あらすじ
【今を大切に、今に集中して生きるための考え方と道具を手に入れよう。】
とことん「現在」にフォーカスすることでさまざまなタスクの「先送り」をゼロにする。そしてそれを、1日3分でできる「3つのルール」の習慣化で実現。これが本書で習得できる「先送りゼロ」の時間術です。
3つのルールとは、
1. 1日の初めに今日やることを決める
2. 1日の終わりにその中で先送りしたものの数を数える
3. 1分でも手をつけたら「先送り」とはしない
というもの。この実にシンプルなルールで、たまりに溜まった先送りしてきたこともゼロにできます。そしてもっと大切なことは、先が見えない将来を目標に置くのではなく、あるいは過去のつらい経験や、すでに「昔」の成功体験にとらわれるのでもなく、「いま現在」を大切に、今に集中して生きること、生活すること、仕事することができるようになるということ。
裏付けとなるのは、これまで20年間にわたって培われてきた「タスクシュート」と呼ばれる時間管理術です。PCやスマホのツールとして登場、進化し、一般社団法人タスクシュート協会のもと、時間管理の考え方は体系化されて現在に至ります。昨年から開始の、先送りゼロに挑戦するオンラインプログラム「100日チャレンジ」にはすでに延べ1,000人以上が参加、体系的な時間管理術を実践しています。また「タスクシュート」はデジタルツールだけでなくこのほど紙の手帳も登場の予定で、まさに実践したいあらゆる人が気軽に使えるツールとなっています。この書籍では、「タスクシュート」の時間術を、(ツールの使い方レベルではなく)考え方として理解し、習得するための解説をしています。付録として、紙版タスクシュート手帳のテンプレート、最新版デジタルツール「TaskChute Cloud 2」の利用クーポン(3ヶ月間有料プランが無料)も収録。
あなたの人生を今日から変える、唯一無二の時間術をこの本で手に入れてください。
■こんな方におすすめ
・やるべきこと、やりたいことが多すぎて時間の使い方に困っている人
・小手先でない仕事の効率化、生産性のアップをしてみたい人
■目次
序章 時間に追われ、先送り癖に悩まされている人へ
第1章 先送りゼロを習慣化するための3つのルール
第2章 先送りゼロを支えるメソッド「タスクシュート」
第3章 先送りゼロを実現するシステムの全容
第4章 スモールスタートで先送りゼロの成功体験を重ねる
第5章 先送りゼロを実現する考え方のポイント
第6章 長続きする習慣を支えるログの活用法
第7章 複数のタスクからなるプロジェクトで先送りゼロを実現するには
第8章 うまくいかないときのために
■著者プロフィール
jMatsuzaki:1986年生まれ。クラウドサービス「TaskChute Cloud」開発者。jMatsuzaki株式会社 /jMatsuzaki Deutschland UG代表取締役。一般社団法人タスクシュート協会 理事。
システム系の専門学校を卒業後、システムエンジニアとして6年半の会社員生活を経て独立。会社員時代にjMatsuzakiの名で始めたブログが「熱くて有益」と人気を博し、最高で月間80万PVに達する。現在は会社経営のかたわら、サービス開発や執筆、講演活動をしている。2018年よりドイツ在住。
佐々木正悟:1973年生まれ。一般社団法人タスクシュート協会 理事。ビジネス書作家。
著書に、ベストセラーとなったハックシリーズ『スピードハックス』『チームハックス』(日本実業出版社)のほか、『イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』(KADOKAWA)『やめられなくなる、小さな習慣』(ソーテック)『不安ゼロで生きる技術』(知的生き方文庫)『つい顔色をうかがってしまう私を手放す方法』(技術評論社)など。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タスク管理的なものはやっていたが、あまりうまくいってなかったように思う。
本書のタスクシュートを取り入れたところ、今日やることに集中して取り組め始めた
まだ始めたばかりだが、期待している。
本書の内容としてはタスクシュートについてよく解説されていて、いい本だと感じた。
Posted by ブクログ
この本は、仕事術というよりも、仕事がなかなか進まず焦ってしまう人に向けて、具体的な解決策を提示しています。
複数のタスクを抱え、締め切りが迫ると焦ってしまう経験は、誰しもあるのではないでしょうか。この本では、「仕事を終わらせる」という従来の考え方から脱却し、「仕事を始める」という発想の転換を促します。計画を立てて仕事をスタートさせ、うまくいかない。こんなときは発想を逆転して「今できること」に集中し、柔軟に形作っていくという方法は、とても新鮮でした。
理論的だけど実践できない机上の方法論ではなく、現実的にすぐにでも実践できる内容が満載で、明日からでも仕事に取り組む姿勢が変わると感じています。
Posted by ブクログ
もともとタスクシュートが気になっていて、この本を買いました。
この本を読みながらタスクシュートにチャレンジ。
2週間ほど経ちましたが効果を実感!
