書店員レビュー一覧:小説・文芸

  • 警視庁公安部・青山望
    昔の刑事ドラマで凝り固まった警察像の崩壊!
    実際に警視庁公安部で勤務した著者が、最新かつリアルな警察を描きます。主人公の青山望を中心に、ノンキャリアだけど大卒(体育会出身)でキレキレの同期4人が、ヤクザ・政治家・IT長者・半グレ・芸能界・宗教団体が複雑に絡む難事件を、様々なIT技術で解決。ビッグデ...続きを読む
  • ユリゴコロ
    突然の不幸が次々と家族を襲うさなか、実家の押入れから発見された「ユリゴコロ」というタイトルの奇妙なノート。そこに書かれた「殺人鬼の半生」は一体誰のものなのか。それが判明する時、彼の現実も動き出す…!
    「ユリゴコロ」というノートに綴られた殺人の記憶は、目を覆いたくなるほど残酷で、全くもって共感しがた...続きを読む
  • 青天の霹靂
    一流マジシャンを目指していたはずが、ずるずると場末のマジックバーで働く轟晴夫(とどろきはるお)。晴夫の母親は、晴夫を産んだ直後に亡くなり、父親とは何年も顔を合わせていない。
    ある日父親の訃報を受けたあと、両親が生きている過去へ突然タイムスリップする。過去へ行って初めて知った、父と母の出会い、そして...続きを読む
  • 生涯投資家
    日本では投資家のイメージはあまり良くないかも知れない。「自分たちの利益だけを求めお金儲けのことばかり考えている。自分が儲かれば他の人がどうなっても構わない」そんなイメージをもっている人も多いと思う。また村上氏が逮捕された当時は「お金儲けしか考えていない乗っ取り屋の悪党」のような報道のされ方をしていた...続きを読む
  • 戦略課長
    取引銀行から送り込まれたサラリーマンロボット。社内ではあらゆる武器を駆使して立ち回り、ライバル企業には鉄の心で立ち向かう。そんな矢先に、ライバル企業が開発した高性能ロボットが現れ最大のピンチを迎えるが……。ロボットアクション×企業小説というジャンルレスなスペクタクルエンターテイメント小説ここに誕生!...続きを読む
  • シスターズ・ブラザーズ
    シスターズ・ブラザーズが荒野をいく。ゴールドラッシュに沸くサンフランシスコをめざして。彼らは金を探しにいくわけではない、殺し屋としてある男を消すために旅をするのだ。
    ずいぶんと変なタイトルだと思ったが「シスターズ」は彼らの苗字だった。
    粗暴で狡猾な兄と、内気だがキレると凶暴な弟の危険なコンビ。ま...続きを読む
  • 第三の時効
    正直なところ、短編小説というと、長編に成り得なかったテーマというイメージがありました。
    全くのアホな思い込みでした。申し訳ございません。
    本のタイトルになった『第三の時効』だけでなく六編全てが映画にできるレベルで、中でもおススメは『ペルソナの微笑』。8歳の子供を巧みに誘導し、青酸カリ殺人を実行さ...続きを読む
  • 息がとまるほど
    こんな女性が近くにいたら…と想像しただけでゾッとしてしまうほど女の怖さが描かれた短編集です。この作品の特徴は、読み終わってから読者にその先のストーリーを想像させてるところです。全てを描き切らず、あくまで読者にゆだねる。ゆだねられた読者のほとんどは同じ想像をするのだと思いますが、こんなにも想像する力を...続きを読む
  • 愛には少し足りない
    唯川恵作品の中でも、ストーリー展開にこれほどまでに引き込まれて読み進めていってしまうほど、面白い作品です。将来設計を考え始めなければいけない年頃の女性心理や行動は、自身の中にある本質的な欲望を知った時に変わっていく…。読み始めは、いつもの唯川作品らしく柔らかですが、終盤に近付くにつれ読む速度が速くな...続きを読む
  • 戯言シリーズ
    「西尾維新」の原点がここに。
    メフィスト賞受賞作である「クビキリサイクル」から始まる「戯言シリーズ」。ミステリーという分類ながら、「物語」シリーズに通ずる超常っぷりもある、変格に近い作品群。
    主人公・いーちゃんは冴えない大学生。友人に天才技師・玖渚友や人類最強・哀川潤を持つものの、本人は至って普...続きを読む
