あらすじ
20万部超ベストセラー
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の著者
三宅香帆さん推薦!
あなたの人生は、あなただけのものだ。
社会や親や誰かのものじゃなくて。
月岡さんの言葉は、あなたの孤独な選択を、
きっと優しく照らしてくれる。
30代から圧倒的支持!
ポッドキャスト『となりの芝生はソーブルー』
の話し手であり、DINKs(仮)のつっきーこと
月岡ツキによる初の著書。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
三宅香帆さん経由でたどり着いた一冊。読み始めると手が止まらなくて一気に読み終えてしまった。感想を一言で言うなら「よくぞ言ってくれた!そして、本にしてくれた!ありがとう!」に尽きます。昔から産まない選択をしており、20代後半からは周囲がどんどん母になっていく姿に勝手に寂しさや虚しさを募らせていた自分。そして、偶然にも著者の月岡さんと同い年で親近感が湧かないはずがありませんでした。きっと目の前にいたら固い握手を求めていたのだろうなと思います。この世に絶望しているわけではないけれど、新人を受け入れるほどに希望があるわけではない…わかります。ピカチュウになれるのにならないピチューみたいな気持ち…わかります。産むことは感情で片付けられるのに、産まないことには沢山の理由や理屈が必要で、それが波のように訪れる…わかります。子持ちの友人もいるし、子ども相手に仕事をすることもあるから嫌いというわけでもない。でも、産もうとは思わないし、ずっと夫と穏やかな日々が続けばいいなって思ってる。ずっと抱え込んでいた言葉が活字となって目の前にあることが本当に嬉しかったです。
Posted by ブクログ
共感の嵐で、よくぞこの本を世に出してくれたという感謝の気持ちでいっぱい。
物凄くデリケートなテーマに筆者が真摯な姿勢で向き合い、言葉を選びに選んで綴っているので、ハラハラすることもなく内容に集中できた。
この手の話は、話題にすることすらつい炎上の心配をしてしまい、まだまだ世知辛く感じる時がある。この本は、そんな現状に一石を投じていると思う。
Posted by ブクログ
題名に惹かれて読みました。
私自身、子どもを産んだ今だからこそ思うのですが、20代までは「自分は子どもを産める」と想像すらしていませんでした。子どもの頃から「女の子らしく」と言われることに違和感があり、生理や自分の体についても複雑な気持ちを抱えてきました。
そして30代になった今、改めて「どうして女性はこんなにも悩む人生イベントが多いのだろう」と痛感しています。だからこそ、この本の言葉はとても響きました。
生理や体のことを率直に語ってくれる本がもっと広がれば、同じように悩んでいる人の救いになると思います。
Posted by ブクログ
自ら「わたしたちの人生に子供はいらない」という選択をした側の著書はあまりないように思えるから読んでいて新鮮だったし、共感できる部分が本当にたくさんあった。
・しかし「出産」は当たり前だが不可逆だ。どんなに親を上手くやれなかったとしても、生まれた子供に細胞に戻ってもらうことはできないし、なかったことにももちろんできない。子供という「他人」の人生にかかわってくるので、自分がリスクを背負うだけで済む他の決断とは毛色が違うのである。
ここがすごく印象に残った。
Posted by ブクログ
大共感!!!
