ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
とても面白かった。将来の不安や計画性に対して「今を生きる」環境に身を置くことで強制的に「自分の常識に見つめ直す」、本書の言葉でいう「異化」の感覚を掴むことは、今の現代に必要な「ちから」なのかもしれない。それこそ筆者のようにブナンまで出向かなくても普段は行かないところやコンフォートゾーンから出るようなことを少しずつでもやって行ければ良いのではないだろうかと思う。
「それは「わかった」とか「理解できた」とか、そういう話じゃない。むしろ、「わからなさ」そのものを差し出されて、でもそれをまるごと、両手で受けとったような、そんな感覚に近かった。重なって、折り重なって、矛盾しながら成り立っている現実。そ -
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
すごく、すごく好きな本だった。
ページをめくっているだけで、胸の奥がじんわりとあたたかくなる。
日暮いんこさんの『北欧時間』の中で、
デンマークに住むきっかけになった本として紹介されていて、
気になって手に取った一冊だ。
「幸せ」と「ヒュッゲ」は、何が違うんだろう。
読み始めた頃は、そんなことを考えていた。
けれどヒュッゲとは、心地よさや落ち着きのような、
もっと静かで、ささやかな状態や感情なのだと、
読み進めるうちに少しずつ腑に落ちていった。
寒い日の家の中。
忙しい日々を乗り越えたあとの、何も予定のない休日。
その前が大変であればあるほど、
ヒュッゲは輪郭をもって、はっきりと立ち上が -
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Posted by ブクログ
•人間は区別する必要があると感じるものに名前をつける=認識すべき価値のあるものとして認められて初めてモノは「存在」しうる。
•区別すべきかそうでないかの基準は人それぞれで、国や文化によっても異なる(それは私たちが、色も形も異なる=固有の存在であるはずの石に名前をつけないのと同じ。英語では姉妹をsisterと表現するのと同じだ)。
哲学なんて意味がかるのかと思っていた。そもそも人間の存在意義に答えなんてないし、それをひたすら考えようと我々の生活は変わりなく続いていくのだから。
しかし、だからこそ「知りたい」と願う気持ち、飽くなき探究心で答えのない問いに挑む姿勢が大切なのではないか。何事も無意味 -
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人生の成功とは何か
最期の一瞬に問われるもの
著:田坂 広志
出版社:PHP研究所
PHP文庫 た 51 12
おもしろかった
コンサルの方なので、論理的な展開でわかりやすいです
今回は、ベートーベンの第九交響曲のような構成です。
最初のテーマが現れるも否定され、次のテーマが現れるもまた、否定、最後に第三のテーマが現れて、歓喜と共にフィナーレを迎えるような構成になっています
内容は、「人生の最後」に後悔しないようにするにはどう考えればいいのかなので、けっこう重たいと思います。
ですが、この方の考えは、自分が努力をして、死ぬ時は、自分が完成するとき、最高な状態になっているときというの -
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既婚子なしの私が長年思ってきたことが書かれていて「うんうん」「そうそう」と頷きながら読んだ。
私も子供は嫌いじゃないし、近所の子と川遊びだってするけど、子供を産むことは怖かった。
著者が書いてる通り、この出産は不可逆だから、「やっぱり無理」ってわけにはいかない。出産適齢期の間悩みに悩んだ「産むべきか、産まないか」の問い。
当時の私は、将来子供を産めばよかったと思うかもしれないけど一生懸命考えて出した結論だから後悔しない、っと自分に言い聞かせたのをよく覚えている。
子供がいる人生も子供がいない人生どちらもありだよねー、と納得の一冊だった。 -
Posted by ブクログ
私の全く知らない世界のお話でした。毛針作成者が引き起こした事件です。釣りはしないけど毛針を作ることを趣味にする人がたくさんいるんですね。驚いた。
犯人は罪悪感がありません。彼は、米国のホームスクールなる制度で大学に入るまでは家庭で教育を受けた人だそうです。音楽や毛針作成のような好きなことだけをしてきたので、道徳観やら倫理観のようなものを身に付けずに大人になってしまったのでしょう。恐ろしいことです。
著者は盗難された珍鳥を探す旅に出ますが、結局は見つからず。今回の犯人に限らず、毛針作成を趣味にする人たちの中には、絶滅危惧種を憂うよりも自分の趣味を優先する人がいるのですね。撮り鉄のような世界