あらすじ
「ノー」と言っても好かれる人がいるのに、「イエス」と言って好かれない人がいる。なぜ相手の気持ちにばかり気をとられて自分らしく生きられないのか。もっと自信を持って「自分の人生」を生きたいと望む人に贈る本。
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Posted by ブクログ
立ち直りのきっかけと考えを見直す機会としては良いな本。
文字で図や絵は無いので本当に落ち込んでいる時は読めないかも…?
後多少なりとも文面が繰り返されるので
もう少し後付の環境分析がほしいと思うが、わざとぼかしているのか不明…
Posted by ブクログ
感情を出すといってどんなことを思い浮かべるだろうか。
嫌いなことは嫌いという、嫌なことは嫌という、好きなことは好きだという。
ただそんな小さなことを加藤諦三は話をしたいのではないのだ。
もっと根本の表層に現れる感情ではなく、その奥にある隠された感情についてこの本では話をしている。
自分自身の感情がどんな感情なのか、どのうなことが原因でこの感情が起こっているのか。
そういった内面の奥底から考えだしていき、その上でどのように感情をだしていくのか、不安な自分、怖い自分、弱い自分そんな自分を丸っと受け入れた上で感情をだしていい。
そんな奥深く考えるきっかけをくれる。
Posted by ブクログ
大変学びになった。修羅場を経験していないから、心理的成長ができておらず、今苦しいのだなと思った。うまく逃げれていたと思っていたけど、それで苦しむことになるとは、、。
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アラサーになってようやく理解した。
そうだ、若い時必死に自分を取り繕って、自分の欠点を隠し、自分の感情を閉ざしニコニコしながら過ごし、自分の悪い面が見られたら逃げ出し、また新しい環境で自分を偽りながら生きていたからこそ自分には親しい友達が居なく、なにも残らない人間になってしまったのか、、、、
ほんとにタイトル通りに、物事から逃げず、ありのままでいることが物事が上手くいく打開策とは知らなかったし、最近徐々にでき始めている気がするのでこれからも気をはらずに、気を抜いてゆったりと生きていきたい‼
Posted by ブクログ
色々と、心の治療をしてきました。
そして、この本と巡りあいました。
読んでみて、症状が強い時は『カタチ』にこだわる自分がいたことに気がつきました。
現在は治療が終わり、日常の生活で『ココロ』を感じて行動することが増えました。
治療の結果かと思います。
大変気づくことが多い本でした。
内容が濃く、自分に刺さるメッセージが幾つもありました。
失敗や弱さから目を背けないこと。
つらい場面を味わう、こと。
治療前の過去の私はきっと、自分の失敗や修羅場をいい感じにしたくて雰囲気を壊さないことを優先にして『良い子』として生きてきたのだと思いました。
たまたま偶然出会ったこの本に
こんなにも色々と考える、思うことがあり
驚いています。
Posted by ブクログ
カタチだけでココロがない人は体験に飢えており、例えば山に登っても山と深く交わることは出来ない。山に登った!という体験が欲しいだけ。
読み始めてすぐこのフレーズにドキッとしてから、ページをめくる手は止まらず。
気付いたら読み終わってた
あざした!
Posted by ブクログ
著者は、特に心理学のプロとかそういうのではなく、どちらかというと心理学のプロは彼を認めていないという傾向があるようです。
しかし、心理学に特化した人ではないからこそ表現や説明がわかりやすかったりします。
著者自身もいろいろと経験した上で、この本を書いていたりこの思考に至ったんだなぁと思うと納得する部分が多々あります。
読んでいて、まさに自分のことにたくさんぴったり当てはまっていてびっくりしたのと同時にいろいろと解決の方向に向かいそうなヒントもたくさんありました。
あとは私が、いかにそのことについて日々意識できるかということだと思います。
そして私は今まで修羅場から逃げてきました。
自分の恥ずかしい姿を見せたくないやら、傷つきたくない、みじめな思いをしたくないみたいな理由だけでその修羅場から逃げてきました。
それによって、人間の深みとかが身につかずに今の不安定な私ができあがりました。
それも十分この本の中では指摘してくれ、私はこれから修羅場から絶対に逃げないと心から反省しました。
正直に生きるというのは、人間ができあがっていく中で最良の生き方なんだと思いました。
Posted by ブクログ
非常に気持ちが沈んでいたので、本の内容に救われた、と言うか気づかされた。
気持ちを、感情を、想いをほとんど表に出さないで生きてきたツケをこれから返していこうと思う。
Posted by ブクログ
自分に素直になることが、生きてて一番楽なんだなぁって思った。
防衛するために取り繕っていると、そのことに神経をすり減らし、大変。
そうならないためにも、自分の弱点、性格をさらけ出し、なるべくそのままの姿で生きている方が人生楽しめるんじゃないか、って思った!