私と夫の会話を聞いていたのか?と思うほどだった。
子なし夫婦にも200色あんねんの、うち1色の私
同棲・結婚・結婚式の次に何となく来るとされている、妊娠出産。私も、そんな風に考えて疑わなかったし、月岡さんの様に考えていなかった。
だけど、不妊治療と流産と子宮外妊娠を経験して、一旦本当に私の人生どうしたいっけ?と整理した先に、(今は)子どもを産まない選択に行き着いた。
何で、みんな何年も不妊治療が続けられるんだ
私はたった1年で挫折した...感が拭えない
それって、私も子どもがいる夫婦が完全な形・結婚って子どもがいないと、同棲と一緒...と潜在的に思っていたんだと思う。
私たち、夫婦での趣味も多く充実している
そして秩序の保たれた楽しい生活をしている
何よりこれを手放したくない。
でも、何度だって心が揺らいで良いし
選択的子なしは、この道を選択し続けている証拠という言葉、すごく肩の荷がおりた気がする。
Posted by ブクログ
タイトルから手に取ったが、書き出しに「あれ、望んでた感じと違うかも」と雲行きが怪しくなった。けど、読み進めていくうちに、最初の不安はぶっ飛んでひたすら共感の嵐。見事に言語化してくれていて、うっすらとした感情を自覚することもできた。とてもとても切実で、寄り添ってくれる内容で、かつこの社会の仕組みへの理不尽さへの言及もあるためいろんな人に読んでほしいと思った。
Posted by ブクログ
先日、「ありか」を読んだ時に、母と話し、子育ての大変さも知ったが、子どもと暮らすのはいいなぁと思った。
しかし、本作を読みながら、
○子どもを産むと、私自身のために時間とお金を使えなくなること。
(ようやく、会社でお金を稼ぐようになって、自分のやりたいことができるようになったのに、息抜きができない生活ができる自信がない。)
○子どもを育てる母親という仕事と、会社での仕事を両立する。(いわゆるダブルワーク状態の生活がこなせる自信が全くない。)
子どもを産む自信も覚悟もない。
そう感じてしまった。
この本を読んで、子どもを持つことは、やはり大変だなという思いが強くなった。
これは、どうするのかを本格的に考えた上で、婚活はしたほうがいいなと思いました。
そのため、子どもを産むか、産まないか、どうしたいのか。考えさせられるきっかけとなる本なので、是非おすすめです!
Posted by ブクログ
中学生の時から一貫して子供は欲しくないと思っている私ですが、20代後半あたりから両親、加えて祖母からお決まりの「子供はいいぞ」セールスを受けるようになった
受け流すことができずに衝突してどんどん消耗
「子供が欲しくない」と言われると「それは子供はできて当然だと思ってるからそう言えるんだ。欲しくても産めない人もいるんだから軽々しく言うんじゃない」と言われた
子どもを望まない理由は一言で言えなくて、本当に色々ある
スプレッドシートに子どもを欲しくない理由を書き出したら40個あった、というのを見て私もやってみた
私は26個だった
私は利己的である自覚があって、でもだからこそ子どもなんて絶対に持ってはいけないとも思ってる
作中の『産むのは感情、産まないのは理屈』がすごくしっくりきた
少子化対策が叫ばれる世の中でこんな本を出すことはパッシングを受けることになるかもしれないのに、声を挙げてくれて言ってくれてありがとうの気持ちです。私も。
気持ちに整理がつきました
子どもを望まないことを不思議に思う人にも読んでほしいな
Posted by ブクログ
著者の人間性がかっこよかった。ご自身の考えを述べつつ、でも誰も傷つけない本。共感できることだけでなく、私がもやっとしてたことが言語化されてて、表現力の高さも見習いたい。
Posted by ブクログ
私も作者と同じ30代子なし夫婦(妻)なので、共感することがたくさんあった。
今まで子供を欲しいと思ったことがない。
「子供が欲しくない」と思うことには理由が求められる。まさしくそう思う。
今の年齢だから子供を欲しいと思わない理由はたくさん理屈つけられるけど、欲しくないと思っている根本的理由は特に思い付かない。
昔から思ってるんだから仕方ないじゃないか!
「どうして?」と聞かれても困る!
