【感想・ネタバレ】人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもののレビュー

あらすじ

多くの読者が胸を熱くし、涙した、『すべては導かれている』の感動、ふたたび。お金や地位や名声を目的とする、世に溢れる「成功論」は、なぜ、虚しさや寂しさが残るのか。本書は、その理由を「12の物語」から解き明かし、真に生き甲斐ある人生を送るための成功観を語った、著者の深遠な人生論です。 ●競争の限界/「競争の勝利」から「果てしない競争」へ ●勝利の限界/「勝者の喜び」から「精神の荒廃」へ ●勝者の限界/「集団競争の勝利」から「人間関係の疎外」へ ●喜びの成熟/「喜びの奪い合い」から「喜びの高め合い」へ ●基準の成熟/「他人の目による評価」から「自分らしさの表現」へ ●戦いの成熟/「他者との戦い」から「自己との戦い」へ ●達成の限界/「才能と努力」から「境遇と運命」へ ●目標の限界/「目標の達成」から「達成後の目標」へ ●意欲の限界/「欠乏感の意欲」から「感謝の意欲」へ ●困難の深化/「否定的な出来事」から「可能性を拓く機会」へ ●強さの深化/「達成する強さ」から「成長する強さ」へ ●成長の深化/「人物への成長」から「一日の成長」へ この一冊を読み終えたとき、あなたの「真の人生」が始まる。

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Posted by ブクログ

「深いなー。」と読み終わった時に思った言葉です。笑
読み始める前は、
本、うっすいなー!笑と軽い気持ちで読んでみたら、
スラスラと理解しながら読むことができ、
自分自身にとって、凄く大事なことを文字として記載していただいた本でした!
私にとって、思想という部分では、
抽象的といいますか、言葉では上手く表せることができない部分でもありました。

しかし、著書の
永劫回帰から始まり(←初っ端からインパクト絶大でした(-。-;)、3つのポイントである、

◯勝者の思想
  ↓
◯達成の思想
  ↓
◯成長の思想

〜人生の「困難」と格闘することによって、
         人間として「成長」すること〜
が、「人生の成功」だと。

生きていますと、
必ずと言っていいほど、良い事ばかりあるわけではないですが、否定的な出来事も「糧」として考える思想が、
非常に大切なんだなと、改めて理解できました。

1日1日を「成長」できるようにしたい!と
考えさせてくれた素晴らしい本でした^ ^♫

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2024年08月28日

Posted by ブクログ

引き込まれる書き出しで一気に読みました。

⚫︎永劫回帰(ドイツ哲学者ニーチェ)
いま、一つの人生を終えようとしている、おまえ。もし、おまえが、この人生と全く同じ人生を、もう一度生きよと問われたならば、然り、と答えることができるか。何度も、何度も、永遠に生きよ、と問われたならば、然り、と答えることができるか?

①勝者の思想(競争)からの脱却を図る
②達成の思想(高め合い)に行く
→ライバルを歓迎する
→自己との戦い
③成長の思想に達する
・この人生を一生懸命に生きるのは競争で勝者となるためでも、目標を達成するためでもない。人間を磨き、成長するためである
・与えられた苦労や困難は自らの可能性を拓いていくための素晴らしい機会、と捉える。

永劫回帰でNo!と答えましたが、最後はなるほど。そう考えれば困難もありがたいものだ、と解釈できました。

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2024年07月27日

Posted by ブクログ

田坂さんの本にはいつも励まされます。
かけがいのない一日一日を精一杯に成長していくこと。最期の一瞬にこの人生よかったなと思えるように一日一日を生き切っていこうという元気も湧いてきます、、年度始めにおすすめの一冊です。

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2024年04月07日

Posted by ブクログ

永劫回帰の物語。
最期の時に、この人生と全く同じ人生を生きよと問われ、然りと答えられるか。

とても考えさせられる内容から始まった読本。

読み進めていくと、より心の深いところに刺さるお話が多くあり、今までの人生を振り返りながら、この後の人生をどのように過ごすか、最期をどのように迎えれば良いかなど、多くを考えさせていただける内容でした。

とくに印象的だったのは、「生き切る」って言葉。ほとんど使ったことが無い言葉ですが、とても心に響きました。
「勝ち残る」とか「達成」っ言葉をよく使って、社員の意思統一などを図ってきましたが、これからは「生き切ることによる人生の成功」も交えながら社業に努めて行きたいと思うと同時に、人生の成功について周囲と語り合いながら、今後の人生を楽しんで行きたいと思いました。

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2024年07月18日

Posted by ブクログ

田坂広志さんは前から好きで、15年くらい前にベストセラーの「仕事の思想」という本を読んですごく感銘を受けた記憶があります。
最近は少しだけスピってる感がありますが、それでも自己啓発の大家として、この本は昔の本ながら、トップリーダーという本の書評雑誌で最近取り上げられていたので、「みんなの気持ちを熱くさせてくれるかも?」ということで選択しました。

内容はすごくシンプルなのだと思います。
ですが、独特の田坂逸話、エモい言い回しで、思った通り、熱い気持ちにさせてくれました。
文章力、単語のチョイス、言い回しこそにこの人の妙があると感じました。