この本もわかりやすいし、この本を読んだことによってタスクシュートにチャレンジできました!
タスクシュートを全く知らない方も読んだら気になってくると思います。
総合的に買って良かった本!
Posted by ブクログ
とても良い本だった。良い歳なのでタスク管理とか時間術はすでに何周かしているつもりだけど、それでも「良いな」と思える内容がけっこうあった。
特に、タスクでも個人プロジェクトでもなんでも、達成したいゴールから逆算して考える進め方ではなく、やりたいと思ったことを一日いちにち少しずつ進めていく実行にフォーカスする「順算思考」的なアプローチの言語化はとても良い。
実際には、いわゆる仕事だと、締め切りまでにどんな成果を求められるかというのが決まったいることも多いし、関わる人が増えれば逆算的な見通しで認識を合わせることも必要になるから、目標からトップダウンの考え方が不要になることはない。
が、誰の言葉だったかな、「プランそのものは大事でない、大事なのはプランニングだ」という考え方もあって(個人的に至言だとおもっている)、実際逆算の見通しというのは、その見通し通り進むことはまれ。
大抵の場合うまく帳尻を合わせてどうにかしていくわけだが、目標からの逆算にフォーカスしすぎると、うまくいかないことが心理的な負荷になりすぎるし、「自分たちはうまくいってないのか?」という認識をもってしまうことにもなりうる。
その点で順算の考え方は心理的負荷に対してのセーフティネットになる。ゴールに向かうなかで日々変わる環境に自分たち自身が適応していっているということをちゃんと実感でき、自己効力感の安定にもつながる。
プロダクト開発におけるスクラム開発みたいに、メンバーで日々のやること、やったことにフォーカスしながら進めて生産性を高めていく、というやり方もある(そこまで、詳しくないから間違ってるかも)ので、仕事の出来という意味でも効果はかなりあるだろう。
実際には、関わる人が増え、規模も大きくなれば、順算思考「だけ」で仕事に向かうことは難しくなるから、そのあたりのハイブリットな感覚、バランス感覚も、仕事のキャリアを積んでいく上では大事だと思う。
とはいえ、仕事術、タスク管理的ノウハウの分野では、この順算思考というアプローチは、これまであまりなかった考え方ではないか。ノウハウの盲点でありつつ、人間が(仕事に限らず)何かに取り組むにあたって、行動と思考のコアな部分に刺さっているように思う。
Posted by ブクログ
わかりやすく、簡単にすぐ実行できる。
スモールスタート、スモールウィンで始めるにあたり敷居も低く、とりあえずは紙とペンでタスクシュートを実行。
当然、効果どうこうは、個人により合う合わないあると思うが興味深く読ましていただきました。仮に気軽に始めて上手くいかなくても損はないので、さっそく始めてます。
Posted by ブクログ
元々タスクシュートを知っているので理解できるが、タスクシュートを知らない人が読んだら理解できるのだろうか?
よし、やってみようと思うだろうか?