人の悪口ばかり言っている人には、そう言う人が集まるし、逆に幸運の女神が訪れることがあろうか!幸運の女神は、笑う人に行く。
Posted by ブクログ
付き合ってる人が悪口ばっかだったらしんどくなるよなそりゃ。
じぶんには「かたち」しかなくて「こころ」がない。
人に好かれるために褒められるためにやってんの?だったらやんないでいいよ。こころが入ってない。
悪口ばっか言ってる人達とは付き合わない、付き合う人を変える、は大事かもな。
ぶつかること。自分に嘘をついてる。つらくなる。ストレートに感情を少しずつ伝えてみる。
Posted by ブクログ
しっくりきた内容2つ↓
①相手のために尽くしているのに好かれないのはなぜか?
→心からの好意ではなく、不純な目的だから。
「やってあげてる」「我慢してる」と言う意識があると、相手に対して自然と嫌悪感が生まれる。いつのまにかそれが相手にも伝わる。相手もこちらを好きにはならない。
②自分を出した方が好かれるのはなぜか?
→信用できるから。
本心を隠されると、言いたいことは言えないし、当たり障りなく接する。正直に話してくれる人は、こちらを信用しているように感じる。
Posted by ブクログ
加藤先生の本は、どの本も似ていると言われれば確かに似ているし、内容も繰り返しばかりと言われればそうなんだけど、加藤先生の本が刺さるのは、加藤先生ご自身がかつてそうであったからという大前提があるからだと思う。
今回も私はいろいろうなづけるところがありました。私はこれからも、加藤先生の本を定期的に摂取していくと思います。
Posted by ブクログ
学部を選んだ時に、ずっと養護教諭になりたいと思っていたのにどうして法学部に行ったんだろう
どうして先生の意見に影響受けて自分のしたいことを曲げたんだろうとふとした瞬間に思ってしまう。
想いが強いほど、遠ざかった結論を出してしまう。
この本は、頑張っても頑張っても無力感に襲われないようにするには、
☀︎「かたち」ではなく「こころ」を大事にすること
☀︎物事のけじめをつけること、口論や修羅場になろうとも逃げずに向き合うこと
お礼を言うべき人にお礼を言う、喧嘩すべき人と喧嘩する
☀︎迎合(自分の考えをまげてでも相手に気に入られようとする)せず相手に自分の考えや感情を真っ直ぐ伝えること
☀︎自分の判断で行動し、その責任を負うこと
☀︎自己実現とは内側から生きる型を決めていくこと。
☀︎大切なのは何をしたかではなくどう過ごしたか。
Posted by ブクログ
寂しい人間は愛されることと気に入られることの違いがわからない。
迎合して服従することが癖になっているので、使い勝手のいい「良い人」として消費されていく。
心の中には何ともいえない不満や不機嫌が充満していて、いつもなんとなく辛い。
ありのままの自分でいいと思えず、いつも効率良く何かをこなすことを重視している。
好きな言葉は合理性。
そんな私が燃え尽きてから約1年、本書を読んだ。
一度墜落して暗闇の中で悶え苦しんだ時間は、かけがえのない神からの贈り物だったと今になって気づく。
「トラブルは運命の強壮剤である」という言葉には、感銘を受けた。
私は神からの贈り物の紐をほどいて歪んだ自分の心を癒し、運命の呪縛から解放された。
私の父親は「かたち」に囚われている人間だ。
そして母親には、その父親と正面切って向かい合う勇気が欠けていた。
だから私も、「こころ」の足りない人間として30代半ばまでを過ごしてきた。
私にも勇気が足りていなかった。
しかし、大きな逆境がそれらの状況を根こそぎ吹っ飛ばしてしまった。
もはや「勇気が出ない」などと悠長なことをいっている場合ではなくなったのだ。
スクラップ&リビルド。そこからは話が早かった。
私は一度死んだ。いや、二度産まれたという表現の方が適切かもしれない。
心理的な課題を解決せず老年期を迎えた両親の間には、いまだに不快な緊張感が漂っている。
「かたち」ばかりにこだわる父の愛読書が夏目漱石の「こころ」だというのは、なんという皮肉だろうか。