人生におけるターニングポイント、大きく成長できた場面はいつだろうか?
決して順風満帆に行っているときではない。
苦しいとき、困難に立ち向かっているとき、それを乗り越えたときこそが成長の機会であった。
本当にそう思います。

人生では極力ストレスを減らし、嫌なことから逃げて、幸せに暮らしたいと思っています。自らストレスに飛び込んでいくほどМではありません。
でも、どうしても困難や嫌なこともある。
その時に、上記の考えがあればすごくポジティブに乗り越えることができる。
むしろ、困難に感謝すらできるかもしれない。
シンプルに言えば、「ピンチはチャンス」ということなのかもしれませんが、あの文脈や言い回しがあるからこそ、心にすっと入ってきて、力に変えることができると感じました。

また、「人生を生き切る」、「再び同じ人生を選択できるか?」
これを素直にイエスと言えるかどうか、そのように生きているかどうか。
自分の人生は他者が評価するものではなく、自分で評価するものです。
自己肯定感は高い方なので、限りなくイエスに近い返答はできますが、そこまで100%の自信をもてるかどうか・・。
でも、だったら、これからの人生で100%に持っていけばいいじゃないか。
そのように思わせてくれました。
勇気をもらいました。

↓メモ
企業の経営は、社員が未来への夢を抱けるものになっているか。

これに対して、「達成の思想」とは、他の登山家との勝敗にこだわることなく、自分自身のベストを尽くして登り続け、その山の頂に辿り着くことそのものを喜びとする思想です。

本当に優れたプロフェッショナルの仕事のスタイルは、「喜びの奪い合い」ではなく、「喜びの高め合い」であることに気がつきます。

我々が人生を歩むとき、精神のエネルギーを「他者との戦い」に向けるか、「自己との戦い」に向けるかで、その精神の成熟に、大きな違いが生まれてきます。

「意欲とは、欠乏感なり」すなわち、我々が心の中に強い「意欲」を抱くとき、しばしば、その背景には、「満たされない思い」や「欠乏感」があるのです。

しかし、どれほどのものを獲得し、どれほどのことを達成しても、この「欠乏感」は、決して満たされることはない。では、我々は、この「欠乏感」に、どう処するか。

この世に生を享け、かけがえのない命を与えられた。それだけで、自分は、恵まれた存在である。自分は、祝福された存在である。だから、この命を大切に使いたい。そうした思いから生まれてくる「意欲」です。

「仕事を通じて、人間を磨く」

我々が、一生懸命に仕事をするのは、ただ収入や地位や名声のためではない。我々が、一生懸命に仕事をするのは、人間を磨き、成長していくためである。

★我々が、過去を振り返り、自分が一人の人間として大きく成長できたときを思い起こすならば、それは、決して順風満帆の時期ではなかった。それは、必ず、苦労や困難の時期であった。

★あの天を仰いだ一瞬。あの夜も眠れぬ日々。あの苦闘し続けた歳月。それが、我々の心を鍛え、深め、豊かにしてくれた。そして、一人の人間として、成長させてくれた。

それは、「必ず勝利する」という強さではない。それは、「必ず達成する」という強さではない。それは、「必ず成長する」という強さです。

人生において、いかなる敗北がやってこようとも、いかなる挫折を味わおうとも、その敗北と挫折の体験の中から、必ず、何かを摑み、必ず、成長する。その強さです。

人生は、いつ終わるか分からない。その真実があるかぎり、何十年か先の達成は、約束されていないのです。だから、「成長」とは、究極、「一日の成長」に他ならない。

★かけがえの無い一日を生き、その一日、一日を、たしかに成長していくためには、どうすればよいか。一つの心構えを身につけることです。「一日を生き切る」

夢」や「志」を抱き、その実現に向けて力を尽くすとき、一日一日を、生き切ることができるからです。一日一日を、成長していくことができるからです。

★ええ、素晴らしい旅でした。振り返れば、この旅の途上では、様々な苦労や困難に出会いました。失敗や敗北の苦しさも体験しました。挫折や喪失の悲しみも味わいました。しかし、そのおかげで、私は、こうして成長することができました。

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2024年07月16日

Posted by ブクログ

自分なりに生まれてから、その時、その場面で一生懸命生きているつもりではいたが、もう、45才になってしまった。20才を過ぎたあたりからあっという間に感じる。日々の生活に追われ立ち止まる事もなく。

人は皆、最高の人生を歩みたいと思っている。
いやいや、最高の人生とは何?俺は最高の人生を生きているのか?これからでも遅くない。一回立ち止まって考えてみよう。

自分の父親は62才で死んだ。もし俺も62で死ぬならあと17年か。以外と短いな(笑)
本当に最高の人生を送る為に、今一人生の人生を振り返ると共に、考えてみよう。

自分の人生が終わる時に最高の人生だった。また同じ人生をもう一度生きよと言われた時に、然りと答えられるように。

・人間が一生懸命に働くのは競争に駆り立てられたときだけではない。素晴らしい夢を心に抱いたとき、人間は、他から強制されなくとも、自分自身の意志で、一生懸命に働き、自分自身も驚くほどの、大きな力を発揮する。