先送りゼロの習慣については、拍子抜けするほど簡単である。
結構分厚い本だが、その一点について書いてある。
先送りゼロの習慣とタスクシュートはイコールではないが、本の中でごちゃごちゃに出てくるので、もやもやする。
先送りゼロの習慣をやっていって、ルーチンが増えてきたらタスクシュートになる感じではないか。
具体的な進め方、実際にやっている人のやり方がほとんど書いていない、紹介されていないので、読んで終わりにしてしまう人が多そう。
「タスクシュートで人生が変わった人たち」というコラムで何人か紹介されているが、どういうツールを使って、どう進めているのかが紹介されていたら良かった。
紙版タスクシュートについて楽しみにしていたのに、本の中では解説されていない。
いい本だが残念。
『なぜ,仕事が予定どおりに終わらないのか?~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術』
もう随分前に読んだので細かいことは覚えていないが、こちらを読んでからの方が理解できるかも。
Posted by ブクログ
タスクシュートという時間仕事管理術を解説した本です。この本を読んでタスクシュートを初めてみようかなと思いました。結構、厚い本ですが読みやすい内容ですぐに読めます。ただ、重複する内容が何回も出てきてそれがなければ半分のページ数で読めるのになと思いました。
Posted by ブクログ
・先送りゼロの習慣は次の3つのルールからなる。
・1日の初めに今日やることを決める。
・1日の終わりに先送りした数を数える。
・1分でも手をつけたら「先送り」とはしない。
・先送りゼロの習慣に取り組むと、信頼が増し選択肢が増える。それ以上に大きな恩恵は、不安が減って安心して行動できること。
・先送り癖の特徴は「ぐずぐず」と「ついつい」。これを「さくさく」「すいすい」に切り替えることが本書のゴール。
・理想と現実の区別をつけるために1日という「制約」の中で考える。
・見積もりの甘さを解消するために先送りを数える。
・やる気ではなく習慣の力を使って先送り癖と決別する。
・仕事を進めるゴールデンルールは「なるべく早く手をつけて、少しずつ進める」。
・先送りゼロの習慣は「1日をフル活用」「できることを積み重ねる」「やる気を引き出す」ことで、長期的に成果をあげる。
習慣をうまく身につけるためには「スモールスタート」と「スモールウィン」が欠かせません。先送りゼロの習慣を日常にうまく組み込めるかどうかはこの2つにかかっています。
1,スモールスタート:小さく始めること
2.スモールウィン:小さな成功体験を積むこと
Posted by ブクログ
先送りは時間管理の問題ではない。自責の念で先送りする。
task cyute cloud
一日の初めに、今日やることを決める。
一日の終わりに、先送りした数を数える。
1分でも手をつけたら、先送りとはしない。
今やるべき事に手をつけず、あとでやればいいことをやってしまう。
タスク管理はタスクを整理すること=これではタスクは減らない。実行を手助けする仕組みが必要。
プランをつくり、実行したログをとる。ログを取るからはかどる。
毎日やることはルーチンとして明日のプランに加える。
朝、プランをつくる。見積もり時間などを追加できればベスト。
複数日かかるものもルーチンとして扱う。少しずつ手をつけられる。
上から順番にやるようにつくる。
1分ルール=緊急ではないタスクは1分手をつければ先送りとは言わない。
実績はログとして残す。少しでもやれば自責の念がわかない。毎日やれることから優先する。
取り組む時間帯を現実にあわせる。
ルーチンは、その日のプランとして位置づけた後に、その日のプランを実行する。
ルーチンは、定期的にやるものと2日以上かかること、の2種類ある。
午前が勝負、午後は流す。
仕事はやりかけにする。
インベストメント=習慣を続けやすくするためにちょっとした作業をやっておく。やったことの記録(ログ)が残るから、習慣化しやすい。
プランよりログが正しい。
プロジェクトノートを使う。
20241030再読
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未来に生きると時間がなくなる。
今だけを見る。現在煮集中する。
タスクシュート=task chuteというメソッド。
1日の始めに今日やることを決める。やる時間を見積もる。
着手時間と終了時間を記入する
1分でも手を付けたら先送りではない。
今やるべきことをぐずぐずする、またはあとでやればいいことをやってしまう=リストに従って行えばやれる。1分でもいい。
先送りが見える化できる。
1分でもやれば、話は進む。次の日のリストにする。
逆算アプローチは、結果が見えているときには役立つ。
今日やったことのログが出来上がる。
明日以降もやるなら、ルーチンとする。
最初は、本当にやりたいこと、3つから。
今日一日の中でできること、だけ考える。
ルーチンになるのは、
2日以上かかること、定期的に実行すること。
本日中に着手する必要があることで、上から順に並んでいて、本日中に終わる量になっていること。
完了したリストがログとしてたまっていく。
デイリーリストを優先する。
仲間とチャレンジする。
終わらせること、より始めること、に集中する。
その日にできることに集中する。