あらすじ
傷だらけの飛信隊、空前絶後の武功へ! 黒羊に干戈交える音が鳴り響く中、飛信隊が大武功へ挑む!! その一撃は届くか!? そして、趙軍の隠れた名将・紀彗の信念が戦を思わぬ方向へと導く!! 沈黙を破った桓騎の奇策が秦趙両軍に巨大な影を落とす…!? 黒羊戦は佳境へ!!
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舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
感情タグBEST3
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最高に面白いです!
信が、敵将を討ち取るシーンに、胸が熱くなります。ガッツしちゃいます。
そして、羌瘣も負けてません。敵を討ち取ります!かっこいいです!
そしてそして、ピンチになった羌瘣を助ける信‥!!!めっちゃかっこよかったです!
53〜55ページは、神ページです。
Posted by ブクログ
信、見事慶舎を討ち取った!そして羌瘣も劉冬を討ち取ったけど・・・この2人のエピソードは涙を誘いそうでした。
間一髪、信が羌瘣を救出したシーンは女子的視点で見て、かなりキュンキュンくるシーンでした。
そしてその後の展開が悲惨。
あーもう一体どっちが悪役?って言いたくなるぐらい秦側のやってることが残虐。たぶん史実にもあったんだろうとは思いますが。民の遺体でアーチを作って敵側に心理的打撃を与えて士気を下げさせるなんて、正気の沙汰とは思えん。
尾平のちょっとした出来心が飛信隊内でも大変なことになりました。でも、尾平の「俺は普通の人間だ、普通の人間が必至こいて背伸びしてついて行くのがどんだけ大変か、あいつらはわかってない」の叫びには幾分共感できるかなと思いました。最終、飛信隊では「略奪・凌辱・虐殺はしない」で意思統一できたようでよかった。
Posted by ブクログ
子供の頃からブレない信は本当にかっこいいと思った。現実とか人の悪意、直面しても決して負けない、堂堂と青くさい夢を語れる、諦めないその強さ。若いから恥ずかしげもなく夢を言えるのか?大人になった今は大人にもなって夢の1つも語れないってどうよ。と思うようになっている。
Posted by ブクログ
信とかんきの考え方の違い、やりとりを含めた黒羊丘の戦い。かんきは子供など戦いに関係のない人も、戦争だからといって虐殺する。
信はその考えはおかしいと、秦軍の中で少し揉める?
そんな中、
飛信隊率いる5,000人将とかんき軍が超軍との戦いに。
すぐに終わるとの前振りが楽しみ。
Posted by ブクログ
桓騎といっしょに戦争するってなるとひと悶着あるだろうなあと思ったらありました。まあ当然ですね。
あれはやりすぎですが、戦争できれいごと言ってらんないだろ何熱くなってんだよ信とつめたくあしらっちゃう自分がいる一方で、それでも自分の道を貫きたいがために隊員に迷惑をかけることを謝る信がエライなとも思う。こういう人が上にたつといいんでしょうね。
ただ桓騎のあの虐殺はひどいけど、それでもどっしり構えてる&すごい智謀の持ち主なのはもう見ててすかっとするんですね。すがすがしいほど悪い奴だからかもしれない……。
それにしても総大将慶舎が亡くなったというのに、彼ぬきで戦いは続いています。桓騎なんて「慶舎なんてどうでもいい」とか言ってるし……虐殺された民間人の次にかわいそうな人です。