期の逸巡から戦闘的人文主義論へ 第八章 文化と野蛮 『ファウストス博士』を中心とした一九四〇年代のナチズム論 第八節 芸術作品と社会 マンとアドルノの比較から 結語 あとがき 注 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 速水 淑子 政治学者。横浜国立大学准教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程政治学専攻修了。専門は、政治思想史。 著書に、『トーマス・マンの政治思想:失われた市民を求めて』など、 訳書に、ユルゲン・ハーバーマス著『ヨーロッパ憲法論』(共訳)リチャード・タック著『戦争と平和の権利 政治思想と国際秩序:グロティウスからカントまで』(共訳)などがある。
  • ドイツ観念論 カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル
    4.8
    「いま」「ここで」、〈それでよい〉と語る勇気。近代的思考の基礎を作ったドイツ観念論の四人の代表的哲学者。彼らの思想の核心には、歴史の「これから」におのれの身一つで踏み出す勇気と決断があった。先達の思想を受け継ぎ、かつ乗り越えて行くダイナミックな思想の歩みを、これまでになく平易かつ明快に解説する。(講談社選書メチエ)
  • ドイツ観念論断想1
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 絶対知の問題を巡るフィヒテ、シェリング、ヘーゲルの哲学の本質を「絶対者(神)」と「人間的主体」の中間境域の思索的究明に求める。 【目次より】 序文 目次 I ドイツ観念論 絶対知の問題 II フィヒテ・知識学の本質とその内的動性 III シェリング・無底 『自由論』に於ける IV ヘーゲル・「吾々にとつて」 V ヘーゲル・思弁的聖金曜日 附録 西洋と東洋とに於ける「一即一切」の相違について ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 辻村 公一 1922- 2010。哲学者。京都大学名誉教授。京都帝国大学文学部卒業。文学博士。 著書に、『ハイデッガー論攷』『ハイデッガーの思索』『ドイツ観念論断想 1』、 訳書に『ハイデッガー選集 第8 野の道・ヘーベル一家の友』(共訳)『根拠律 ハイデッガー』(共訳)『思索の事柄へ ハイデッガー』(共訳)『ハイデッガー全集 第9巻 道標』(共訳)『ハイデッガー全集 第2巻 有と時』(共訳)など。
  • ドイツ観念論における実践哲学
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【目次より】 カントとフィヒテを中心に扱い、ドイツ観念論における実践哲学とはなにかを解き明かす。自由とは? 世界とは? 知識学とは? 【目次より】 序 第一篇 カントに於ける実践的自由の構造 序章 第一章 先験的自由の構造 第二章 道徳的自由の構造 第三章 『宗教論』に於ける自由の構造 第二篇 カントの倫理的目的論的世界観 序章 第一章 カントに於ける世界観の構造 第二章 社会に於ける自由の問題及び構造 第三篇 フィヒテ研究 第一章 フィヒテ哲学の成立背景 第二章 前期知識学の構造論 第三章 後期知識学の構造論 第四章 フィヒテの宗教哲学 第五章 フィヒテの晩年の思想について 第六章 フィヒテの倫理思想 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ観念論における超越論的自我論 大文字の〈私〉
    値引きあり
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「私」という考えの有効性を論証することに向けて、この考えの持ち得る深さ、豊かさを、ドイツ観念論でなされた超越論的自我論の再構成を通じて見積もる。〈知る主体〉としての〈私=Ich〉。ドイツ観念論において「超越論的統覚」論、「自我」論として注目すべき展開を見た〈私〉論を、カント・フィヒテ・ヘーゲルらのテキストに即して再構成するとともに、それが現代哲学にとってもいかに有効であるかを示した画期作。 【目次より】 凡例 略記号表 序言 本書の方法、意図、概要 第一章 〈超越論的自我〉概念の提出 第一節 大文字の〈私〉 観念論擁護 第二節 カントにおける心と知 大文字の〈私〉の在処 一 前批判期における〈心〉についての議論 二 批判期における心と知 第二章 〈超越論的自我〉概念の深耕 第一節 ラインホルトの「意識律」とは何だったのか? 第二節 フィヒテ知識学の「事行」概念 第三節 『全知識学の基礎』の体系形式と知識学の要求 第四節 超越論的演繹という視点からの本章総括 第三章 フィヒテとヘーゲル 第一節 ヘーゲル対フィヒテ 第二節 ヘーゲルにおけるフィヒテ批判の諸側面 第三節 ヘーゲルにおけるフィヒテ批判の射程 第四節 ヘーゲルとフィヒテの思想性対照 第四章 〈超越論的自我〉概念の究極的展開 ヘーゲルにおいて 第一節 超越論的論理学としてのヘーゲル「論理学」 第二節 「実体」から「概念」ヘ ヘーゲル「論理学」における「形而上学的演繹」の第一側面 第三節 「絶対的形式」 ヘーゲル「論理学」における「形而上学的演繹」の第二側面 第五章 〈超越論的自我〉概念の究極的展開 フィヒテにおいて 第一節 後期フィヒテの「像」論概観 第二節 超越論的論理学講義(一) 純粋統覚から経験的「注意」へ 一 序論 講義の課題、あるいは超越論的論理学の研究領域について 二 自我形式、あるいは統覚の導出 第三節 超越論的論理学講義(二) 統覚と事実的知 本章の終わりに 第六章 超越論的自我の機能する場所 「表象」という考え方 結語 要旨と総括 初出について あとがき 典拠註 文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 松本 正男 1946年生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程終了。文学博士。元山口大学人文学部教授。
  • ドイツ観念論の研究 絶対知の形成と成立
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 カント以後発生し、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルへとつながる18世紀末から19世紀半ばにといたる哲学の一大潮流を読み解く。 【目次より】 まえがき 第一章 カントにおける人間の自由の問題――有限な理性とその自由 はじめに 感情・直覚・道徳 悟性・自由・道徳 統覚・自我・人格 行為・格率・道徳法則 世界・神・人間 第二章 初期フィヒテの知識学と自我の問題――絶対的自我と理念としての自我 全体の見通し シュルツェ批評における純粋自我と知性としての自我 『学者の使命』における目標としての純粋自我 人間的自我の理念としての純粋絶対的自我 知識学の出発点としての自我と終点としての自我 自我の理念から理念としての自我へ 自我の特性と知識学の課題 第三章 シェリング初期の思索とドイツ観念論の展開――所謂「ドイツ観念論最古の体系計画」の解釈 「ドイツ観念論最古の体系計画」――その解釈への試案 「ドイツ観念論最古の体系計画」――本文並びに注釈 シェリング初期の思索と当該体系計画 第四章 ヘーゲルにおける『精神現象学』以前の問題――一八〇〇年体系断片の背景とその射程 『精神現象学』の特性 本章の意図 有限な生から無限な生への昂揚 無限なものの反照としての有限なもの 人間の宗教性と宗教の実定性 六 有限なものの無限なものへの関係の形而上学的考察 第五章 イェーナ時代のヘーゲルに関する一考察――『フィヒテの哲学体系とシェリングの哲学体系との差別』をめぐって 本章のねらい 反省形式の問題 『一八〇〇年体系断片』 『ドイツ観念論最古の体系計画』の最近の解釈 反省形式へ 同一性と非同一性との同一性 理性・反省・悟性 哲学的反省 分裂と両断 第六章 ヘーゲルの哲学史と歴史哲学 一 ヘーゲルにおける哲学史の成立 二 イェーナ時代の哲学と哲学史 三 啓蒙思想とヘーゲル 四 イェーナ時代の精神の哲学と歴史 五 精神の世界 六 理念の展開と哲学史 七 精神の展開と世界史 八 時代精神と哲学 九 哲学史と世界史 十 残された問題 第七章 ヘーゲルの歴史観 見通し 主観的歴史と客観的歴史 哲学的世界史 世界精神の自己認識 世界精神と絶対的精神 絶対的過程の完結 絶対的過程と歴史主義 第八章 絶対知と絶対的なもの――フィヒテとイェーナ時代のシェリングとの裂け目 ドイツ観念論の哲学史的位置 絶対知の所在 フィヒテ・シェリング往復書翰から 茅野 良男 1925~2016年。大阪大学名誉教授。東京大学文学部哲学科卒業。文学博士(京都大学・論文博士)。専門は、ハイデッガー、ドイツ哲学。 著書に、『ディルタイ』『歴史のみかた』『実存主義入門』『弁証法入門』『哲学的人間学』『初期ハイデガーの哲学形』『認識論入門 こころを考える』『ドイツ観念論の研究』『ハイデガーにおける世界・時間・真理』『人類の知的遺産 75 ハイデッガー』『中期ハイデガーの思索と転回』など、 訳書に『現代ヨーロッパの精神的課題』ヤスパース(共訳)『曙光 ニーチェ全集 第7巻』 『ブルーノ シェリング 世界の名著 続9』『意志と表象としての世界 正編 3 ショーペンハウアー全集4』『生の哲学 ジンメル著作集 9』『講座現代の人間学 7 ガーダマー/フォーグラー編(共訳)『杣径ハイデッガー全集 第5巻』(共訳)『哲学入門 ハイデッガー全集 第27巻』(共訳)などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ近代科学を支えた官僚 影の文部大臣アルトホーフ
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    十九世紀後半、プロイセンを中心に国家統一を果たしたドイツ帝国は、自然科学の成果を国力増強に活用すべく、膨大な国家予算を科学研究に投入した。しかしながら、文部省と大学の間には、教授人事、予算配分などをめぐって、絶えざる緊張関係が生まれた。本書は、当時文部官僚として、絶大な権力をふるった一ドイツ人の思想と行動を追いながら、現在でもなおきわめて切実な、国家と大学をめぐる問題の起源を探るものである。