子供がいる人いない人、産みたい、産みたくない、産めない、産まない…様々な立場の人が存在する世の中。
自由に選択して、理解し合える社会になるといいな。
男性に対しては結構辛辣に書かれていて、そこは痛快だった笑
Posted by ブクログ
子供を持たない選択を深く考えて言語化されている。自分のモヤモヤしたことを言葉にしてくれてありがたい。私も子供の有無で勝手に壁を作っていたと思うので、その中でも断絶せずつながりを持てるという筆者の考えに共感する。
Posted by ブクログ
初めての月岡ツキさん。なにがきっかけなのかわからないのですが、たぶんSNSだった気がします。
今年、妊娠・出産をテーマにした小説を読んだことがある。
女性たちが妊娠・出産を経験した時の行動や考えをテーマとしていたが、自分の答えは物語にはあったものの、合致してたわけでもなく消化不良気味…。
で…月岡さんのように『選択子なし』と誓ってても、時折さざなみのようにやってくる「子どもがほしい」とジレンマを抱えてしまうのが自分。
世の中の社会不安や子どもがもしイジメや犯罪者になったとしたら…そう考えると自分自身責任が取れない恐怖と不安に苛まれること、社会維持するために母になることに強制されたくないこと…などなど、自分や周りの友人知人の心の底にあるものがなんなのかを言語化されたエッセイで自分と重なる部分が数多もあり、こんな形でのエッセイを出すこと自体が勇気がいることだし、よくぞ出してくれたと。
特に後半にある「子どもを産まない理由を列挙してみたら40個あった」のリストは半分以上該当していたので、自分も改めて妊娠出産というよりも、自分自身を豊かにしたいと思っていたんだなと気づく。
女性として必ずしも妊娠出産をするべき人間だと位置づけられる、この心苦しさから解放されたい。自分の思うがままに生きていきたい…だけど…と、思ってる人には読んでほしいと思います。
Posted by ブクログ
共感できる、刺さるフレーズが盛り沢山だった。色々と思うところはあるけれど、私も自分の価値観を無意識のうちに押し付けて相手を嫌な気持ちにさせていることがあると思うし、令和のこの時代、特に気を付けていきたいなと思う。この本を読んだことで、自分の出産や子を持つことへの考えを再認識できたり、気付かなかった価値観に気付くことができた。難しいことかもしれないけれど、私は「スーパーゴリラワーママ」になりたいな❗️
Posted by ブクログ
割とずっと筆者側の思考で、スカッとした部分が多い。「産む機械」とか何遍読んでも聞いてもきもちわりー言葉だなとつくづく思う。女にだけクソめんどい生理のシステムを備え付けた神様絶対男だろ的なツイートを読んだことあったけど、ほんとそう思う。女はうっすら苦しんでてほしいみたいな。産む気が(ほぼ)ない女からしたら尚のこと傍迷惑でしかない。そんで男の身体の問題だったらすぐ色んな不都合は解決されてただろうねーっていうのも、そりゃそうだろうねー(笑)(怒)という感じ。生物学的な理不尽は1億歩譲ってまあ許すとしても、社会構造、特に我が国ヘルジャポンの社会構造に深く根付く女への・母への理不尽には、改めて怒りをおぼえる。繰り返すが女は産む機械では決してないし、子どもが産まれたら「職業:母親」になるわけではない。社会はもっと母親をサポートし、彼女らが「母親」の役割を担うことで何かを諦める機会を極力減らせるよう体制整備を図るべきだし、その彼女らを職場等で支える女性(男性も)にももっと目を向けるべき。
共感した部分も色々あって、メモしきれなかったけど、読後感を1つ大きくまとめるなら、子を産み育てることで、心身に不調をきたすことのない、「俺による、俺のための、俺の時間」を決して手放すことのない側の人間が、人の産む/産まない選択について、何かものを言える筋の通った理由など、マジで1個も存在していないので、ひとまず口を閉じよう、そして周りの女性を見よう、知識をつけよう。ということ。同性カップル間のこの手の話も知りたいと思った。
Posted by ブクログ
「子供を持たない選択」を選択し続ける事に対する葛藤。
同じようなことを違う角度から何度も書いているような気がするけど、それだけ思考を繰り返しているということなのだろう。
Posted by ブクログ
自分は特に疑問に思わず行動に移した方の人だが、筆者の伝えたいこと、本当によくわくる。
そこのループにはまってしまっていたら、自分も筆者と同じところにいたと思う。
疑問に感じなくても済む世界になるのが一番。
Posted by ブクログ
2025/03/27予約48