心の触れ合いに飢えた彼の心の叫びなのかもしれない。
私は彼に対して恨みの感情は無いが、憐れみを感じる。
どうか彼が「かたち」の呪縛からとかれて、「こころ」のなかで安らぎ、無条件のあたたかい幸せを感じられることを願っている。
そのためには、彼らが自分自身との対話を通じて、心理的課題を解決しなければならない。
また、母も勇気を出す必要があるだろう。
ところでラグビーの用語で「コリジョン」というものがある。
この言葉はボールを持った選手とタックルに入る選手の「衝突」を意味していて、コリジョンを恐れていてはトライを取ることは決してできない。
プレイヤー同士が接触することでコリジョンが起き、次のプレーへとゲームが次々と展開していく。
コリジョンはときに痛みを伴うし、怪我をすることもある。
しかし、コリジョンを恐れていてはゲイン(前進)できず、ゲームに勝つことはできない。
人生もこれと同じではないだろうか。
本書でたびたび言及されている「修羅場」とは人生のなかで時折生じる強烈なコリジョンに他ならない。
コリジョンは思っているほど痛くないし実は楽しい。「生」を実感させてくれる。
コリジョンを避けて避けて避けきった後に残るのは、おそらく不快な無力感と後悔と不満であろう。
激しく体をぶつけあって戦った相手とのあいだにこそ、強力でたしかな関係は築かれる。
日本人は過剰にコリジョンを恐れる人が異常に多い気がする。
それは、とても寂しいことだと思う。
コリジョンのない人生なんて空虚だし、人間らしく生きていくのであれば、そもそもそんなものはあり得ない虚構だ。
コリジョンを恐れず人と衝突し、接点を作っていく。
それを繰り返して自分を成長させていくことで、幸せに生きていける。
Posted by ブクログ
過去一自分に突き刺さる本だった。いつも、"これをしたら人生が好転する!"みたいなポジティブワードばかりの本を読んでいたけど、この本は自分に自信がない人の心理を辛辣にひたすら書いている。
変わるための方法は、愛情を持っている人と過ごすこと。一つ一つのことにけじめをつけること。修羅場から逃げないこと。悪口を言わない。言う人と距離を置く。
魔法みたいにポジティブにできた人になる方法なんてない、修羅場と向き合うことで自信がついてくる。と学びました。行動に移さなければ。
Posted by ブクログ
タイトルから精神的に優しいこと(あなたは悪くない、あなたはあなたであるだけで好かれる、のような)が書かれていると思って読み始めたが、全く逆。
かなり厳しい。
言いたいことを言わないのは相手に気遣ったのではない。
相手に嫌われたくないから。そしてそれは逃げである。
あなたは相手のことをどうでもいいと思っている。そういう人は相手の幸せを心底喜ぶことができない。
なのに我慢しているから心理的に負荷がかかり「こんなに頑張っているのに……」と相手に求めてばかり。
誰々のために頑張っているのではない、ただ自分が嫌われないために、自分のために頑張っているのだ。
相手に対する優しい言葉も上っ面だけ。気を使っていますよ、とうだけ。心が伴っていない。
相手のために何かしないとと一生懸命に行動するが、そういう人のもとには、それを利用する人が集まる。多くの人はあなたを軽んじる。
・相手に嫌われるかも、不快に思うかも、ということが言えない。
・相手に気遣っているようで、いつも自分のことばかり考えている、本当は多分相手に興味がない、自分のことばかりの考えている人間。
・そんなこともできないの?と思われるのが怖い(仕事で)
などと自己認識していた自分にとって、この本の言葉は刺さった。
著者の「そういう人は悪口ばかり言う、だから自分も悪口を言われるのではと怯える」などは自分に当てはまらないと思ったし、所々反発したくなる内容もあった。
そういう環境で育てた親が悪いとか、鬱傾向の人に頑張らなくて良いよとか、優しい言葉はあまりない。
でも、だからこそ、自分の考えや言葉を見直すきっかけになった。