  • ドイツ神秘主義叢書1:神性の流れる光
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 不自由な身体と盲目の修道女が、口述筆記で遺した神秘体験の記録。神との合一を女性神秘家の豊かな感受性が内的メッセージとして伝える。 【目次】 凡例    序 第一巻 一 愛とお妃との会話  二 三つのペルソナと三つの賜物について 三 魂の乙女たちと愛の仕打ちについて 四 魂は参殿し、神が姿を現すこと 五 地獄の苦しみと恵みについて 〔略〕 第二巻 一 愛は魂に高みを造り、それはわがままを押し通して超人的な努力をしても及ばないこと 二 愛の中で見た人を歌う愛の二つの歌 三 神の舌。真理の光。九つの隊を射抜く神の四本の矢。三位一体。聖母マリアについて 四 哀れな賤女について。洗礼者ヨハネのミサについて。ホスチアの小羊への変容について。天使の美しさについて。四人の聖人について。金貨について 五 魂の神への五つの歌。神が魂の晴れ着であり、魂が神の晴れ着であること 〔略〕 第三巻 一 天の国について。天使の九つの隊について。空白を満たす者。使徒たちと聖母マリアとキリストの座る玉座について。ドミニコ会修道士と殉教者と乙女たちへの褒美について。未洗礼の子供たちについて 二 魂が神に捧げる七つの賛歌。膏薬。躊躇 三 魂が小間使いであるという嘆き。神の愛について 〔略〕 第四巻 一 五つのものを純粋な乙女はもつべきである 二 本書は神から下された。魂は多くのことで讃えられること。魂には二人の天使と二人の悪魔が与えられること。彼女と一二の徳が肉と戦うこと 三 罪ある者たちは神から抜け落ちる。知恵の三つの贈り物について。岩について。乙女たち、つまりキリスト教への賛美について 〔略〕 第五巻 一 三つの悔い改めについて。一〇の効用について。天使の道と悪魔の道について 二 二つの苦悩について。四つの効用について。罪の大集団について 三 神は罪なく得たすべての苦しみと三人の血を秤にかける 〔略〕 第六巻 一 修道院長や女子修道院長、またはそれ以外の長は弟子たちにどのように接するべきか 二 ある司教座教会参事会員への規則について。彼がどのように行動すべきか。これは神が定められたことである 三 神は権威を授ける。ヤギが羊に変容すること 〔略〕 第七巻 一 主イエス・キリストが最後の審判の後に受ける王冠と王位について 二 万霊節にすべての魂のために祈ること 三 謙虚な畏れで絶えず心を見つめることの効用について 〔略〕 訳註 解説 あとがき 文献目録 索引(人名/用語) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ神秘主義叢書9:ベーメ小論集
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 汎智学の神秘、神智学の六つのポイントなどの諸論攷を収録。ヤーコプ・ベーメの全著述の中から、思想的に重要かつ特徴的と思われる比較的小さな部分を選び出し、彼の思想の輪郭と特質を浮かび上がらせた。 【目次】 凡例 I 汎智学の神秘 第一のテクスト 第二のテクスト 第三のテクスト 第四のテクスト 第五のテクスト 第六のテクスト 第七のテクスト 第八のテクスト 第九のテクスト 神智学の六つのポイント 読者に向けての著者の序文 第一のポイント 第二のポイント 第三のポイント 第四のポイント 第五のポイント 第六のポイント 神秘学の六つのポイント、ないしその短い説明 序言 第一のポイント 第二のポイント 第三のポイント 第四のポイント 第五のポイント 第六のポイント II 恩寵の選び〔部分訳〕 読者への著者の序言 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 キリストへの道〔抄訳〕 第三の書 不動心、あるいは真の放下について 第五の書 精神的生、あるいは超感性的な生について 第六の書 神の観照、あるいは神的観照の高貴なる門 訳註 解説 後記 文献目録 索引(用語・原語) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ神秘主義叢書5:ゾイゼの生涯
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 13-14世紀のドイツの神秘主義者で、正しい信仰の道を説いた。中世の代表的な宗教書『知恵の時計』の著者の生涯。 【目次】 凡例 ドイツ語著作集『範典』序文 ゾイゼの生涯 第一部 ゾイゼと名乗るドミニコ会修道士の伝記の第一部がここに始まる 前書き 第一章 初心者をおとずれた最初の試練 第二章 不可思議な脱我の現象 第三章 永遠の知恵との聖なる合体 第四章 イエスの愛する御名を胸に刻んで 第五章 初心者を誘う神の慰めの兆し 第六章 幻像 第七章 食事の手はず 第八章 新年の祝い方 第九章 ”Sursum corda“という言葉 第十章 聖母マリア清めの祝日 第十一章 謝肉祭の祝い 第十二章 五月祭の祝い 第十三章 キリストと共に歩いた痛ましき十字架への道 第十四章 沈黙の徳 第十五章 苦行 第十六章 釘の十字架を背負って 第十七章 臥床 第十八章 飲み物の抑制 第十九章 正しい放下を学ぶ叡知 第二十章 痛ましき没落 第二十一章 内なる苦しみ 第二十二章 隣人に救いをもたらす司牧の道 第二十三章 種々の苦難 第二十四章 妹による大いなる苦悩 第二十五章 朋輩による酷しい苦難 第二十六章 人殺し 第二十七章 水難 第二十八章 ささやかな安らぎの時 第二十九章 神との愛の対決 第三十章 苦悩のあまり死に瀕す 第三十一章 受難を犠牲として捧げる褒むべき仕方 第三十二章 受難の現世における報償 第二部 ここに伝記の第二部が始まる 〔以下割愛〕 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ神秘主義叢書3:エックハルト論述集
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世ドイツの神秘主義思想家であるエックハルトによる、聖書の解説書。「説教集」とならぶ重要著作で「神の慰めの書」をふくむ 【目次】 目次 凡例 論述 I 「祝福さるべき哉」の書 (一)神の慰めの書 (二)高貴なる人間について 論述 II 教導講話 論述 III 離脱について 註 論述I 「祝福さるべき哉」の書 (一)神の慰めの書 (二)高貴なる人間について 論述II 教導講和 論述III 離脱について 解説 後記 文献目録 索引(用語人名/聖書引用) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ神秘主義叢書10:ドイツ神学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アダムとキリストとは何者であり、またいかにしてアダムが、われわれにおいて死に、そしてキリストがわれわれにおいて生きるべきか、についての正しい理解を示す高貴な小冊子。 【目次】 『ドイツ神学』扉(一五九七年・アルント版)/凡例/ルター「序文」(一五一六年)/ルター「序文」(一五一八年) アルント「序文」/「序詞」 第一章 完全なものとは何であり、部分的なものとは何であるか、そして完全なものが来る時、人はいかにして部分的なものを捨てるか。 第二章 罪とは何か、またいかなる善も真の善だけに属するものである故に、人はいかにして善を我がものとしてはならないか。 〔中略〕 第十章 いかにして完全な人間は、自分たちが永遠なる善にとって、人間にとっての手であるようにありたい、ということ以外何も求めないか。またいかにして彼らが地獄に対する恐怖と天国への欲求を失ったか。 第十一章 いかにして義なる人がこの世において地獄へ入れられ、そしてそこにおいて慰められ得ないか、またいかにして義なる人が地獄から出されて天国へ移され、そしてそこにおいて悲しまされ得ないか。 〔中略〕 第二十章 いかにして神の霊が時に一人の人間に取り憑いて、この人を支配することがあるか、またいかにして時に悪霊もそうすることがあるか。 第二十一章 神を受け容れるべきでありそして神に従順でありたいと思う者は、すべてのものを、すなわち神、自分自身、そしてあらゆる被造物を受け容れなければならず、また受動的にそして時には能動的に、すべてにおいて従順でなければならない。 〔中略〕 第三十章 いかにして神が真の、純一な、完全な善でいられるか、またいかにして神が光でいられ、そして知性や一切の徳でいられるか。またいかにして人はこの最高で最善の善を最も愛すべきであるか。 〔中略〕 第四十章 人は神を認識することが出来ても愛することが出来ないかどうかという問題。またいかにして真のものと偽りのものという二種類の光と愛があるか。 第四十一章 人は何によって真の神化した人間を見分けることが出来るか、また何が真の神化した人間に属するか。また何が偽りの光あるいは偽りの自由な霊にも属するか。 〔中略〕 第五十章 我意は人間を安息のないものにする。 第五十一章 天国には我がものは何もない、あるいはいかなる人も我がものを持ってはいない。 〔中略〕 第五十六章 神のみを愛し、また敬うこと 原註/訳註/解説/後記/文献目録/索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ神秘主義叢書12:キリスト教についての対話
