すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレキリスト教信仰と、被曝地となった長崎、そしてアウシュビッツ。
第二次世界大戦の被害がとりわけ大きかったこの二つの土地が描かれている。
けれどこの作品は、戦争そのものを描いた小説ではなく、
タイトルの通り「女の一生」――
サチ子という一人の女性の生き様を描いた物語だったのだと、読み終えて強く感じた。
修平にとってキリスト教は、ただでさえ制約の多い戦時中において、さらに重たい枷となっていた。
教会でも「いたずら」をしてしまうような悪ガキだった修平にとってもやっぱりキリスト教の教えは心の指針だったのに、戦争によってそれが壊されていく...
その中で抱え続けた葛藤は計り知れず、同時に彼のまっすぐな -
Posted by ブクログ
話のまとまりが最後までいい意味でなく、この作品独特なふんわりとした空気感を創り出している。投げっぱなしのものは投げっぱなしで、何かの行動に深い理由もなく、その場で解決してしまう、という展開が続いたが、それもこの作品の醍醐味なのだと思う。ご飯の描写や天気の描写が全体的に暖かい色味を出しており、読んでいて心が小波立つこともなく、優しい気持ちにさせられるお話だった。
人前で読んでいた関係上、終盤はずっと泣くのを我慢しながら読んでいた。
大切な人、身近な人、家族を亡くした経験がある方は是非読んでほしい。この本はきっと正解の一つを教えてくれると思う。 -
Posted by ブクログ
パレスチナ関連岩波ブックレットの7冊目。
伝統的ユダヤ教の視点からシオニズムを分析・批判する。
日本語版序文
イスラエルへの不処罰は米国の公然たる共犯が主な要因。覇権下の日本などの国の追随も含めて。
二番目の大きな責任はドイツ。イスラエル支持を国是とし、ユダヤ人とイスラエル、ユダヤ教とシオニズムの混同に基づいて行動している。
「ユダヤ人国家」は世界にとっての危険でもある。
以下、様々な変転を経るシオニズムに対する分析が続くが、正直言って難しい。
単純化すると、イスラエルが体現しているのは数千年の間に発展してきたユダヤ教よりも、19世紀末に形成された東欧の種族的ナショナリズムだということ。
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Posted by ブクログ
・本書は、2025年に大きな社会的議論を呼んだ「フジテレビ問題」と、同社が設置した第三者委員会の報告書を出発点に執筆されたビジネス書である。
・著者の古賀史健は、フジテレビ事件を単なる個別の失態として消費するのではなく、組織全般が陥る構造的な意思決定の病理を考察するための素材として扱っている。
・本書の中心概念は、社会心理学者アーヴィング・L・ジャニスの提唱する “集団浅慮(Groupthink)” であり、「優秀であるはずの個人が集団になると愚かな決断を下すプロセス」を指す。
・ジャニスの理論によれば、高い凝集性・閉鎖性・均質性を持つ集団は、外部の意見や反対意見を排除し、リスクの高い決 -
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世界はこんなにも多様な愛で溢れていて、しかもきっと昔からそうなのに、いつからこんな正しさという曖昧な枠組みができてしまったんだろうか。
私もその正しさの枠にはまりたくて、はまっていないことに焦りを感じて、でもはまりにいくのもめんどくさくて。まあこのままでもいいか〜とそこに無頓着になれるほどまだ大人にはなれていないけど、誰かやなにかを大切に思う気持ちも思わない気持ちも、内心はすべてわたしだけのもので、わたしの世界の軸はわたしが決めてもいいんだということを教えてくれてた。とは言いつつ、わたしは世界に軸をおいてしまいがちなので、そんな自分の価値観で自分の首を絞めてるんだよね〜。人生楽しいし不満はな -
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ロボットのように規則性を大事にし曲がらないサンウ。結果としてサンウに卒業を妨害され、存在も覚えてもらえない自由人で人気者のジェヨン。
サンウの対応に腹をたてたジェヨンは、サンウに認識されるよう規則正しいサンウの行動を先周りし規則性を乱す。
不本意ながら一緒にプロジェクトを組んだ二人はお互いを知り変わっていく。
分量の多い2段組。内容の密度が濃く、展開も会話も皮肉もめちゃくちゃ面白い。
ジェヨン先輩の意地から好きに変わっていく様が鮮やかで泣きたくなるほど愛おしいし、サンウを見守る姿も熱い。読み応えがすごい。
これまで読んだBLの中でベスト30に入る傑作。2巻があるのは幸せ。訳注も本当に興味深
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