  • 女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと 【電子特典付き】
    女性として生き方をしていくための教訓とか、子供が自立へ向かってもがいているときに取る行動とか、子供を大事に思っているからこその言葉、行動が心にしみます。自分もそうありたいと思う。読み終わったら、西原さんいいかあちゃんだな。って思えます。
  • 死命
    余命僅かの宣告を受け殺人願望を実行に移す男と、同じく癌が再発しながらも殺人犯逮捕に執念を燃やす刑事。物語はこの二人を対比させるように元恋人と刑事の娘、息子を絡めながら深みを増しつつクライマックスへなだれ込んでいきます。そして連続殺人鬼に身を落としていった男が幼少期の消し去った記憶を取り戻したとき、衝...続きを読む
  • 神津恭介、密室に挑む
    「日本三大名探偵」といえば明智小五郎、金田一耕介、そして神津恭介。他二名と比べ若干影が薄い、この神津恭介。実は容姿端麗、頭脳明晰の一度見たら忘れようがない、超絶イケメン名探偵なのです!中学を飛び級、6カ国語を操り、論文も認められた数学の天才。現在は東大医学部の法医学教室助教授。資産家で生活に困る心配...続きを読む
  • 竜馬がゆく
    恥ずかしながら初めて読みました。昔から有名な作品ということは知っていましたが「どうせ竜馬は死ぬんだろ…」と手をつけなかったのです。何ともったいない!
    BookLive! には沢山のビジネス書や自己啓発書がありますが、若人たち、まずは『竜馬がゆく』を読みましょう!物語を通して自由闊達な発想・先を読む...続きを読む
  • 殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―
    盛岡の書店で「文庫X」として表紙もタイトルも内容も伏せて販売され、話題となった本作品。書店員さんの手書きPOPで「どうしても読んで欲しい」作品として紹介されていたため、てっきり感動モノの小説と思っていたら、ノンフィクションだったので驚きました。
    今まであまりノンフィクションの作品を読んだことがなく...続きを読む
  • タルト・タタンの夢
    ミステリを読みたいけど、殺人のような重い事件はちょっと…と言うあなたに。素敵な料理と「日常の謎」を楽しめる、こちらの一冊はいかがですか?
    舞台は下町にある小さなフレンチレストラン。ここに持ち込まれる様々な謎に挑むのは、無精ひげを生やした店長兼料理長の三舟シェフ。フランス修業時代、その名前と風貌から...続きを読む
  • AX アックス
    伊坂幸太郎先生の殺し屋シリーズ第3作目!
    殺しの技術は一流なのに、妻には頭の上がらない中年の殺し屋「兜」が、慎ましい家庭を守るため、奔走する話です!
    少しハラハラするけど幸せそうな心の温まる家族の描写は、ご結婚して、男の子を育てている現在の伊坂幸太郎先生にしか書くことのできない家族の物語。。。控...続きを読む
  • 百億の昼と千億の夜
    日本SFの金字塔という評判と萩尾望都さんの表紙に惹かれ、休む間もなく一気に読み終えてしまった本。凄まじいまでのスケールの大きさ!これは面白い!…しかし、どこまで理解できたか一抹の不安も。
    物語は「阿修羅王、ブッダ、プラトンが、世界が滅ぶ原因を探し、戦いを挑もうとする」というもの。映画『マトリックス...続きを読む
  • 王妃の館
    2015年4月の映画化作品!映画と本筋は同じですが、それ以外はだいぶ異なるようなので安心してこちらもお楽しみ下さい。
    倒産寸前の旅行代理店が、起死回生の策として講じたダブルブッキングツアーが舞台。150万円の高級組と20万円の格安組を、お互いにバレないよう同日・同部屋に宿泊させて費用を浮かせるって...続きを読む
  • 男の系譜
    池波正太郎が歴史上の偉人たちを語り明かす!
    戦国の織田信長から幕末維新の西郷隆盛まで、彼らがどんな思いで時代を生き抜いたのか?著者だからこその男の生き方を、現代日本との対比で描く傑作エッセイ。
    とはいえ、昭和60年出版の本なので、著者の考え方や表現は古くさい部分もあります。それが気にならないくら...続きを読む