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 16世紀ドイツの二人のキリスト教神秘主義者による。「聴聞者」「説教者」「死」の三者による対話形式で、真のキリスト教とはを問う。 【目次】 凡例 ヴァレンティン・ヴァイゲル「キリスト教についての対話」(全訳) 登場人物一覧/詳細標題 序章 この世における三人の最も主要な人物についての説明。 第一章 聴聞者は、キリストにより神と本質的に合一されていることを喜ぶが、説教者はこれを迷誤と認め、非難した。 第二章 聴聞者は説教者と、義の帰負の正しい意味について、またいかにしてすべて説教することは、塗油すなわち内的な言葉ないし聴受なしでは無駄であるかについて討論するが、説教者は、それも狂信、と手厳しく批判する。 第三章 キリストの死はわれわれの生である故、われわれにおけるキリストの死によって肉を殺すことが、不可欠であること。説教者はしかし、帰された義によることなく、外からのキリストの死に甘んじる。 第四章 ここに死が、聴聞者の見解と教説を正しいと保証する。それによって説教者は、内的な言葉ないし聴受の否定から生じる甚大な損害を、納得させられる。 第五章 ここでは今一度、死、説教者および聴聞者が語り合い、そして神の人間における必然的な本質的内住は、異端的でも、オジアンダー的でもなく、使徒的であり、預言者的であることが、証明される。 第六章 いかにして、十字架ないしキリストの受難と死が、すべての人びとにおいて空虚にされ否定されるかということ、および十字架につけられた方・キリストを誰一人として説教壇から説教していないということ。その原因となっているのは、外から帰された義である。 第七章 説教者は懺悔告白して亡くなる。聴聞者の弟たち、すなわちヨハネスとパウルスは、説教者が、その自分の純粋な教説を固守しているが無駄であったということと、死に往く者は誰でも、三つのことを放棄しなければならないことを、認める。 第八章 聴聞者は、牧師も立ち会わず、懴悔告白も罪の赦しも礼典もなく死去し、野原に埋葬されるが、彼の弟たち、ヨハネスとパウルスはそのことを大変ひどく悲しむ。死は彼らを慰める。 第九章 説教者が野原で、この弟たちに姿を現わし、死と並んで、自分は暗闇のなかにいるが、聴聞者の方は光のなかにいる、と証言する。また、あの世がこの世のなかにいかにしてあるか、あの世についての報告もなされる。 付録 「対話の著者から読者へ」 「すべての生けるものの結末である死より、すべてのものへ」「師父たちの伝記から 死は甘美な眠りであること」 原・編者註 訳者註(本文に関する/原・編者註に関する) ヨハン・アルント「真のキリスト教について」(抄訳) 〔一部割愛〕 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ神秘主義叢書2:ドイツ語説教集
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 神秘思想家が説く「離脱」とは何か? 被造物たる人間が、苦しみや悲しみのなかにあって、どのように高貴で自由であるべきかについての説教集。聖書の記述に基づきながら、語る。 【目次】 凡例 神の御心に従うこと(箴言第二二章第二節についての説教) 脱却して自由な魂(マタイによる福音書第二一章第一二節についての説教) 魂のなかの或る一つの力(ルカによる福音書第一〇章第三八節についての説教) 何故なしに生きること(ヨハネの手紙一第四章第九節についての説教) 神の働き(マタイによる福音書第一〇章第二八節についての説教) 知性と意志(シラ書〔集会の書〕第五〇章第六―七節についての説教) 永遠の現在(シラ書〔集会の書〕第四四章第一六―一七節についての説教) 純粋な一(エフェソの信徒への手紙第四章第六節についての説教) 真の祈り(ヨハネによる福音書第四章第二三節についての説教) 愛について(ヨハネによる福音書第一五章第一六節についての説教) 神のもとに立ち返ること(使徒言行録第一章第四節についての説教) 魂の高貴な力(ルカによる福音書第七章第一四節についての説教) 神との合一 魂の三つの貧しさ(マタイによる福音書第五章第三節についての説教) 神を見ること(ヨハネによる福音書第一六章第一六節についての説教) 無である神を捉えること(使徒言行録第九章第八節についての説教) 神と魂の同等性(ルカによる福音書第一章第六六節についての説教) 神を認識する能力(エフェソの信徒への手紙第四章第二三節についての説教) 魂における神の子の誕生(ルカによる福音書第一章第二八節についての説教) 神を放下すること(シラ書〔集会の書〕第二四章第三〇節について説教) 観照的生と活動的生(ルカによる福音書第一〇章第三八節以下についての説教) 訳註(香田芳樹) 解説1 エックハルトが出会った人々(香田芳樹) 解説2 エックハルトの銀河系(香田芳樹) 解説3 世界的世界への連峰(上田閑照) 後記(上田閑照) 文献目録(香田芳樹) 用語・人名索引(上田閑照) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ神秘主義叢書8:アウローラ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アダムの原罪によって「楽園」を追われた人間はどうすれば、神の世界である「天」へと立ち戻ることが可能なのか。キリストの受難によって、罪はあがなわれ、キリストへの「ゆだね」によってこそ、それが可能とする。神学教育をうけたわけではない靴職人によって書かれた本書は、ドイツ神秘主義思想の始まりの書でもある。 【目次】 序言 本書について好意ある読者に寄せる著者の序言 第一章 自然における神的本質の探求について 第二章 いかに神と自然の本質は考察されるべきかについての指針 第三章 きわめて祝福され、勝利に充ちた、聖にして聖なる三重性、父、子、聖霊なる神、そして唯一なる神について 第四章 聖なる天使の創造について。一つの指針あるいは開かれた天上の門 第五章 天使の体的実体、本質および固有性について 第六章 いかに天使と人間は、神の似姿および像であるか 第七章 天使の外廷、場所、居住および統轄について。創造ののち、それらは始めにいかに成立し、またいかにしてそのようになったか 第八章 天使の王国のまったき体について。大いなる秘義 第九章 優雅にして親愛なる、また慈愛深き神の愛について 第一〇章 神的な力における第六の根源=霊について 第一一章 神的な力における第七の根源=霊について 第一二章 聖天使の誕生と到来、および統轄、秩序、そして天上の歓喜の生について 第一三章 ルチフェルの王国の、恐るべき、嘆かわしい、悲惨な堕落について 第一四章 いかにして天上の最も美しい天使ルチフェルが最も忌わしい悪魔になったか 第一五章 ルチフェルにおける罪の始源の、第三の相あるいは形姿について 第一六章 ルチフェルとその天使たちにおける罪の始原の、第七の相あるいは形姿について 第一七章 潰敗せる自然の嘆かわしい惨めな状態、そして聖なる神の統治に代わる四元素の起源について 第一八章 天と地、そして第一日の創造について 第一九章 創造された天、地と水の形姿、そして光と闇について 第二〇章 第二日について 第二一章 第三日について 第二二章 星々の誕生と第四日の創造について 第二三章 地の上方の深みについて 第二四章 星の合=体化について 第二五章 星々の誕生の全身体すなわち全占星学、あるいはこの世界の全身体について 第二六章 土星について 著者の結語。書簡一〇・三八 訳註 後記 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ神秘主義叢書4:タウラー説教集
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 14世紀のドイツの神秘思想家。ケルン大学に学び、エックハルトとゾイゼの影響を受ける。トマス・アクィナスの神学に依拠するが、キリスト者としての内面的形成を重視した。修道女たちに行った説教を集めたもの。 【目次より】 凡例 「ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれ、ひとりの男の子がわたしたちに与えられた」(降誕祭)〔フェター版説教一〕 「子供とその母親を連れ、イスラエルの地に行きなさい」(三王礼拝の前日の晩)〔フェター版説教二〕 「永遠の真理であるわれわれの主イエス・キリストは語った。『わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽い』」(七旬節前の主日)〔フェター版説教六〕 「ユダヤ人の祭りがあった」(四旬節第一主日の後の金曜日)〔フェター版説教八〕 「喉が渇いている人は、来て飲みなさい」(枝の主日前の月曜日)〔フェター版説教十一〕 「初めに言があった」(枝の主日の前日の晩)〔フェター版説教十五(後半)〕 「これはあなたがたから取り去られて、天に上げられたイエスである」(キリスト昇天祭)〔フェター版説教二十一〕 「思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい」(キリスト昇天祭の後の主日)〔フェター版説教二十三〕 「わたしたちは知っていることを語り、見たことを証ししている」(三位一体の祝日)〔フェター版説教二十八〕 〔中略〕 「わたしはすべての中に安息を求めた」(マリアの祝日)〔フェター版説教四十六〕 「主なるあなたの神を愛しなさい」(三位一体の祝日後の第十三主日)〔フェター版説教五十四〕 「一同は聖霊に満たされて、話し始めた」(聖霊降臨祭)〔フェター版説教六十e〕 「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、わたしの内にとどまり、わたしもその人の内にとどまる」(聖体の祝日)〔フェター版説教六十f〕 「この人は光について証しをするために来た」(洗礼者ヨハネの誕生の祝日、六月二十四日)〔フェター版説教六十一〕 「あなたがたの見ているものを見る目は幸いである」(三位一体の祝日後の第十三主日)〔フェター版説教六十四〕 「彼らの天使たちはいつも天にいるわたしの父の顔を仰いでいる」(大天使ミカエルの祝日、九月二十九日)〔フェター版説教六十八〕 「わたしはあなたの家に泊まらなければならない」(ケルン大聖堂献堂祭の日、九月二十七日)〔フェター版説教六十九〕 訳註 解説 後記 文献目録 索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ神秘主義叢書6:永遠の知恵の書・真理の書・小書簡集
