作品一覧

  • デリダのハイデガー講義を読む
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    1巻3,960円 (税込)
    デリダで/とともに、「存在と時間」を考える。 ハイデガーの『存在と時間』をデリダ自身が翻訳・読解し、「歴史」を揺るがした全9回の講義を、日本の哲学研究者たちが読み解く! 本書は、ジャック・デリダ講義録『ハイデガー──存在の問いと歴史』を共通のテクストとして、6人の執筆者(峰尾公也、加藤恵介、齋藤元紀、亀井大輔、長坂真澄、須藤訓任)が、それぞれの視点から光をあてた論考を収録。「デリダのハイデガー講義」を立体的に照らし出し、講義録に含まれた論点を浮かび上がらせ、デリダによるハイデガー読解の内実を検討しながら、その革新性を明らかにしてゆく。それは、ハイデガーとデリダとの関係を解明する研究の集成でもある。 デリダで/とともに「存在と時間」を考える……ハイデガーとデリダとの関係について考えたい読者にはもちろんのこと、デリダの講義録をこれから読みすすめる読者にも、副読本として最適。 『存在と時間』などのハイデガーの哲学から、「脱構築」はどのように生まれてきたか? デリダの「ハイデガー講義」をひもとき、解明してゆく待望のガイドブック。
  • 連続講義 現代日本の四つの危機 哲学からの挑戦
    4.0
    1巻1,925円 (税込)
    日本を代表すると言っても過言ではない12名の哲学者たちが、一般の聴衆を前に「現代日本の危機」を提示し、その打開策を探る「哲学からの挑戦」の試み。2014年から2015年にかけて行われ、大きな反響を呼んだ連続講義を基に、熱のこもった会場の模様を完全再現する。ライヴ感あふれる口語体で「知」「ことば」「いのち」「戦争」という「四つの危機」を取り上げ、立ち向かおうとした哲学者たちによる真剣な格闘の記録。(講談社選書メチエ)

ユーザーレビュー

  • 連続講義 現代日本の四つの危機 哲学からの挑戦

    Posted by ブクログ

    グローバル化によって生じた「危機」を、哲学者たちがどうとらえているのかが分かる本。
    現代日本にそこはかとなく漂う不安感・危機感を、「知」「ことば」「いのち」「戦争」の4つに分類し、12名の哲学者がそれぞれの専門分野のトピックスを使って説いている。

    「危機」がなぜ生じたかという私なりの感想は、それぞれの危機が向かうベクトルが「平和」な時代とは違う方向動き出しているからなのではないか? という事だ。
    特に「ことば」に関して言えば、日本人同士であっても万人に共通でなくなっているのではないか?
    だからこそ確かな過去の偉人たちの足跡を振り返りつつ、自分の立ち位置を説明し、これからを論ずる哲学的な語り口

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    2015年11月19日

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