花房観音のレビュー一覧
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<目次>
序章
第1章 京都の作家
第2章 出生、結婚
第3章 江戸川乱歩賞
第4章 デビュー、ベストセラー作家へ
第5章 京都組
第6章 戦死、ふたりの男
第7章 京都に女王と呼ばれた作家がいた
あとがき
<内容>
山村美紗。たしかに今は本屋の店頭に彼女の本は並ばず、忘れられているのかもしれない。しかし1990年代前半、彼女の書く本は次から次へと売れたらしい(自分はほとんど読まなかった)。その「京都の女王」の伝記。西村京太郎ととても仲が良かったことも知っていたが、その辺りはややあいまいな描写なのは、本当にプラトニック以上なかったのかが、よくわからない。ただ、ベストセラー作家は -
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花房観音『鬼の家』コスミック文庫。
プロローグに加え、全6話から成る連作怪奇譚集。
禁忌を侵したが故に欲望に絡め取られていく一族の運命と鬼が住み着いた家、官能と怪異の世界が描かれる。
余り怖さは無いが、妖しい雰囲気は味わえる。
親の因果が子に報い……
明治時代。桜子を見初めた吉二郎は二人で結婚生活を送るために京都の千本通に居を構える。千本通は平安時代に鬼が出たと言われる宴の松原という曰く付きの土地だった。
ある日、家の前で行き倒れていた李作と梅の夫婦を桜子が助けたことから物語が動き出す。
李作と梅は心に鬼を抱く夫婦で、吉二郎と桜子の家を乗っ取ろうと近付いたのだ。吉二郎を殺害した李 -
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花房観音『鳥辺野心中』コスミック文庫。
珍しくコスミック文庫からの刊行。来月も1冊刊行されるようだ。
京都の鳥辺野を舞台に男女の恋愛模様が描かれる。既婚の教師と生徒の越えてはいけない一線を越えたがために家族との間に溝を作り、孤立していく愚かで可哀想な男。最近よく耳にするような芸能界のゲス不倫のようで、余り目新しさはない。
ある日、女子中学校教師の樋口は副担任を務めるクラスの女生徒・志水音葉の母親の葬儀に出席する。音葉は母親の死に悲しむ中、樋口に励まされたことで樋口に好意を抱くが、樋口は教師としての立場から必死に気持ちを抑える。
毎日変わりばえのしない独身生活を続ける樋口はパチンコにハマ -
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女性にオススメ
初めてこういった分野に足を
踏み入れてみました。
内容は総じてソフトな印象で
幸いでしたね。ノーマルな志
向の?女性向けの一冊だと思
います。 -
購入済み
大人の恋愛小説
決してそうとは語られないけど、これは「恋」だと思う。
ゆっくりと長い時間をかけて、築きあげたものが全て一瞬で掌からこぼれ落ちてしまう。
時間を置いて、また読み見返したくなる一冊。
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