【感想・ネタバレ】先送り0(ゼロ)―「今日もできなかった」から抜け出す[1日3分!]最強時間術のレビュー

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Posted by ブクログ

とても良い本だった。良い歳なのでタスク管理とか時間術はすでに何周かしているつもりだけど、それでも「良いな」と思える内容がけっこうあった。
特に、タスクでも個人プロジェクトでもなんでも、達成したいゴールから逆算して考える進め方ではなく、やりたいと思ったことを一日いちにち少しずつ進めていく実行にフォーカスする「順算思考」的なアプローチの言語化はとても良い。
実際には、いわゆる仕事だと、締め切りまでにどんな成果を求められるかというのが決まったいることも多いし、関わる人が増えれば逆算的な見通しで認識を合わせることも必要になるから、目標からトップダウンの考え方が不要になることはない。
が、誰の言葉だったかな、「プランそのものは大事でない、大事なのはプランニングだ」という考え方もあって(個人的に至言だとおもっている)、実際逆算の見通しというのは、その見通し通り進むことはまれ。
大抵の場合うまく帳尻を合わせてどうにかしていくわけだが、目標からの逆算にフォーカスしすぎると、うまくいかないことが心理的な負荷になりすぎるし、「自分たちはうまくいってないのか?」という認識をもってしまうことにもなりうる。
その点で順算の考え方は心理的負荷に対してのセーフティネットになる。ゴールに向かうなかで日々変わる環境に自分たち自身が適応していっているということをちゃんと実感でき、自己効力感の安定にもつながる。
プロダクト開発におけるスクラム開発みたいに、メンバーで日々のやること、やったことにフォーカスしながら進めて生産性を高めていく、というやり方もある(そこまで、詳しくないから間違ってるかも)ので、仕事の出来という意味でも効果はかなりあるだろう。
実際には、関わる人が増え、規模も大きくなれば、順算思考「だけ」で仕事に向かうことは難しくなるから、そのあたりのハイブリットな感覚、バランス感覚も、仕事のキャリアを積んでいく上では大事だと思う。
とはいえ、仕事術、タスク管理的ノウハウの分野では、この順算思考というアプローチは、これまであまりなかった考え方ではないか。ノウハウの盲点でありつつ、人間が(仕事に限らず)何かに取り組むにあたって、行動と思考のコアな部分に刺さっているように思う。

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2024年03月01日

Posted by ブクログ

わかりやすく、簡単にすぐ実行できる。
スモールスタート、スモールウィンで始めるにあたり敷居も低く、とりあえずは紙とペンでタスクシュートを実行。
当然、効果どうこうは、個人により合う合わないあると思うが興味深く読ましていただきました。仮に気軽に始めて上手くいかなくても損はないので、さっそく始めてます。

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2024年05月17日

Posted by ブクログ

元々タスクシュートを知っているので理解できるが、タスクシュートを知らない人が読んだら理解できるのだろうか?
よし、やってみようと思うだろうか?

先送りゼロの習慣については、拍子抜けするほど簡単である。
結構分厚い本だが、その一点について書いてある。
先送りゼロの習慣とタスクシュートはイコールではないが、本の中でごちゃごちゃに出てくるので、もやもやする。

先送りゼロの習慣をやっていって、ルーチンが増えてきたらタスクシュートになる感じではないか。

具体的な進め方、実際にやっている人のやり方がほとんど書いていない、紹介されていないので、読んで終わりにしてしまう人が多そう。

「タスクシュートで人生が変わった人たち」というコラムで何人か紹介されているが、どういうツールを使って、どう進めているのかが紹介されていたら良かった。

紙版タスクシュートについて楽しみにしていたのに、本の中では解説されていない。

いい本だが残念。

『なぜ,仕事が予定どおりに終わらないのか?~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術』
もう随分前に読んだので細かいことは覚えていないが、こちらを読んでからの方が理解できるかも。

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

先送りは時間管理の問題ではない。自責の念で先送りする。
task cyute cloud

一日の初めに、今日やることを決める。
一日の終わりに、先送りした数を数える。
1分でも手をつけたら、先送りとはしない。

今やるべき事に手をつけず、あとでやればいいことをやってしまう。
タスク管理はタスクを整理すること=これではタスクは減らない。実行を手助けする仕組みが必要。

プランをつくり、実行したログをとる。ログを取るからはかどる。
毎日やることはルーチンとして明日のプランに加える。
朝、プランをつくる。見積もり時間などを追加できればベスト。
複数日かかるものもルーチンとして扱う。少しずつ手をつけられる。
上から順番にやるようにつくる。

1分ルール=緊急ではないタスクは1分手をつければ先送りとは言わない。
実績はログとして残す。少しでもやれば自責の念がわかない。毎日やれることから優先する。
取り組む時間帯を現実にあわせる。
ルーチンは、その日のプランとして位置づけた後に、その日のプランを実行する。
ルーチンは、定期的にやるものと2日以上かかること、の2種類ある。
午前が勝負、午後は流す。
仕事はやりかけにする。

インベストメント=習慣を続けやすくするためにちょっとした作業をやっておく。やったことの記録(ログ)が残るから、習慣化しやすい。
プランよりログが正しい。
プロジェクトノートを使う。

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2024年05月10日

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