あらすじ
栄誉か、信念か…!? 残酷な選択の行方は!? 膠着状態の黒羊に青天の霹靂!! 桓騎が紀彗に突きつけた残酷な選択。全趙将が動揺する中、その決断は!? 予測不能の策略戦に決着!! 一方、その模様を見据える者は…!? さらには、咸陽中を騒然とさせる、驚愕の人物が秦王・エイ政を訪ねるが…!?
...続きを読む
舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
知略の戦いも楽しいです
キングダムは、巧みな戦闘シーンや、戦術が、華々しく描かれていて、もちろんそれもとてもかっこいいのですが、知略での戦いも物語の深みを増してて楽しいです。文官達の戦い、読み応えがあって面白いです。
Posted by ブクログ
斉王と秦王のやりとりや李牧とのやりとりといったマクロな話から、信のミクロな話まで、ダイナミックな巻だ。戦場のバトルだけでなく宮殿の舌戦が楽しめる。
Posted by ブクログ
黒羊戦が後味悪く終わりまして桓騎のヒミツも気になるところですが!とりあえずお久しぶりー。蒙恬!!(笑)アイドル化に?磨きがかかって何その衣装!(笑)お洒落番長か!ほんま大好きです!弓兵兄弟が可愛かったですゲンジバンザイ。番組が違います。
Posted by ブクログ
前半はとりあえず丘取りの終了。嫌な虐殺がなくてよかった。金毛がモブっぽい顔をしながらも、戦況をよく見るわりとすごい将軍なんだなと思った。
確かにキスイ様はすごい人材だけど、そのために趙の領土を減らしてしまった。すごい奴だけど、わかりやすい弱点を持ってるとは思ったほうがいいのではないかと。
桓騎があんな冷酷なのは、心の中に怒りがあるからだという話。個人的には純粋サイコパスみたいな奴で通ってほしかったんだけど……かわいそうな過去とか似合わないという個人の見解です。
後半は政と王建と李牧について。
合従軍のとき、王建が引き下がったのは「金」のせいだと思ったけど、これ以上戦争したくない、泥沼化したくないとかワリといい王様だったことが判明。蔡沢も最後の最後に大活躍しました。王と同席したのが何で昌文君だったのかなあと考えてみたら、オッサンは呂氏と政が同席したところにいなかったんだよなあと。蔡沢なりに政の考えを聞かせてやりたいと思ったんだろうか。でも、どう見てもあの素人リアクションをやらせたいがためじゃないかと思ったのは自分だけだろうか……オッサン仮にも丞相なんだからもっとしっかりしろよなと思う。でも、まあ、面白いからいいです。
ただ、王建も李牧も蔡沢もだけど、戦争を望んでないけどこれという手が見つからないで、国境小競り合いだけの現状維持してるんだなと思った。李牧が中華統一はムリと断言してるのを見て、戦争嫌いな天才でも戦争をなくそうという努力はしてないんだな……と結構李牧に対して幻滅した。現実を知ってるからやめろと言ってるんでしょうけど、ね。大人はみんな諦めているけど、政はエライなと思いました。