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『永遠の知恵の書』『真理の書』はともに対話形式。ゾイゼのキリストとその受難への思いと思想が説かれる。11のショア間を収めた『小書簡集』は、神を求める友人宛ての形式で書かれている。 【目次】 凡例 永遠の知恵の書 前書き 第一部 第一章 人は、知らずに神の導きを受ける 第二章 磔刑前の有様 第三章 十字架にかけられた主の、人間としての有様 第四章 誠実な心に満たされた主の受難 第五章 十字架の下、魂は心から懺悔し、慈しみの赦しを得る 第六章 この世の愛には真なく、しかし神は愛すべきものである 第七章 神はいかに慈しみ深いか 第八章 神を愛する心に、最も不可解と思える、三つのことについての説明。その一、神は酷く怒っているようで、しかも、そんなにも愛情深くありうるのか 第九章 その二、なぜ神は、心の赴くままに、その友から離れ去るのか、また、何によって、神の、偽らざる現在が見分けられるのか 第十章 なぜ神は、現世では(時に)、その友をきわめて悪しき状況に置かれるのか 第十一章 絶え間ない、地獄の苦しみ 第十二章 天国の測り知れぬ喜び 〔中略〕 第十九章 キリストの降架 第二十章 悲しみの中、墓を去る 第二部 第二十一章 死に習熟する手立て、並びに覚悟のできていない死の有様 第二十二章 内的生活をいかに送るべきか 第二十三章 神は、愛を込めて迎えられねばならない 第二十四章 神には常に限りない賛美が寄せられるべきである 第三部 真理の書 前書き 第一章 放下の境界にある人は、単一性に始まり、単一性に終わる 第二章 最高の単一性の中では、異相はありえないか 第三章 人間とあらゆる被造物は、劫初より神に在り、そこから流出した 第四章 放下の人が、神の独り子を通して行うべき、真の帰還について 第五章 放下の人のあるべき姿について、真理が弟子に答えた、高度で、有益な問いについて 第六章 偽りの自由に生きる人たちに欠けているもの 第七章 真の放下に達した人の振舞いは、万事においていかに高貴であるか 小書簡集 前書き 第一の手紙(修道生活を……) 第二の手紙(信仰篤い人の……) 第三の手紙(キリストに倣って……) 第四の手紙(霊的生活に……) 第五の手紙(一人の罪人が……) 第六の手紙(死の時が来れば……) 第七の手紙(指導的立場に……) 第八の手紙(神に在る喜び……) 第九の手紙(神に在って……) 第十の手紙(完全な境界に……) 第十一の手紙(神の御名……) 訳註/解説/文献目録/索引(人名/用語・事項/聖句引用) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ人住職が伝える 禅の教え 生きるヒント33
    3.0
    800年たった今でも通用する禅僧道元の哲学的思想とその教えには、先の見えない不安な時代に目指さなければならない社会への考察や生きるための智慧がたくさん詰まっている。禅の名著「正法眼蔵」から人生の苦難を乗り越えるために心に響く言葉と日常生活におけるその実践法を兵庫県安泰寺住職のドイツ人禅僧がわかりやすく説く。

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  • ドイツにおけるキルケゴール思想の受容 20世紀初頭の批判哲学と実存哲学
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 20世紀初頭の批判哲学と実存哲学に初期フランクフルト学派による受容に光を当て受容の歴史的真相を系統的かつ総合的に解明した意欲作。 【目次より】 凡例 略記一覧 目次 序論 第一部 初期批判哲学のキルケゴール思想の受容 はじめに 第一章 初期ルカーチのキルケゴール論 第二章 初期マルクーゼの受容 第三章 初期ブロッホの受容 第四章 初期アドルノのキルケゴール論 第一節 「本来性の隠語」から見た批判の視点 第二節 批判の核心 第一部 要諦 第二部 初期実存哲学のキルケゴール思想の受容 はじめに 第一章 ヤスパースとハイデガーの初期論争点 第二章 『存在と時間』におけるキルケゴール思想の軌跡 第一節 「瞬間」の概念 第二節 「反復」の概念 第三節 「本来性」と「死」の概念 第四節 「不安」の概念 第三章 『存在と時間』以前の受容の軌跡 第一節 ヤスパースの『世界観の心理学』への『論評』 I ヤスパース批判の概要 II キルケゴール解釈の視点 第二節 初期「草稿」 I キルケゴール像の影 II キルケゴール受容の真相 第四章 ハイデガーの受容の問題 第一節 思考様式の異同性 第二節 K・レーヴィットの報知 第二部 要諦 結論 あとがき 註 引用・参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 河上 正秀 1943年生まれ。筑波大学名誉教授。東京教育大学大学院研究科博士課程修了。博士(文学)。著書に、『ドイツにおけるキルケゴール思想の受容 20世紀初頭の批判哲学と実存哲学』 『行為と意味 技術時代の人間像』がある。
  • ドゥテルテ フィリピン大統領 守護霊メッセージ
    5.0
    暴言で有名だった元大統領の意外な素顔が明らかに。 南シナ海問題を占う上で重要な証言! ▽反米親中は本心か――隠された本音とは? ▽過激な麻薬撲滅運動を行った理由は? ▽暴言を封印した「神のお告げ」の真相は? ▽当時の安倍総理に対する見解と日本に抱いた期待とは? “過去世は日露戦争で活躍したあの日本軍人「日本よ、武士の気概を取り戻せ」” ◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇ 「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
  • ドゥルーズとガタリの『哲学とは何か』を精読する 〈内在〉の哲学試論
    値引きあり
    -
    ドゥルーズとガタリによる最後の共著『哲学とは何か』。難解をもって知られるこの著作をどう読んだらいいのか。 読解のため、本書では大きく三部で構成される。 第一部では、ドゥルーズとガタリの〈内在〉概念とはどのようなものかを明らかにする。単に内在と超越という二項対立ではなく、彼らが「内在野」と名指ししたものは何だったのか。スピノザ、ベルクソンなども参照しつつ、その形成過程を明らかにしていく。 第二部では、哲学・科学・芸術の三つを同じ形式をもったものとして、あえて並列に描こうとしたドゥルーズとガタリの意図に分け入っていく。そこから「脳」と「カオス」が析出される次第は、まさに『哲学とは何か』を解読する重要な準備となる。 第三部では、いよいよ『哲学とは何か』をきわめて精密に読み解く。各章に概要、用語、読解の見出しを立て、まさに一字一句を読んでいく。その先に見えてくる〈内在〉の哲学とは?
  • ドゥルーズと狂気
    4.5
    ドゥルーズの最重要主題でありながら正面から論じられてこなかった「狂気」を読みとりながら、まったく新たなドゥルーズ像を描き出すとともに、新たな生と狂気のありかたを開く衝撃の書。
  • ドゥルーズ 解けない問いを生きる
    4.0
    いま必要な哲学とは何か。「問いが解けない」事態をどうとらえるか。生命科学の時代に対応するドゥルーズ哲学の核心をクリアに描く。 [内容] I はじめに──解けない問いがあらわになってくること II 世界とは解けない問いである──ドゥルーズの〈哲学〉素描 III 〈私〉ではない〈個体〉が生きること──結論に代えて ドゥルーズ小伝
  • ドゥルーズとマルクス――近傍のコミュニズム
    -
    「『アンチ・オイディプス』と『千のプラトー』はマルクスに、マルクス主義に完璧に貫かれた作品です。現在、私は自分のことを完全にマルクス主義者だと考えています」(ジル・ドゥルーズ)「〈もし資本と労働が出会ったのであれば〉という条件法のカタパルトなくして産業資本主義は現実に成立しなかった。両者の結合は必然ではないし、因果関係にもない。だとすれば〈もし資本と労働が出会わなかったのであれば〉をカタパルトとして描きだされる軌道を〈私たち〉には構想することができるし、その構想を実現することもできるのではないか。資本主義が私たちの脳に投影する私有制ユートピアとは異なる世界、封建制による拘束からの逃走が資本主義による労働力商品の捕獲と順接せず、ねじれて遠ざかりつづけていく世界を描出できるのではないか」資本主義を歴史化し、物語を終わらせること。ドゥルーズ哲学と「歴史家」マルクスとの遭遇から垣間見るコミュニズムという近傍ゾーン。
  • ドゥルーズ入門
    3.4
    没後十年以上の時を経て、その思想の意義がさらに重みを増す哲学者ドゥルーズ。しかし、そのテクストは必ずしも読みやすいとはいいがたい。本書は、ドゥルーズの哲学史的な位置付けと、その思想的変遷を丁寧に追いながら、『差異と反復』『意味の論理学』の二大主著を中心にその豊かなイマージュと明晰な論理を読み解く。ドゥルーズを読むすべての人の羅針盤となる決定的入門書。
  • ドゥルーズの哲学原理
    5.0
    今日に至るまで絶大な影響を及ぼし、議論を引き起こし続けているフランスの哲学者ジル・ドゥルーズ(1925-95年)は、デイヴィッド・ヒュームやアンリ・ベルクソンなどを対象とした哲学史研究から学問的経歴を開始し、主著『差異と反復』(1968年)、そして『意味の論理学』(1969年)を公刊して、その地位を確かなものとした。 飛躍を求めたドゥルーズは、精神科医フェリックス・ガタリ(1930-92年)との「二人で書く」企てに挑戦し、物議を醸した『アンチ・オイディプス』(1972年)、『千のプラトー』(1980年)を送り出す。さらに晩年には映画論や芸術論に取り組み、その全容は公刊が始まった講義録を通して、より明らかになりつつある。 こうした多彩な相貌を見せるドゥルーズの「哲学」全体を貫く「原理」はあるのか? あるとすれば、それはどのようなものだったのか? 「20世紀最後の哲学者」の方法と対象を精緻に分析し、その核心と実践的意義に迫った本書は、広く評価され、多くの読者を得てきた。生誕100年、没後30年を迎える2025年、改訂を施し、新稿を加えた決定版として、講談社学術文庫に登場する。 [本書の内容] 第I章 自由間接話法的ヴィジョン――方 法  1 自由間接話法  2 哲学研究の課題  3 哲学の課題 第II章 超越論的経験論――原 理  1 超越論哲学と経験論哲学  2 無人島  3 出来事  4 超越論的な原理  5 超越論的な原理の発生 第III章 思考と主体性――実 践  1 思考の強制  2 思考の習得と方法  3 物質に付け加わる主体性 第IV章 構造から機械へ――転 回  1 ガタリとの出会い  2 構造と機械  3 構造と構造主義  4 セリー、ファルス、原抑圧  5 『アンチ・オイディプス』と分裂分析 第V章 欲望と権力――政 治  1 ミシェル・フーコーの歴史研究  2 『監獄の誕生』における二つの編成  3 権力と二つの編成  4 一元論と二元論  5 欲望と権力  6 欲望のアレンジメントと権力装置 文献一覧 研究ノート I 自然主義について II 総合的方法 III 法/制度/契約 IV 個の心と衆の心 V 国家と考古学 追加された研究ノート I スピノザにおける個体の概念と微分法 II 類似的他者の概念 III ドゥルーズの政治的発言 IV 絵画とアナロジー V 目と手、ビジュアルとマニュアル、エジプトとギリシア