・企業の経営は、社員が未来への夢を抱けるものになっているか。

・達成の喜びは喜びの奪い合いではなく喜びの高め合い。

・達成の思想は他人の目よりも自分らしさを大切にする思想。

・感謝から生まれてくる意欲を引き出す。

・必ず勝利する、必ず達成するではなく、
「必ず成長する」という考え方。

・一日を生き切るという考え方。あすなろの木。明日は何になろう、その思いを重ねて太陽の光を浴びながら大きく枝を広げ葉を繁らせる。ただ一生懸命に精一杯に成長する為に。

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2024年07月10日

Posted by ブクログ

勝者の思想から達成の思想、そして成長の思想。仕事の報酬も最期は人間としての成長であった。人間としての成長は永遠に達成することができない。最期の時を迎えた時に良い人生だったと思いたい。それが成長し続ける事なのか。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

田坂広志さんの 本は数冊読ませていただいてます。
言葉に思いがこもっている熱い内容だと。
ゼロポイントフィールドについて、今は村松大輔さんの本でさらに理解を深めてます!
お二人ともに、正しく伝えていきたい使命感を感じて良い本、良い方に巡り会えたと、感謝です。
魂の成長を楽しみ、生き切ることを実践できればです。

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2024年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【成功の定義が変わった】
本自体も薄く、ページ数の割には内容がかなり濃かった。グロービスを通じてこの著書のことを知ったが言ってることが薄っぺらくない印象。

成功の思想を
勝者→達成→成長と深化し、最終的な結論が美しいと感じた。ページ数も少ないので自分の判断や人生に迷った時に読む参考資料にしよう。

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2024年03月08日

Posted by ブクログ

今まで読んでなかったエピソードがありました。
短いけど深い内容だと思います。でも少しページが勿体ないのでは

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2024年03月04日

Posted by ブクログ

勝者の思想(競争)→達成の思想(目標)→成長の思想
人生における3つの人生観、哲学分野で奥深い内容のはずだと思うが、著者が簡潔で語って人に共感させるのが凄いと思う。
人間は、他人と比べるのではなく、今日の自分が昨日と比べて成長したか、今、この一瞬、どう生き切るか、この一瞬、どう成長するか、この一瞬、どう輝くかのが人生における一番重要なことである

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

たまたま中学校で職業講和を行いました。何を話そうかなと考えて、
自分が職についた時の話をさせてもらいました。当時の自分は夢とか目標がなく、当時の趣味をバイトでもしながらやろうかなと考えていました。でなんとなく働いて〜みたいな流れで勤め始めました。所謂目標がない状況であったので皆さん、夢や目標を立てましょうと言った内容でした。

本書では勝負から相手との相互関係、個人の成長、1日を生き切る。人によって共感する部分やそうでない部分があるかとは思います。

夢や目標が必要でそれが必ず叶うものではない事は当然だと思いますし、講和でも話しました。
結果だけではなく過程が大事だし、それについて一生懸命取り組めた事が成長だと言うところは誰もが共感出来る所ではないでしょうか。

最後を迎えた時の問いかけがありましたが、自分だったら、シンプルに出来そうにないと思いました。個人はこうだけど、妻はどう感じているだろうか。とか子供はどんな感じとか...
やっぱり他者(家族)が最後は気になっちゃいそう。

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2024年07月17日

Posted by ブクログ

なんとなくわかっているようなことが書いてあるなーと思う部分もありましたが、今の自分には少しこの本を読んで実践していこうと思わせてくれた本でした。この6月は会社もプライベートも最悪なことだらけでなんとなく心ぽっかり状態で生きてても何が楽しいかなーなんて考えてしまうこともありました笑 この本が教えてくれたのは死ぬ前の質問で自分がもう一度同じ人生をやり直したいかと聞かれた時にはいと言えるかどうか?そのためには成功とか目標も大事だけれども自分自身の成長、生き切るを軸にしないと疲れてしまうこと。流石に会社は目標を達成しないとなかなか難しいところは現実ありますが、そこだけじゃない自分が自分を認める自己承認欲求を高めること凄く大事です。毎日自分が生き切ることも時にはしんどくなる気をしなくはないですが、充実と達成感はとてもあるんじゃないかと感じます。私も人生折り返し、今まで出会った人に感謝の気持ちを持ちながらこれから会う人、全ての出来事困難があってもそれは成長のためのもの、生き切る事なんだと思いながらまず今日1日目を過ごしたいと思います。この本のご紹介者に感謝です

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2024年07月08日

Posted by ブクログ

感想
後悔のない人生なんてありえない。だからできるだけの自己満足を追求する。だけど他人の幸福も考えなくてはいけない。他人と繋がること。

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2024年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の一瞬に私もあの人物に「わたしも、おかげさまで、こうして成長することができました。」と言いたいです。

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2024年03月28日

Posted by ブクログ

大変読みやすいです。田坂先生の著書はいつも即買いしています。先生の教えは、私の人生の指針になっています。有り難うございます。

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2024年03月09日

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