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哲学とは、昔の人の考えや言葉を知って、理解することではない。哲学上の根本問題に自ら立ち向かうことでしか、哲学はできない。「私たちの心を超えた世界を知ることはできるか?」「他者の心を知ることはできるか?」「心と脳の関係はどのようなものか?」「死んだら無になるのか?」――本書では、この四つの問題を素材に、哲学の核心へと一気にいざなう。問いの意味そのものを問いなおすこと。相対立する議論のやり取りを、自分ひとりで視点を転換させて行うこと。深く、粘り強く、哲学的に考えるやり方を追体験できる教科書。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年01月01日
著者の本は20年ほど前に「時間は実在するか」を読んで以来。図式を多用して抽象的な時空の概念を整理するというのが同書の肝だったが、本書においても同様のスタンスが貫かれている。本書ではトマス・ネーゲルの哲学入門書の議論に沿った形で議論が進められるが、たまたま読んでいたネーゲルの「コウモリであることはど...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月31日
「どのようにして私は◯◯を知るのか?」をテーマにトマス・ネーゲルの「哲学ってどんなこと?ーとっても短い哲学入門」を利用したゼミ体験型というべき哲学入門書。
難解(特に4章と5章)ではあるが、割と自分が学生時代に考えていたことであったからとっつきやすいテーマではあった。中2病かかってる時期に自分の周り...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月21日
何かわからないとすぐにネットで調べてた。
こんな習慣や環境に慣れると人は身近なところに答えがある感覚は強くなるね。でも現実は、答えが簡単に出てこない事で溢れてる。だから解決が容易じゃない事が起きると過剰に反応してしまう。そうしてさ、実際以上に問題を大きく感じたり、複雑にしてしまう。 問うことが答えな...続きを読む
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