  • ドゥルーズの哲学 生命・自然・未来のために
    3.0
    「差異」を生きる、とはどういうことなのか。ドゥルーズの単著を深く読み込んだ上で、「微分的なるもの」にその哲学の本質を見いだした、記念碑的名著。『差異と反復』は、たんに有名な現代思想の一つにすぎないのではない。分子生物学などの知見を取り込みつつ、「生きることそのもの」を哲学した傑出した著作なのだ。ドゥルーズの思考によりそい、新しい哲学と倫理のあり方を示した快著の文庫化なる! (講談社学術文庫)
  • ドゥルーズ 流動の哲学 [増補改訂]
    5.0
    没後20年を過ぎた今も世界中で多くの読者を獲得し続けている哲学者ジル・ドゥルーズ(1925-95年)。初の単著『経験論と主体性』(1953年)から『ニーチェと哲学』(1962年)、『カントの批判哲学』(1963年)を経て『ベルクソニスム』(1966年)に至る哲学者のモノグラフィーを発表したドゥルーズは、続いて『差異と反復』(1968年)と『意味の論理学』(1969年)を解き放ち、世界に衝撃を与えた。進化を続ける哲学者は、次に精神分析家フェリックス・ガタリ(1930-92年)との協働を始動させ、『アンチ・オイディプス』(1972年)と『千のプラトー』(1980年)という恐るべき著作を完成させる。その後、記念碑的な映画の哲学『シネマ』全2冊(1983年、85年)、ライプニッツ論『襞』(1988年)といった単著の執筆に戻ったドゥルーズは、最後にもう一度、ガタリとの共著『哲学とは何か』(1991年)を発表。そして、1995年11月4日、みずから命を絶った。 本書は、1976年から83年――『千のプラトー』から『シネマ』へと至る時期にドゥルーズ本人の薫陶を受け、その指導の下で博士論文を書いた著者が、主要著作の読解を通して師の歩んだ道のりをたどり直し、初めて1冊にまとめたものである。2001年に講談社選書メチエとして出された原著は、20世紀最大の哲学者の全容に触れたい人の「最初の一冊」として広く親しまれてきたが、このたび、大幅な加筆・訂正を経た決定版をお送りする。 ひたすら愚直に、そして誠実に主要著作を読み解いていった約20年前の作業を現在のまなざしで見直した著者は、「いまはドゥルーズについて書くべきことを書き終えなければ、と思う。量ではなく、質の問題、いやまさに強度の問題である」と書いている。こうして生まれ変わった本書は、今後も新たな輝きを放ち続けるだろう。 [本書の内容] この本にいたるまで――学術文庫版に寄せて プロローグ――異人としてのドゥルーズ 第一章 ある哲学の始まり――『差異と反復』以前 第二章 世紀はドゥルーズ的なものへ――『差異と反復』の誕生 第三章 欲望の哲学――『アンチ・オイディプス』の世界 第四章 微粒子の哲学――『千のプラトー』を読み解く 第五章 映画としての世界――イマージュの記号論 第六章 哲学の完成 エピローグ――喜びの哲学 文献一覧 あとがき 学術文庫版あとがき ジル・ドゥルーズの生涯と主要著作
  • 同意 女性解放の思想の系譜をたどって
    4.0
    性暴力の証明、イスラムのスカーフ着用、セックス・ワークや人身売買、そして結婚と離婚など、多様な場面で使われる〈同意〉。しかし、ひとたび〈同意〉について考えはじめると、わたしたちは他者との関係性の糸が織りなす世界に迷い込む。 本書は自由と平等の地平を切り開き、これまで顧みられなかった性差の思想史をたどる。フェミニズム哲学への新たな入口。
  • 道学の形成(東洋学叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 道学の創立者は従来周敦いであると語られてきたが、史実に照らせばその淵源は二程、特に程いの学派であり、周程間に思想の授受は存在しなかった。著者は、朱熹の道統観を軸とする伝統的見方を排し、道学内部の思想的自己展開や、仏教・道教また王安石・蘇軾という外部を意識した思想的言説の展開を綿密に辿って道学形成史を再構成する。初期道学系の儒者に共通する万物一体観を「理一」として提示しえた程いの思想こそ、中央と在野両方の士大夫に存在理由と行動原理を与えた宋代思想の始まりであった。道学の基本的性格とそれを生み出した思想的社会的土壌、そして一個の学派として成長し勢力を伸張していく過程を壮大に描く画期的宋代思想史。 【目次より】 引用について 序章 第一節 宋代思想史研究の根本問題 第二節 道學研究の根本問題 第一章 北宋の思想運動 第一節 慶暦前後に至る思想動向 第二節 欧陽脩 中央の動向 第三節 陳襄 地方の状況 第二章 二程の先行者 第一節 胡〓 程頤の師 第二節 周程授受再考 第三節 宋代思想史上に於けるcの位置 第四節 二つの太極図 第三章 程〓の思想の基本構造 第四章 程頤の思想と道學の登場 第一節 程頤の思想に於ける「理一」の性格 第二節 「理気二元論」観の検証 第三節 程頤『易伝』の思想 第五章 道學と佛教・道教 第一節 道學と佛教に於ける議論の場と範疇 第二節 道學と華厳教學 第三節 死の問題から見た道學の佛教批判 第四節 二程の気論と道教 第六章 対立者の思想 第一節 王安石に於ける學の構造 第二節 蘇軾の思想的輪郭 第七章 道學の形成と展開 第一節 晩年の程頤 第二節 楊時の立場 終章 第一節 道學史上に於ける朱窯の位置 第二節 朱熹道統論の性格 注 後記 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 土田 健次郎 1949年生まれ。中国・日本の思想研究。元早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学・早稲田大学)。早稲田大学文学部教授。専門は、宋代の中国思想と江戸時代の日本思想。 著書に、『道学の形成』『儒教入門』『江戸の朱子学』『朱熹の思想体系』など、 訳注書に、山鹿素行『聖教要録・配所残筆』朱熹 『論語集注』などがある。
  • 動機づけ研究の理論と応用
    -
    どのような動機から学習や仕事に取り組むと,十分に力を発揮してよい結果が得られるのか。自律的に継続するためのエネルギーとは。
  • 動機づけと情動
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書はこの分野の他の本に比べると、生物心理学に重点が置かれている。これは著者の専門が生殖や生存など、生物学的動因の進化心理学的、生理心理学的研究であるからだけでなく、最近の研究動向を反映したもので、この分野の研究を志す者が情動と動機づけの問題を概観し全体像を掴むには最適な本である。
  • 動機づけ面接を始める・続ける・広げる
    5.0
    「動機づけ面接」(Motivational Interviewing : MI)は,アディクションの治療から始まり,今日ではかなり知られた言葉になった。現在は一般的な保健指導にも使われるようになり,公認心理師試験の課題の一つにも加わっている。 本書は,2021年2月から開始された雑誌『精神療法』の連載「動機づけ面接(MI)を始める・続ける・広げる」全17回をまとめたものである。まとめるにあたり,内容に合わせ「第1部 MIの概説:教える立場から」「第2部 個人や組織の変化:実際にMIを使う立場から」「第3部 オリジナルな領域へ:MIでキャリアを変えた人など」の3部構成とした。 執筆陣は,MIのトレーナーとして指導する立場にある人,MIを最前線で利用する立場にいる人,徹底的行動主義の立場にいる人であり,自身がMIにつながったきっかけ,学習者として自分にとって役に立ったMIの学び方,トレーナーとして,これからの学習者に勧めたいMIの学び方等を紹介している。 MIのスキルを身につけ,活用の可能性を広げてきた先駆者たちによる,動機づけ面接の発展をまとめた一冊。

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  • 道教再訪
    -
    あなたの知らない“真”の道教。道教には多くの誤解があるようだが、道教は普遍的かつ唯一無二であり、“東洋信仰・思想のルーツ”と言っても過言ではない。“ベターな定義”の太極、陰陽、八卦、五行とは何か。万物の摂理・人の摂理を説明する道(タオ)とは何か。老子は人なのか神なのか。別次元の“天国と地獄”の無い宗教とは何か。 当書はこれら道教の哲学・信仰を論理的かつ簡潔に述べた一冊である。※カラー写真・イラスト多数あり。
  • 道教思想10講
    3.0
    老子の「道」の思想を起点に,古代神仙思想,後漢末の太平道と五斗米道,六朝知識人の修養法など,さまざまな思想・運動をとりこみながら形成された道教.その哲学と教理を,「気」の生命観,宇宙論,救済思想,倫理・社会思想,仏教との関わり,日本への影響などの論点からとらえる.丁寧なテキスト読解に基づく総合的入門書.

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  • 道教とはなにか
    -
    中国は儒教の国ではない! 道教こそが今でも生き生きと脈打ち、人々から篤い信仰を得ている。「道教がわかれば、中国のことはまるごとわかる」と魯迅は言ったが、中国人の精神構造を知るための鍵は道教なのである。では道教とはなにか? この問いに対する答えは単純ではない。なぜなら、道教は教理、哲学、経典を中心にした宗教体系ではなく、呪術、儀礼、戒律を基礎とした民族宗教であって、文献・資料からだけではその全貌を窺い知ることができないからである。本書では文献による歴史的理解は当然のこととして、東南アジアの華人街の現地調査も踏まえ、中国人のこころの拠りどころとしての「気の宗教」の本質を紹介する。冒頭に初学者のための「道教をめぐるQ&A」を付す。
  • 道鏡 悪業は仏道の精華なり
    3.4
    道鏡とは何者か。看病禅師として病気を治したことから孝謙天皇の寵愛をうけ法王まで上り詰めた道鏡。有数の知識と学識を持ち、同時に呪禁力も兼ね備えた道鏡とは? 全く新しい道鏡像!