話題になっていた本なので読んだ。迷いながら書いたものだと伝わる。わざわざ選択して子をもうけていないのだ。DINKS(仮)と何度も記すところも、子ありを否定するわけでもなく、既婚=自動的に子あり、いないのはかわいそうに思われる世論が嫌なのだ、と。分からなくもないけど、自分たちが納得しているならそれで充分で、他人に思われてもいいんじゃない?と感じた。昔のいわゆる結婚、出産、子育てから老後安泰はすでにないし一本道じゃない。自分自身、横道に何度もそれ、思いもつかなかった人生になってる。出産したあとリセットはできないけどそれを何とかしていくのも人生かな、と思いつつ読み終えた。
Posted by ブクログ
“「女は楽でいい」なんて寝言だ。寝言は毎月下腹部から出血してから言ってほしい。”(p.155)
“「誰かのために生きる」ことは立派なことだ。しかしそれは女だけがやるべきことではない。男が生涯「俺の、俺による、俺のための時間とお金」を手放さないために、 子供を持たずに生きるのは「こだわりのある人」「自分を貫いているかっこいい人」 とみなされるのに、女がそれをすると途端に「身勝手な女」というレッテルを貼られる。時には「本当の幸せを知らないかわいそうな女」「人間的に未熟な女」というレッテルになることもある。”(p.98)
Posted by ブクログ
周りになぜ産みたくないのか説明できない感情や考えを言葉にしてくれたような一冊でした。
自分がどっち側へ行くのか、子供云々よりも目の前の最良の夫との幸せのあり方を考えていきたいと思います。それぞれの生き方はそれぞれの信念と理想、焦燥、迷走から成り立っていく。それが人生の難しさのひとつなのかも。夫はこの本を読んでくれるだろうか。
P.S.この本の読者の方々の感想もまた、貴重な情報になっていると思います。このご時世に感じる違和感や摩擦を一緒に感じているのだろうと。
Posted by ブクログ
どうして産みたいと思えないのか、どうして産みたくないと言い切れないのか。自分の身体、自分を産んだ母、母になった友達、生きてきた世界、いま生きている社会。さまざまな側面から「産む産まない問題」を綴る。
自分は疑問も持たず産まないを選んだから、なるほどと今さら考えさせられました。日本はというよりは女性は本当に大変です。
Posted by ブクログ
タイトル見たことだけでぜっったい読まないと!と思って。
作者の月岡ツキさんが結婚しているけど子どもは無しという選択をしている。子どもを産むことによって行動が制限されること、仕事との両立難しさ、今の生活リズムを気に入っていること、一回産むと決めたら後戻りできないこと、などたくさんの理由を述べていた。特に共感したのはこれから世の中に対する期待が出来ないこと、戦争がまだ続く自然災害も増えている中で新たな命を迎えるのかと考えると躊躇してしまう部分だった。
ポッドキャストなどを通じてたくさんの女性から同じような悩みが寄せられることを読むとほかにもいるんだなと実感。
女性はこんなにも悩まないといけないか〜と思ってしまうし、子どもを産んだ周りの人、母を含め、改めてすごく命懸けの決断なんだなとしみじみ思う。
作者のスタンスが完全にDinksです!という訳でもなくこれからどこかで産む可能性はあるけど、ほぼほぼ無いというスタンスがリアルで親しみを感じた。
中1の時の同じクラスの子が子供は要らない!産まない!と声を高らかに宣言している子がいて個人的にとてつもない衝撃を覚えたのを思い出した。
その年であれば25歳で結婚して30歳で赤ちゃん産んで♡みたいな頭の中お花畑状態の中、その子は中1ながらもそこまでの結論を出していたこと、バリキャリの道を進むことをこの頃から決めていたのが改めて異常だなと。私の周りでDinksを目指していた先駆者みたいな人がいたんだなと実感。
Posted by ブクログ
同じことを思っている人がここにいた!という感じでした!
周りに同じ選択をしている人はちらほらいるのですが、敢えて話す機会もなく、、、。
時に「産んでみてもいいのかな」と思う波が来ますが、やっぱり産むのは嫌、でも育てるのはそこまで嫌じゃないという意味わからない思考。
自分の子でなくても、将来施設から迎え入れてその子が安心して素を出せる存在になれればいいななんて考えてます。
Posted by ブクログ
私自身障害や病気のある子供たちを看てきたために子供を持つことに消極的、もはや考えられないとすら思う。それなのにそれを公言することへの怖さもある。そっち側に舵を振り切る覚悟はまだない。その子供たちが悪いわけでは無く、同じように愛おしく、不幸だとも思わない。勿論生きていく上でハンデが無いに越したことはないが。当事者の親では無いが、そこでしか見えない景色をいくつも見てきたと思う。
本当に子供が欲しくないと思っているのか、自分でもまだわからない。子供を育てる精神的、経済的自信もないし大変さしか目につかないはずなのに。
自分が思っていたことを言語化され、それ以上の視点に気がつく。決して排他的で無く温かな文書に勇気付けられる。
子供を産まない選択では無く、私たちとして生きることしか最初から選択していない。
子なしって200色あんねん!
