【感想・ネタバレ】京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男のレビュー

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Posted by ブクログ

この本読むまで山村美沙さんを知らなかった衝撃の事実w
おかんに「山村美沙って知ってる?」って聞いたら「西村京太郎の奥さんやろ?」って返ってくるくらい世間が誤解している事実も衝撃だった。単にタイトルの『京都に~』って冠があったから地元民としては知らんのはあかんやろって手を出したのがきっかけでしたが、無冠の女王としてとんでもない作家さんだとようやく認識することができたのもこの本のおかげであり、花房さんには感謝しかありません。
10代後半から40過ぎまで読書をしなかった期間が長く、また当時からTV嫌いでドラマや日本映画はみなかったのでドラマ化で有名になったとかいうのもまったく知らなかった。江戸川乱歩賞を取った作品や作者はなんだかんだで知っていたものの、無冠であったがゆえに、同世代作家さんの本は読んでいたが、山村美沙はノーマークという。改めてこの本を読むことで興味を持ち、何冊かは読んでみたいと思った。そして、西村京太郎さんの作品については何となく食わず嫌いで読んでいなかったが、これを機会にちょっと読んでみたいと思った。巻末にも書かれているが、この本の最も主人公は山村巍さんで、この人なくして女王は生まれてこなかっただろうと思った。多くの資料や人を頼り、タブーに立ち向かいこの本を書かれた花房さんに拍手喝采だ。
一人の作家さんのノンフクションがこれほどにドラマチックに書かれているのは、十分な読み物として評価したい。

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2023年02月12日

Posted by ブクログ

あまりノンフィクションは読まないけれど、
その部類の本の出版には、タブーがあり、とても困難されたんだなと。たくさん取材されて、でも今後も明かすことができないと書かれている箇所がある。そこには、誰かを傷つけることがないようにとか、色々な配慮があるのかもしれないと感じた。作者の真面目さ優しさにもふれた。
あるひとつの時代の裏面が知れて興味深く、面白く読めました。

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2023年05月29日

Posted by ブクログ

山村美紗さんの本を読んだことはないのですが、テレビドラマの原作になっているのは知っていたし観たこともありました。この本を読んで何か読んでみようかなという気持ちになりました。山村美紗さんにとって不利な評判などもきちんと書かれていて、そこが興味深い部分でもあります。

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2023年01月01日

Posted by ブクログ

<目次>
序章
第1章  京都の作家
第2章  出生、結婚
第3章  江戸川乱歩賞
第4章  デビュー、ベストセラー作家へ
第5章  京都組
第6章  戦死、ふたりの男
第7章  京都に女王と呼ばれた作家がいた
あとがき

<内容>
山村美紗。たしかに今は本屋の店頭に彼女の本は並ばず、忘れられているのかもしれない。しかし1990年代前半、彼女の書く本は次から次へと売れたらしい(自分はほとんど読まなかった)。その「京都の女王」の伝記。西村京太郎ととても仲が良かったことも知っていたが、その辺りはややあいまいな描写なのは、本当にプラトニック以上なかったのかが、よくわからない。ただ、ベストセラー作家は、命をすり減らす職業なのだとよくわかった。

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2022年10月14日

購入済み

内容がなく期待はずれも甚だしい

こんな作品をお金出して買ってしまった自分に腹が立つ。まず、語尾が一定で「〜だった、ーだった」ばかりで読み難い。子供の読書感想文かと思った。この作者の才能が全くわからない。山村美紗に非常に興味があり期待して購入したが、情報量も少なく二度と読まないし、この作者の本は二度と買わないと心に決めた。山村美紗の完全なる太鼓持ち。当人たちに都合の良いことしか書いていない。更に許せないのが、本の半分で小説は終わり、残りは山村美紗の書籍のタイトルをつらつらとあげるだけ。これでよく一冊の本にして出版してお金取ろうと思ったものだ。

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2022年09月30日

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