  • 憧憬の神学 キリスト教と現代思想
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    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 人間が手に取るものは必ず消滅する.ゆえに人間にとって本当に現実的であるものは潜勢態,つまり憧憬としてのみある.現代の徹底した相対主義の中でなお我々が絶対なるものに触れうるとしたら,どのようにして可能か.著者は相対であることそのものによって人間は絶対に通じているとする.この二重性の現実を絶対無と神との関係から信即不信の境地として示し,イエス伝学の考察を通して近代的学問の真理論的反省を論ずると共に,全体性の回復を試みるニュー・サイエンスに着目して学問と神秘の関係を解明.更に途上の生という人間理解に基づき,その未完結性ゆえに可能な他者理解と宗教間対話の場を提示する.キリスト教のみならず、現代における宗教の意義や知識論の課題に関心をもつ読者に豊かな示唆を与える. 【目次より】 まえがき 目次 第一章 序説・絶対無と神 一 無神論と否神論 二 現代神学の古典時代 三 神学と言葉 四 西洋の無と絶対無 五 真如の月 六 美的宗教について 第二章 憧憬ということ 一 西谷啓治博士の虚無について 二 空について 三 憧憬について 四 憧憬と絶対矛盾的自己同一 第三章 憧憬とネオ・ロマンティシズム 一 ロマンティシズム的思考の未完結性ということ 二 ヘルダーのロマンティシズム 三 ヘルダーとキリスト教 四 「非-他者」について 第四章 神秘と学問 一 史的イエスと信仰のキリスト 二 ニュー・サイエンス 三 サイエンス・ウォーズ 四 不統一における統一 第五章 科学と宗教 一 曼荼羅について 二 一如と断絶 三 聖霊の神学 四 科学と宗教 第六章 宗教と芸術 一 カントと西谷啓治博士の芸術論 二 パウル・ティリッヒの芸術論 三 無と芸術的表現 第七章 日本文化とキリスト教 一 宗教の「宗」について 二 宗教の自己否定的契機 三 日本文化と宗教の美的指向 四 もののあはれ 五 「宗」と東西宗教の対話 あとがき 注 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 小田垣 雅也 1929年生まれ。青山学院大学、ドルー大学卒。日本基督教団補教師、国立音楽大学元教授。哲学博士。著書に『解釈学的神学』『知られざる神に』『哲学的神学』『現代思想の中の神』『神学散歩』『ロマンティシズムと現代神学』『四季のパンセ』、学術文庫に『現代のキリスト教』など多数。訳書に『神への誠実』『文化史の中のイエス』などがある。
  • 道化の宇宙
    -
    祝祭的な宇宙=世界を司る道化とは何者か? 「道化は、日常語に属する等身大の思想に対しては、その本来の姿を現さない。……彼は真昼間の世界では錯乱を装い、黒い仮面を通して闇の世界から出現する何者かであったのだ」……近代社会の単一価値的で現実的・合理主義的な世界に、異端として現れる豊饒な存在者を、実例的に分析する、不朽の名著。道化こそが、この一義的で硬直した世界を、哄笑によって救済する!
  • 道元
    3.6
    『正法眼蔵』で知られる、日本を代表する禅宗の泰斗道元。その実践と思想の意味を、西洋哲学と日本固有の倫理・思想を統合した和辻が正面から解きほぐす。
  • 道元「永平広録 真賛・自賛・偈頌」
    -
    禅者でありつつ類まれな詩作者でもあった道元は生涯に四〇〇首以上もの偈頌(漢詩)を残した。祖師の頂相(肖像画)に寄せた「真賛」、自身の頂相に寄せた「自賛」、在宋時代から帰国後、越前時代に詠まれた観月、寓居、山居など応時応節の「偈頌」、計一五〇首を収録した本書は、道元の「さとりの詩人」としての姿を描き出す。『永平広録』掉尾を飾る最終巻(巻十)の全訳註。道元が漢詩に詠んださとりの深奥を平易に解説する。(講談社学術文庫)
  • 道元『正法眼蔵』を読む
    5.0
    曹洞宗の開祖・道元。座禅や生活作法、世界や時間や人間のとらえ方などの思想を凝縮して伝えるのが『正法眼蔵』だ。難解で長大な原文の要点をわかりやすく解説。初学者に禅の精神をやさしく伝える。
  • 道元 実践の哲学 身心論から読み解く『正法眼蔵』
    5.0
    日本を代表する思想書の一つ、道元『正法眼蔵』。仏道修行に重きを置く道元の、実践に即した哲学が特に表れているのが「身心学道」の巻である。私たちの身体と心を、少しでも仏に近づけるにはどうしたら良いか。欲望としがらみが絡み合い、既成観念にとらわれた窮屈な世界を抜け出すには、どうするべきなのか。道元が考え抜いた、ときに常識を覆す思想を、日本仏教研究の泰斗が、やさしい講義形式で一つずつ紐解いていく。
  • 道元禅師のことば 「修証義」入門
    -
    道元の主著『正法眼蔵』の真髄をまとめた曹洞宗の基本聖典『修証義』全5章31節を一文ずつ取り上げ、原典との関係を明らかにしつつ、語句と内容の解説を加えた画期的入門書。『修証義』原文、現代語訳、出典一覧を付す。
  • 道元禅師の言葉 一言一言に救いがある
    -
    鎌倉時代に生き、曹洞宗を開山したわが国最高の宗教者・道元。同じく宗教者である著者は道元の弟子が記した『正法眼蔵随聞記』から、人生の指針となる言葉を選び出し、日常生活で生かせるようにわかりやすく説く。「多くのことをしようとすれば心が乱れるだけだ」「そのうちとか、やがてといっている間に死ぬだけだ」などひたすらに道を求めた道元。混迷が深まる現代の時代の中で、道元の孤高で潔癖な生き方、求道に徹した仏教者として姿が私たちの生き方に確たる指針を与えてくれる。

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  • 道元「典座教訓」 禅の食事と心 ビギナーズ 日本の思想
    -
    食と仏道を同じレベルで語った『典座教訓』を、建長寺をはじめ、長く禅寺の典座(てんぞ/禅寺の食事係)を勤めた訳者自らの体験をもとに読み解く。禅の精神を日常の言葉で語り、禅の核心に迫る名著に肉迫。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 道元と生きる 正法眼蔵随聞記
    5.0
    道元の教えを弟子の懐奘禅師が記録した『正法眼蔵随聞記』を分かりやすく解説。 「ただひたすら坐る」「修行と証りは一つである」心の平安へ至る道の在り方を、道元の言葉から学ぶ。 第一章にて「仏道の手引き」として、『正法眼蔵随聞記』や道元の思想などの概観を説明し、第二章以降で具体的な道元の言葉を紹介する。「出世」「物欲」「我執」などに対し人はどのように向き合うべきか、悟りを開くにはどのような行いを積むべきか、道元の思想を引用し、現代にも通じる事例を用いながら読み解く。
  • 道元入門
    4.0
    13歳で出家、24歳で真の仏法を求め中国に留学。「只管打坐(ただひたすら坐禅すること)」に悟りを得て帰国し、正しい仏法を追い求め永平寺を開山。激動の鎌倉時代に禅を実践した日本思想史の巨人に迫る!
  • 道元の読み方―今を生き切る哲学『正法眼蔵』
    4.0
    今を生き切る知恵と力を教えてくれる『正法眼蔵』。内容の一つひとつが、稲妻のように読む者の身心を貫いていく。痛みや孤独に躓いたとき「身心脱落」の一言があなたを救うだろう――難解な大著を紐解き、道元の言葉を今に伝える名著!

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  • 道元「宝慶記」 全訳注
    -
    『宝慶記』は、若き道元禅師(1200~1253)が仏道を究めんと南宋に渡り、燃えたぎるような情熱をほとばらせて、正師たる長翁如浄禅師(1162~1227)に拝問(古徳先哲に対して言葉や文章をもって丁重に質問すること)した求道の記録です。それはまた、道元の問いに真摯に答えた如浄という老古仏が、正伝の仏法である只管打坐の世界を道元に嗣続せしめんとした、まことに慈悲深い慈誨の記録でもあります。
  • どうしたら桜井さんのように「素」で生きられますか?
    3.0
    現代人は、時間に追われ、人間関係と仕事にストレスまみれで四苦八苦の日々を送るばかりですが、その対極にあるような「無為自然」で生きる雀鬼・桜井章一氏。精神科医・香山リカ氏が、そんな生き方を貫くコツに迫ります。「世のため、人のためになんかならなくていい」と言うその哲学は、現代人にとって常識をくつがえすようなものばかり。幸せをつかみとりたいと願うすべての人に贈る、新時代の生き方バイブル!
  • どうして死んじゃうんだろう?