素晴らしい。
Posted by ブクログ
私自身はもう出産が出来る年齢ではありませんが、今まで、嫌な思いをしたり、そこまでではなくてもモヤモヤする場面には何度も立ち会ってきました。
だから、出産に対する自分の気持ちや葛藤は、今まで誰ひとりにも話したことはありません。
そうやって生きてきたので、センシティブな話なのに、こんなに赤裸々にご自身の葛藤を綴ってあって、著者の、その勇気と愛を賞賛します!
Posted by ブクログ
母になりたいと思わないけど絶対にならないと言い切るのは怖い。というモヤモヤした気持ちを少し軽くしてくれるのでは?と購入してみた7/30〜
結論、その時になってみないと分からないな。だった。筆者は夫婦2人で生きていく事を決めたけど、周りと比較して、子供のいない人生でいいのかと葛藤するときもある的な事が書いてあった。
私もそうなると思う。もし今後、この人と子供を育ててみたいなと思える人と出会えたら育ててみたいし、この人と2人で生きていきたいと思える人だったらそれはそれでいいし、正解はないので、自分の選んだ選択肢が正解だなと。現に、子供がいなくても十分に幸せだと筆者が教えてくれたので心は軽くなったのだと思う。
Posted by ブクログ
独身だろうが既婚だろうが子あり子なしだろうが、あれこれ色々言い訳を並べることもなく、罪悪感を感じたり不当な扱いをされたりせずに過ごせる世の中ならいいのにな、と読んでいてモヤモヤしていたら最後の方でそのように書かれていた。真面目な方なんだろうな。
表題の生理の件は大共感。人間はもっと進化しろください。
Posted by ブクログ
私はこの本の中でいう初めのハードルを容易く越えることができた人間だ。
言い換えれば何も考えずに子供を産んだ。
欲しいと自分のエゴで、子供とはなんなのか、子育てとは、世の中の事など何も考えず産んだ。
産んでみて色々とわかったし、良くも悪くも色々な事を知ったし感じた。得たものも失ったものもある。
作者の伝えたいことやそういう考えがあるのはとってもよく理解できるし、産んだ側の苦悩も書かれていて共感できた。
ただ人生はみな1度きりだからなにを選び取るのかは自分が決めていくしかない。
そして、昔と比べると自由度が高くなった今だから産まないという選択肢が以前より容易に口にでき、選択肢が増えたということはプラスな面だと個人的には思う。
生理については確かに女でなければそのしんどさはわからないかもしれない。同じ女でも程度も人それぞれ。
ただ生理に限らず男女関わらずハンデのある人もいるわけで、そこも加味して皆が生活しやすい世の中であってほしい。
後半は作者が他人の目を気にするばかりに自分の中での落としどころがわからなくグズグズしている部分が目についてしまった。人の目を気にしすぎな内容で嫌気すら感じた。でもそれが多くの人の共感を生む部分でもあるのだろう。
子育てしている人がきっと楽しく幸せそうに子育てをしてたらここまで考えさせられる事もないのだろうな。
Posted by ブクログ
男側から読むとそんなにこっちを責められても感はあるし、愚痴っぽいし、本にするにはテーマが小さすぎて同じことを言うことになるのは仕方ない
ただ日本社会が押し付けて来た女性への犠牲
子供を育てることを途中で辞められない不安
(仕事でも体調でも無理な時に辞められない怖さ)
大人になって得た自由を失う怖さ
未来に対する不安
(子供が生きてて楽しいと思えるのか)
このあたりは男の俺でも思う
男女平等なんかではないし、障害があって一生ケアする人生ですとか言われて本望ですってなるとも思えない
自分に対する期待値の低さ
まぁ子育て期間の長さと期待値の高さだよ
いい加減なやり方はこの綺麗な社会では許されないからね
わかる部分も多かったな