あらすじ
秦vs趙の連合軍戦、開戦! 先手を取るべく火花散る初日!! 趙王都圏へ進出した秦軍に対し、二か所で迎え撃つ李牧。最激戦地・朱海平原へは信・蒙恬・王翦が、リョウ陽には楊端和と壁が向かい、また籠城するギョウを桓騎が取り囲む。朱海平原では、左翼に配置された蒙恬が獅子奮迅の活躍。しかし、李牧も反撃の一手を!?
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舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
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Posted by ブクログ
この巻も!!秦vs趙戦争真っ只中の巻ですが!!表紙蒙恬!!中も蒙恬!!すごい!!かっこいい!!蒙恬ファンにはたまらない一冊。いや、他もいろいろ凄かったです‼(笑)
李牧は強敵
秦軍だけが猛進していっても、面白味に欠けるのは分かります。敵も魅力的に描くから、面白味が湧くのです。李牧が活躍し、知略がバスっと決まるのは、敵ながら爽快です。でも、こんなに序盤で味方の1人が討ち取られるのは‥意外でした。
思い切りのいいストーリー構成です。
Posted by ブクログ
李牧が戦えたのは知らなかった。
蒙恬、この巻でもさらにかっこいい♪
しかも最後のセリフが
「俺きてるわーって思うこと、最近時々ない?偶然だろうけどすげーの見える時が」「大将軍の見てる景色ってやつがだよ」
このセリフに震えがきました。
でも、ここで終わったから、次の巻でもさらに震えがきそう。
Posted by ブクログ
前の巻は王翦将軍が何かやってくれましたが、やっぱり李牧も黙っていなかった。あんたホントよくやってくれると感心してしまう。でも、単独行動とはいえ、あの格好で戦場つっきるんかね、せめて鎧でもつけて李牧だと気付かないようカモフラージュしたらどうかね、と思ってしまう(桓騎だって敵軍の鎧来て李牧と同じようなことしたけど)。
というわけで勝てる戦いしかしない、と公言している王翦将軍、これでもまた勝てる自信があるんだよね。結構危ない橋わたってる気もするんだけど……。左は蒙恬がいるから大丈夫か。彼は信や王賁みたいに武力であまり活躍しないタイプだけど、戦術がらみをやる奴だから地味にすごい奴だよね。テンが微妙に惚れてる感じを見せていたけど……。
個人的には山の民対犬戎が気になる。無敵の山の民に対して、似たような民族だから。
さすがのタンワ様も怒ってた。そんな彼女に萌えた人も多いのでは。
しかし犬戎の褒美が「去年と同じ羊の肉をまたふるまう」で納得するって、毎年同じことをまたやりますで、全然褒美になってないじゃん。犬戎の長は脳筋か?