Posted by ブクログ
加藤諦三氏の本はこれで4冊目。
どれも主張は同じで似たようなことが書いてある。
加藤氏は心理学者だそうで他のビジネス書よりもエビデンスに基づいて書かれているように思い納得できる。
氏の本を読むと自分の頭の中がよく整理できる。
▼気になったワード
感情を出したほうが好かれる。
人生に無駄なんてない。
完全主義の人は無駄を嫌い、ものごとを「かたち」で見る。しかし、無駄に見えることのなかに「こころ」がある。
「その人らしさ」に人は惹かれる。
人を前にして完全な自分を演出しようとしている人は
完全に間違っている。
実際の自分を知られたら嫌われると思いこみ
自分が弱点と思っていることを隠そうとするのは防衛的性格の特徴。
仕事や勉強の努力よりもたいせつなことが「こころ」
「こころ」を大切にできていないから頑張ってもうまくいかない。
努力の方向性を間違えているだけ。
Posted by ブクログ
「Do you respect yourself?」
「生きるとは明日を迎えることである。
今日つらくても、それに耐えてよりよい明日を迎える努力をすることが生きることなのである。」
無理して人に合わせなくてもいいんだなー。
周りが喜ぶ顔を優先させていたけど、それを苦痛には思っていなかったけど、もっと自分のしたいようにした方が楽に生きれるのかも。
Posted by ブクログ
悩んでいた時に読んだ。仕事が上手くいかない理由は何か?それは他人に迎合するから。他人にいくら迎合しても弱さを隠しても自分は強くはなれないし、むしろ迎合しない、弱さを見せる覚悟が必要。
そして過去現在の修羅場から逃げないこと。
Posted by ブクログ
今は逃げることで自分を守ることがトレンドとして議論されていますが、本書では逃げずに立ち向かうことが未来への自信に繋がっていく考えが印象的でした。
表面的に相手に対して良い印象を与えて続けるより、自分の弱みや主張など、伝えにくいことを相手に届けることが深い人間関係を構築することにも納得できました。
Posted by ブクログ
明るく振る舞っておく方が人間関係が平和である。と
思い込んで生きてきた私にとって考え方を改める機会となった。
前半は「そうそう、そうなんだよ!でも考え方を変えるにはどうすればいいのか?」と答えを見つける期待感でワクワクしながら読み進めていたが、結局答えには辿り着けなかった。
結局考え方自体は自分で変えるしかないのだろう。
Posted by ブクログ
感情をだすことは相手に安心感を与えることにつながる。
自分の感情をだすことで回りに嫌われていくと思い込んでいたが、逆に自分の本質や弱点を晒すことで、本当に信頼できる人が周りに集まってくる。
「感情をだす勇気」をもちましょう!
Posted by ブクログ
"相手からまく思われることはかりに気をとられて、相手を見ていない”
"生きるとは明日を迎えることである。今日つらくても、それに揃えてよりない明日を迎える部をすることが至きることなのである。
自分の弱点を受け入れれば、失敗は少なくなるはず。完全であろうとあがくとかえって失敗する。
災いを転じて福となす…
”自分の弱点が出ても心の動揺がない人を見て「強いな」とか「素顔な人だな」と思うのである。”
Posted by ブクログ
テーマはとても興味深く、まさに自分が長く悩んでいることだ、と期待値が高すぎたのかもしれない。
全体的に痒いところに手が届かない印象だった。
前半を読んで、なるほど、自分にも当てはまる節があるなと感じていた。しかしそういう人がどうしたらいいのかという具体的なハウツーはなかった。
方法ではなく、もっとふわりとした意識上の話で終わっていた。
意識を変えることが大切なのだとは思うが、何をしたらいいのかまではなく指南書という感じではない。それを期待して読んだため、私自身とのギャップが生まれた。
ただ根本的な考えは自分自身に付与することができたので、どう動くかは自分で考えてみることにする。