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大切なあの子が死んじゃった。 どうして死んでしまったんだろう? 死をどう受け止めたらいいんだろう? ……その悲しみのなかから、著者は歩き出した。 釈迦の高弟「あなん」と、著者の分身「テンテン」を進行役に、 仏教の経典・涅槃経の教えからはじまり、ソクラテス、イエス・キリスト、 オマル・ハイヤーム、宮澤賢治、エリザベス・キューブラー・ロスなど、 古今東西の賢者の声を聴く、死をめぐる思索の旅がはじまった。 心をゆさぶる、生と死のものがたり。 「死」を探ろうとする模索の旅に、おつき合いください。 決して後悔はさせません。 ──釈徹宗 “彼女はまだ25歳でした。25歳って、まだまだこれからいろんなことができた。もっと楽しいこともたくさん経験できた/「どうして死んじゃったの?」という言葉が頭の中をぐるぐる回り続けました。いろんなことを考えてたどりついたのが「本を書こう」でした。死についての涅槃経と他の賢者の人たちが説いた死を組み合わせて、死ぬことってどういうことだろう?という本を書こうと思いました。(「あとがき」より)” 【目次】 1 どうして死んじゃったの? 2 死んだらどこに行く? 3 人はモノゴトがちゃんと見えてない 4 手の中にかくしてるもの 5 自分自身をよりどころにする 6 大事なことを聞きのがす 7 本当に死んじゃうの? 8 これが最後の機会だよ 9 死ぬってどういうことかを知る旅に出る 10 死とはわからないもの──ソクラテスの考察 11 死とはいったん待つこと──イエス・キリストの復活 12 死とは合格すること──オマル・ハイヤームの四行詩 13 死とはひとりで行くこと──宮澤賢治の銀河鉄道 14 死とはちがう世界に行くこと──エリザベス・キューブラー・ロスの魂の蝶 15 私たちはどうしたらいいのか あとがき
  • どうして、すれ違ってしまうの? 「空気が読めない夫と突然キレる妻」の心理学(大和出版)
    5.0
    普通そういうこと言う? 私って、いったいなんなの? なんでこの人と結婚したんだろう? でも、自分が選んだ結婚だから、しかたない……――と一人でがんばっていませんか? 「やさしい人」だからこそ、がんばりすぎてしまう妻たちに向けて説く、二人の間に起こっていることへの正しい理解と対処法。わけがわからない夫の行動と自分でも説明できない妻の“モヤモヤ”の本当の理由を知ったとき、夫婦の再生が始まります。「“トリセツ”では救われなかった人、必読!」の、二人に新しい関係が生まれる31のレッスン。
  • どうしても、ギャンブルをやめられなくなったら読む本
    4.0
    〈ギャンブル依存〉はこころの問題です。ただし、普通のこころの問題とは違い、この問題には金銭的な問題、つまり〈借金〉が常につきまといます。 本書では、セルフカウンセリングで心理の面から問題を解決していくアプローチを紹介するとともに、借金の整理方法や、家族の方が依存者本人にどう対応すればよいのかなども詳しく解説しています。 類書の多くを著している精神科医ではなく、心理カウンセラーとしての立場から、この問題の新しい解決法を提案する一冊です。
  • どうして、私なの?髄膜腫になり、てんかん発作も併発するようになったけど人生を謳歌しています!20分で読めるシリーズ
    -
    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 髄膜腫(ずいまくしゅ)は、脳腫瘍です。 脳腫瘍のうち20%以上を占め、最も発生する確率が高いです。 私は、23歳の時に髄膜腫を発症しました。 髄膜腫という病気により、症候性てんかんの発作を起こすことも多くなってきました。 よって、精神障害者保健福祉手帳を取得しています。 てんかんの症状や精神障害者保健福祉手帳についてもお話させていただきたいです。 脳腫瘍が私の頭の中にあることが分かったとき、「神様は、どうして私を脳腫瘍(髄膜腫)の患者として選んだの?」と運命を本気で呪いました。 あれから20数年が経ちましたが、私は現在でも、まあまあ元気に生活しています。 10年前には結婚をし、夫婦で仲良く暮らしています。 こんな私を奥さんに選んで結婚してくれた夫にはとても感謝しています。 そして、現在の私の役目は夫を支えることだと思っています。 本書では、脳腫瘍やがんなどの大病で苦しむ方、そのご家族さまへ、私のような大きな病気をしている人間もいるけれど、「人生はなんとかなるよ」というメッセージを伝えていきたくて執筆しました。 私が考える「生きていくこと」について、一緒に考えていただけると嬉しいです。 【目次】 第一部 一章 髄膜腫とはどんな病気なの? 二章 関ジャニのメンバーの一人も髄膜腫の摘出手術を受けていた 三章 右目の異常でまず受診 四章 脳血管造影検査のあと、不安でいっぱい脳神経外科の大手術 五章 救急車で運ばれて、4回目、5回目の手術を受けることに 六章 家族の支えがあったから 七章 社会福祉士(ソーシャルワーカー)としてデビュー 八章 結婚しました 第二部 一章 てんかん発作とおねしょの関係 二章 てんかん発作時の恐怖体験 三章 てんかん発作の治療法 四章 てんかん発作が起こりやすい要因 五章 てんかん発作による精神障害者保健福祉手帳を取得するまで 六章 精神障害者保健福祉手帳を取得してからのメリット 七章 ヘルプマークについて
  • 「どうして私ばっかり」と思ったとき読む本
    4.0
    いつも「私ばっかり」面倒な仕事を押しつけられている。くやしい……。いつも「私ばっかり」気を遣っていて、相手は好き勝手生きている。ズルい……。なんで「私ばっかり」悪いことや不幸が続くんだろう。ツイてない……。そんなふうに思ったことはありませんか? 本書では、カウンセリングを25年近く続け、多くの悩める老若男女と接してきた著者が、「どうして私ばっかり……」となってしまう深層心理を解明するとともに、そこから抜け出すための考え方と具体的行動法を紹介。「自分も周りも幸せになれる生き方」を模索している人は必読! 『「どうして私ばっかりが……」というような気持ちになってしまうのは、あなた自身が、「自分を大事にしていない」ということなのです。あなたの中に燻っているそんな「損する」気持ちを解消しながら、同時に、自分自身を大事にする方法を、この本でレッスンしていただければ幸いです』──本書「まえがき」より

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  • 道心は国の宝
    -
    伝教大師・最澄の生誕から天台宗開創までを語り、現代にも脈々と生き続ける最澄の思想、また、最澄が残した名句を現代人向けにわかりやすく説いた“こころの書”

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  • 同時性の問題
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 哲学者であり禅の研究者でもあった著者が、キルケゴールの提起した「キリストとの同時性」を出発点に、宗教における時間の問題を主題として扱う。 【目次】 緒言 序説──現代世界と宗教 一 禅とキリスト教 二 解釈学的問題としての同時性の問題 三 キェルケゴールと道元における同時性の問題──「キリストとの同時性」と「同時成道」 四 ハイデッガーにおける時の問題──「有と時」と「時と有」 五 宗教的死と宗教的時──ハイデッガー・キェルケゴール・道元 (その一) (その二) (その三) 六 宗教における時の問題──田辺哲学への疑問 七 ハイデッガーにおける形而上学の問題と日本の哲学的伝統 付録 キェルケゴールにおける信仰と倫理 跋 東 専一郎 1915年生まれ。哲学者。関西大学教授。京都大学哲学科卒業。 著書に、『同時性の問題』、 訳書に、ハイデッガー『思惟の経験から』(共訳)などがある。
  • 同時代思想との対峙
    完結
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 カントが実際に対峙した同時代ドイツの哲学・思想との比較研究を通じて、カント哲学の哲学史上の位置づけや独自性を解明した五編の論考の他、著者の応答付き書評二編、研究動向、カント生誕三〇〇年記念企画、文献目録抄を収録。
  • 「動じない」心のコツ
    3.5
    ささいなことで動揺してクヨクヨしてしまう人のための、心の練習帖。 メールの返事が来ない、ドタキャンされた、など、日常のささいなイライラクヨクヨは、誰もが経験していることと思います。できることなら、穏やかな心で過ごしたい。そう思っても、なかなか思い通りにならない自分の心を楽に保つコツを、禅の教えから導きます。人づきあい、仕事、将来への不安。具体的な悩みの一つ一つを、枡野俊明さんがやさしく解きほぐし、「動じない」心になるコツをお伝えします。
  • 「動じない心」をつくる85の言葉
    -
    私たちが健全な社会人として充実した人生を築いていくためには、自分の心を上手にコントロールし、心の動揺をできるだけ少なくしていく能力が必要になってくると思います。 本書では、幸せな人生を築いていけるよう、動じない心をつくるヒントを数多く掲載!
  • どうすればあなたの「愛」は伝わるか “特別な人”になる恋愛のマジック
    -
    同じものを見たり聞いたりしたときに、女性が、男性とは全く違う感じ方や考え方をすること、身に覚えはありませんでしょうか。男性にとって女性というものは、はるか昔からの「永遠の謎」であり、社会科学的に言えば「異文化集団」に属する存在なのです。  未知の存在である女性に愛を伝え、それを受け止めてもらうには、女性の心理を紐解き、いかに効果的に歩み寄るかが大切です。  告白が上手くいかない男性たちよ、ぜひ本書をご一読ください。 【目次】 1 「君が好きだ」は、彼女が受け入れやすい形で伝えろ ――彼女を一歩踏み出させる恋のルール―― 2 彼女は、こんな“愛の表現”を待っている ――彼女に“特別な人”と意識させる恋のルール―― 3 “愛の告白”は、ちょっとした勇気とタイミング ――彼女のハートをつかむ恋のルール―― 4 好意は、態度に表わさなければ伝わらない ――彼女を振りむかせる恋のルール―― ◇◆◇著者 富田 隆◇◆◇ 1949年東京生まれ。駒沢女子大学教授。専攻は認知心理学とコミュニケーション心理学。社会問題から芸術まで多方面に渡り独自の才能を発揮。心理学に裏付けられた分析とエスプリのきいたコメントでみんなに愛され、テレビでも活躍中。『69の夢分析 思いがけない「あなた」に出会う本』『恋愛に勝つ心理術~あなたを恋愛の達人へ導く7つの成功法則~』『マインドシフト 「進化」のための10の法則 ~THE 10 LAWS OF MIND SHIFT~』『恋愛心理学講座』(各電子書籍、SUMIDA出版)など、他多数の著書がある。
  • どうせ死ぬから言わせてもらおう
    3.5
