デリダ 脱構築と正義

デリダ 脱構築と正義

1,375円 (税込)

6pt

4.6

ポスト構造主義を代表する哲学者、ジャック・デリダ。ロゴス中心主義が「まったき他者」を排除・隠蔽してきた歴史を暴き出した尖鋭で長大な問いかけは、我々に影響を与え続けている。脱構築、散種、差延をはじめとする独創的な概念を生み出した思想の核となる「哲学的」モチーフをとらえ、彼が呈示した「他者との関係としての正義」を潜在的・顕在的に追究する。

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デリダ 脱構築と正義 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年04月28日

    脱構築は正義のための決断を促す思想
    そこに至るまでには、混沌や矛盾を知覚することになる。
    いや、ここを知覚すればこその正義なのだろうか。

    もう今や誰もが気がついている世界の至るところの無限性について、合理の暴力から、ただ恐れ慄く必要は無くなった。

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    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    すごい。知っている世界が、くずれていく、、

    すべての他者との、初めから暴力的な関係性の中に、すでにある絶対的正義

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    Posted by ブクログ 2021年06月01日

    デリダ入門書として非常によみやすい。
    エクリチュール、反復可能性、差延、散種などのデリダ語の使い方が見えてくるだけでなく、デリダ思想を一つの正義の思想として読み解くことで、脱構築が単に哲学の破壊ではなく肯定的な思想であることが分かってくる。
    本書を読む以前はポストモダン思想には破壊的・ニヒリズム的な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月28日

    【1】
    30 修論
    36 五月革命
    43 脱構築は哲学を文学に
    →ハーバーマスは批判、ローティは歓迎
    →デリダ・サール論争
    48 デリダの抵抗、ブルデュー
    52 ド・マン論争

    【2】
    55 解体の仏訳語としてデコンストラクション
    64 エクリチュールはパルマコン(知恵の、記憶の秘訣)である
    81 ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年12月18日

    おそらくよくまとまっているのだと思う。デリダを読んでそれを有意義に受け取ることはその性質上難しい。そこになんとか最低限度の錨を下ろそうという苦悩が見える。デリダの脱構築においては正義は脱構築し得ないというのが一応の最低ラインにはなるのかな。何にせよ使う側の誠実さが求められると思う。

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