すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ふたつの物語があって、最初のは、小学校4年生の、近所に住む、男の子麦くんと女の子ヘガティーのお話。次のお話では、2人が6年生になっている。
4年生の麦君は、まだまだ子供で、ヘガティーのほうがしっかり者って感じだけど、6年生の麦くんは、だいぶ思慮深い感じになってて、素敵だ。
ヘガティーは、徐々に思春期にさしかかって、いろいろに思い悩むんだけど、お父さんには言えないっていうところが、ああ、自分もそうだったなあ、と思った。
大人になってしまうと、泣きたくても、泣けなかったり、誰かに何かを相談したくても、誰にも言えずじまいだったり。なんとか自分の中で折り合いをつけてしまいがちだ。
この本の2 -
Posted by ブクログ
本作は「その本は」に続く続編で、相変わらずユーモアと温かさが詰まった本でした。
私は、ハードカバーは殆ど購入しませんが、このシリーズは、ハードカバーであるからこそ意味があるように感じます。
本は通常、ページを開けて文字を読むことで世界観に没入するもの多いですが、このシリーズは、本の表紙、ページの硬さ、デザイン、重さ、カバーの手触りや質感等そういう全てが、作品の世界観を作っているように感じました。
作者お二方の、THE、天才感!たっぷり感じられました。誰も傷つける事ない温かなユーモア。
こんな村やこんな世界があったらなあ。想像が湧き起こる作品です。
一瞬で読んでしまったなあ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ大学受験の現代文に出題必須、とも言われていた外山滋比古氏が執筆している作品です。
本書曰く、人間とコンピューターの違いは、忘却の仕方にあるそうです。
忘れることは悪いこと、と学生時代教わってきた。しかし、忘れることは重要なことであり、コンピューターは削除するか、しないかの二択であるのに対して、我々は部分的に忘れるとか都合のよいことだけを覚えておくことができる。
なるほど、これって凄いことなのか。人間が持つ独特かつ一人一人の個性の表れなのだと思いました。
セレンディピティの章も興味深かった。つい、口に出して発音してみたくなる「セレンディピティ」。学際的という意味だそうです。確かに、一つのことを -
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「よかったぁ〜⋯」とこの一言に尽きる。
本当によい作品と出会った時は何も言えなくなるんだなと実感しました。
とにかく、惹き込まれます。バレエは全然詳しくないから書かれている内容の半分も理解できていないけれど、こんなに感動できる!
「蜜蜂と遠雷」でも驚かされましたが、恩田陸さんの芸術に対する表現力は凄まじいです!!そして詳しい!当事者でもここまで鮮明に語ることはできないんじゃないのか⋯?
1つの演目を観たような、読み終わってもまだ遠い世界にいるような、そんな気持ちにさせてもらえます。
第4幕の出だしが面白かったです♪満を持して、いよいよ出番かな?って思っていただけに、まさかあのセリフから始まると -
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ネタバレいままで読んだ中で1番面白かった社会派小説。
特殊詐欺(ト〇リュウ)、偽装修理(ビッ〇モーター)、LGBTQ、戦争、雇用問題などニュースになっている問題が小説になっていて、すべての話に登場する1台の車がこれらの話を繋ぎ、軌跡となって1つの物語になっているところがすごい。
どの話も自分の身近におきてるかもしれない話で、考えさせられることが多かった。
あの善良な後藤父が壊れてしまったところは辛かったけど、よく戻ってきてくれて涙。
全然内容に関係ないところだけど登場人物の名前が気になった。
作者はもしかしてファイアーエムブレム好きではないか。
フェリックスとか、ジェイクとか、「同士少女よ、敵 -
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「テミスの不確かな法廷」続編。1作目の感想を以下のように書いた。
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『直島作品のこれまでの最高傑作と言っておこう。ADHD・ASDの裁判官(特例判事補)の活躍を描く、今までにないひと味違ったリーガル小説。法曹関係者が読むと違和感ある箇所はあると思うが、そんなことは気にならないぐらいよく練られたプロットと、ADHD・ASDの特性が事細かに綴られていて、その特性ゆえに苦労しつつ、その特性を活かして事件を解決していく様がとっても新鮮かつ快い。安堂清春主人公でもう一冊書いてもらいたい。できればシリーズにもしてほし -
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人間の世界の多様性では抱えきれない膨大な多様性が、生物の世界にはある。それぞれの置かれた環境での生存戦略は、進化の枝の先にいるそれぞれの生き物が、同じ世界の中に生きているにも関わらず、全く異なる世界を感じるくらいにそれぞれの感覚を研ぎ澄ましてきた。
匂いと味、光、色、痛み、熱、接触と流れ、表面振動、音、エコー、電場、磁場、そしてそれらの感覚の統合。人間の耳には聞こえない音や人間の目には見えない光といったある程度存在が想像できるものから、水の中の魚が通った軌跡を僅かな水の流れで感じる力や、地球の磁気を感じて方角を把握する力のような人間からは想像のつかない能力まで、わかりやすく興味を引く文章で、こ
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