『べスト・エッセイ2022』にも選ばれた一作を含む、アンガールズ田中卓志著の初エッセイ集です! 「ある程度優しい人に読んでほしい」という田中氏のメッセージに惹かれ、読んでみました。「キモい」が芸風の田中氏ですが、文章から人柄の良さ、真面目さ、優しさ、誠実さが伝わってきます。田中氏が売れるまでの道のりも書かれていますが、この方らしいというか、あまりガツガツせずにゆっくりと努力をしてきたということが感じられ、共感出来ました。ご家族への愛情も深く、お母様とのお弁当エピソードにはほっこり優しい気持ちになれました。淡々としながら面白く素朴な文章で、読み終わったあと、暖かい気持ちになれます。おすすめの1冊です!
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お母さんの手作り弁当をランキングするという番組で、田中母のお弁当が最下位になった時のエピソード、『最高の食卓』を読んで泣いた。
よくよく考えると、なんだよこの企画、と怒りを覚えるくらい泣けた。
あとがきにもお母さんのことが書いてあり、明るく楽しいお母さんと、コントのような日常を想像したら、優しい息子さんに育つわけだよなーと思えた。
改めて『最高の食卓』を読んだら、また泣けた。どんなの?と思ったあなた!
ネットでも取り上げられているので、ぜひここだけでも読んでください。
お母さんを思って泣き、優しい息子を思って泣ける!
お母さんと田中さんを一気に好きになり、度々登場するロッチ中岡が嫌いになったw
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アンガールズ田中さんの真面目な人柄が伝わってくるエッセイだった。ほっこりする話、クスッとする話などひょろっと等身大の話が素朴な言葉で語られて好感度が高まった。
最後に奥さんへのプロポーズの話、あとがきにお母さんのエピソードを持ってきており、「ライトエッセイとしての読後感としては完璧」な印象。
プロポーズが思ったように進まず「これはもうジャンガジャンガしかない流れ」と振り返っていたとこが最高だった。
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「いや〜悔しいね〜」
アンガールズのポッドキャストは、著者のこの嘆きからいつもはじまる。土曜日早朝のウォーキングのおともである。
ここ数年、メディア越しながら、芸歴を重ね、人間味をさらけだしている著者に好感を持ちました。もちろん、面白いから、が一番のきっかけなんだけど。
ちょっとどころではない不運なエピソードの数々、とても楽しく、癒やされました。人となりに勇気、元気をもらいました。お母さんも素敵でした。
大きなお世話でもあり、ちょっと変ですが、奥さまになられた方にありがとうございますとお伝えしたくなりました。末永くお幸せに。
Posted by ブクログ
ああ、面白かった。
最近読んだエッセイの中でも特に良かった。
素直で癖のない文章は読みやすく脳内で田中さんのクルクル変わる表情が浮かんで来る。
2021年に亡くなられたお母様の事を書いた「最高の食事」は以前『ベスト・エッセイ2022』に収録されていて既読だが、再読しても涙腺崩壊。
笑えるものや切ないもの、オシャレではないけれど、田中さんのひとつひとつのエピソードが人間味を持って伝わって来た。
時にシュールで、さくらももこさんを思い出す瞬間もあった。
まえがきもあとがきも体温を感じられて凄くいい。
初エッセイにして秀逸。
Posted by ブクログ
人生にはたくさんの転機がある。
お笑いのきっかけになるような出来事、先生の言葉、不思議な出会いと言葉の力があって、面白いなと思いました。
自分が昔書いた文章に対し、「自分の言葉を乗り物にして、少しだけタイムトラベルしているような気持ち」という表現がとても綺麗で素敵だなと感じました。
そして、母への想い。
お弁当のエピソードでウルっとさせられ、あとがきで大きな愛を知りました。
とても魅力的な芸人さんの一人です。
Posted by ブクログ
お笑いが好きでテレビやラジオをよく視聴している人にはある程度お馴染みの鉄板エピソードトークがこれでもかと詰め込まれたアンガールズ田中のベスト盤的な一冊。面白い話・エッセイは何度聴いても何度読んでも面白い。
Posted by ブクログ
・お笑い芸人のエッセイを読むのが好きなのと、最近結婚されたことで気になってこの本を選んだ。
感想
・一つ一つのエピソードが読みやすい文量だった。
・母親を大切にしよう、結婚相手に求める条件は1つに絞ろう、と思えた。