    団結や同調を鼓舞する、いかなる装置もクソくらえ!  目標設定や効果検証より「みんながんばろう」ばかりを主張する政府、グローバル・キャピタリズムを推し進めるエスタブリッシュメントたち、PCR検査をケチってGo Toキャンペーンに1兆3500億円、マジョリティの尻馬に乗った弱者バッシングだけが生きがいの人々、「日本すごい」の大合唱を続けるマスコミやネトウヨたち――日本列島ならぬ「日本劣等」に暮らす我々に必要なのは、何物にも流されない、共感しない能力だ!人気生物学者が直言する、唯一無二の辛口批評。 1)日本の幻想 生きた証 組織に忠誠を誓うのはなぜか 日本の下級国民の多くはなぜここまで従順なのか 囲碁、将棋、スポーツ、オリンピック スポーツは危険・取扱注意ということについて 2)おコトバですが 感情に訴える言葉に共感しない能力を磨く 敬称の文脈依存性について 自然言語は定義できない(概念は実在しない) 首尾一貫性という呪縛 3)コロナ狂騒曲 一所懸命は危険だ コロナ禍で分かったムダの効用 チフスのメアリーとコロナのジョン 厚労省の利権がらみでPCR検査が進まない コロナは社会システムを変えるか? 4)思い込んだら百年目 人為的地球温暖化という似非科学を未だに信じる人々 人為的温暖化とは無縁な台風の被害 ビーガンという倒錯 多様性ってなんだろう 「役に立つ」とはどういうことか 5)閑居老人のよしなしごと 家庭菜園に来る害虫たち 老人閑居してよしなしごとを考える 私がいじめられなかったわけ 埋葬と墓に関するいくつかの話 物々交換の過去と未来
  • どうでもいいことで悩まない技術
    3.4
    日常生活には、イライラしたり、不安になったり、緊張したり、「悩むほどではないけれど、つい気にしてしまうこと」があふれています。そんな小さなことで、できれば悩みたくない。そこで本書では、その解決方法を「脳の仕組み」から考え、どのようなアクションを取るべきか、わかりやすく解説していきます。たとえば…… ・イラッとしたら、まっさきにすべきことは? ・ケンカは「謝るが勝ち」なワケ ・不快な気持ちを整理するとっておきの方法 ・優秀なビジネスマンがしているパニックを防ぐ方法とは ・モノを捨てると執着心が薄らいでいく理由 など、「つまりは気の持ちよう!」ではなく、日本を代表する脳科学の先生が、科学にもとづいたノウハウを紹介していきます。
  • どうでもいい小さなことで不機嫌にならない本
    3.8
    相手のちょっとした一言に、すぐに不機嫌になったり、イライラしたり、ちょっとした失敗に凹んだり、投げ出したりでは、仕事も人間関係もうまくいかないでしょう。不機嫌にならないためには、受け取り方を変える、気持ちを切り替えるなどのコツを身につけることが大切です。本書では、そのコツをテレビ・ラジオ出演、雑誌・単行本の執筆など幅広く活動している精神科医の和田秀樹氏が、心理学、心理療法、脳科学などから考え、どのような考え方をすべきか、どう行動すべきか、わかりやすく解説します。この一冊でいつも機嫌のいい人に変わるでしょう! ○本書の目次より 何かに打ち込むとイライラを忘れる/大事に悩めば些事は忘れる/嫌なことを言う人は相手にしない/自分が勝てそうにない競争からは離脱する/「人は人、自分は自分」と割り切る/「いい人」をやめるとラクになる/楽しそうな場に行くだけで「笑顔」になれる……

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  • 道徳および立法の諸原理序説 上
    -
    イギリス近代を代表する思想家にして法学者ジェレミー・ベンサム(1748‐1832)。本書は、近体功利主義の創始者として知られる彼の代表作と目される記念碑的著作である。ここでベンサムは、人間の快と苦痛のみに基礎づけられた功利性の原理をもとに個人と共同体のありようを徹底的に解析し、そこから真に普遍的な法体系を導出しようと試みる。その挑戦はわれわれをどこに導くのか? 刊行より200年以上経てもなお倫理学、法哲学、政治思想など広範な分野に圧倒的な影響を与え続けている名著を、このうえなく清新かつ平明な訳文で送る。上巻は「第13章 罰すべきでない場合」まで。文庫オリジナル。
  • 道徳感情論
    値引きあり
    4.3
    アダム・スミスの二大著作の一冊が『道徳感情論』(1759)です。本書こそが主著で、『国富論』はその副産物だったのです。個人とは「共感」能力を持ち、様々な「激情」を持っています。利己的であったり、社会的であったり、憤ったり、感謝したりします。スミスはこういった個人の心に「義務」「道徳」を確立して、新しい社会と人間のあり方を探りました。近代社会の原理を知るための必読書が読み易い新訳で登場! (講談社学術文庫)
  • 道徳形而上学の基礎づけ
    4.0
    「君の行為の格律が君の意志を通じて普遍的な自然法則になるかのように,行為せよ.」カント哲学の導入にして近代倫理の基本書.人間の道徳性や善悪,正義と意志,義務と自由,人格と尊厳,共同体と規則などを考える上で必須の手引きである.訳語を精査し,初学者の読解から学術引用までを考慮した新訳.

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  • 道徳形而上学の基礎づけ
    4.8
    「君は、みずからの人格と他のすべての人格のうちに存在する人間性を、いつでも、同時に目的として使用しなければならず、いかなる場合にもたんに手段として使用してはならない」。多くの実例をあげて善と悪、義務、人格、自由と道徳性について考察し、経験的な根拠に依拠しない純粋な道徳の原理を探求。きわめて現代的であり、いまこそ読まれるべき書。詳細な解説付きのスタイルで完全読解へ導く“中山カント”第3弾!
  • 道徳性の逆説 : カントにおける最高善の可能性
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 カントにおける「最高善」の実現可能性の問題を主題とし、全体性のカテゴリーに関する問題点を明らかにした著作。人間の自由と世界全体の調和を目指したはずの道徳的な行為が陥る逆説を指摘し、いかにして超越論的なものと関わる自由が可能かを論じた。
  • 道徳的責任廃絶論
    5.0
    「自然主義」の立場から「道徳的責任」の不可能性とその廃絶を訴え、「自由意志」との両立論を支持する。必読の話題書、遂に刊行!
  • 道徳的に考えるとはどういうことか
    5.0
    その考えは正しいか正しくないか、あるいはそれをすべきか否か――。私たちは日々、様々な道徳的判断を迫られ、あるときは自然に、また別のときには悩みに悩んで結論を下す。こうした判断はしばしば、自分たちの外部にある絶対的な規準を個別の現実に当てはめるものとして思い描かれる。だが、そんなふうにすべてを一刀両断できる規準などありうるだろうか。「非主流派倫理学」の立場からプラトン、ウィトゲンシュタイン、一ノ瀬正樹、槇原敬之らの実践を取り上げることで、道徳的思考の多様で奥深い内実を浮き彫りにする哲学的探究。
  • 道徳と宗教の二つの源泉I
    -
    概念や言葉、表象などに結晶化する以前に、それとは別の場所で端的に働いている力がある。そうした場所についての時空的見取図をつくりあげようとした「生の哲学者」の最後の主著。
  • 道徳と宗教の二つの源泉ⅠⅡ(合本)
    -
    概念や言葉、表象などに結晶化する以前に、それとは別の場所で端的に働いている力がある。そうした場所についての時空的見取図をつくりあげようとした「生の哲学者」の最後の主著。 【目次】 第1章道徳的責務 第2章静的宗教 第3章動的宗教 第4章結びの考察
  • 道徳とは何か 倫理学入門
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 人格の平等、自由などの問題を身近な生活に即して考察し、倫理学の戸口にまで導いていく、ユニークな入門書。 【目次より】 まえがき 第一講 倫理の混乱と倫理思想の混乱 第二講 倫理は変化するか 第三講 横の倫理と縦の倫理 第四講 社会倫理と職業倫理 第五講 人格の平等と平等の倫理 第六講 人格の自由と自由の倫理 第七講 自由平等の矛盾と調節 第八講 保守と革新、伝統と創造 第九講 革命・暴カ・戦争 第十講 国家に於ける権力と倫理 第十一講 講国民道徳と愛国心 第十二講 文明の進歩と倫理 第十三講 倫理学の立場(一)自然主義 第十四講 倫理学の立湯(二)理想主義 第十五講 倫理学の立場(三)汎神論 第十六講 義務の葛藤と倫理の限界 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 高山 岩男 1905~1993年。哲学者。京都帝国大学文学部哲学科卒。京都学派の全盛期に学ぶ。文学博士。京都帝国大学文学部教授ののち、神奈川大学、日本大学などで教鞭をとり、秋田経済大学学長を歴任。 著書に、『西田哲學』『ヘーゲル』『續 西田哲學』『文化類型學研究』『世界史の哲學』『日本の課題と世界史』『所の論理』『哲学と哲学的実存』『マルクシズムの超克』『場所的論理と呼応の原理』『道徳の危機と新倫理』『宗教はなぜ必要か』『二つの世界に抗して 文明の破局と人類の対決』『現代の不安と宗教』『道徳とは何か 倫理学入門』『国際的中立の研究』『現代の政治・社会思想 社会科における取扱いに関連して』『哲学とは何か』『教育と倫理』『実存哲学』『政治家への書簡 正・続』『西田哲学とは何か』『京都哲学の回想 旧師旧友の追憶とわが思索の軌跡』『高山岩男著作集』(全6巻)『西田幾多郎研究資料集成 第1・2巻 高山岩男集』など多数ある。
  • 道徳の危機と新倫理
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第二次大戦終戦後7年目に書かれた本書は、戦後になって失われつつあった戦前の「道徳」教育を、あらためて問い直すともに、新時代に相応しい新たな「倫理」のあり方を模索する。 【目次】 序 道徳の頽廃 戦後頽廃の諸相 一 戦後の犯罪と不道徳 二 道徳感覚の磨滅 三 虚無的頽廃 四 道徳的原理の無政府 道徳の危機 新倫理とは何ぞや 一 倫理の革新とは何か 二 新倫理の在所 三 十九世紀的観念の崩壊 四 現代文明の倫理的危機 五 現代世界の倫理的危機 六 新倫理の方向 新しき社会 一 封建社会と市民社会 二 近代社会の倫理 三 近代経済の危機 四 近代政治の危機 五 封建意識の再生 六 共産主義と全体主義 倫理の永遠性と創造性 一 倫理の変化と不変 二 進歩するものとせざるもの 三 道徳的人格 四 文明の創造と文化の創造 五 倫理の創造性 六 道徳意志の普遍性 倫理の権威と限界 一 倫理の有限性の問題 二 倫理至上主義の誤謬 三 真の宗教と擬似宗教 四 倫理と宗教 倫理教育の反省 一 新倫理教育への疑問 その一 二 新倫理教育への疑問 その二 三 道徳教育の意味 四 道徳的判断力の育成 職業倫理の問題 一 教師の倫理 二 職業倫理の本質 三 階級倫理の問題 国民道徳の問題 一 国民道徳の意味 二 日本の国民道徳 その一 三 日本の国民道徳 その二 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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